時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

真夏の東京マニアック旅-01~「君の名は。」カフェバス まさかの乗客1名!貸切ツアー!!

2017-08-24 00:17:16 | 関東/日本
 うだるような蒸し暑さの中、期間限定で走り始めた、「君の名は。」カフェバスに乗って、真夏の東京を涼やかに、車上から眺めてみました。

 映画「君の名は。」が封切られて約1年、ようやく映画館での上映も一段落し、ディスク等も発売の運びとなり、家庭でも存分に作品を楽しめるようになりました。
 そんな中、「君の名は。」のラッピングを施したカフェバスで、作中の舞台となった東京の聖地を駆け巡るツアーの情報を聞きつけ、早速予約!
 お盆休みの時期に、使用で東京へ赴いた機会に、このツアーを体験してきました。

 ツアーは、都内をバスで巡る、所要時間1時間半程のコース。
 1日4便あったツアーのうち、17時30分出発の最終便に乗車して、冷房のよく効いた快適なカフェバスで、優雅?な聖地巡礼ツアーのスタートです!

 <君の名は。カフェバス in 東京>
 <映画『君の名は。』公式サイト>

 この記事の画像クリックで、別ウィンドウが開きます。

※ この記事には、ネタバレの記述も含まれておりますので、ご注意ください。

※ この記事では、比較・検証の目的のため、作品の一部画像を引用しています。
  引用した画像を含む作品の著作権は全て、「君の名は。」製作委員会に帰属します。



_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


 「東京駅」とは名ばかりの、京葉線乗り場にほど近い、丸ノ内鍛治橋駐車場が、今回の「君の名は。」カフェバスで巡るツアーの出発地。
 出発時刻である、17時30分の15分程前に、かな~り目立つ「君の名は。」のラッピングを纏った、2階建てのカフェバスが、駐車場に到着しました!

 東京都日本各地とを結ぶ、夜行バス路線のターミナルにもなっている、この丸ノ内鍛治橋駐車場。
 待合室やトイレといった施設も備わっていますが、17時過ぎの時間帯は、閑散としています。
 私の他に、「君の名は。」カフェバスのツアーに参加するらしき人の姿も、見当たりません。

 出発10分前の17時20分頃、乗車するためにバスの乗降口へと赴いてみると…ガイドさんが手にしていた乗客名簿に記載されていたのは、私の名前だけ…。
 …カフェバスを私1人が借り切っての、ツアーと相成りました!!!

 私1人だけの乗客に対して、ガイドさん2名と運転士さん1名の、3名の乗務員という、申し訳ない程の贅沢ツアーが、図らずも実現してしまったのでした(^^;)



 乗降口を入ってすぐ正面に飾り付けられていたのは、もちろん、「君の名は。」のキービジュアル♪
 彗星の部分には、点灯するLEDが施されていました。

 ガイドさん曰く、普段は点灯していないとか。
 ちゃんと、割れた方にも、光点が流れていきます^^
 乗車の瞬間から、気分を盛り上げてくれます!


 

 ステップを上って、2階の客席へ。
 客席は、正に「移動するカフェ」ですね。

 客席には、瀧と三葉がいっぱい!
 私に充てられた座席のすぐ背後では、瀧がニッコリw

 天井はシースルーで、ワイドな展望を楽しむことができそうです♪



 こんな所にも、作中のカットがズラリと並びます。
 「君の名は。」の世界にドップリと浸れる、素敵な演出が至る所に溢れていた、「君の名は。」カフェバスなのでした。

 車内に流れていたBGMも、もちろん「君の名は。」のサウンドトラック♪
 劇場で味わった感動を思い出しながら、出発を待ちます。



 右側最前部の座席へと、案内されました。
 前方の見晴らしも、バッチリです!

 画像左端に見えている席は、ガイドさんの席。
 ここで、ガイドさんが色々と案内等をしてくれます。
 乗務した2名のガイドさんは、1名が2階で乗客の案内等を担当、もう1名が1回に詰めている配置のようでした。

 これから2時間、ガイドさんを目の前に、1対1で相対…緊張します~www



 テーブル席には、軽食とスイーツが1品ずつ、用意されていました。

 軽食は、卵コロッケサンド。
 三葉が瀧と入れ替わって初めて登校した瀧の高校の屋上で、弁当を忘れた三葉(in 瀧)のために、司と高木が即席で作ってくれた、卵コロッケサンドですね。
 「司と高木からもらったタマゴサンドとコロッケで作るコロッケパン」という、長い名が付けられていましたw



