
コルナート島にある、ヴルリェ(Vrulje)の港へと到着した後、コルナティ諸島を一望できるという小山に登りました。
入江を挟んで、ヴルリェの集落の向かいになだらかな稜線を広げる小山は、岩の地肌一面に茂る草に覆われていて見通しも良く、迷うことなく頂上との間を往復することができました。
頂上に登るとそこには、頭の中で思い描いていた想像を遥かに凌駕する、凄まじいまでの絶景が私を待っていてくれました!!
<コルナティ関連リンク>
コルナティ国立公園(Nacionalni park Kornati)
コルナティの地図
コルナティの地図(コルナティ諸島、Kornatsko otočje)
______________________________________________

ヴルリェの港から眺めた、目指す小山。
ランチ(獲れたての魚を密かに超期待(^^;)ができるまでの間に、「あそこへ登ってきたら?15分位で登れるよ♪」と、操舵手兼ガイドのトミスラヴ・チャリッチ(Tomislav Čarić)氏(クルーザーとサリで宿泊しているアパルトマンのオーナーでもあります)が勧めてくれました。
登山道のような道はありませんが、一直線に山肌を駆け上がる石垣沿いに登ればよいとのことで、レッツチャレンジ!

山裾がヴルリェ入り江(Uvala Vrulja)に接している際まで来ました。
ここでも、海の底がクッキリと見えているという、透明度の高さです!

入り江を過ぎると、いよいよ上りの勾配が始まります。
集落からはなだらかに見えた斜面は、実際に立ってみると意外に急な坂となって、目の前に現われました。
運動不足の身には、少々キツそうな勾配です;;
石垣に沿って、獣道のような踏み跡が、頂上に向かって続いていました。
今までに、多くの人や動物が、ここを上り下りしてきたことを窺わせます。

頂上附近に到達して、背後を振り返ると…!!!
言葉や写真では、到底その素晴らしさを余すところ無く表現することなど、到底できそうにもないと思える程の、初めて目にする絶景のパノラマが眼下に広がっていました!
…どこまでも紺碧なアドリア海(Jadransko more)と、草色の薄衣を纏ったコルナティ諸島の白い岩の島々との、鮮烈なコントラストに絶句し、唯々眺めるの他ありませんでした…!!
右側に延々と続いているのがコルナート島で、そのはるか後方には、ドゥギ島が黒い島影となって見えています。
正面左側の白い島は、レヴルナカ島です。

石垣は頂上附近で、頂上を迂回するように山肌を回り込んで、南の方向へと続いていきます。
ちょうど石垣越しにアドリア海を眺める構図となり、その白と碧との鮮やかなコントラストは、「素晴らしい!!」の一言に尽きます。
正面に広がる紺碧のアドリア海には、ヴルリェへ至るまでにその近くを航行してきた、たくさんの島々が小石を散らしたかのように、特徴のある丸みを帯びた姿で浮かんでいます。
撮影場所から見えている主な島々は、次のとおりです(リンク先の"A"附近が撮影場所)。
なお、小さかったり重なり合っていたり遠くにあったりすること等により、判別し難い島については除外してあります。
リンク先の画像と照らし合わせて、類推してみてください。
コルナート島(Kornat、撮影場所(リンク先の "A" 附近)を含む手前部分と右端部分)
レヴルナカ島(Levrnaka、リンク先の "B")
ボロヴニク島(Borovnik、リンク先の "C")
バルン島(Balun、リンク先の "D")
マナ島(Mana、リンク先の "E")
プレシュチナ島(Plešćina、リンク先の "F")
ビサガ島(Bisaga、リンク先の "G")
ゴリッチ島(Golić、リンク先の "H")
ドゥギ島(Dugi otok、右端部分でコルナート島の上に重なって見える黒い部分でリンク先の "I")

コルナート島とレヴルナカ島との間から、1隻の船が、こちらへとやって来ました。
鮮やかな白い航跡を、碧い海に盛大に刻んでいます!

チャリッチ氏の言うとおり、ヴルリェから15分程で辿り着いた、地図上では名も無き小山の頂上(海抜89m)には、大きなケルンが積まれていました。
私の背丈(約161cm)よりも高かったです…(TT)
石積みケルンの右にあった標識の "Ante" は人の名前でしょうか?
"Ante" の前にある "Mc" の訳が、Google翻訳にかけても分かりませんでした;
標識の右に "U sećanje na Jerat Ante" とあり、Google翻訳にかけると、英語で "In memory of Anthony Jerat"、日本語で「アンソニー Jerat のメモリに」と出ました。。。

この頂上から南方を眺めた沖合も、アドリア海の外海に面した島々が、整列しているかのように、並び連なっています。
右から、アラポヴァツ島(Arapovac)、大ラシップ島(Rašip Veli)、ピシュケラ島(Piškera)と続き、更に南東方向に多くの島々が続いています。
別の島というのが判別できませんが、大ラシップ島のすぐ手前にラシピッチ島(Rašipić)というとても小さな島があります。
その名のとおり、まさに大ラシップ島の子供のような島です。
私が立っている小山のあるコルナート島側で、足許に見える、海に突き出た小さな半島の先端は、ピヴチェナ岬(Rt Pivčena)。
1艘のヨットが佇み、紺碧の海水をたたえたアドリア海に白い光が反射している様子は、風景画を見ているようで、とても幻想的な光景でした^^

