やぎの宇宙ブログ

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小衛星プロメテウス

2009-05-29 23:47:20 | オリジナル画像
No.362 2009/1/9作成

Prometheus

今年1月14日にNASAの土星探査機カッシーニが撮影した土星の小衛星プロメテウスの画像です。
複数枚の画像が撮影され、それらを組み合わせてさらに処理を加えて作成しました。
2月に作成した画像ですが、データが復旧したので配信します。

Fリングに接近するプロメテウスは、その重力によってFリングを構成する粒子をかき乱しています。
そのため、プロメテウス付近でFリングは大きく歪んでいます。
プロメテウスを夜側から見ているため、プロメテウスは暗く見えます。
一方、太陽光がリング粒子によって散乱されるため、リングは明るく見えています。
明るく輝くリング粒子の中で、プロメテウスのシルエットが浮かび上がっています。

プロメテウスは直径148×100×68kmの小さな氷衛星で、表面はクレーターで覆われています。
プロメテウスはFリングのすぐ内側を回り、Fリングの形成に大きな影響を及ぼしているために、「羊飼い衛星」と呼ばれています。

元の画像:NASA/JPL提供

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2 コメント

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コメントありがとうございます (管理人やぎ)
2009-06-05 20:01:42
最近忙しくてなかなか更新できません…

確かにパンドラよりプロメテウスの方が影響大きいようですね。
Fリングって、内部にちっちゃな衛星や塵の塊が多数あるんで、比較的最近の衝突もしくは潮汐力による破壊でできたリングなのかもしれませんね。
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パンドラ影薄い (bbsawa)
2009-05-30 20:27:41
同じ羊飼い衛星のパンドラの影響より、かなり影響力が大きいようです。
リング内の粒子を乱したり、まとめたり大活躍のプロメテウスです。
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