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淡々とニュースを貼ります。

* 毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果 12

2008-08-17 | 毎日新聞
「開かれた新聞」委員会委員に聞く(4)
 ◇英文サイトの軽視 反映――上智大教授・田島泰彦氏

 毎日新聞社がMDNをこれまでどのように位置づけてきたのか、どういう意味があって英文のサイトを作っているのか、会社全体としての共通認識がなければいけない。その点を改めて問うべきだ。

 実際、はじめ何が起きたのかわからなかったが、内容をチェックすることなく、これほど問題の多いコラムを漫然と続けていて、しかもその内容を社内のほとんどの人が見ていなかったことを知り驚いた。

 毎日新聞社として、英文で日本の記事を発信することが大事だという意識があったとはとても思えない。頭の中では国際化、グローバル化の重要性を考えていたかもしれないが、少しでも大事だと思っていたならば、誰かが何かを言ったはずだ。

 もちろん執筆した記者個人にも責任はあるが、本来の編集に必要な最小限、最低限の体制が取られていなかった。対応が後手後手にまわったのも本紙ではないという気の緩み、位置づけがはっきりしないという背景があったのではないか。

 だからといってやめろというのではない。こういう状況ではやめるのが一番無難だと思えるかもしれない。しかし、長い射程で見て良識のある部分、コアな部分で続けるべきだ。そのために、仕組みを改善して再生し将来もきちんとやるという前提で取り組まないといけない。

 ユーザーの6、7割が外国からのアクセスだと考えると、国際社会の中でのジャーナリズムの役割、日本のあり方を毎日新聞の観点からどのように伝えていくのかを考えることはより重要だ。形式的なニュース、硬い話だけでは必ずしも伝わらない面があるのも確かなので、工夫も求められよう。

 本当の意味でいいものを作るためには共通認識と体制をどう築くのか、小手先ではなく説得力のある対応をすれば読者にも届き、道は開かれるのではないか。信頼回復に向けて誠心誠意反省するとともに、克服改善の方途を全力で探し当てるべきだ。今回の問題を本質的なことを問い直す契機にしてほしい。



* 英文サイト出直します 経過を報告しおわびします
* 再発防止へ体制強化 深刻な失態 教訓にします
* 英文サイト問題検証(1)
* 英文サイト問題検証(2)
* 英文サイト問題検証(3)
* 英文サイト問題の経緯
* 検証チームの分析
* 検証踏まえ2人追加処分
* 「開かれた新聞」委員会(1)
* 「開かれた新聞」委員会(2)
* 「開かれた新聞」委員会(3)
* 「開かれた新聞」委員会(4)
* 英文サイト問題検証の新聞紙面(1面)[PDF/1.7MB]
* 英文サイト問題検証の新聞紙面(特集面1)[PDF/966KB]
* 英文サイト問題検証の新聞紙面(特集面2)[PDF/696KB]
* 英文サイト不適切記事問題 中旬に調査結果公表します(2008年7月7日)
* 役員・記者ら処分 英文サイトに不適切コラム(2008年6月28日)
* 英文サイトのコラム、読者におわびします(2008年6月25日)

* 毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果 11

2008-08-17 | 毎日新聞
「開かれた新聞」委員会委員に聞く(3)
 ◇デスク機能ないまま放置――フリージャーナリスト・玉木明氏

 このような内容の記事が載ることは新聞本体ではありえないだろう。こうしたことが起きたのは、ネット新聞だったからではないか。

 ネットには「情報の情報化」をもたらす機能がある。新聞も週刊誌も個人ブログもその個別性を奪われ、ただ情報として並列に並べられる。このコラムの筆者はそういうネットの感覚に陥り、アングラでわいせつな雑誌記事を引用して一般紙である毎日新聞のメディアに載せてしまった。ここでの記者の仕事は、原稿を書くというより、情報を処理する作業に近い。

 こうしたことをやってしまう記者個人の資質はどうなのか。訓練を受けたことのあるジャーナリストとは思えない。日本のメディアに対して十分な知識があったのだろうか。彼が翻訳していた雑誌の中には、きちんとした裏付けを取らない記事もある。そもそも雑誌の記事を引き写して新聞メディアに載せる感覚は、普通の新聞記者ならば持ち合わせない。