 スイーツは、パンケーキ。
 これも、作中では、瀧に入れ替わった三葉が、ここぞとばかりに、お洒落カフェでのスイーツ三昧を暴走させて、パクついていましたね!
 嬉しそうに、スマフォで撮影しながらw

 そんなパンケーキをイメージしたであろう、このパンケーキ。
 「瀧と入れ替わった三葉も思わず写真を撮りたくなったパンケーキ」と、これまた長い名前がw

 ツアーに先立つ別用で、色々と歩き回ったりもしていた(昼抜き;)ので、この卵コロッケサンドとパンケーキは、小腹を満たすのにも程良い分量で、美味しく平らげました^^



 「君の名は。」カフェバスの、ルート案内。
 座席に、備え付けられてありました。

 このツアーは、カフェバスの車窓を流れる、「君の名は。」に出てくる東京のスポットを眺めるのが、コンセプト。
 スポットで下車しての観光は、行ないません。

 動く車両の車内から、東京の風景をゆっくり眺めるという体験も、正直、初めてに近い体験でした。
 思えば、普段は都バス等の路線バスやタクシーを、これまでほとんど利用する機会もなかったので、「道路から眺める東京の風景」をジックリ堪能しようと、気合を入れますw

 東京都心を巡る、お上りさんコースにもなりそう(実際「お上りさん」な私でしたw)、等と考えを巡らせているうち、カフェバスはいよいよ動き始めました!



 丸ノ内鍛治橋駐車場を出発したカフェバスは、明治神宮外苑から新宿方面へと向かうべく、西へと進路をとって、走行します。

 流石に、2階席からの走行風景は、期待どおりの見晴らしの良さ!
 空や高層ビル群を仰ぎ見る、天井からの開放感ある眺めも最高です。

 目立つラッピングのためか、交差点で停車のたび、歩道から好奇の視線が注がれますw
 客室に座っていた乗客は私1人であったので、初めのうちは、少し気恥ずかしかったです(すぐに、どうということはなくなりましたがw)



 軽食、スイーツと一緒に、アイスラテも供されます♪
 「お前は誰だ?」という、直接的なネーミングw
 そうそう、「君の名は。」のシーンがプリントされたコースターを、1ついただけます^^

 パンケーキもそうでしたが、いざいただく段になると、どうしても綺麗なセッティングを崩してしまわざるを得ず、もったいない気分に;

 その他、適宜冷たい水もいただくことができ、至れり尽くせりのゴージャス気分も味わいながら、車窓風景に見入ります。



 車内には、このような撮影用の小道具も、豊富に取り揃えられていましたw

 出発後は、車窓風景優先で、かまけていられなくなりそうに思い、出発前の丸ノ内鍛治橋駐車場で停車中の間に、撮影。

 その他、「君の名は。」カフェバスのロゴを模った円盤もあり、希望すれば、ガイドさんに記念撮影をしてもらえます。
 せっかくの機会であったので、私も1枚写してもらいました(非公開w)。



 カフェバスは、丸ノ内鍛治橋駐車場を出発後、内堀通りから桜田門、三宅坂へと進んで青山通りへと入り、赤坂見附の交差点へと至ります。
 この後、青山通りをそのまま直進して、明治神宮外苑へと向かいます。

 首都高速道路の高架の下には、外堀通りがあり、その外堀側の歩道を、就活中の瀧と奥寺先輩が歩いていましたね。
 やはり、その2人が渡っていた弁慶橋は、画像右端すぐ外側の辺りにあります。

 道中は、とてもゆっくりとしたスピードで走行しています。
 おかげで、車窓を流れる東京の風景も、ゆったりと余裕をもって眺めることができました。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

  

 その、赤坂見附交差点のすぐ北側に架かる、弁慶橋から赤坂見附交差点を眺めている画像。
 過去記事に載せた、画像です。

 正面手前の高架が首都高速道路で、その奥に見えている別の高架が、カフェバスが走行していた青山通りです。
 青山通りも、交差点を高架で跨いでいたのですね。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


 青山一丁目交差点を過ぎ、明治神宮外苑のいちょう並木の通りに進入して、カフェバスは一旦停止。
 ここで、ガイドさんが天井をオープンにしました!
 天井のルーフの開閉は手動で、ガイドさんがルーフを後方へとスライドさせていきました;

 夕刻の空の寂寥感と、オープンエアとなった解放感とがミックスされた、なんとも不思議な感覚を覚えます。
 黄昏時(カタワレ時)へと向かう、この時間帯でのみ体感することのできる感覚…「逢魔が時」の魔力でしょうか。
 この時間帯のツアーを選んで、正解でしたね。

 あと、雲は多かったものの、晴れていて本当に良かった!!



