時には、旅の日常

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秋の青森・津軽&函館巡り-18~函館から大阪へ 帰途は空路で

2016-02-07 14:27:44 | 日本
 函館山からの素晴らしい夜景を心ゆくまで堪能した翌日、青森から函館へと至る今回の旅程を終えて、帰路に就きました。

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 帰路は、大阪まで空路を利用。
 函館空港から大阪国際空港(伊丹空港)までの所要時間は1時間40分と、新青森から函館まで乗車した特急の所要時間(2時間3分)よりも短い時間で、正に大阪へ「ひとっ飛び」といった、旅の締め括りの空路でした。

 旅行最終日も好天に恵まれ、飛行ルートとなった北陸の日本海沿岸を中心に、上空からの眺めを楽しみ、大阪へと帰着しました。



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 旅行最終日の朝も、函館は素晴らしい日本晴れ!

 朝の陽光に照らされた函館駅の外壁が、美しく輝いていました。
 函館駅…電飾以外は闇に溶け込んだ夜の姿とは、また趣の異なるシックな佇まいですね。

 函館山も、駅舎の端から、顔を覗かせてくれています♪
 昨日は、日中と夜に、あの頂上から絶景を眺めていたのですね。

 この日は、名残惜しいながらも函館に別れを告げて、帰路に就きます。
 函館駅前から、鉄道ではなく、函館空港へ向かうバスに乗車します。



 函館駅前から函館空港への連絡バスの道中、しばらくの間は、津軽海峡沿いの道路を走行します。
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 目の前すぐのところから大海原が広がった、解放感溢れる光景に、気分も高ぶりますw
 津軽海峡を隔てた対岸の、青森県の下北半島は大間の辺りも、水平線上にうっすらと見えていますね。



 連絡バスは、函館駅前から約20分で、函館空港へ到着。

 短いながらも、燦めく海がとても印象的なルートでした。



 函館空港の出発案内。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 昨今は4ヶ国語の案内標識(中国語は繁体字の表記ですね)が増殖していますが、ここではロシア語の表記も加えられています。
 北海道の土地柄なのでしょうが、こんなに小さなサイズの文字で、役に立っているのでしょうか…?
 


 搭乗するのは、大阪国際空港(伊丹空港)へ向かう、ANA746便。

 時間的な余裕を持たせて空港へ到着したので、搭乗まではまだ少々時間がありますが、のんびりと搭乗ゲート前の待合で待つことにします。



 ゴミ箱にも、ロシア語表記が。

 物珍しさで、しげしげと見つめて、何枚も撮影していました(^^;)



 ANA746便となる、ボーイング737-800が、伊丹空港から到着しました。

 機内整備の後、搭乗開始となります。
 到着から出発までは、わずか35分間しかありません!

 函館空港、搭乗ゲートの待合から、滑走路越しに海が見えるのですね。
 素敵です♪



 搭乗時間が来て、機中の人となりました。

 この日の機内は、ほぼ満席状態。
 私を含めて、連休を北海道で過ごして大阪へ帰ると思しき旅行客が、やはり多くを占めていたような感じでした。

 短い駐機時間で、慌ただしく全ての乗客の搭乗を終えたANA746便の機体は、定刻をやや遅れて函館空港を離陸。
 大阪へのフライトが始まりました。



 出発後、およそ1時間程経過すると、ANA746便は、富山県の日本海沿岸上空の辺りに差し掛かりつつあります。

 窓からふと遠くを見遣ると、雲の絨毯を突き抜ける、黒い塊が目に入りました。
 コンデジのズームで確認してみると…富士山でした!
 高い高度を飛行しているとはいえ、日本海側から、こんなにもはっきりと、その姿を拝むことができようとは予想の外であっただけに、感激もひとしお^^



 手前には、日本海である富山湾と、それに面して富山平野の東側を形成する、新川平野(にいかわへいや)が広がっています。
 画像左上には、富士山頂が雲を突き抜けて、顔を覗かせています。
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 平野の中央を流れている川は、黒部川
 したがって、黒部川の上流方向の山間部の谷は、黒部峡谷となります。



 新川平野を眺めながら、ANA746便は、富山湾岸沿いを西へと飛行を続けています。
 富山県東部の都市、魚津(うおづ)から滑川(なめりかわ)にかけての地域です。
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 幾つもの川が山間部から流れ出てきている所からそれぞれ形成した、綺麗な扇状地が連なっている様子が、手に取るように理解できる眺めですね♪
 地理の授業を受けている気分w



 このようにして見ると、富山平野の様子が良く分かりますね。

 入善町(にゅうぜんまち)と黒部市との間を流れている大きな川が、黒部川。
 魚津市と滑川市の位置関係も、理解することができます。



 やがて、富山平野のほぼ中央に位置する、富山の市街地が見えてきました。
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 市街地を流れているのは、神通川です。

 思えば、ここ何年もの間、この街には足繁く通って、富山湾鮨に舌鼓を打っていたものでしたw



 富山上空を通過して15分程飛行すると、今度は福井県の敦賀(つるが)の上空へと差し掛かってきました。
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 手前に敦賀市街、市街地背後の山地を挟んで、琵琶湖の湖面が広がっています!