 ネットでの配信が始まって以来、問題が見過ごされてきた社内のシステムにも問題がある。編集長とはいえ、一人の記者に書くことからチェックすることまで一任していたのは解せない。

 新聞社では記者を指導し記事をチェックするデスク機能が最も重要だ。記者が何をどこでどのように取材しているのかを把握し、必要ならば追加取材もさせる。その機能がないまま、なぜ長い間、放置されたのか、そういう組織の在り方を見直さねばならない。

 また、新聞社では毎日、新聞を作るために、定時に何度も各部の関係者が集まって、その日の紙面をどう作るか話し合う会議がある。それもチェックシステムになっている。一人一人が孤立するのではなく、組織で動くことで有機的に、自動的にチェックができるスタイルを、新聞社は長年の経験で構築しているのだから、それを生かしてほしい。



* 英文サイト出直します 経過を報告しおわびします
* 再発防止へ体制強化 深刻な失態 教訓にします
* 英文サイト問題検証(1)
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* 英文サイト問題の経緯
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* 英文サイト不適切記事問題 中旬に調査結果公表します(2008年7月7日)
* 役員・記者ら処分 英文サイトに不適切コラム(2008年6月28日)
* 英文サイトのコラム、読者におわびします(2008年6月25日)

* 毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果 10

2008-08-17 | 毎日新聞
「開かれた新聞」委員会委員に聞く(2)
 ◇読者からの批判 対応せず――作家・柳田邦男氏

 今回はいろいろな事故や、不祥事を分析してきた経験から言うと、典型的な落とし穴にはまっている。システムの中心部は安定していても、辺縁(周辺)部で安全性のレベルが落ちている時に、大問題が起きる。例えば、インドの農薬工場で大公害事件が起きた時、アメリカ本社のシステムはしっかりしていたが、現地での扱いがずさんだった。辺縁部で起きたことだからといって小さなことではなく、重大な結果を招く。

 ネット社会ははじめは活字文化の辺縁に入ってきた。今では大きな存在になっているにもかかわらず、英文でのネット配信を辺縁扱いしてウオッチしていなかった。国際的な影響力を考えると、十分に洗練された情報提供かどうかチェックしなければならなかった。現代は活字メディアでも性的な情報が垂れ流しで、モラルなき表現の自由の時代と言える。だが、コラムだから、受けるからというだけで載せていいものではない。内容には節度や社会的なモラルが必要で、新聞は毅然(きぜん)としたモラルを示さねばならない。倫理なき言いたい放題は守るべき表現の自由とは言えない。

 一番大事なことは読者からのクレームにきちんと対応しなかったことだ。読者からの指摘があり、回覧されていたのに、誰もコラムを問題視しなかったのは無責任すぎた。部員一人一人が敏感に反応しなかった意識のゆるみや心理的な問題も分析する必要がある。また、なぜこの記者を編集長にし、編集長が書くものをチェックしなかったのか、外国人による英語表現ゆえの心理的な甘さがあったのではないか。

 今後は、新聞本体と同様のレベルで、外国語を含む自社のすべてのメディアをチェックする体制作りをすることが必要だ。

 私は数年前からネットの負の側面に警鐘を鳴らしてきたが、今回の件はネット社会の落とし穴がどこに隠れているかわからないことを示唆するものだ。ただ、失敗に対する攻撃が、ネット・アジテーションによる暴動にも似た様相を呈しているのは、匿名ネット社会の暗部がただごとではなくなっていると恐怖を感じる。この問題はマスコミのネットとのかかわり方の教訓にすべきであろう。



* 英文サイト出直します 経過を報告しおわびします
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* 英文サイト不適切記事問題 中旬に調査結果公表します(2008年7月7日)
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* 毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果 09

2008-08-17 | 毎日新聞
「開かれた新聞」委員会委員に聞く(1)

