昨日久々に訪れた北白川のマクドナルドは、京都に住んでいた頃、もっとも利用頻度の高かった店舗として、私のもっとも馴染みのマクドナルドのひとつでした。交差点をはさんだすぐ南には、こってりで有名な天下一品の本店もあり、毎日のように利用していた北山通り~北白川通り界隈は、35年間過ごした京都の街でも、特に思い出深いスポットであるといえます。
アニメ「けいおん!」の中で頻繁に登場するこの店舗は、名前こそ「マックスバーガー」に変更されているものの、外観、店内の様子はほぼそのままの再現。京都時代に度々訪れた、自分にとって空気のような存在だったこの店舗ですが、こうして物語の中にそのままのカタチで登場することによって、ますます愛着が湧いてくるのは、とても不思議な感覚です。
作品自体の視聴歴はまだまだ浅いのですが、このように「けいおん!」には、綿密な取材による背景設定があり、京都人である私にとっては、まずそこが大きな魅力になっているのですが、そういった実在の場所をまとめたサイトを見ていて、本日、さらに驚愕のスポットを知ってしまいました。
普段の物語は、主人公の家がある北山松ヶ崎から修学院、北白川通りあたりが中心となっていますが、第15話に登場するマラソン大会のコースを知ってびっくり。はじめてその話を観た時には「なんとなく見覚えのある背景だな…」程度で観ていましたが、なんと、北山橋手前からスタートして、数々の店舗が並ぶ北山通りから下鴨中通りへ左折、深泥池の横の細くキツい坂道を経て、円通寺横を通過し幡枝に抜ける…という私の生まれ育った北山がそのまんま登場する驚愕のコースでした。(笑)
ちなみにこのサイトでは全話に登場するすべての背景カットと実在写真が丁寧に定点対比されていて、あらためて京都アニメーションの仕事のクオリティの高さに感激させられますが、一方で、一見どかだかさっぱりわからないような背景の実在のスポットを、見事に発見しているファンの方たちの情熱の凄さにも感激してしまいました。
ちなみに京都時代には0歳の赤ん坊だったため、店舗の記憶はない次男(写真)ですが、お気に入りのキャラたちがいつも集っているお店を実際に見ることが出来て、相当嬉しかったみたいです。