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つぎのカーブ

ART GALLERY

little thrills / テーマ:& (and) / 閲覧終了

2020-05-06 | ブログ企画/little thrills
終了いたしました。どうもありがとうございました。







作品を制作しながら、物事を考える人たち。
考えた物事を、作品、表現で伝える人たち。
それが「芸術家とは何だろう」と改めて自問して出した率直な答えでした。

我々人間の社会では誰かが自分の代わりに働いてくれて、日々の生活が成り立っています。
そうやって多様化が進み、現代まで社会は成長してきました。
そこに芸術家を当てはめるとどうだろうか?                 
作品制作は元より、独自に物事を考え、独自に表現し、社会に発表する。
それが芸術家の役割であるでしょう。
そしてその独自の考えとも云える表現が人々の活力や問題提起となり、
社会に価値あるものになっていくものだと私は思っております。

しかし実際は、この率直な役割が一般的に機能しておらず、
特に日本では芸術家の立場が非常に弱く感じてしまいます。

高度なテクノロジーによる利便性に、大多数が反骨することなく流れた社会では、
見知らぬ人物の持論など必要ではなくなります。
もともと成熟度の低い日本では、エンターテイメント性の強い
〝アート〟という社会的な考え方が支持され、
さらに経済的にも定着していったことが
芸術家が必要とされなくなっていく原因のひとつなのではないでしょうか?
個人的な意見だが今の日本で〝アート〟と云う言葉遣いには違和感を感じてしまいます。
〝芸術とアート〟言葉の意味としては同質でしょうが、姿勢としては異質。
無理して我を忘れ奇抜な考えを起こし、結果マスコット化した流行や一定のスタイルを構築する。
無理して芸術をする痛々しい姿が、アートになってしまっている。
日本のメディアを通し、生活している私には残念ながらそのように感じてしまうのです。

この度の〝&〟は、作家達の作品を制作する上での、
趣旨や意匠、自然体の思考に光を当ててみたかったというのが狙いでした。
無名であるだけで、それぞれの思考には相当の価値があります。
素朴で、たとえ日常の有触れた考えからも、作者の培ってきた表現には、
独特なニュアンスがあり、観る側に新たな発見を示してくれるものでもあります。

同じ時代に生きるそれぞれ独自の思考と表現。
そこから何かを感じ取ろうとする、観る側の寛容な姿勢と遊び心が、
人間らしい価値を生み出します。
これからの時代は、心しなければならぬ程、更に大事な感覚となるでしょう。

芸術が必要とされる文化と社会をこれから育てられるかどうか。
正直、この現状では難しいなあ、と思っております。
少なくともそれを願うものたちがこれからも直向きに活動を続けていき、
純粋に楽しみながら歩んだ先で、光を見失わなければいいのかもしれません。

さて、ブログ上の展覧会『little thrills』は二ヶ月近くで4回目となりました。
ささやかな企画にもかかわらず、毎度多くのご協力をいただいております。
作品画像を提供してくださった作家の方々、観ていただいている方々には感謝いたしております。

先ずは一日でも早い収束を願い、普段の生活に戻れるよう皆で祈りましょう。

2020年 5月1日 つぎのカーブ









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little thrills / テーマ:?(クエスチョン)/ 閲覧終了

2020-04-19 | ブログ企画/little thrills
終了いたしました。どうもありがとうございました。






この度も作品画像を提供していただいた方々や
観ていただいている方々には感謝しております。
どうもありがとうございます。

あくまでも作品は原物を観るのが一番である。
そう思っているのですが、
このブログ上の企画も三回目になってしまいました。
モニター越しの作品が少しでも原物に近づけないかと、
掲載条件に“ハガキサイズ以内”と設けさせていただきました。

そんな『little thrills』の今回のテーマは〝?〟(クエスチョン)。
作品を匿名掲載することを試みました。何故、匿名にこだわったのか。
それは自分自身も含めた〝現代の日本の芸術〟を改めて考えたことによります。

残念なことに、日本では生活に根差し、細やかな感性で生まれた個人的な芸術は、
関心を抱く対象にはなり難く、知り合い同士の狭いコミュニティーで
共感し、ほどほど楽しんでいるに過ぎないのが現状です。
利口になり過ぎた日本人は、作品の純粋な表現より、
作家名を気にし過ぎてしまっている。

本当は混沌としているほど芸術は自由なものであります。ばったりと出遭ってから、
一人一人が自由に感性を働かせ、疑問や違和感をも含めて対話するところに、
芸術の醍醐味、役割があると思っております。
現代は直ぐに情報が手に入るようになり、その出遭いの醍醐味が薄れてしまっている。
芸術に感性を働かす前に、事前に与えられた知識で、芸術を情報化し、
それを皆が安直に取り入れているように見えてしまいます。
なんとかその思考の仕組みを、少しでも原始的に戻せないものか…、
と悶々と巡らした末の〝匿名掲載〟でした。

作家側の芸術(作品)を先ずは自由にし、そして観る側が先入観なく
自由に受け入れられるようにしたかったのがこの度の狙いで、
匿名はそのきっかけになればとの試みでした。