 「開かれた新聞」委員会は(1)当事者から人権侵害の苦情や意見が寄せられた際、社の対応に対する見解を示し、読者に公表する(2)報道に問題があると考えた場合、意見を表明する(3)よりよい報道を目指すための課題について提言する――という三つの役割を担っています。メンバーはノンフィクション作家の吉永みち子氏、作家の柳田邦男氏、フリージャーナリストの玉木明氏、上智大学教授の田島泰彦氏の4人です。
 ◇信じられない記事垂れ流し――ノンフィクション作家・吉永みち子氏

 「WaiWai」は、日本人なら「ありえない」と思って読むたぐいの記事に信ぴょう性を加えてしまった。外国の人は日本の雑誌の色合いまで判断できないのだから、とんでもない誤解を生む危険もある。そういうコラムを外国人に丸投げしていた現実は恐ろしい。何を伝えるかではなく、アクセスが上がることを選択の基準に発信するなら新聞社ではない。

 日本社会の一つの側面を描いたというが、側面どころか、まったくの誤報に近いものもあった。その上、「日本のお母さんは」「日本の女子高生は」と一般論のように書いてしまった。「記事は雑誌記事にもとづく」という一片のお断りで責任を免れるものではない。それではただの垂れ流しだ。

 執筆していた記者を、試用期間を終えて特別嘱託にする時と編集長にする時の2度にわたり、それまでの仕事をチェックする機会があったはずだが、どういう評価をして責任ある立場にしたのか。また、コラムや記事を書かせる以上、誰かにチェックさせるのは当然のことなので、ノーチェックで載せ続けたことも信じられない。

 毎日新聞社の対応にも疑問が残る。これまで何度も問題が指摘されていた。5月に抗議が来てから6月21日までの1カ月弱、何をしていたのか。その間に事の大きさを察知して、組織として対応できなかった感覚の鈍さは愕然(がくぜん)とする。それを日本中に知らせてしまったダメージは大きい。

 また、処分を発表し経過報告を掲載した時に、「明らかな違法行為には法的措置を取る」と加えたのも、理解しがたい。まず謝罪すべき段階に、自分も被害者だと言ってしまうのでは納得を得られない。

 ネットの問題を指摘し、正確な情報を伝えるべく努力してきた社の姿勢と、「WaiWai」の実態の間の溝はあまりに深い。重く受け止めて、MDNは根本的に立て直しを図ってほしい。



* 英文サイト出直します 経過を報告しおわびします
* 再発防止へ体制強化 深刻な失態 教訓にします
* 英文サイト問題検証(1)
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* 英文サイト問題検証の新聞紙面(特集面1)[PDF/966KB]
* 英文サイト問題検証の新聞紙面(特集面2)[PDF/696KB]
* 英文サイト不適切記事問題 中旬に調査結果公表します(2008年7月7日)
* 役員・記者ら処分 英文サイトに不適切コラム(2008年6月28日)
* 英文サイトのコラム、読者におわびします(2008年6月25日)

* 毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果 08

2008-08-17 | 毎日新聞
検証踏まえ2人追加処分

 毎日新聞社は6月27日に、担当記者に加え、朝比奈豊社長(役員報酬10%返上・1カ月)、長谷川取締役(同20%返上・同)ら4人を処分しました。さらに、検証結果を受けて99年4月から04年6月まで総合メディア事業局長だった渡辺良行常務について役員報酬20%(1カ月)返上の追加処分を20日付で行いました。

 また、すでに処分している現職部長より前の歴代英文毎日編集部長を追加処分の検討対象としました。ただし、すでに死亡している者が1人、退社している者が1人いました。在社している元編集部長1人は処分しましたが、現在は社内の役職を退いているため内容の公表は差し控えます。



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* 役員・記者ら処分 英文サイトに不適切コラム(2008年6月28日)
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* 毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果 07

2008-08-17 | 毎日新聞
検証チームの分析――要因 複合的に

 検証に当たった特別チームは、以下のことを指摘する。
■チェック機能に欠陥

 「WaiWai」に不適切な記事が掲載され続けたのは、▽原稿が妥当かどうかをメディア倫理に照らして精査するデスク機能がなかった▽執筆陣が男性に偏っていたため女性の視点がなかった▽スタッフは外国人のみで日本人の視点が欠けていた――の三つの編集上のチェックの不在が直接の原因と言える。
■品質管理体制の不在

