ハルの唄

2006年8月31日に長男が誕生しました。愛息子ハルとの日記です。

空へ

2009年10月19日 | Weblog
今日10月19日は出産予定日だった。
だけど、今、わたしの腕の中にもお腹の中にも赤ちゃんはいない。

わたしたち夫婦の間で「そろそろ二人目作ってもいいね」と話がでたのが昨年の12月頃。
2月になって妊娠検査薬が陽性を示した。
初めての健診で胎児の姿は確認できなかったけど、
ハルのときもそうだったから2週間後の健診のときには確認できるだろうと思っていた。
が、2回目の健診時の医師の言葉は「週数のわりのは育っていない。心音も確認できない」と。
5日後にまた診察にくるように言われ、「そのときに赤ちゃんが元気だったら問題ない、
そうでなかったら手術」と言われたときにも、5日後に心音確認できれば問題ないんでしょ、と
軽く受けとめていた。

だけど、待合室で会計を待っているときに、もしかして流産なのか?と思いはじめる。
案の定会計のときに次回は手術前提みたいな話をされて泣きそうになった。
医師は「診察をしてだめだったら」と話してくれたのに、すでにだめなのかと。
病院をでるまでは我慢していたのに、少し離れた所で待っている、
夫とハルが乗っている車をみたら涙があふれてきた。

いきなり泣き出して夫も驚いたと思うが、ハルもただならぬ雰囲気を感じとったみたいで
ハルまで泣きそうになりながら「ママなかないで、だいじょうぶだよ」と言ってくれて、
もしだめでもハルがいるからいいじゃないかと、ハルの存在に救われた。

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妊娠したら何も問題なく生まれてくることが、あたりまえじゃないんだと思った。
ハルがこの世に生まれてきたことは奇跡だ。
そこにいるだけで幸せなはずなのに、小さいことでイライラしてばかり。。
寝顔をみるたびに今日もおこってしまったなと反省する毎日。
明日こそはあまりおこらないようにしようと思いつつ、
ついさっきも「かたづけなさ~いッ」ってなっちゃったばかりなんだけど。


妹(なんとなくそんな気がしたの)は空で遊んでるかな☆

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ちーちゃんへ (キラママ)
2009-10-20 19:19:16
今日だったんだ・・・
流産とか死産って体験した本人しか本当の苦しみ、悲しみってわからない様な気がする。
『冷たい人』って思われるかもしれないけど・・・
以前にちーちゃんと同じ体験をした人達が書いた本を読んだ事があるの。
その本には私が想像する以上に悲しい思いをしている人がたくさんいた。
きっとその本を読む前の私だったら「今回は残念だったけど次・・・」みたいな事言っちゃってたかもしれない。
でも本を読んでそんな無神経な言葉ない!って思った。
次妊娠しても同じ子じゃないのだから・・・。
そしてまだ小さな小さな形でも我が子なんだから・・・

私はキラを妊娠して出産するまで全て順調でそれが当たり前だと思ってた。
ちーちゃんの言う通りそれって奇跡なんだね!
母親になって命の大切さを我が子から教わった気がする。
キラくんママへ (ちー)
2009-10-20 19:42:16
コメントありがとう☆
あの手術の日から時間がたって、体の傷は癒えても、やっぱり心の傷は癒えないよね。。
流産のことをブログに書くのはやめようと思ってたんだけど、忘れたくないことだから残しておこうと思ったの。
わたしの場合はまだ週数が早かったから麻酔がかかっているうちにすべて終わっていたけど、
もっと大きくなってからだと出産と同じようにするわけだからもっともっとつらいよね…。

わたしもハルのときは(糖尿病の疑いもあったけど)順調で何も考えてなかったけど、やっぱりひとつの命が生まれることは奇跡だよね。
わたしも自分が親になってわかったことがたくさんあるよ。
子供に感謝だね☆