 こうした、ダイナミックな風景を堪能することができるのも、飛行機ならではのお楽しみですね♪



 敦賀を過ぎると、大阪到着まであと僅か…ということで、敦賀から約10分で、京都の上空へと至りました。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 手前(画像下側)から、広沢池(ひろさわのいけ)、雙ヶ岡(双ヶ岡/ならびがおか)、二条城、京都御所、吉田山、比叡山、琵琶湖…等々、全てをはっきりと見て取ることができました。
 画像右端には、東山で京都盆地を埋め尽くしている市街地と隔てられた、山科(やましな)の市街地も見えていて、更に山科から山を隔てた向こう側(画像上側)には、滋賀県の大津の市街地までもが一望の下にありました!
 琵琶湖から瀬田川が流れ出す辺りに架かっている、近江大橋も、しっかりと見えていますね。



 ANA746便は、京都上空から一旦南下し、大阪市街の南から回り込んでから、伊丹空港へのアプローチに掛かります。

 既に、最終着陸態勢に入り、高度もかなり下げているので、大阪の街の迫力ある風景を、着陸までの間に楽しむことができます^^
 大阪市街のビル群の中でもひときわ高く聳える、日本一の高層ビル(平成28年(2016年)現在/高さ300m)、「あべのハルカス」にも、ここまで迫って通り過ぎます。



 大阪城も、かなり細かなところまで見える位に、迫力のある姿で迎えてくれます♪

 ここまで来ると、あと数分もすると伊丹空港へ着陸なのですが、このあとすぐに梅田上空となり、まだまだ見所が尽きません。



 大阪市街でも、高層ビルが殊に林立している梅田のすぐ近くを飛行していきます。
 真っ赤な観覧車や、大きな屋根が印象的な大阪駅を中心とした、迫力ある風景です!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 この、大阪の街を間近に見ながら着陸していく、伊丹空港行の便からの眺めは、何度見ても、見とれてしまいます。



 大阪都心の上空を通過したANA746便は、これも大阪の象徴の一つである、淀川の河口近くを飛び越えます。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 この淀川、先程の京都市街の画像で見えていた近江大橋の辺りで、瀬田川として琵琶湖から流れ出ているのです。
 その後、京都府へ入ると、宇治川と名を改め、更に、桂川と木津川と合流して淀川となり、大阪湾へと注ぎます。



 淀川を越えると、1~2分程で、伊丹空港へ着陸。
 大阪へと、戻ってきました。

 函館からのANA746便、素晴らしい眺めを堪能することができた飛行ルートでした。



 13時10分の定刻より10分程遅れて、ANA746便は伊丹空港へ到着しました。
 眺めの良い1時間40分の空の旅は、退屈することがありませんでした。

 これまで余り縁のなかった、青森の津軽地方を初めてめぐった今回の旅は、荒々しくも素朴な魅力に触れることができて、収穫の多い旅でした♪
 津軽海峡を挟んで、素朴な津軽とハイカラな函館という、隣り合いながらも異なる個性をそれぞれ満喫できるこのエリア、北海道新幹線が開業(平成28年3月予定)したら、また再訪して、今回巡りきれなかった場所を、のんびり見て回りたいです。

 「秋の青森・津軽&函館巡り」 了



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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2016-02-09 16:50:58
帰りの日に快晴だとちょっと損した気になりますよね(笑)
でも、だからこそ上空からの景色をここまで楽しめたのですね。
富山湾の辺りから富士山が見えるって驚きです。
地図で確認しても凄く離れているのに…
梅田のあたりをこんなに低空飛行してるんですね。
国際便だと成田も羽田も大から回り込むので、都会を上空から見たことがなく、大阪の上空からの景色が凄く新鮮です。
コンデジのズーム機能に脱帽。
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タヌ子さん。 (taろう)
2016-02-09 23:07:00
幸い今度の旅では、道中天気が大きく崩れることはありませんでしたが、帰りの日の快晴は、確かに複雑な気分になることもありますね。。。
函館→大阪のフライトは初搭乗であったので、どんなルートか楽しみでした♪
日本海上空から富士山を眺める…正に飛行機ならではの絶景で、しかも、琵琶湖や京都の街も眺めることができた、素敵なフライトでした!
伊丹空港へのルートは、大抵南からのアプローチとなるので、着陸直前に、大阪の都心の様子を眺められますよ^^
大都市のど真ん中を低空から眺められるのも、伊丹便ならでは。
街の灯が煌びやかな夜景は、殊に見応えがあるので、関西行の際は是非、伊丹空港行の空路利用の機会を設けることをお勧めします!
その際は、進行方向左側の座席で、この眺めを楽しむことができます。
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