 毎日新聞本紙の場合、紙面審査委員会や「開かれた新聞」委員会などを通じて、記事内容は常にチェックされるが、MDNには、そのようなシステムはない。担当記者が書いた原稿がそのまま掲載され、不適切な記事が見過ごされ続けた原因は体制上の欠陥にもある。
■記者倫理の欠如

 担当記者は「毎日新聞の信用を傷つけてしまうかもしれない」との認識を持ちながら、不適切な記事を頻繁に翻訳し、「元の記事の内容について責任を負わないし、正確さも保証しない」という断り書きを付けることを免罪符に記事を書き続けた。記者倫理を大きく逸脱したものだ。
■英文サイトへの認識不足

 ウェブに移行した時、海外も含めた社外に英文で情報を発信することの重要さについての認識が社全体に足りなかったことも指摘せざるを得ない。英文毎日編集部における「WaiWai」の編集方針の議論が決定的に欠ける中、歴代の上司は、自らの媒体の内容を把握するという基本を怠った。
■批判への対応鈍く

 ウェブ版がスタートした01年4月から08年3月までに寄せられた苦情は確認できただけで15件あった。しかし、注目されるコーナーだったためもあり、外部の声に真摯(しんし)に耳を傾ける姿勢が担当記者にも幹部にも欠けていた。



 検証チームは、東京本社編集局社会部、「開かれた新聞」委員会事務局、内部監査室で構成し、公正を期すため、デジタルメディア局は外しました。



* 英文サイト出直します 経過を報告しおわびします
* 再発防止へ体制強化 深刻な失態 教訓にします
* 英文サイト問題検証(1)
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* 検証踏まえ2人追加処分
* 「開かれた新聞」委員会(1)
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* 「開かれた新聞」委員会(4)
* 英文サイト問題検証の新聞紙面(1面)[PDF/1.7MB]
* 英文サイト問題検証の新聞紙面(特集面1)[PDF/966KB]
* 英文サイト問題検証の新聞紙面(特集面2)[PDF/696KB]
* 英文サイト不適切記事問題 中旬に調査結果公表します(2008年7月7日)
* 役員・記者ら処分 英文サイトに不適切コラム(2008年6月28日)
* 英文サイトのコラム、読者におわびします(2008年6月25日)

* 毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果 06

2008-08-17 | 毎日新聞
英文サイト問題の経緯
 ◇不適切記事 雑誌など翻訳

 「WaiWai」コラム記事は、MDNサイト上では01年4月から08年6月まで、原則として毎日、計2561本掲載された。

 毎週金曜日に掲載された関連コラム「The Face」346本と合わせると、計2907本になる。

 元の記事は、月刊誌、一般週刊誌、写真週刊誌、男性向け週刊誌、女性向け週刊誌、夕刊紙で約30種。

 掲載した原稿は基本的に、雑誌名を示し、表紙の写真を付した上で、導入部で記事全体を要約し、第2段落以降で元の記事を紹介するというスタイルを取っていた。原稿は1本あたり600語程度で、うち6~8割が転載だった。

 掲載された記事には「料理、獣、悪徳とその愛好者」というタイトルで異常な性的嗜好(しこう)の話を取り上げたもの(07年9月)や、「古くから伝わる米の祭りでは、お肌に効果がある洗顔クリームが評判を呼んでいる」というタイトルで日本の伝統的な祭りを性的な話題に結びつけたもの(05年12月)などが含まれていた。エクアドルやベラルーシなど外国で日本人観光客が違法ツアーに参加しているという記事(03年7月)もあった。いずれも事実の裏付けもないまま翻訳して記事化していた。

 未成年者の性に関する記事などを不適切に取り上げたり、翻訳元に掲載されている数字を算出根拠などを明確にせずに使用して誤解を招いたり、数人の女性のコメントから成り立っている雑誌の記事を「日本人女性の間で増えている」といった表現で一般化するケースも確認した。