先程こちらへやって来ていたボートが、目の前の麓の海面を、一路南東へと疾走していきました。
白い航跡がより鮮やかに尾を引いて、その波紋を碧い海に広げていく様子がとても美しく、動画を撮っていなかったのが悔やまれます(-_-;)
右の島はマナ島、中央手前の島はマスリニャク島(Maslinjak)、その左後方の島は小ラシップ島(Rašip Mali)です。

コルナティ国立公園の素晴らしい眺望をひとしきり堪能し、いつまでも眺めていたい気持ちと葛藤しながら;、頂上を後に下山します。
今度は、石垣の先にヴルリェの集落が、こぢんまりと入り江の奥に佇む様子を一望できます。
紺碧の入り江が、水気に乏しい荒野の風景に、生気を注ぎ込んでいるようです。

ヴルリェの港まで下りてきました。
下りは登りよりも5分程短い、約10分の所要でした。
ボートが空間に「浮いて」いる風にも見えてしまう位に、あまりにも透明な海水です!!

クルーザーも休憩中です。
先程登ってきた小山は、ぽつぽつと生えている立木と石垣とが、いいアクセントになっていて、入り江越しに眺めると、本当に絵になりますね!

紺碧の海面に日光が反射して、宝石のようにキラキラと小さな点が一面に輝いていたのですが、ブログへのアップ用に画像解像度を下げたら、ほとんど目立たなくなってしまいましたorz
レベル補正とコントラストで周囲をかなり暗くして、ようやくわずかながら光点が浮き出てきました;

ヴルリェの港の桟橋から望んだ入り江の出口方向。
出口正面にビサガ島を望み、コルナート島との間を、澄んだ碧い海水が穏やかに満たしています。
この碧い海原も、こうして海面の高さからの眺めと高所からの眺めとでは、その趣の異なることが、今回非常に良く分かりました。
そのいずれもが忘れ難い風景の記憶として、脳裏にシッカリと刻み込まれました!
全行程40分、往復にかかった所要が25分で、頂上滞在は15分程でしたが、1時間位は頂上にいたのではないか…と思える程、強い印象を受けた風景を目の当たりにすることができた、大変充実した価値ある15分間でした!!
もう間もなく、港に面したレストランでのランチタイムとなります♪
入江を挟んで、ヴルリェの集落の向かいになだらかな稜線を広げる小山は、岩の地肌一面に茂る草に覆われていて見通しも良く、迷うことなく頂上との間を往復することができました。
頂上に登るとそこには、頭の中で思い描いていた想像を遥かに凌駕する、凄まじいまでの絶景が私を待っていてくれました!!
<コルナティ関連リンク>
コルナティ国立公園(Nacionalni park Kornati)
コルナティの地図
コルナティの地図(コルナティ諸島、Kornatsko otočje)
______________________________________________

ヴルリェの港から眺めた、目指す小山。
ランチ(獲れたての魚を密かに超期待(^^;)ができるまでの間に、「あそこへ登ってきたら?15分位で登れるよ♪」と、操舵手兼ガイドのトミスラヴ・チャリッチ(Tomislav Čarić)氏(クルーザーとサリで宿泊しているアパルトマンのオーナーでもあります)が勧めてくれました。
登山道のような道はありませんが、一直線に山肌を駆け上がる石垣沿いに登ればよいとのことで、レッツチャレンジ!

山裾がヴルリェ入り江(Uvala Vrulja)に接している際まで来ました。
ここでも、海の底がクッキリと見えているという、透明度の高さです!

入り江を過ぎると、いよいよ上りの勾配が始まります。
集落からはなだらかに見えた斜面は、実際に立ってみると意外に急な坂となって、目の前に現われました。
運動不足の身には、少々キツそうな勾配です;;
石垣に沿って、獣道のような踏み跡が、頂上に向かって続いていました。
今までに、多くの人や動物が、ここを上り下りしてきたことを窺わせます。

頂上附近に到達して、背後を振り返ると…!!!
言葉や写真では、到底その素晴らしさを余すところ無く表現することなど、到底できそうにもないと思える程の、初めて目にする絶景のパノラマが眼下に広がっていました!
…どこまでも紺碧なアドリア海(Jadransko more)と、草色の薄衣を纏ったコルナティ諸島の白い岩の島々との、鮮烈なコントラストに絶句し、唯々眺めるの他ありませんでした…!!
右側に延々と続いているのがコルナート島で、そのはるか後方には、ドゥギ島が黒い島影となって見えています。
正面左側の白い島は、レヴルナカ島です。

