時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

2012富山への旅-3~氷見散策

2012-03-11 05:14:41 | 中部/日本
 高岡からローカル線の氷見線で約30分、肌寒い曇天の下、終着駅の氷見に到着しました。

 荒天により雨晴海岸で過ごす予定を急遽変更しての氷見訪問、どのような街なのか下調べもなしに訪れたので、どこに何があるかも判らない状態…とりあえずこの街最大のインフラでもあり、ブランドにもなっているブリを水揚げする漁港目指して、ブラブラ歩いていくことにしました。

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 氷見線終点の氷見駅前。
 線路も行き止まりで、文字通りの終着駅です。

 氷見駅は現在は高岡からの普通列車が1時間に1本発着する程度ですが、かつては氷見の表玄関として賑わっていたと思われる名残か、かなり広い待合室があって(売店もありました)、昨今のローカル線の駅としては設備も充実している駅だと感じました。
 駅舎内は駅の隣に観光案内所もあって、重宝させていただきました^^



 氷見駅からまずは漁港を目指して歩き始めました。

 途中、雪国ならではの看板を発見。
 基本的に冬でも雪のない地域に住む人間には、近所ではまずお目にかかれないもので、目新しい看板でした(^^;

 駐車場のような広いスペースの一角に、捨てられた雪が小山のように積み上げられているのを、結構目にしました。



 氷見漁港に隣接するように建つ「氷見フィッシャーマンズワーフ海鮮館」。
 道の駅「氷見」でもあり、駐車場にはたくさんの車やバスが駐車していました。

 夏には氷見沖を巡る遊覧船もここから出ているようです。



 海鮮館の館内は、観光客相手の鮮魚店や食事処等のスペースに、大まかに分かれています。

 魚を求める観光客の方々で賑わっていました。



 売られている魚達を、覗いてみました!
 カレイ、タラ、メバル、カワハギ、水ダコ、バイ貝、そしてアンコウまで…と、ここだけでも富山湾の豊かさを実感できます^^



 氷見で揚がる魚の旬が、一目で分かりますね♪

 それにしても、流石に「天然の生け簀」と呼ばれるだけのことはある、魚の種類の多さです!



 外に出ると、こんな像が。
 「ブリ小僧」という、直接的なネーミングw

 生憎ブリは少し時期が遅かったようで、海鮮館の店でも置いていませんでしたが、ブリ小僧の左奥にある看板を見ても、ブリは氷見のブランド筆頭格なのだなぁ、と納得しました。



 ブリの絵は看板と思っていたら、実は建物の外壁に描かれていたものでした!

 手前の壁面には、某漫画の忍者のキャラクタがペイントされていました。
 この漫画の作者は氷見出身で、高岡出身のもうお一方と長らく共同ペンネームで今なお子供から大人まで人気の高いであろう作品を多数発表なさってきました。
 現在はコンビを解消し、もうお一方は亡くなっていますが、共同ペンネーム名義で発表された代表的な作品達のキャラクタとしては、毛が3本のオバケやネズミが苦手なネコ型ロボットやこの画像にある忍者等々、恐らく誰もがご存じのことと思います。



 氷見市街地のメインストリート然としていた、潮風通りのアーケード街。
 土曜日の午後なのですが、歩道に人影はなく、何だか「シエスタ?」と冗談半分に思ってしまう程閑散としていました…;
 ここでもやはり今日では、人は広い駐車場を備えた郊外型のショッピングセンターに集まっているのでしょう。

 あと、このアーケード街を歩いていると、呉服屋さんが何件も営業していたのが印象的でした。
 こういう点からも、ここが古くからの商店街であることが推し量れます。



 少々駆け足気味でしたが、氷見漁港近辺から氷見市街中心部の辺りをぶらっと散策し終えて、再び氷見駅へと戻ってきました。

 駅で列車の時刻を確認すると、ちょうど列車が出て10分程経った頃で、次の発車まで1時間以上あることが判明><
 かなり冷え込んでもきていたので再び外に出る気にもなれず、待合室で列車を待つことにしました。
 本当にこの待合室があったおかげで助かりました~(^o^)



 高岡へ向かう列車から、雨晴海岸を望みます。
 この日は結局天気が回復することはなく、晴れていれば正面に見えているはずの立山連峰も、雪雲らしき寒々しい雲に覆われ通しでした(TT)
 再訪を誓って、冬の日本海の景色を後にします。

 この後高岡で北陸本線の電車に乗り換えて、富山へ向かいました。
 高岡から富山まで普通電車で約20分、17時30分を少し回った位に富山に到着しました。

 富山駅前のホテルにチェックインして一息ついた後、夕食を食べに出陣します♪



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4 コメント

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Unknown (kiki)
2012-03-12 20:59:13
さすがに氷見、お魚の種類が豊富ですね~。
旬のお魚表があるとお買いものする時の参考になって助かりますね。
これから春はマイワシ、スズキ、サヨリなんですね。
わが家はお魚好きで月1位で舞鶴にお魚を買いに行きますが同じ日本海側なので参考になります。
富山、本当に機会を見つけて行ってみようと思います!ブリ小僧ちゃんもいい味出してますね♪


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kikiさん。 (taろう)
2012-03-12 22:11:39
氷見沖は富山湾の中でも、大陸棚状の浅い部分が発達しているとのことで、深海魚はもちろん浅い所に生息する魚の種類も多いそうです。
これ程海の幸に恵まれた土地なので、当然富山湾鮨の提供店もあるのですが、この時は氷見については調べていなかったのでどこにどんな店があるのかも分からず、惜しいことをしました><
旬の表は鮨店でネタを頼む時にちゃっかり参考とさせてもらい、こういうことに疎い私には大助かりでしたw
日本海はいつどこに行っても美味しいモノが揚がりますよね!
富山も本当に素敵な土地なので、是非お訪ねになってみてください!!
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Unknown (タヌ子)
2012-03-14 19:39:28
まさに天然の生簀ですね!
私だったらお腹が空いてなくても食事処スペースにまっしぐらです(笑)
鰤は大好きな魚ですが、残念ながらヨーロッパでは見かけたことがありません。
商店街、寂しいですね。
父の実家が佐渡の商店街にあるのですが、こちらと同様、昼間でもシャッターを下ろしたお店が多くて寂しくなります。
どうにか活性化できないかと真剣に悩んでしまいますが、やっぱり駐車スペースがないというのが一番のネックですね。
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タヌ子さん。 (taろう)
2012-03-14 22:45:32
訪れる前から、富山湾岸一帯は海の幸に恵まれた地と漠然と思っていましたが、実際の姿に接してみると、その恵まれ方が想像以上であったと思い知らされました!
氷見では午後も大分遅い時間帯になってしまっていたので、富山での夕食のことが頭をよぎってしまい、涙を呑んで食事処へ向かいそうになる足を留めてしまいました(^^;
ブリを見かけないということは、残念ながらヨーロッパ近海では生息していないのでしょうね。
今日では、特に地方ほど車なしでは生活できない状況になっているので、街中の古い商店街ではこうした現代のニーズに対応するのが難しいのでしょうが、こうした昔ながらの街には近所付合いの社交場的なコミュニケーションを交わせる魅力があり、この人との絆の大切さを再評価する風潮も特に震災後に出てきているようにも思われるので、今後の地域のまちづくりには期待したいところですね。
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