 また、防衛政策を美少女キャラクターが登場する漫画で紹介しているという月刊誌記事を07年7月に取り上げた際、導入部の防衛省の説明に「真珠湾攻撃と南京大虐殺で世界に名を知らしめた政府省庁の後継」と加筆したケースがあった。担当記者は「美少女とのギャップを浮かび上がらせるために書いた」と語った。

 著作物の翻訳や要約については、現在、発行元の出版社と対応を協議している。
 ◇遅れた削除、閉鎖

 今年5月下旬、ネット上の掲示板に、「WaiWai」に関するスレッド(特定の話題に関する投稿集)が立ち、「内容が低俗」「日本人が海外で誤解される」といった批判が寄せられた。

 また、同30日には、「WaiWai」に取り上げられた記事をめぐり、翻訳転載された月刊誌から抗議があった。

 高橋弘司編集部長は担当記者に確認の上、同31日に批判を受けている記事を削除し、不適切な記事が多いと考え、過去記事が閲覧できないようにする措置を講じた。その後、6月2日に雑誌編集部に謝罪した。

 ただ、「WaiWai」の掲載は、毎日新聞社の週刊誌「サンデー毎日」の記事を使って継続。高橋は「紙の時代から続く名物コラムだったので、定着読者がいるという認識があり、なかなかなくすという判断をできなかった」と説明する。

 上司である長谷川篤デジタルメディア局長(当時)は「6月2日に正式な報告があり、(WaiWaiに対して)苦情が来ていることを知った。WaiWaiのことはその時まで気に留めたことはなかった」と述べた。また、磯野彰彦デジタルメディア局次長(当時)も「5月中に高橋から報告を受けた記憶はあるが、重大なことだという認識がなかった」と話す。

 この後、6月20日にネット上のニュースサイトが「WaiWai」をめぐる問題を取り上げた。デジタルメディア局は21日に「WaiWai」を閉鎖。23日に不適切な内容だったことを認める文章をMDNと日本語サイト「毎日jp」の両方に掲載した。さらに、毎日新聞とサイト上で同25日に「おわび」を、同28日には、担当記者らの処分と問題の経緯を掲載した。処分では、役員2人も対象とした。

 毎日新聞社は、了解を得ずに利用した出版社やエクアドル、ベラルーシ両大使館など迷惑をかけた関係者には説明と謝罪を続けている。
 おことわり

 「WaiWai」の掲載内容については、事実関係が不確かなうえ、読者に不快感を与えるだけでなく、雑誌発行元の出版社や記事中の関係者にご迷惑をお掛けすることになるので、詳細な説明は控えさせていただきます。
検索エンジンに反応―― 「メタタグ」に41語
 ◇外国人スタッフが指定 上司は把握せず

 MDNサイトの全ページに、検索エンジンに反応しやすいようプログラムに埋め込む「メタタグ」のキーワードが41語登録されていた。その中に「hentai(ヘンタイ)」「geisha(ゲイシャ)」「japanese girls(ジャパニーズガールズ)」という単語もあった。

 MDNの外国人スタッフが昨年8月、これらの単語をキーワードに指定して技術スタッフに伝えたメールが残っている。昨年10月の毎日新聞サイトのリニューアルに伴うものだった。この外国人スタッフは「忙しかったのでよく覚えていないが、私がつけたと思う」と証言。メタタグについても、担当者のみでやり取りがなされ、上司は把握していなかった。この外国人スタッフによると、「hentai」はここ5年ぐらい、英語圏ではアダルト系漫画・アニメを指す英単語として浸透していると解釈していた。

 また、毎日新聞の日本語サイトでは、コーナーごとに内容に応じた違うキーワードを付けているが、MDNサイトはニュースも「WaiWai」も、全コーナーのキーワードが同じだった。

