今を生きる  MOMENTARY 

 草の輝く時 花美しく咲く時
 再びそれは帰らずとも嘆くなかれ
 その奥に秘められし力を見出すべし
 ワーズワース

安らかなる眠りを祈りつつ・・・・

2014-06-13 10:10:00 | 家族
   6月10日   零時  

  脳のリンパ腫で、叔父(母の弟)が亡くなりました。

  73歳でした。
 

  2年半に渡る闘病生活でしたが、
  たくさんの人に見守られながら
  苦しまず穏やかに息を引き取ったようです。


  入院する半年余り前まで元気で仕事していた叔父さん。
 

  健康には充分気を使っていた叔父ですが、

  突然現れた病状から2年8ヶ月、

  脳の異常に、家族が気付いた時はどうしようもなかったようです。


  今、話していても翌日には無くなってゆく記憶、、
  ふとしたことで繋がる記憶、、

  そんな中での闘病生活でした。


  よく言ったもので、

  遠い親戚より近くの他人。
 
  40年以上に渡り、親戚以上のお付き合いのご近所の家族も、
  親身にお世話して下さったとのことでした。


  近くに居ながら入院中にお見舞いに出向いたのは十回余り・・・・
  至らなさに悔いるばかりで迎えた弔問となりました。。


  最後に顔を見てから何ヶ月経つのだろう・・・・
  詫びる気持ちが充満します。。

  眠るように穏やかな叔父の顔を見ながら、
  「ごめんなさい、、」と。。。




  回復する見込みがない、長きに渡る闘病生活に、
  従弟たちは心の準備は出来ていたと、、
 
  従弟は小学生二人を持つ父となり、
  優しい孫たちは、残されたおばあちゃんにとても優しい良い子です。


  「父は陰気なのが嫌いだと思います、明るく見送ってやって下さい」と
  気丈に対応する従弟。
  
  従弟は、立派に喪主を務め上げました。



 
  叔父の導きにより、、

  何十年ぶりかで顔を合わす従兄や親戚。

  盆正月には、兄弟いとこが田舎で集い遊んだこと~
  半世紀にもさかのぼる、子供の頃の懐かしい記憶が巡ってきます。


  お互いどんどん歳を取り、
  我々も、いつどうなるかわからない年齢域に入ってきたなあと
  しみじみ語り合います。


  どんな終幕を引くのか・・・・

  それはまったくわからないことですが、


  まずは、健康であること。

  悔いの残らぬように
  やりたいことは、やれるときにやっておく(笑

  これだなよなあ。
  などと語り合うアラヒィフ&アラカン世代です。






 
  最後まで現役を通した叔父さんは
  体型は若い頃と変わらず、いつもスーツかブレザー姿。

  面倒見がよく几帳面な性格で髪はいつもきちんと七三分け。
  
  闘病生活中は、坊主頭で過ごしていましたが、
  院内でもいつも身を整えてもらい美しい患者、

  そんな記憶しか残らぬ紳士な叔父でした。

 
  若くして逝ってしまった叔父ですが、

  家族やご近所の方々からとても愛されていたのだなあ、

  としみじみ感じる叔父の終幕でした。


  病魔には勝てず、、、

  心残り、気がかりはあることでしょうけれど・・・

  安心して、

  安らかな眠りに付かれんことを、

  ただただ願い、冥福を祈るばかりです。


                                合掌

  


      
コメント (2)
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