5月12日(土曜日)
※写真は、見えない目で外を眺めるシマ。(風、空気、音、太陽の温かさを感じているのだと思います)
さて、GW連休中の5月4日に退院したシマ。今日は、フォルテコールも切れてしまったし、具合がどうであれ、とにかく病院に行く日と決めていた。輸血やエリスロポエチンの効果の経過も気になるところだ。
昨夜も今朝も毎度おなじみの『ミオコンボマグロ白身とササミ』を15~20グラムずつ食べてくれたシマ。フォルテコールは4分の1を1日1回、協和発酵のネフガードは朝晩2粒ずつ。水はほとんど飲まないが少しは飲んでいる。尿は24時間で1回か2回。多飲多尿の時期はとっくに過ぎ去った。
最近気付いた嫌な変化は、口臭がきつくなっていること。どのくらいのレベルかというと、経口投薬の際、指でシマの口を開けるときに手に付着した唾液の臭いが、水洗いしたくらいでは落ちないくらいの臭い。石鹸でかなり洗わないと消えないレベル。病院の待合室で、隣に座っている人にも臭うレベル。
さて、病院の受付に行くと、先生が「ああ、来ちゃったか。。。」という顔をして迎えてくれた。
「いやいや、フォルテコールも切れたし、具合が良くても悪くても連れてくるつもりでしたんで。別に食べなくなったとか、動けないとかではないんで。。。」となんだか妙なごまかし方をしてしまった。できれば入院させたくないという気持ちが大いに醸し出されていたことと思う。
まずは血液検査。
もう四肢の血管からは採血不可能。首から採るしかない。今日はすっと血管が浮き出て、あっという間に採血終了。
結果は、
BUN139、CRE4.6、NA179、K4.7、その他は計測せず。
体重は2.9キロ。(昨年秋には4キロあったのに。。。)
「どうします?お預かりしていいですか。。。?」となんだかいつもと違う様子でM先生が言う。いつもなら「あちゃー、こりゃダメだな。入院して点滴して、数値をちょっと下げよう!」と結構力強く言うのに。
(先生、どうしたんです?)
(末期を感じるのですか?)
(正直に言ってもらって構いませんよ。)
そう問いかけてみたい衝動に駆られたけれど、そんな質問は無意味なことだと思い直し、「はい、お願いします」と返事をした。
最近はご飯を食べだしたし、今日すぐに入院はないだろう(入院させたくない)と
思っていた割には、ミオコンボ3日分を入院用に持参していた自分。。。
感情とは裏腹に現実的な備えをしていた。こういうときは、そんなに考えることもなく、なんとなくミオコンボを持って出かけているだけなんだけれども。。。
血液検査の結果待ちをしているときにシマが珍しく病院で話しかけてきた。こちらを振り返り、なんどか呼びかけられた。勝手なネコ語翻訳かもしれないが、「てっちゃん、帰ろうよ。もう、病院は嫌だよ。帰ろうよ。」と聞こえた。
これは大変難しいところだ。
言葉を話せない動物の場合、治療の様子や方法を見て、「ああ、辛そうだ。かわいそうだ。」と勝手に解釈するのは飼い主である。
ネコ自身はもっと生きたいから、体が楽になる治療をして欲しがっているかもしれない。
最近、よく入院室で他のネコさんが点滴をされている様子を見かけることが多いのだけれど、だいたいおとなしく留置針をつけて輸液を受けている。客観的に見ても別段、辛そうでもない感じである。
シマは入れられている留置針を一生懸命にはずそうと試みる。手を振る、足を振る、体ごと回る、ラインが絡まり、予定していた輸液量が正常に入りきらないことが多い。
そういう事実があることを知っているからこそ、自分のネコ語翻訳マシーンは、さっきのような訳をするのであろう。
もし、シマがおとなしく点滴を受けることができるネコであれば、きっとさっきの翻訳は「てっちゃん、シマはちょっとまた入院して、点滴を受けてくるからね。明日か明後日には帰れるように頑張るから、心配しないで待っていてね」などとなるのだろう。
なんとも相対的な感情であることよ。。。
そう分かっていても、やはりなんとなく、シマの言葉があのように聞こえたような気がするから不思議だ。
シマどうしようね?
