以前私はウールを当たり前のように着ていました。
しかし、生産性の悪くなった羊たちがどのような最期を送るのかを知った時、ウール製品を買うことを止めました。
○オーストラリアのメリノ種
オーストラリアの羊で最も一般的なメリノ種という羊は、より多くのウールを採取するために、不自然に皮膚を拡張させ、しわしわにしたものです。
そのため皮膚のしわに水分や尿が吸い込まれ、ハエが卵を産み、ふ化したウジ虫が羊を侵食していきます。こうしたウジ虫の侵食を防ぐために行われるのが「ミュールジング」という、今、大変な批判を受けている作業過程です。
「ミュールジングは」羊の前足と後ろ足を金属の棒の間に差し込み固定し、棒にぶら下がったような状態にします。そして、羊のしっぽと肛門の周りの皮膚を、ナイフか鋏の様な刃物で、切り取っていきます。これは麻酔は一切なく、血も流れ出ています。羊たちも痛さでしょう、体をよじっていました。
○生産性の落ちた羊たち
羊たちは毛を刈り取られる時以外は、のんびりと暮らし、のどかな牧場で生涯を終えるのではありません。
ウールの生産性が悪くなった羊たちは、利用価値がなくなり、肉になるため、海外の場へ生きたまま輸送されます。
オーストラリアでは、毎年650万匹の羊が中東や北アフリカへ、イギリスでも毎年80万匹がイタリアやギリシャへ、生きたまま過酷な状況で輸送されていきます。
○オーストラリアから中東までの輸送
オーストラリアとニュージーランドの羊は主に中東へ輸送されます。船で何週間も何か月もかけて、餌も水もほとんどもらうことができず、30度を超える過酷な天候の中、ぎゅうぎゅう詰めにされ運ばれるのです。
約1割は船の中で死亡します。病気の羊はまだ生きていても手当されることなく海へ投げ捨てられることもあります。
○イギリスからの輸送
イギリスやフランスから輸送される羊たちは、トラックでの陸路と船での輸送と、やはりぎゅうぎゅう詰めのまま40時間~70時間もの輸送に耐えなければなりません。途中飲み水や食べ物は与えられず、過酷な暑さにあえぎ、トラックの窓から顔を出し、苦しそうに息をしている羊もいます。そして衰弱して倒れている羊たち、死亡している羊たちが折り重なるように床に広がっています。
○輸送中の扱い
輸送中の扱いはとてもひどく、移動させる為に、羊たちは棒で殴られ、特に弱って動けないような羊は、蹴り飛ばされ、足を持って引きずられたり、高い場所から投げ落とされたりしています。
○
そして場についた羊たちは、気絶させられることなく、いきなりのどや首をナイフでかき切られます。そして血が流れて死ぬまで、苦しみながら死んでいきます。
また、別の場では一旦電気ショックで気絶させられますが、逆さ吊りにさせられる途中、ほとんどが意識を取り戻した状態で、首をナイフで切られています。
このような扱い方については輸送業者や、場の業者の問題かも知れませんが、あまりにも酷いと思います。生産性の落ちた羊が殺されるのであれば、私自身はウールを身に着けたくないと思いました。
※こちらは海に落ちた羊が救助されたという、少し安心する記事です。
http://ameblo.jp/vegblog/entry-11319606752.html
※羊の輸送の動画です。
6分24秒までは、羊たちの輸送の様子です。
6分25秒からの場面が出てきますので、苦手な方はご注意ください。
しかし、生産性の悪くなった羊たちがどのような最期を送るのかを知った時、ウール製品を買うことを止めました。
○オーストラリアのメリノ種
オーストラリアの羊で最も一般的なメリノ種という羊は、より多くのウールを採取するために、不自然に皮膚を拡張させ、しわしわにしたものです。
そのため皮膚のしわに水分や尿が吸い込まれ、ハエが卵を産み、ふ化したウジ虫が羊を侵食していきます。こうしたウジ虫の侵食を防ぐために行われるのが「ミュールジング」という、今、大変な批判を受けている作業過程です。
「ミュールジングは」羊の前足と後ろ足を金属の棒の間に差し込み固定し、棒にぶら下がったような状態にします。そして、羊のしっぽと肛門の周りの皮膚を、ナイフか鋏の様な刃物で、切り取っていきます。これは麻酔は一切なく、血も流れ出ています。羊たちも痛さでしょう、体をよじっていました。
○生産性の落ちた羊たち
羊たちは毛を刈り取られる時以外は、のんびりと暮らし、のどかな牧場で生涯を終えるのではありません。
ウールの生産性が悪くなった羊たちは、利用価値がなくなり、肉になるため、海外の場へ生きたまま輸送されます。
オーストラリアでは、毎年650万匹の羊が中東や北アフリカへ、イギリスでも毎年80万匹がイタリアやギリシャへ、生きたまま過酷な状況で輸送されていきます。
○オーストラリアから中東までの輸送
オーストラリアとニュージーランドの羊は主に中東へ輸送されます。船で何週間も何か月もかけて、餌も水もほとんどもらうことができず、30度を超える過酷な天候の中、ぎゅうぎゅう詰めにされ運ばれるのです。
約1割は船の中で死亡します。病気の羊はまだ生きていても手当されることなく海へ投げ捨てられることもあります。
○イギリスからの輸送
イギリスやフランスから輸送される羊たちは、トラックでの陸路と船での輸送と、やはりぎゅうぎゅう詰めのまま40時間~70時間もの輸送に耐えなければなりません。途中飲み水や食べ物は与えられず、過酷な暑さにあえぎ、トラックの窓から顔を出し、苦しそうに息をしている羊もいます。そして衰弱して倒れている羊たち、死亡している羊たちが折り重なるように床に広がっています。
○輸送中の扱い
輸送中の扱いはとてもひどく、移動させる為に、羊たちは棒で殴られ、特に弱って動けないような羊は、蹴り飛ばされ、足を持って引きずられたり、高い場所から投げ落とされたりしています。
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そして場についた羊たちは、気絶させられることなく、いきなりのどや首をナイフでかき切られます。そして血が流れて死ぬまで、苦しみながら死んでいきます。
また、別の場では一旦電気ショックで気絶させられますが、逆さ吊りにさせられる途中、ほとんどが意識を取り戻した状態で、首をナイフで切られています。
このような扱い方については輸送業者や、場の業者の問題かも知れませんが、あまりにも酷いと思います。生産性の落ちた羊が殺されるのであれば、私自身はウールを身に着けたくないと思いました。
※こちらは海に落ちた羊が救助されたという、少し安心する記事です。
http://ameblo.jp/vegblog/entry-11319606752.html
※羊の輸送の動画です。
6分24秒までは、羊たちの輸送の様子です。
6分25秒からの場面が出てきますので、苦手な方はご注意ください。