読書と映画そして四方山話

映画や読書を中心に日々の気になる話題を毎日お届けしてます。

観光客増加で心配について考える

2005年05月29日 | 気になる話題日報
 昨日海外から訪れた観光客ベストテンの国の話をしましたが、今日は海外からの観光客が増えると犯罪が増加するので心配、と考える日本人が沢山いるというニュースが流れていました。アンケートの回答者の89.4%がそう答えたそうです。

 そうですねえ、日本では今までほんとうに犯罪の少ない国でしたから、そう考えるのもうなずけますね。サイゴンの道を歩くときには、カバンを抱えてひったくりに注意しながら歩きますが、ほんとうに気持ちが疲れます。

 東京ではどこの道を歩いても、ひったりやドロボーの心配をすることが、今までは無かったですよね。ここ数年間は引ったくりや物騒な犯罪が増えてきたように思えます。しかし、必ずしも海外からの旅行者が増えたために、そのような犯罪が増えているわけではないと思います。。。

 いずれにしても日本からも海外へ沢山出かけているのと同じように、これからは海外から沢山の観光客が訪れることになると思います。犯罪に巻き込まれない知恵や、外国の人を受け入れるため心構え見たいな事も、これからは大事になってくるようになるんじゃないでしょうか。

9割が犯罪増加を心配 訪日観光客で国交省調査

ヴァン・ヘルシング

2005年05月26日 | 気になる映画&TV
 嵐の夜に馬車が道に迷って、森の中の古びた館に立ち寄ることになる。館の主人は一行を歓迎して、一晩の宿を提供するが、実はその館はモンスターの館で、深夜次々と奇怪な現象が起こる…といったような古典的なスリラー映画では、なかなか本物のモンスターが出てこなかった。

 若い女性の悲鳴が聞こえて、全員が駆けつけてみると、そこには血の跡だけが残っていて、いったい何が起こっているのか、誰にもわからない。だから怖かったし、モンスターが出てくるころには、そろそろ映画のおしまいの時間だと分かったものでした。

 いつのころか、気持ちの悪いモンスターが映画の初めから顔を出すようになり、スリラー映画が暴力的で気持ちの悪いばかりの映画にすりかわっていったように思えます。

 そんなわけでヴァン・ヘルシングも、あまり期待しないで観はじめました。ところがCGの発達によってモンスターが活き活きと描かれていることに驚きました。暴力で怖がらせるのではなく、ストーリーで怖がらせる、そんな映画に久しぶりに出会ったような気がします。

ヴァン・ヘルシング公式ページ

隣のヒットマンズ2

2005年05月22日 | 気になる映画&TV
 ずいぶんと昔にカリフォルニアのロングビーチを車で走ってから、いつかこの海を見渡せる岸壁に住みたいと考えたことがありました。カリフォルニアカラーのピンクやペパーミントグリーンで彩られた家屋に、海を見渡せる大きな窓。晴れた午後には海岸を眺めながら、コーヒーを楽しめる屋外デッキなど、今でもあこがれていたりします。

 「隣のヒットマンズ 2」という映画を観ながら、ロングビーチの素敵な家のことを考えていました。ブルースウィリスは好きな俳優ですが、この映画ではちょっと手ごたえがなかったなあ。期待していた、冷酷な殺し屋がドタバタするから笑える、というパターンが無くて、変な殺し屋がドタバタする映画になっていて残念…。

 アメリカの家族連れが、ショッピングセンターに買い物に寄ったついでに、シアターで家族全員で楽しめる。「いつかカリフォルニアに行ってみようか」なんて奥さんが提案したりする、そんなシチュエーションが浮かぶ映画でした。

隣のヒットマンズ 全弾発射

宇宙の広告禁止!?

2005年05月20日 | 気になる話題日報
 米連邦航空局(FAA)が宇宙での広告を禁止する規制案を発表したそうです。宇宙での広告とは人工衛星のような物体に広告を載せて、宇宙空間に打ち上げて、地球に向けて広告を表示することだそうです。

 なんだか具体的な広告のアイデアが、規制の対象になっているということは、どこかの企業がすでに企画していたということでしょうか…。地上から見ると、ちょうど月と同じ大きさに見えるそうです。

 夜の空を見上げると、月のちょうど隣に「月でも使えるウインドウズXP」とかいうコピーとビルゲイツの横顔が出ている、ひとつ間違えるとそんなことが起こるかもしれないと考えると、かえって面白いようにも思えます。