評価を求めるのが人間の性ですから、技術や知名度を上げて
作家名をブランド化させるのは当然の活動です。また作家名を出すことは、
責任や信頼を与える上で非常に重要なことであり、なにより個人を尊重する
平和の証とも云えます。
なのでこの度のやり方には理解に苦しむ方が多いでしょう。
しかし原点に立ち戻るためのちょっとした遊びであり、
失敗も考慮に入れた、実験企画だと思っていただきたいです。
人が疑問〝?〟に思うことは尊いことです。〝なんだろう〟と探究心をいつも働かせ、
粘り強い感性を育てていく。気忙しい現代の社会の中で人を成熟させる役割を、
芸術は大いに担っております。

世界的に辛い時期ではありますが、現状の流行に左右されることなく、
常に皆で理智的に芸術を考え続けることを決して止めてはいけないと信じております。

2020.4.15 つぎのカーブ








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little thrills 〜ちょっとしたドキドキ / 閲覧終了

2020-04-07 | ブログ企画/little thrills
終了いたしました。どうもありがとうございました。







この度も多くのご協力をいただき、どうもありがとうございました。
貴重な作品画像を提供してくださった方々、
閲覧していただいた方々には誠に感謝いたしております。

現在、新型肺炎の流行はますます深刻化しています。
生活が一変し、多くの方々がいろいろな方面で悲痛に頑張っておられることでしょう。
対策本部、医療機関など、尽力されている方々の壮絶な日々を想像しますと、
私など感染を広げぬよう不要な外出を控えることしか出来ません。
先ずは感染拡大の収束を願い、ギャラリーも当分オープンするわけにはいかないと考えております。
とは言え、このように何かしら発言しないと、どんどん心が落ち込んでしまいます。

『 little thrills〝ちょっとしたドキドキ〟』は、現在外出がままならないので、
ネット上で展覧会を行い、ちょっとでも誰かのささやかな気晴らしになるよう思いついた企画です。
一般的なSNS上で掲載されている無数の作品画像を見ていますと、
見事な作品であろうが、どこか流行に埋もれた情報寄りの、
規制の掛かった冷たい枠に入っている感じがしてしまいます。
この度のブログでの掲載も結局は同じことだと思いますが、なるべく冷たい枠から離れ、
〝見るより観る〟に近づくようなスペースになればと心掛けたつもりです。
同じものでも、場所をいつものところから変えることで、見え方やあり方が
意識的に変わってくるかと思います。

芸術は、作り手の技術や知識、美しさを与えるだけのものではなく、
観る側が感性を働かせ、受け入れるために存在すべきものであります。
社会における人間性を時間を掛けて育む、コミュニケーションの役割が全て、
と云っても過言ではないでしょう。

災害時には直接的に何も出来ない芸術ですが、今回のような、たとえネット上の作品画像でも、
傍(かたわら)というテーマで集まった、見知らぬ作家達のそれぞれの表現を受け入れ、
少しでも芸術的感性がドキドキっと働いて、
また少しでも思索に耽る時間があったことを願っております。

2020年4月5日 つぎのカーブ








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ちょっとしたドキドキ little Thrills / 閲覧終了

2020-03-20 | ブログ企画/little thrills
終了いたしました。どうもありがとうございました。






この度の呼びかけは、新型肺炎の流行により混乱する事態の中、
ギャラリーとして困ってからの発案でした。
募集の告知と同時にスタートした試みでしたから、
こんなに参加していただけるとは思っておらず、
貴重な作品画像を提供してくださった方々には、誠に感謝いたしております。
どうもありがとうございました。
〝ブログ上の展覧会〟と題しましたが、本当のところ作品は現物を観てもらうのが一番ですから、
ネット上で閲覧する内容に、如何なものかと少々ためらいました。
しかし世界的に外出がしにくく、塞ぎ込んでしまう状況で、
純粋に楽しんでもらえる人がどこかにひとりでも居れば…。少しでも誰かの気晴らしになれば…。
との望みもありましたので、思い切って踏み込んでみました。
お陰様で多くの作品画像が集まり、ネット上とは云えモニターごしに観る作品からは、
それぞれの息吹の様なものを感じ、十分に見応えがあるものとなったと思っております。
それはこのような状況に即座に反応し、無償、無益にもかかわらず、
大切な作品画像を快く提供してくださった作家たちの日頃の寛容な姿勢に他ならないでしょう。
画像や文字のデータでも、その時の気持ちや姿勢で意味や見え方が変わってくるという
感覚を味わうことが出来ました。そして情報とは手軽に転送出来る世の中になったとは云え、
その実体は変わらず大変貴重なものだと改めて認識いたしました。
倫理的にも貴重な作品画像ですので、閲覧は3/20(金)までとさせていただきます。

最後に『ちょっとしたドキドキ〝 little Thrills 〟』とイマイチなネーミングで失礼いたしました。
閲覧してくださった方々、感謝いたしております。
早く終息することを皆で願いましょう。

2020年3月19日 つぎのカーブ










作家の腹ん中 其の参 ヲ手並ミナ 拝見 / 4/4(土)・4/5(日)開催◁延期決定









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