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Les Quatre Boutique Blog 03

QUATRE ILLUSTRATION [Kazushi Ryoguchi] Blog

DOOPEES

2010-06-05 15:18:17 | Quatre Music

今から22年程前、私がまだ大学生だった頃、関西ローカルの深夜枠はホントに魅力的な番組が多くて、今でも強く印象に残っている傑作がずらりと揃っています。渋いセレクトに魅了された「CINEMAだいすき」は、若き日の私の「映画好き」を決定づけた番組だし、「現代用語の基礎体力」から始まる関西発の新感覚バラエティは、当時ホントに夢中になったものです。
これらの番組に出演していた升毅さんや生瀬勝久さん(当時の名前は槍魔栗三助)、古田新太さん、羽野晶紀さんのその後の活躍はご存知の通り。その後番組の「ムイミダス」や「怒濤のくるくるシアター」では、当時超若手だった雨上がり決死隊やFUJIWARA、チュパチャップス(現・宮川大輔さんとほっしゃんさん)、千原兄弟にジャリズム(世界のナベアツさん)といった、今をときめく芸人さんたちのネタを、ほぼはじめてテレビで見る機会ともなり、毎週録画していたのが記憶に新しいところ。これらの番組はテーマ曲のセレクトも渋く、アート・オブ・ノイズがトム・ジョーンズをフィーチャリングして、プリンスの名曲をカバーした「Kiss」を起用していたりと、実にマニアックで特筆すべき点が多いといえましょう。
今日紹介する「DOOPEES」は、以上の一連の番組とは局は違えど、記憶の中では同じ手触りを持った関西の深夜バラエティ番組「豪快!御影屋」のオープニングテーマとして出会った、ヤン冨田氏の興味深いプロジェクトバンド。
古き良きアメリカのTVドラマを愛する私にとって、実に馴染み深い「かわいい魔女ジニー」のテーマ曲を大胆にサンプリングした「DOOPEE TIME」は、PVがそのまま番組のオープニングとして使用され、当時のインパクトは相当強いものでした。
あれから長い月日が流れましたが、音楽の魅力は薄れることもなく、出演者だったタレントさんたちも今や全国放送で活躍されていて、視聴者としても感慨深いものがあります。