 米連邦航空局(FAA)の規制案では、規制の理由について「宇宙飛行士の活動に差し支えるから」ということだそうです。どのように差し支えるのでしょう。。。宇宙飛行士が広告につられて、通信販売で買い物をしすぎるとでも言うのでしょうか(笑。


米政府、宇宙空間での広告掲示を禁止

長者番付サラリーマン

2005年05月17日 | 気になる話題日報
 昨日発表された長者番付のトップがサラリーマンだったというのは、ある意味とてもショックだった日本人は多かったのではないでしょうか…。サラリーマンは給料から天引きで、税金対策をするまもなく持って行かれてしまうからしかたないなあ、という人もいたでしょうが(いないか…笑)、やっぱり年金ファンドの運用益の歩合で100億円も給料をもらったことについての驚きが大きかったと思います。

 株式や国債の値段の上下だけで儲かったり損したりする事の是非はともかく、100億円の歩合をもらうためには、相当な金額の儲けがあったわけで、その裏ではやっぱり同じように相当な金額の損をした人(会社)たちもあったと思うと、恐ろしいなあと思ったりするわけです。

 そのほかの話題では、健康食品・器具販売、美容関連業界の人が過去最多の17人もランクインしたそうで、今の日本の美容健康ブームを考えるとうなずける気がしますね。ますます健康で長寿な日本人が増えてゆきそうな予感がします…(笑。

サラリーマン初の首位 東京新聞

第3のビール、シェア20%に

2005年05月16日 | 気になる話題日報
 第3のビールと呼ばれるアルコール飲料が、ビール、発泡酒、第3のビール全体のシェアの20%になったそうです。この第三のビールっていうのはサッポロビールのドラフトワンや、サントリーのスーパーブルー、キリンの「のどごし生」などを指しますが、商標的には(というか税務上の都合で)ビールとは呼べませんが、はっきり言ってビールと思います…(汗。

 もちろん生ビールと比べれば、味は落ちますが、値段に比べれば全然問題なくビールとして飲めます。このビール(?)は発泡酒が税務署によって、税金を高くされたせいで登場してきたわけです。ビール会社も色々考えるなあ、税務署もしつこく考えてるみたいですが…(笑。

 私を含めて、ビールが大好きな人は、奥さんの顔色を考えると、少しでも安くビールを飲めるほうがうれしい。同じ予算でも一杯でも多く飲めるほうが良いともいえます(笑。この際ビール全体の税率を一律に低くしたほうが、本物のビールの売り上げも増えて、かえって税金も増えるんじゃないでしょうか。そんな提案をする政治家が登場することを望んでいるのは、私一人ではないと思います(笑。

 第3のビール、シェア2割

50年ものウイスキー

2005年05月13日 | 気になる話題日報
 何の映画だったか忘れてしまいましたが、イギリスのある大臣がアラビアの国を訪問して、パーティーに出席します。アラビアはご存知の通り、法律でアルコール類を飲むことが出来ません。ウイスキーを一日も欠かすことなく飲んでいる大臣にとっては、パーティーでウイスキーを飲むことが出来ないなんて、考えられない苦痛なわけです。

 そんな大臣の秘書が、パーティーのテーブルをまわって大臣に耳打ちをします。「大臣、ミスタージョニーから電話が入っています。」怪訝な顔の大臣に秘書は続けて「ウォーカー氏です。ジョニーさんのところの…。」目配せをうけて大臣はにっこりと「わかった。すぐに行こう。待たせてはまずいからな…。」連れて行かれた部屋には、内緒でウイスキーが用意されていました(笑

 5月11日にサントリーで50年物のウイスキーを売り出したそうです。一本100万円。50本を一日で完売したそうです。もしも100万円のウイスキーを手に入れたなら、貴方ならどうしますか!?

