時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

駒込で堪能する江戸前寿司 壽司 髙はし

2022-07-01 06:26:38 | 関東/日本
2021年の年末近くに東京へ赴いた際、駒込の素敵なお寿司屋さんを訪ねました。

予約推奨の有名店であった事実は後日知るところとなり、この日は予約せずに飛び込みで伺い、運よく一席確保することができました♪
年の瀬の慌ただしさの中で、時の経過をゆったりと感じられる和やかな雰囲気の店内で、極上の握りのお昼時を堪能しました。

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2021年の年の瀬近くのお昼時、JR山手線の駒込駅に降り立ちました。

この駅を利用するのは、初めてでした。
本格的な握りを久々にいただこうと、この駅から目指す寿司店へと向かいます!



駒込駅から歩いて1~2分といったところにお店を構えている、「壽司 髙はし」。
本郷通りから少し入った場所で、佇むように暖簾を掲げていました。

期待でワクワクしながら、お店へ入ります^^



シンプルな、昼の部のお品書き。
握りか、ちらしかの二択で、更に茶碗蒸しとお造りの有無を選べるようです。

予約せずに訪れた店内は、予約の方々で満席の状態でしたが、ご主人のご厚意で1人分の席を用意してくださいました。
急遽一席分を空けてくださいましたお店と予約客の皆様、本当にありがとうございました!

注文は、茶碗蒸しとお造りなしの、寶にぎりにしました。



寿司店らしくすっきりした食卓に、まず出されたのは、岩もずくと白子ぽん酢のお通し。

初っ端から大好物の、とびきりの珍味登場!
この後も美食を愉しみ続けられる予感に、期待もますます膨らみましたw




白子の円やかな風味とぽん酢のスッキリ感とが、堪らなくクセになる、白子ぽん酢。
眺めているだけでも、幸せになれますw

岩もずくも、たちまちとろみと歯応えの虜に!



続いて、生いくら塩漬けご飯が出てきました。

口の中で弾けるいくらの食感と濃厚な味わいは、ご飯とよく合いますね。
胡麻和え風味で、食欲を一層刺激してくれます。



ガリの美味しさも、美味しい寿司店のバロメーターだと思います。

私はこのガリも好物でして、この、キリっと爽快な辛みがシッカリと効いたこのガリの美味しさに、次の品が出てくるまでの間、箸が止まらなくなってしまいましたw
酢の酸味もよく効いていていたのも、私好みでした♪



握りのトップは、ヒラスズキ。

醤油を塗られて出てきたので、そのまま口へと運びます!
…上品な甘みに、ウットリ夢心地w
久しぶりに味わう、本場江戸前の握りに感動を覚えつつ、極上の美味しさを噛み締めます(^г^)



寒ブリです。
程良く脂が乗っていて、円やかな風味と滑らかな食感を愉しみました♪

ネタはシッカリとボリュームがあって、その味わいを存分に堪能することができます。



鮮やかな輝きを放っていた、生ウニ。
素人目にも、鮮度の良さが一目瞭然でした。

ウニ自体の、仄かな塩味とすこぶる濃厚な甘みの絡み合いが、この上ない美味しさを感じさせてくれます!
文字どおりの「蕩ける極致」の旨さに、感動あるのみでした!



続々と繰り出される、贅沢なネタの数々!
続いては、天然ものの車エビです^^

しっかりとした甘みをはじめ、風味豊かな美味しさの虜となりました。



ここまで、美味しい握りのネタが続いてきて、ちょっと口直し的というか、一服的な、玉子焼きの登場です。

魚介類とはまた異なる、優しく甘い口当たりに、ほっと一息w
それにしても、奇麗に焼き上げられていますね。



先程出てきた、車エビの頭の塩焼きです。
画像では見えていませんが;、みそも付いています!

パリパリした食べ応えの殻と、みそのコクとが、よく合っていて、美味しかったです。



再び、握りの登場です!
まずは、ホタテ貝。

普段は口にする機会も少ない、美味しいネタが相変わらず続々と出てきて、幸せ過ぎますw
上品な柔らかさと、淡い風味が、繊細な美味しさを醸し出していました。



また、インパクトの強烈なネタが出てきました!
厚岸のカキです。

海の塩味をストレートに感じさせる、野趣に溢れた旨みが、口の中に広がります。
極上の旨みと食感…瑞々しいプリプリな身は、ツルりと口へ滑り込んで、噛むと弾けるように溢れるエキスの美味しさが堪りませんでした!

厚岸のカキの握りは、東京では、こちらの髙はしさんでのみ、いただけるとのことでした。



生海苔とめかぶのお椀。
アツアツで、とても美味しかったです!

海藻のエキスの出汁が、風味豊か。
体にジンワリと染み渡るような、滋味に富んでいた印象でした。



ここで、ちょっと珍しい一品が登場。
「春子鯛」と書いて、「かすごだい」と読むそうです。

ご主人曰く、3年掛かりで新開発し、この年(2021年)から提供を始めたとのこと。
お店のある駒込に因み、駒込イコール染井吉野の里を想起させるのがその名の由来で、駒込名物に育て上げたい意気込みのこもったネーミングに感じました。

もちろん、自身をもって開発されたそのお味も、至福の美味しさ!
口の中でホロホロと解れるような、不思議な食感を、甘み豊かな風味と共に、存分に堪能しました。



赤身のづけ。
上品な味付けです。

あっさりとしてクセのない、爽やかな味わいを愉しむことができました。



ネタの王道、マグロです。

脂の乗った、トロトロな旨みが何とも美味。
マグロの味をストレートに感じられる、鮮度の良さに、感動しました!



通常であれば、マグロの次は巻き物で〆となるところ、この日はクリスマスイブということで、お店から、とびきりのアナゴの、サプライズなプレゼントをいただきました!!

握られる直前まで生きていたというアナゴは、口の中で自然に蕩けていくような食感で、言葉にならない美味しさでした。
繊細な風味に魅かれるように、ひたすらその美味しさを味わうことに集中していましたw
こんなに素敵な味の芸術品をプレゼントとは…粋ですね!



〆の巻き物です。

海苔はパリパリ感が快く、香り高さも同時に愉しみました。
ソフトで程良い甘味のかんぴょうは、病み付きになる味わいでした。



コースの一番最後は、サッパリとフルーツのデザート。
こちらもよく吟味されたフルーツで、後口をスッキリと爽やかにしてくれました。

最初のお通しから、このデザートが出てくるまでの間、1時間半を超えた時間が経過していました。
時間もじっくりと掛けて、江戸前握りの粋を心ゆくまで愉しんだ、本当に素敵なクリスマスプレゼントでした!
お店の方々や居合わせたお客さん方とも、自然と和やかに談笑できる穏やかな雰囲気も、このお店の魅力ですね。

結局、お店には、2時間近く滞在していました。
是非また、再訪したいお店です。
ご馳走さまでした。



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