今朝は13℃、肌寒く感じる朝。今夜、孫娘が神奈川からやって来るのでワクワクな朝です♪
朝ドラも「らんまん」が終わり「ブギウギ」にバトンタッチ、子役の女の子の演技、可愛らしくて上手です。そういえば、アホのおっちゃん役の岡部たかしさんと歌劇団の部長役の橋本じゅんさん、
この前まで放映されていた「ハヤブサ消防団」でも共演してました。
今、主役の鈴子が歌劇団に入り、子役たちがバレエや日舞を練習していますが、それを観て思い出したのは、吉田都さん。
元英国ロイヤルバレエ団のプリンシパル(最高位)を務めた女性で、気品があり、表現力が豊かなダンサー。
彼女は外国の有名なコンクールで受賞した後、ロイヤルバレエ学校に留学、その際に日本人であるという「どうしようもなさ」を感じました。
欧米の人に比べ、日本人は手足が短く、顔の彫りが浅いので同じように舞台化粧をしても映えない、欧米の人は立っているだけでバレリーナの素敵な雰囲気が醸し出されている。
しかし彼女はその現状をいったん受け止めて、美しく見えるメイクの仕方や、自分の足が一番美しく見えるラインの研究、自分だけの表現の追及を日々の稽古に加えて取り組みました。
その結果、まだ英語もできない状況にもかかわらず、バーミンガムロイヤルバレエ団のオーディションに合格できたのです。
(画像はすべてNHKアカデミアのネット画像より)
そして彼女はそれからも切磋琢磨を続け、同バレエ団のプリンシパルに、さらには英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルになりました。彼女が40代になって人生を振り返った時に、
バレエのおいても日本人だからこその良さがあることに気づいたそうです。細やかな表現、関節が硬いため回転技術が優れていたり、足が短いからこそ早いステップが得意だとか。
彼女は現在、新国立劇場の芸術監督です。
Eテレで水曜日に放送されている「NHKアカデミア」という番組、第1回が山中伸弥さんでした。第5回が吉田さん、他に冨永愛さんや久石譲さんなど一流の人たちばかり。
それぞれの講師の公開講座もアップされています。吉田さんにしても冨永さんにしても、コンプレックスを持ちながら、工夫してさそれを逆手にとって自分の良さを活かしている・・・そう思います。