 さきほどの大臣ならば、その晩に飲んでしまうかもしれませんね。小さなコップに注がれて特別な日に大事に少しずつ飲んでくださいっていうのはなんだか、ウイスキーらしくない。ウイスキーやワインなどの値段は、その値段で購入して毎日飲める人が飲むものだから。毎週一本100万円のウイスキーが買える人が購入すれば、特別な飲み方なんてしなくて済むわけです。
 また日本も、バブル時代に戻ってきたのかな…(笑。


1日弱で完売、1本100万円のウイスキー

ワイルドレンジ

2005年05月12日 | 気になる映画&TV
 地平線までとどく広い草原で牛を追って馬で走り抜ける、そんなカウボーイの活躍するウエスタン映画が見たければ、ワイルドレンジをお勧めします。

 ロバートデュバルの扮するボスとケビンコスナーのカウボーイが悪徳牧場主と戦うという、昔ながらのウエスタン映画のストーリー。その上、ケビンコスナーのカウボーイがドクターの妹に恋をするという、何百回も繰り返されているようなストーリーですが、映像の美しさとガンファイトのリアルさによって、そんなウエスタンの物語がとても新鮮に感じられます。

 ケビンコスナーの映画は「ダンスウイズウルブス」の西部を描いた映画でも、美しいアメリカの自然をたっぷりと堪能させてくれましたが、このワイルドレンジも同様に、美しい自然の中でカウボーイの活躍が描かれます。
 コスナーはアメリカがとても好きなんだな、そう感じさせる映画です。見終わった後で、悪党をやっつけたすっきり感がプラスになって、ストレス発散効果もある映画でした(笑。

横浜中華街の話

2005年05月10日 | 気になる話題日報
 先月のことだったと思いますが、NHKのある番組で横浜中華街が紹介されていました。もともと中華街は広東省の人が古くから住んで商売をしていたわけですが、現在は福建省の人々が中華街に入ってきているそうです。

 古くからいる広東省の人は落ち着いているのに対して福建省から来た人々はハングリー精神をもって商売に励んでいるそうです。

 そのTV番組の中でも、中華街で100年くらいの歴史を持っているお粥のお店のご主人の話が印象に残りました。おじいさんの代から続くお粥はとても美味しいことで有名で、一時は毎日店の前に行列が出来るほどだったそうです。あまりの忙しさにお粥をもっと早く煮る方法を考えて、短い時間で作ったお粥を出すようになったそうです。結果は、誰もお客さんの来ないお店になってしまったそうです。

 現在は昔ながらの、何時間もかけて弱火でことことお粥を作る方法に戻して、美味しいお粥を出しているそうです。出来るお粥の量が限られるので、売り上げはそれほど伸びませんが、お客さんには喜んでもらっているそうです。その話を聞いて、なんだかそのお粥を食べに行きたくなってしまいました。

GWの国際線利用微増

2005年05月09日 | 気になる話題日報
 ゴールデンウイークは国外で過ごす人が年々増えているそうですが、関空の利用客は前年比で1.1%増加の7万2千人が国際線を利用したということです。中国線は反日デモの影響で前年比16%減少したそうですが、その分韓国や東南アジアが増えたようです。

 ほんとのことを言うと、GWみたいな込み合う時期に海外旅行に行くのはチケットも高いし、予約も取りづらいし、あまり好きではないのですが、それでもまとまった休みを取れるのは、この時期しかないとなれば、仕方のないことかなと思ったりもします。

 GWにはじっと我慢して働いて、チケットが安くなってから旅行に出て、得した分美味しい料理やツアーを楽しむというのが一番いいんだろうけれども、今の日本ではそのままGWの後も続けて働くことのほうが多いですよね…私のように(笑。

GW中の関空の利用客

プロ野球低視聴率に思う

2005年05月08日 | 気になる話題日報
 プロ野球でセリーグとパリーグの交流戦が行われています。土曜日には6球場で6試合行われ、合計で13万6千人、1球場あたり2万2千人の観客を動員し、今季最多の観客数を出した球場も多かったそうです。
 普段は見られない、セリーグとパリーグの対決を見られることが出来るので、野球ファンの気持ちをしっかりととらえられた企画だったようですね。

 しかしながら、プロ野球はTVの視聴率も今年は最低記録を更新していて、巨人戦も4月には12.9%だったそうです。

 プロ野球の人気が無くなって来たのは、私たちの目を向けさせるようなドラマが無くなって来たことではないかな、と最近思っています。私自身は、TVのプロ野球中継はそれほど見ることはありませんが、そういう私でも清原の500号ホームランの時は、結果が気になりTVを見ていました。

 プロ野球で大切なのは、スパーヒーローやいつも勝ち続けるチームではなくて、やっぱりその裏にある、人間くさいドラマだったりするわけです。そんなドラマが野球ファンに伝わらなくなったときに、ファンは離れてゆくのではないでしょうか。野球ファンはいつでも「ガンバレ○○!」と球場やTVの前で叫びたいんですよ…。ガンバレと感情移入できる選手や球団が無くなって、お金を出して作られたテーマパークのようなチームには、私自身も「ガンバレ」なんて声をかけられないわけです。