 現在は、これら問題のあるキーワードは削除している。
◆WaiWai問題の経緯◆

89年10月    毎日デイリーニューズ(MDN)で、「WaiWai」の連載開始
96年10月    担当記者の試用期間開始(97年10月から特別嘱託記者)
01年 3月    MDNが休刊
    4月    MDNがウェブサイト上で再スタート、WaiWaiも再開
05年 4月    担当記者がMDN編集長に
07年10月    米国在住の読者からWaiWaiを批判するメール(英語)
08年 3月    国内の読者からWaiWaiを批判するメール(日本語)
    5月30日 月刊誌から記事の使用について抗議
     同31日 WaiWaiの一部記事を削除
    6月20日 ニュースサイトがWaiWaiの問題を取り上げる
     同21日 WaiWaiを閉鎖
     同23日 サイト上に経過説明とおわびを掲載
     同25日 本紙に経過説明とおわびを掲載
     同27日 担当記者を休職3カ月の懲戒処分。上司ら関係者も処分
     同28日 本紙に問題の経緯を掲載



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2008-08-17 | 毎日新聞
英文サイト問題検証(3) 外部の指摘 生かせず

 「時々はウェブサイトでチェックしていたが事実上、記者に任せていた。記事選択のチェックをすべきだった」。06年4月に就任した高橋弘司編集部長(役職停止中)は、そう反省の弁を述べる。

 高橋は就任前に、同部に在籍したことがある女性記者に部内の状況を聞いていた。その中で「WaiWaiは内容を見直した方がいい。社会的な切り口でやった方がいいのではないか」とのアドバイスを受けたという。
 ◇女性の視点欠如

 女性記者は「取材先の米国人から『こんなひどい記事が掲載されているが、毎日新聞と関係あるのか』と聞かれたことがある。毎日新聞の信頼性という点から非常に深刻にとらえていた」と明かす。

 高橋は就任後に「WaiWai」を見て「低俗だな、セックス記事が多いな」という印象を持ったという。間もなく、担当記者に過激な内容の雑誌名を挙げ、「わいせつな記事は極力使わない方がいい」と口頭で注意した。その後も、「抑えめにしろよ」と2、3回言ったが、高橋はその後改善されたかチェックすることはなかった。

 結局、内部からの警告のサインは、いずれも関係者には深刻に受け止められず見直しに結びつかなかった。

 外部からも「WaiWai」の問題点を指摘する意見が寄せられていた。

 昨年10月、米国在住の大学勤務の日本女性から内容を批判する英文メールがデジタルメディア局に届いている。「正確さについて保証しない」との断り書きがあっても掲載すべきでないというもので、理由として▽論理的に考えれば記事はウソに違いないと思う▽日本文化をよく知らない人たちに誤解を与える ――ことを挙げた。

 このメールは当時、担当記者も目にしていたが具体的な対応は取らなかった。「返事を書きたい気持ちはあったが、きちっとした内容を書かなければならない。次から次へと仕事があり、できなかった」と理由を述べる。

 今年3月にも国内在住という人から日本語で「WaiWai」の内容に疑問を投げかけるメールが届いたが、同様に顧みられることはなかった。

 この2本のメールの内容は、記者だけでなくデジタルメディア局内の他の人にもメールで知らされた。そのリストには局長や局次長、部長ら幹部も含まれていた。

 長谷川と高橋はともに「メールには全く気づかなかった」とし、高橋は「今回最も甘かった点だ。きちっと答えるべきだったと反省している」と述べる。

 当時、デジタルメディア局次長の立場にあった磯野彰彦デジタルメディア局長(役職停止中)は「パソコンを調べたら、3月のメールは開いた形跡があった。マイナス情報に気づかず、悔やんでも悔やみ切れない」と話す。



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* 毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果 04

2008-08-17 | 毎日新聞
英文サイト問題検証(2) 読者受けを意識 過激に

 MDNが紙だった時代の「WaiWai」にも性に関する話題は掲載され、担当する外国人編集者が表現を和らげるよう指摘することもあった。担当記者も「編集者はバランスが取れている人で、あまりバカなことは書けなかった。ボツになった原稿もたくさんある」と話す。

 毎日新聞本紙では、記者が書いた原稿はデスクが目を通し、事実関係や表現について筆者に細かく確認を取ったうえで出稿される。さらに、紙面に掲載されるまでには、記事の扱いや見出しを決める部署や校閲部門、当日の編集責任者など何重ものチェックを経る。しかし、「WaiWai」ではこうした綿密なチェックは行われていなかった。原典の雑誌記事との照合も行われず、ほとんどが外国人スタッフの間で完結していた。

