保険屋 vs 屁理屈 … 2

納得のいかない俺は、早速電話してやりました。
電話口には声の感じからすると５０歳前後のおばさまがでました。
ゆっくり、しゃべる落ち着いた女性の声でした。



以下、保険屋との会話です。

「ipadは携帯式電子事務機器ですのでお支払い出来ません」

「携帯式電子事務機器って言うのは誰の解釈でそう言ってるんですか？」

「私どもの方では、そういう扱いになっております。」

「確かに約款では携帯式電子事務機器は対象外となる旨記載がありましたが、
　でも具体的にipadはダメですなんて約款上書かれてませんよね？」

「ですから、ipadは携帯式電子事務機器です。」

「言いきっちゃってますが、それはお宅の保険屋としての見解ではないんですか？
　一般論としてそういう扱いになってるって事を言っていますか？」

「はい、そうなります。」

「はぁ？本当ですか！？何故そこまで言い切れるのですか？？」

「申し訳ありませんが、今回は私どもの方ではお支払い出来ません。」

「いま約款見てるんですが、例えばですよ？
　携帯・ポケベル等の携帯通信機器と言われたら
　それ、単体で電波を発信して通信が可能となるもの
　と、いう認識は出来ますよね。」

「そうですね」

「だから私の解釈ではまず、ここは当てはまらないと思うのです」

「いいえ、通信が可能な機器は全てダメです。」

「え？基本的に通信が可能なものは対象外なのですか？」

「そうなります。」

「じゃ、DSやPSPのポータブルゲーム機もダメなんですか？」

「そうですね、ダメです。」

「そんなのどこにも書いてないですよね？」

「それでもダメなのです。」

「はい？だからそれはどこにも書いてないじゃないですか！？」

「弊社ではそういう風に決まっております。」

「どこにも書いてないじゃないですか！？」

「では今後は書くようにしたいと思います。」

「いやいや…今は書いてないですよね？」

「そうですね。」

「これから記載するじゃなく、今の状態での話をしてるんですが…」

「ですので、申し訳ございませんが弊社ではお支払い出来ません。」

「じゃぁ、質問を変えますが、
　デジタルカメラやビデオに関しては保障対象内な訳ですよね？」

「そうですね。」

「今回の俺の利用シーンを想像してみてもらうと分かると思うのですが、
　ゴルフ場にipad持って行って、ビデオや写真撮影以外に使い道あると思います？」

「使い方の問題ではなく、機能の問題なのです。」

「だからぁ…だったら、携帯電話などの通信をする機能を持つ携帯通信機器とか
　その具体的に挙げてるもののどこの機能をって所の記載がないとおかしいでしょ？
　なんか説明に全然納得行かないので、
　もっと納得行く説明を頂いてよろしいですか？」

「分かりました。ではいまいちど一度調べて、また連絡します。」



ここで一旦電話を切ったんだけど、
納得行かないからAppleストアに電話しましたよ。




続く