 キャビンがオープンエアとなったところで、再び出発。
 いちょう並木の通りを、ゆっくりと走ります。

 やがて、軟式野球場を挟んで、絵画館を正面に望む交差点へ到達。
 視点の位置が高いので、交差点から少々離れている絵画館への眺望も、抜群でした。


  

 交差点を、左折します。

 瀧が、司と高木と3人で下校中に、この横断歩道を渡っているシーンを、脳内再生w
 三葉との入れ替わりが起きなくなって以降、愁いを帯びてどこか寂し気に遠くを見遣る瀧の表情が、とても印象に残っています。

 また、この場所は、瀧と入れ替わった三葉も、この2人の瀧の親友と下校するシーンで、登場していましたね。

 この横断歩道とは反対の方向へと左折していくアングルでは、絵画館と横断歩道とを一緒に撮影することは、中々大変でした(^^;)
 私のコンデジでは、画像右端に辛うじて、歩行者信号と横断歩道とを写すのが、精一杯;;
 歩行者信号の後ろにある、ビアガーデンの看板も、まんまですねw

 以後、東京の「君の名は。」所縁のスポットが集中しているエリアへと、進んでいきます。


 

 明治神宮外苑を出て、外苑東通りを北へ進むとすぐに、信濃町駅前の歩道橋をくぐります。

 この歩道橋、三葉(in 瀧)と奥寺先輩と談笑しながら渡っていたり、大失敗であった瀧の初デート(with 奥寺先輩)やその5年後の瀧の就活中に再会した真のラスト等、作中頻繁に登場していましたね。
 信濃町駅の近くにある、四谷須賀神社の階段(ラストシーン)と並ぶ、「君の名は。」の聖地の双璧ともいえるのではないでしょうかw

 この歩道橋上の同じ場所で、瀧と三葉がそれぞれ時を違えながらも、繋がらない互いの電話番号に電話を掛けている場面も、夕暮れ時の美しい背景と共に、印象的なシーンでした。


  

 歩道橋をくぐると、すぐに信濃町駅前交差点となり、JR中央線を跨ぐ跨線橋となります。

 その跨線橋から、代々木方向となる西の風景を、車中から眺めます。
 過去記事の画像(下段の画像)のように撮影できるはずであったのが…反対側のテーブル備え付けの団扇が思わぬ障害となり、結構肝心な部分が隠れてしまいました(爆)

 それでも、車内からこの眺めを目にした途端に、ラストのクライマックスへと至るシーンが、脳裏に蘇ってきました^^



 外苑東通りと、新宿通りとが交差する、四谷三丁目の交差点にて。
 信号機も間近から見ると、思っていた以上に重量感があって、巨大であったことが分かりました!

 カフェバスは、この交差点から新宿通りへと入り、西の新宿方面へと進んでいきます。


  

 四谷四丁目交差点から、西の眺め。
 この風景もまた、ラストのクライマックス直前、瀧と三葉が、初めての出逢いなのに、互いが「探していた誰か」であったことを分かって、それぞれの姿を求めて、東京の街を駆け回っていた場面で登場していました。

 ここでは、カフェバス2階のキャビンの高さが災いして、少々高めからのアングルとなってしまいました;
 また、ドコモタワーも、この場所からだと、フロントウィンドウの視界よりも高さがあって、残念ながら、思い描いていたイメージどおりには撮影できず…。
 例によって、過去記事掲載の画像で、補完します(下段の画像)。

 四谷四丁目交差点で、カフェバスは入ったばかりの新宿通りと別れを告げて、外苑西通りを北へと走ります。



 外苑西通りから転進した靖国通りを西進、いよいよ新宿駅周辺のエリアへと到達です!
 歩道を行き交う人波や、通りを走る車も、いつしか激増しています。

 画像正面奥に、「新宿大ガード」が見えています(電車が走行しています)。
 通りの両側に林立しているビルというビルに、突き出し看板がびっしりと付いている眺めも、新宿らしい街の風景ですね。

 新宿エリアもまた、作中印象深い場面の舞台となった、名シーンの宝庫!
 その核心部へと、カフェバスは進んでいきます。

 <真夏の東京マニアック旅-02>>



最新の画像もっと見る

コメントを投稿