パンズ・ラビリンス

監督： ギレルモ・デル・トロ
製作： アルフォンソ・キュアロン
ベルサ・ナヴァロ
ギレルモ・デル・トロ
フリーダ・トレスブランコ
アルバロ・アウグスティン
製作総指揮： ベレン・アティエンサ
エレナ・マンリケ
脚本： ギレルモ・デル・トロ
撮影： ギレルモ・ナヴァロ
プロダクションデザイン： エウヘニオ・カバイェーロ
衣装デザイン： ララ・ウエテ
編集： ベルナ・ビラプラーナ
音楽： ハビエル・ナバレテ

＝キャスト＝
イバナ・バケロ
セルジ・ロペス
マリベル・ベルドゥ
ダグ・ジョーンズ
アリアドナ・ヒル
アレックス・アングロ
ロジェール・カサマジョール
マノロ・ソロ
セサール・ベア
エウセビオ・ラサロ
パコ・ビダル
フェデリコ・ルッピ


＝ストーリー＝
1944年のスペイン。
内戦終結後もフランコ政権の圧政に反発する人々がゲリラ闘争を繰り広げる山間部。内戦で父を亡くした少女オフェリアは、臨月の母カルメンと共にこの山奥へとやって来る。
この地でゲリラの鎮圧にあたるビダル将軍と母が再婚したのだった。
冷酷で残忍な義父に恐怖と憎しみを募らせるオフェリア。その夜、彼女は昆虫の姿をした不思議な妖精に導かれ、謎めいた迷宮へと足を踏み入れる。
そこでオフェリアを出迎えたパン＜牧神＞は、彼女が地底の魔法の国のプリンセスの生まれ変わりで、満月の夜までに３つの試練を乗り越えれば、魔法の国に帰ることが出来ると告げる。
オフェリアはその言葉を信じて、与えられた３つの試練に立ち向かう決意を固めるのだったが…。（allcinema ONLINE）

ネタバレしています。未見の方はご注意ください。



















ダーク・ファンタジーでしたね・・・・・・
現実世界と幻想世界がうまく描かれていました。
現実のあまりの怖さから空想世界に逃避した女の子・・・・・なのかなあ。
見た印象で言えば、終わりが終わりだけに、彼女の中だけの平安が訪れた印象でしたね。
幸せになるために自分で自分を殺したような。
ただ彼女の純粋さは、魅力あるものでした。
オフェリアのイバナ・バケロは文句なくすばらしかったです。
まっすぐな瞳が印象的でした。
メルセデスのマリベル・ベルドゥも、憎い敵の下で懸命に生きて、ゲリラの人たちを支えていました。
彼女が最後にビダル言った一言こそ、ビダルに致命的な衝撃を与えたと思います。
ビダルのセルジ・ロペスも、残虐な役をよくこなしたなあ、と思います。
とにかく劇中、早く死んでしまえばいい、と何回思ったことか（笑）
メルセデスがなぜ殺さずに逃げたのかわかんないけど、単にあの小さなナイフでは無理だったのかな？



映像はすばらしく見ごたえがありました！
出てくるパンはリアルだ～
悪なのか、善なのか、最後まで分からず、その結末でよかった～」と思った～
試されたオフェリアはたまったもんではなかったでしょうけど（笑）
パンの連れてる妖精はオフェリアがナナフシに見せて変身したもの。
首引きちぎられて食われてたけど、ラスト３体いたから、ほんとに試練だったのね～よかった・・・・・

そして一番怖かったのが手に目のあるクリーチャー。
しかも最初皿の上に目が置いてあるんだもん！！！
まさか自分の目だとは！！！
手を開いて顔の前にやると確かにちゃんと目に見えたねえ。
でも夢で会いたくないわ～怖すぎる。



怖いおとぎ話はけっこう好きなんですけど、映像にするとすごいですねえ・・・・・
しかしかなり見ごたえがあったのは確かです。
しかし映画館で観てたら逃げてたかも。