私の好きな音楽ジャンルのひとつである「ラウンジ・ミュージック」。60~70年代の映画音楽やイージーリスニングを中心に、定義はわりと幅が広いのですが、このジャンルが好きな理由は先日このブログ(http://blog.goo.ne.jp/nekotachiffonmarron/e/09cc5f6688a6910404f2c2bbdc7f8b16)で書いた通り。幼少の頃に自然に耳にしていた、馴染み深い親父のレコードによる、刷り込み式のお気に入りだと言えます。
ちょうど妻と結婚した1990年代の後半は、90年代始めのジャズファンク~クラブジャズ~ブラジル~フリーソウル等の流れから続く、ちょっとしたモンド&ラウンジ発掘ブームで、80年代の中古レコード店では見向きもされなかったイージーリスニングのレコードに、大きな脚光があたった時期でした。それと並行して、CD化なんてありえなかった多くのラウンジ系レコードが次々とCDで復刻され、我が家のこのジャンルのCDの数は、瞬く間に勢力を拡大しました。
なので90年代の後半、我々夫婦の新婚時代にもっともよく聴いていたのが、Les BaxterやEnnio Morricone等のお洒落でソフト、しかも少しエキゾチックなムードも加味された極上のラウンジ・ミュージック。
もしラウンジ・ミュージックの雰囲気が想像出来なければ、まず私がお薦めしたい「THE GIRL FROM U.N.C.L.E.」のテーマ曲を聴いてみて下さい。この手の音楽が好きな人には、定番ともいえる有名曲ですが、ボッサのリズム、女性コーラス&スキャット、上品で包み込むようなブラス、エレガントなストリングス、甘いサックスソロ…、極めつけにハープまで。ラウンジ・ミュージックの魅力の要素をすべてあわせ持ったお薦めのナンバーです。この曲を流すだけで、リビングが涼しげな避暑地のラウンジカフェの雰囲気になることうけあいです。
*THE GIRL FROM U.N.C.L.E.
http://quatre-taste.sblo.jp/article/30325727.html