 ウェブへの移行後、事情はさらに変化する。「WaiWaiは人気コンテンツだし、週6本から8本にして毎日掲載しようという話になった」(担当記者)が、体制が追いつかず、チェック役を務めていた編集者も一般ニュースに集中せざるを得なくなった。

 日本人スタッフによるチェックはニュース原稿が中心で、結果的に「WaiWai」の原稿は編集者の目を通らず、リバイザーと呼ばれる英文の体裁を整える役目の外国人スタッフのチェックだけを受けて、そのまま掲載されることが日常的になった。

 外国人スタッフの一人は何度か内容について注意したが、担当記者は「批判されると僕も反発した。(編集長になってからはスタッフが原稿を)ボツにできる雰囲気ではなかったかもしれない」と振り返る。

 日本人上司である歴代の英文毎日編集部長はどんな役割を果たしたのか。編集部長は、週刊紙「毎日ウィークリー」の編集長も兼務していたことから、MDN全般についてはほとんどスタッフに任せ切りの状態が続いていた。

 02年10月に着任した編集部長は「WaiWaiは、全部ではないが、ウェブ掲載後のものを時々読んでいた。中には過激な表現もあったと思うが、総じて日本に興味のある外国人が読みたいと思う話をピックアップしていた」との認識を示す。

 当時を知る編集部員は「部長は、『ウィークリー』の改革に熱心で、MDNの内容についてはあまり口出しをしなかった」と証言する。

 後任の編集部長(05年4月~06年3月)=既に退職=は、英文関係の上部組織であるデジタルメディア局次長との兼務。事実上、局次長の職務が中心で、MDNの編集室にいることはなかった。

 部長は「WaiWaiの一部は読んでいて、内容は認識していた」一方で、「手が回らず、担当記者に全部やらせた」と反省する。担当記者の原稿がデスクの目を経ずに出ていたことについては「抵抗感はあったが、チェック体制が取れなかった」と話す。

 外国人スタッフは「WaiWaiはスラング(俗語)が多く、歴代の日本人編集部長が本当に理解していたのか」と、言葉の壁を指摘する。



* 英文サイト出直します 経過を報告しおわびします
* 再発防止へ体制強化 深刻な失態 教訓にします
* 英文サイト問題検証(1)
* 英文サイト問題検証(2)
* 英文サイト問題検証(3)
* 英文サイト問題の経緯
* 検証チームの分析
* 検証踏まえ2人追加処分
* 「開かれた新聞」委員会(1)
* 「開かれた新聞」委員会(2)
* 「開かれた新聞」委員会(3)
* 「開かれた新聞」委員会(4)
* 英文サイト問題検証の新聞紙面(1面)[PDF/1.7MB]
* 英文サイト問題検証の新聞紙面(特集面1)[PDF/966KB]
* 英文サイト問題検証の新聞紙面(特集面2)[PDF/696KB]
* 英文サイト不適切記事問題 中旬に調査結果公表します(2008年7月7日)
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* 毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果 03

2008-08-17 | 毎日新聞
英文サイト問題検証(1) チェックなく素通り 外国人記者任せ

 毎日新聞社は、英文サイト「毎日デイリーニューズ」(MDN)上のコラム「WaiWai」に不適切な記事が掲載された問題で、社内調査を続けてきました。関係者の事情聴取などで判明した検証結果と、調査をした特別チームの原因分析を報告するとともに、有識者による「開かれた新聞」委員会の委員の見解を掲載します。



 「WaiWai」は、毎日新聞が発行していた英字紙「毎日デイリーニューズ」のコラムの一つで、1989年10月に連載をスタートした。硬いニュースだけでなく、「軟らかい読み物」も扱おうと、国内の週刊誌や月刊誌の記事を引用しながら、日本の社会や風俗の一端を面白く紹介する狙いだった。

 英字紙の時代は、毎週日曜日に1ページを使って記事6本と雑誌の見出しだけを紹介するスタイルが定着した。英文毎日編集部の外国人記者や社外の外国人ライター3~5人が執筆。取り上げる雑誌も外国人が中心となって選択していた。執筆した外国人ライターの一人は「現在の日本はこうなっている、ということを描いていて、外国人記者の間で話題になっていた」と振り返る。

 今回、懲戒休職3カ月の処分を受けた担当の外国人記者は、96年10月から同編集部で働くようになり、「WaiWai」の執筆に加わるようになった。

 01年3月末、渡辺良行常務が総合メディア事業局長だった時にMDNは休刊となり翌月からウェブ上のみでの掲載となった。当時の英文毎日編集部長(故人)の編集方針で、紙面と同じ内容をネットで掲載することになり、「WaiWai」も継続された。

 英字紙時代の最後は外国人15人、日本人3人の計18人のスタッフがいたが、ウェブになってからは外国人5人、日本人3人の体制に縮小、のちに日本人は2人になった。「WaiWai」の執筆は、実質的に担当記者1人になった。

 担当記者は、ニュース翻訳の傍ら、1日1本のペースで「WaiWai」の記事(600語程度)を更新し、雑誌の選択も1人でした。途中から、英字紙時代の「WaiWai」に記事を書いていた外部の外国人ライター1人も執筆に加わり、担当記者が週7本、外部ライターが週1本のペースで記事を更新。その中に、性風俗などに関し、掲載すべきでない記事が多く含まれていた。

 担当記者は日本語を理解するバイリンガル。政治ニュースから話題物まで、硬軟双方をこなせる翻訳能力の高さを周辺は評価していた。

 05年4月に英文毎日編集部長の下で、MDNの編集長に就任する。編集長は社の職制上の肩書ではないが、担当記者はMDN全般を統括する立場となった。名刺には「毎日デイリーニューズ編集長」と表記した。

 当時デジタルメディア局長だった長谷川篤取締役デジタルメディア担当は「外国人スタッフのインセンティブ(やる気)向上のために抜てきした。非常に社交的で意欲があり、スタッフの中で最もよく仕事をしていた」と話す。

 一方で、担当記者が性的な話題をおもしろがることを心配する声もあった。

 担当記者は常にMDNに関心が集まることを意識していた。「母国での就職難のため来日した。仕事を失うことに恐怖感があり、MDNを閉鎖する言い訳を誰にも与えたくない」とも考えていたという。「性的な話題を取り上げるとユーザーの反応がよかったので、そういう話題を取り上げた」とも述べている。

 また、英字紙時代のMDN読者は、主に日本在住の外国人で、「WaiWai」に利用された雑誌がどのようなものか、あるいは毎日新聞がどのような新聞かある程度分かっている人々だった。ウェブ化によって、アクセスの60~70%が北米など海外になり、日本の事情を知らない人が読者になったが、担当記者は、記事内容について特に配慮することはなかった。

 担当記者は、正確さが問われるニュース記事と「WaiWai」とは別の扱いと考えていた。このため、紙面でもサイト上でも「雑誌記事の翻訳で、表現やその内容には責任を負いません。記事の正確さについても保証しません」との趣旨の断り書きを英文で載せていた。

 しかし、「ネット上では毎日新聞の記事と区別しない人がいたので、毎日にとってよくないかもしれないと思っていた」と振り返る。

 一方、著作権について、担当記者は知識も理解も十分ではなかった。

 「WaiWai」の執筆に加わった当初、ベテランの外国人ライターから「我々がやっている引用は許容範囲だ。単なる翻訳でなく、解説や説明も入れているから」と言われ、十分に検討しないまま大量の翻訳を繰り返していた。読者を引き付けようとして、元の雑誌記事にない個人的な解釈を盛り込むケースもあった。



* 英文サイト出直します 経過を報告しおわびします
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* 英文サイト問題検証(1)
* 英文サイト問題検証(2)
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* 「開かれた新聞」委員会(1)
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* 英文サイト問題検証の新聞紙面(1面)[PDF/1.7MB]
* 英文サイト問題検証の新聞紙面(特集面1)[PDF/966KB]
* 英文サイト問題検証の新聞紙面(特集面2)[PDF/696KB]
* 英文サイト不適切記事問題 中旬に調査結果公表します(2008年7月7日)
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