視聴率も最下位

97億円

2005年05月06日 | 気になる話題日報
 子供のころよく100万円あたったら何に使うかなんて話を、宝くじの発売に合わせて話していました。今ではそれが4億円…、すごい隔たりです。何十年も前の100万円と、現在の4億円を簡単には比較できませんが、それでもやっぱり4億円は大きい数字だと思います。

 宝くじを買う人は、当然4億円をもらったら、何に使うかを頭の片隅で考えながら、宝くじ売り場に足を運ぶわけです。宝くじなんて絶対に当たりっこないと分かっていても、4億円を頭の中で現実のものとして空想することによって、身体が自然と売り場に向かうようになっているのです(笑。

 イタリアのスーパーエナロットという、数字あての宝くじで、5月4日に賞金97億円が出たそうです。過去最高の金額だということですが、なんだかここまでくると、頭の中でも空想のしようがありませんね。97億円当たったら、あなたなら何に使いますか…!?

 ベトナムの宝くじは一等が50万円です。私もときどき買ったりしていますが、50万円当たったら日本への帰りの飛行機はファーストクラスにすることにしています。もちろん一度もあたったことは無いですが…(笑。

最も美しい50人

2005年05月03日 | 気になる話題日報
 「彼女は赤ちゃんが出来たことで、彼女の美しさのピークに達したのよ。」「彼女はそのことにとっても満足しているし、そのことは彼女のメイクアップや写真に現れているわ。母親になったことは、彼女の生活すべてを変えたんだわ…。」

 ジュリアロバーツ(JULIA ROBERTS)の友人の話として、アメリカの映画専門誌ピープルに紹介されていました。37歳になた彼女は、ごく普通の主婦の服装でいることを好んでいるそうです。

 ピープル誌の2005年でもっとも美しい男女50人の特集号の表紙にジュリアロバーツが選ばれた記事での話です。彼女のほかに、Angelina Jolie、Colin Farrell、Jessica Simpson 、Jude Law なんかが名前を連ねています。

 顔や身体の美しさが、内面の心の安らぎや情熱からくるという、アメリカでの美しさのとらえ方を感じさせる記事ですね。

 ベトナムでも、美人コンテストはとても盛んで、ミスベトナムをはじめミスアオザイなど様々なコンテストがあります。大げさに言えば石を投げればミス○○に当たるといわれるくらいです(笑。ベトナムでは、美しさにプラス教養があるというのが、美人の基準のようです。

Most Beautiful People 2005

コラテラル COLLATERAL

2005年05月02日 | 気になる映画&TV
 アメリカの西海岸、カリフォルニアでは「Hello」と言いながら心の中では「Fuck you」と言っているそうです。逆にニューヨークでは「Fuck you」と言うのは「Hello」という挨拶だと言う話を聞いたことがあります。それだけ、ニューヨーカーは情があって、西海岸では人情よりもマネーが優先されるということを大げさに言った比喩です。

コラテラルという映画の冒頭でトムクルーズが「ロスアンジェルスの地下鉄で男が死んでいたのに、2時間も誰にも気づかれづにそのまま列車に乗っていた。」と話すのは、ロスアンジェルスがどんな場所なのかを、何よりも強く印象付けるセリフだと思うのです。

 映画はタクシードライバーがロスの夜の仕事に出かけるところからはじまります。背の高いパームツリーが夜の空に浮かび上がる道路をタクシーが走り抜けてゆくシーンを見ると、やっぱりロスだなあ、かっこいなあと思ったりします。

 そう言えば、ニューヨークの夜を走るタクシーが出てくるのはロバートデニーロの「タクシードライバー」が代表的で、タクシーがマンホールから出てくる蒸気の上を走り抜けるシーンが思い出されます。裏で流れるジャズとマッチして、ニューヨークの街がかっこよく映し出されていました。

 タクシーというのは、その街の裏側を映し出す象徴として描かれることが多いようです。コラテラルのタクシードライバーは、そんな裏街道の映画の中では、一番忙しいタクシードライーバーだったと思います。とにかく大活躍、ダイハードのマクレーン刑事くらいに大忙しのドライバーでした(笑。

コラテラル 公式ページ