石垣は頂上附近で、頂上を迂回するように山肌を回り込んで、南の方向へと続いていきます。
ちょうど石垣越しにアドリア海を眺める構図となり、その白と碧との鮮やかなコントラストは、「素晴らしい!!」の一言に尽きます。
正面に広がる紺碧のアドリア海には、ヴルリェへ至るまでにその近くを航行してきた、たくさんの島々が小石を散らしたかのように、特徴のある丸みを帯びた姿で浮かんでいます。
撮影場所から見えている主な島々は、次のとおりです(リンク先の"A"附近が撮影場所)。
なお、小さかったり重なり合っていたり遠くにあったりすること等により、判別し難い島については除外してあります。
リンク先の画像と照らし合わせて、類推してみてください。
コルナート島(Kornat、撮影場所(リンク先の "A" 附近)を含む手前部分と右端部分)
レヴルナカ島(Levrnaka、リンク先の "B")
ボロヴニク島(Borovnik、リンク先の "C")
バルン島(Balun、リンク先の "D")
マナ島(Mana、リンク先の "E")
プレシュチナ島(Plešćina、リンク先の "F")
ビサガ島(Bisaga、リンク先の "G")
ゴリッチ島(Golić、リンク先の "H")
ドゥギ島(Dugi otok、右端部分でコルナート島の上に重なって見える黒い部分でリンク先の "I")

コルナート島とレヴルナカ島との間から、1隻の船が、こちらへとやって来ました。
鮮やかな白い航跡を、碧い海に盛大に刻んでいます!

チャリッチ氏の言うとおり、ヴルリェから15分程で辿り着いた、地図上では名も無き小山の頂上(海抜89m)には、大きなケルンが積まれていました。
私の背丈(約161cm)よりも高かったです…(TT)
石積みケルンの右にあった標識の "Ante" は人の名前でしょうか?
"Ante" の前にある "Mc" の訳が、Google翻訳にかけても分かりませんでした;
標識の右に "U sećanje na Jerat Ante" とあり、Google翻訳にかけると、英語で "In memory of Anthony Jerat"、日本語で「アンソニー Jerat のメモリに」と出ました。。。

この頂上から南方を眺めた沖合も、アドリア海の外海に面した島々が、整列しているかのように、並び連なっています。
右から、アラポヴァツ島(Arapovac)、大ラシップ島(Rašip Veli)、ピシュケラ島(Piškera)と続き、更に南東方向に多くの島々が続いています。
別の島というのが判別できませんが、大ラシップ島のすぐ手前にラシピッチ島(Rašipić)というとても小さな島があります。
その名のとおり、まさに大ラシップ島の子供のような島です。
私が立っている小山のあるコルナート島側で、足許に見える、海に突き出た小さな半島の先端は、ピヴチェナ岬(Rt Pivčena)。
1艘のヨットが佇み、紺碧の海水をたたえたアドリア海に白い光が反射している様子は、風景画を見ているようで、とても幻想的な光景でした^^

先程こちらへやって来ていたボートが、目の前の麓の海面を、一路南東へと疾走していきました。
白い航跡がより鮮やかに尾を引いて、その波紋を碧い海に広げていく様子がとても美しく、動画を撮っていなかったのが悔やまれます(-_-;)
右の島はマナ島、中央手前の島はマスリニャク島(Maslinjak)、その左後方の島は小ラシップ島(Rašip Mali)です。

コルナティ国立公園の素晴らしい眺望をひとしきり堪能し、いつまでも眺めていたい気持ちと葛藤しながら;、頂上を後に下山します。
今度は、石垣の先にヴルリェの集落が、こぢんまりと入り江の奥に佇む様子を一望できます。
紺碧の入り江が、水気に乏しい荒野の風景に、生気を注ぎ込んでいるようです。

ヴルリェの港まで下りてきました。
下りは登りよりも5分程短い、約10分の所要でした。
ボートが空間に「浮いて」いる風にも見えてしまう位に、あまりにも透明な海水です!!

クルーザーも休憩中です。
先程登ってきた小山は、ぽつぽつと生えている立木と石垣とが、いいアクセントになっていて、入り江越しに眺めると、本当に絵になりますね!

紺碧の海面に日光が反射して、宝石のようにキラキラと小さな点が一面に輝いていたのですが、ブログへのアップ用に画像解像度を下げたら、ほとんど目立たなくなってしまいましたorz
レベル補正とコントラストで周囲をかなり暗くして、ようやくわずかながら光点が浮き出てきました;

ヴルリェの港の桟橋から望んだ入り江の出口方向。
出口正面にビサガ島を望み、コルナート島との間を、澄んだ碧い海水が穏やかに満たしています。
この碧い海原も、こうして海面の高さからの眺めと高所からの眺めとでは、その趣の異なることが、今回非常に良く分かりました。
そのいずれもが忘れ難い風景の記憶として、脳裏にシッカリと刻み込まれました!
全行程40分、往復にかかった所要が25分で、頂上滞在は15分程でしたが、1時間位は頂上にいたのではないか…と思える程、強い印象を受けた風景を目の当たりにすることができた、大変充実した価値ある15分間でした!!
もう間もなく、港に面したレストランでのランチタイムとなります♪
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます