丼季報亭「8万時間の休息」

旅の記録や季節の便りそれに日々の思いを軽いトーンで綴ってみました。

600.「小寒」末侯 雉始雊 慣用句「けんもほろろ」はここから

2023-01-15 06:11:05 | 季節の便り
二十四節気の23番「小寒」・第六十九候 末侯 1月15日〜1月19日頃

雉始雊 (きじはじめてなく)


雉が鳴き始める頃。雄が雌への求愛のしるしとして「ケーンケーン」と甲高い声で鳴きます。

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(写真は Weather Newsより)


キジの雄が「ケーン」と鳴いた後、羽を羽ばたいて大きな音を出すことを「母衣(ほろ)うち」というそうです。

色鮮やかなオスが、この求愛行動で懸命にアピールをしても、メスはなかなか応じず、素っ気ない様子から、「けんもほろろ」という慣用句が生まれたのだとか。

雄叫びや激しい羽ばたきはオス同士の縄張り宣言でもありますので、ここにいるぞ、と自分の存在を敵に知らせるためでもあり、狩猟においては、それが仇になって、しばしば居場所を知られ命を落とすことに。

そこから「雉も鳴かずば撃たれまい」ということわざが生まれ、「不要なおしゃべりは災いを招く」という意味合いで使われています。

また「頭隠して尻隠さず」も、危険を感じたキジが草むらに隠れても長い尻尾が出ていることからできたことわざです。

キジをみたことがない人でも、「いやあ、けんもほろろに断られたよ」「雉も鳴かずば撃たれまい」「頭隠して尻隠さず」などそれぞれ 知らず知らずに使っていたり、言葉とは面白いものです。

ついでながら雉は足の裏で震動を敏感に察知することができ、数秒早く地震を知らせることができるのだとか。

(この項 出典:暦生活などより https://www.543life.com/seasons24/post20210116.html )



今日も雨が降ることがあるので、外出時は折りたたみ傘をお持ちください。
昼間もあまり気温が上がらず、この時期らしい寒さです。寒さ対策も忘れずに。

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