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几帳面

 散歩コースの三角植込みに昼顔がたくさん咲いています。
旧暦の1582年6月2日、新暦では7月7日頃ですが、「本能寺の変」があった日です。また、1946年6月2日、イタリアが王制を廃止して国民投票により共和制に移行しました。国家元首の地位を個人(君主)に持たせない政治体制に移行した日で、きょうは祝日となっています。

 建築用語で、柱などの角を削ることを「面取り」といいます。数ある面取りの種類の中でも、几帳面は手の込んだ細工。縦にもう一本筋を入れるように、さらに刻み目を入れたもので平安時代の几帳に用いられたため、こう呼ばれるようになりました。几帳は「源氏物語絵巻」などに描かれている、三、四尺の柱に布を垂らしたものですが、布の色や模様に目を向けても柱の削り方にま気が付く人はほとんどいないと思います。けれども、そこにこだわって丁寧な細工を施す、職人のこだわりです。


※画像は住宅建築専門用語辞典からお借りしました。

 細部まで厳密丁寧に仕上げてあることから、江戸時代頃から きちんとしている事を「几帳面」と言うようになったそうです。

コメント一覧

nice_day002
なおともさん

こんにちは。
ぶり大根の時の面取り、ひと手間かけるのとかけないのと違いますよね。私はがさつな方でして。
その見えない几帳面さで人柄が出るのでしょうね。
光る君への中に几帳は出てくるでしょうか。

ken
なおとも
こんにちは!

とても面白く拝読し、勉強になりました。
私にとって面取りはお料理用語ですが、几帳面に取った時といい加減に取った時では、仕上がりが全然違います。これからはいつも几帳面で頑張ります! なおとも
nice_day002
hanakonoantena20220612さん

こんにちは。ありがとうございます。
お家の中にも、几帳面になったものがあるかもしれないですね。
言葉自体は使い慣れてますが、職人魂なのですね。

ken
hanakonoantena20220612
おはようございます☺️。

勉強になりました。ありがとうございます。
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