とにかく夕方に電話じゃなくて、もう一度直接病院に行って様子を見に行くからね。
※写真は、見えない目で外を眺めるシマ。(風、空気、音、太陽の温かさを感じているのだと思います)
さて、GW連休中の5月4日に退院したシマ。今日は、フォルテコールも切れてしまったし、具合がどうであれ、とにかく病院に行く日と決めていた。輸血やエリスロポエチンの効果の経過も気になるところだ。
昨夜も今朝も毎度おなじみの『ミオコンボマグロ白身とササミ』を15~20グラムずつ食べてくれたシマ。フォルテコールは4分の1を1日1回、協和発酵のネフガードは朝晩2粒ずつ。水はほとんど飲まないが少しは飲んでいる。尿は24時間で1回か2回。多飲多尿の時期はとっくに過ぎ去った。
最近気付いた嫌な変化は、口臭がきつくなっていること。どのくらいのレベルかというと、経口投薬の際、指でシマの口を開けるときに手に付着した唾液の臭いが、水洗いしたくらいでは落ちないくらいの臭い。石鹸でかなり洗わないと消えないレベル。病院の待合室で、隣に座っている人にも臭うレベル。
さて、病院の受付に行くと、先生が「ああ、来ちゃったか。。。」という顔をして迎えてくれた。
「いやいや、フォルテコールも切れたし、具合が良くても悪くても連れてくるつもりでしたんで。別に食べなくなったとか、動けないとかではないんで。。。」となんだか妙なごまかし方をしてしまった。できれば入院させたくないという気持ちが大いに醸し出されていたことと思う。
まずは血液検査。
もう四肢の血管からは採血不可能。首から採るしかない。今日はすっと血管が浮き出て、あっという間に採血終了。
結果は、
BUN139、CRE4.6、NA179、K4.7、その他は計測せず。
体重は2.9キロ。(昨年秋には4キロあったのに。。。)
「どうします?お預かりしていいですか。。。?」となんだかいつもと違う様子でM先生が言う。いつもなら「あちゃー、こりゃダメだな。入院して点滴して、数値をちょっと下げよう!」と結構力強く言うのに。
(先生、どうしたんです?)
(末期を感じるのですか?)
(正直に言ってもらって構いませんよ。)
そう問いかけてみたい衝動に駆られたけれど、そんな質問は無意味なことだと思い直し、「はい、お願いします」と返事をした。
最近はご飯を食べだしたし、今日すぐに入院はないだろう(入院させたくない)と
思っていた割には、ミオコンボ3日分を入院用に持参していた自分。。。
感情とは裏腹に現実的な備えをしていた。こういうときは、そんなに考えることもなく、なんとなくミオコンボを持って出かけているだけなんだけれども。。。
血液検査の結果待ちをしているときにシマが珍しく病院で話しかけてきた。こちらを振り返り、なんどか呼びかけられた。勝手なネコ語翻訳かもしれないが、「てっちゃん、帰ろうよ。もう、病院は嫌だよ。帰ろうよ。」と聞こえた。
これは大変難しいところだ。
言葉を話せない動物の場合、治療の様子や方法を見て、「ああ、辛そうだ。かわいそうだ。」と勝手に解釈するのは飼い主である。
ネコ自身はもっと生きたいから、体が楽になる治療をして欲しがっているかもしれない。
最近、よく入院室で他のネコさんが点滴をされている様子を見かけることが多いのだけれど、だいたいおとなしく留置針をつけて輸液を受けている。客観的に見ても別段、辛そうでもない感じである。
シマは入れられている留置針を一生懸命にはずそうと試みる。手を振る、足を振る、体ごと回る、ラインが絡まり、予定していた輸液量が正常に入りきらないことが多い。
そういう事実があることを知っているからこそ、自分のネコ語翻訳マシーンは、さっきのような訳をするのであろう。
もし、シマがおとなしく点滴を受けることができるネコであれば、きっとさっきの翻訳は「てっちゃん、シマはちょっとまた入院して、点滴を受けてくるからね。明日か明後日には帰れるように頑張るから、心配しないで待っていてね」などとなるのだろう。
なんとも相対的な感情であることよ。。。
そう分かっていても、やはりなんとなく、シマの言葉があのように聞こえたような気がするから不思議だ。
シマどうしようね?
とにかく夕方に電話じゃなくて、もう一度直接病院に行って様子を見に行くからね。