goo blog サービス終了のお知らせ 

Les Quatre Boutique Blog 03

QUATRE ILLUSTRATION [Kazushi Ryoguchi] Blog

唄うシフォン

2010-07-05 16:44:54 | Quatre Music

家事の合間にフェンダーローズのアンプの電源を入れて、思うがままにすらすらと音楽を奏でるのは、妻の日常の中で欠かせない息抜きの時間。アップライトピアノをはじめ、妻の商売道具だったエレクトーン、私がバンド時代に使用していた新旧2台のフェンダーローズのエレピ、さらにmoogのアナログシンセサイザーといった、合計5台もの鍵盤がいつでも触れるようにリビングにセッティングしてあるのは、妻のアーティストとしての腕を鈍らせない効果を充分に果たしているといえます。
そんな彼女がもっとも頻繁に使用しているのがフェンダーローズですが、暇さえあれば曲を作って、譜面に書きおこしている姿がみられ、私が仕事をしている時にも、常に新たな曲が誕生していっています。
3年前に初めて2人で作ったCDの曲は、今でもmyspace.comで聴いていただくことができますが、あれ以来、妻はどんどん新曲を作っているにも関わらず、なかなか私自身が音楽の制作にまで気持ちがまわらなくて、レコーディングするまでにはいたらないのが現状。
でも今朝、原稿待ちで手があいていた私に「新曲作ったから、一緒にベースであわせて~♪」と熱烈な誘いをしてきたので、久々にベースをアンプにつないで2人でセッションをしました。いつもたった一人でエレピを弾いている彼女。ほんの少しだけでも私がベースを弾くと、ホントにわくわくキラキラとした表情をして、楽しそうにしてくれます。素敵な曲をどんどん作っているので、いつかはまた2人で録音が出来たらいいなと思います。
今日の写真は、妻の演奏にあわせて唄っているシフォン。(笑)というのは嘘で、たまたまシャッターチャンスに「あくび」をしそうになっているところです。

TRAVEL ROCK

2010-07-01 11:27:54 | Quatre Music

朝の9時台、まずMacを起動してメールのチェックや納品、アメーバ&mixiの定期巡回をしている私の横で、掃除洗濯、庭の水まきをはじめとする一連の家事を終えた妻は、よくYouTubeを見ています。
彼女が見ているのは冨田ラボ人脈の音楽系や、よしもとを中心としたお笑い系。たまに自分のmixi日記に貼ったりもしていますが、そのラインナップは脈絡が見えない意外なものが多く、コメント数から見るに、ついてこれている友人はあまりいないみたいです。(笑)
そんな彼女が好感をいだいている女性タレントとしては、最近では小林聡美さんや上野樹里さん、木村カエラさんなんかの名前があげられますが、以前からよく口にしているのが小泉今日子さんの名前。若い頃の小泉さんではなくて、年を重ねた最近のキョンキョンに好感と親近感を感じているようです。
私自身もアイドル時代の小泉さんには全く興味がなかったけど、90年代、ピチカートファイヴの小西さんとの仕事や、インディーズ時代のスチャダラパーとの意外な交流等で、少しずつその渋い活動に注目するようになりました。なかでも1993年にリリースされた「TRAVEL ROCK」は、CTPPの信藤さんのアートデレクションによるヌードジャケットの素晴しさもあって、その印象を大きくかえられました。かまやつひろし氏の傑作として名高い「やつらの足音のバラード」をカバーしていたりと、CDの内容も通好み。このCDのリリースからすでに17年が経過していますが、小泉さんは他の同時期のアイドルの人達とは、全く違った独特のポジションを築いているのが素敵ですね。

Bayonetta

2010-06-20 16:15:44 | Quatre Music

6月24日発売のモンスターハンターフロンティアに先駆けて、そのクローズドベータテスト(CBT)に参加するために購入した、Xbox360。我が家ではGame Cube、GBA、PS2、PSX、DS、DSillWiiPSPに続くハードとなりますが、やはりそのグラフィックの綺麗さはダントツ。
結局3台の本体を購入したPSP同様、モンハン専用のハードのつもりで購入しましたが、バリューパックという限定モデルを購入した時にオマケとして付属していた2本のソフトが、思っていた以上に素晴しくて、CBTの終了からフロンティアのスタートまでのこの1ヶ月、WiiのオンラインGの合間、たまに遊んでいたら結構ハマってしまいました。
特に純粋なるアクションゲームである「Bayonetta(ベヨネッタ)」のグラフィックの素晴しさとスピード感、そしてキャラクターの魅力と体験したことのないような爽快感は、本当に絶妙。コツコツとクエストをこなして素材を集め、何日もかけて少しずつ武具を強化していくモンハンとは正反対のタイプで、電源を入れたらいきなりエンディングまで突っ走れるような気軽さも最高。まるで映画のような展開や、ムービーとゲーム部分のグラフィックの差がわからないくらいのクオリティも充分にひきこまれる要素です。疾走感があり、時にはジャジーに、時にはセクシーな音楽がまた最高。ゲーム&ウォッチ時代からのゲームの歴史をほぼ体験してきた私ですが、SEGAのゲームをプレイしたのは、実はこのBayonettaが初めて。本格的なアクションゲームは、モンハンをのぞいては任天堂のメトロイドシリーズ以来でしたが、さらりとプレイして先日エンディングを迎えました。さぁ、いよいよフロンティアのスタートです。

夕暮れ電車に飛び乗れ

2010-06-10 16:20:04 | Quatre Music

以前にもこのブログで書いた通り、邦楽の楽しみ方は何と言ってもその「詞」にあります。コード進行やそのアレンジ、曲の持つ雰囲気から引き込まれる洋楽やジャズと違い、音と詞がダイレクトに身体にしみ込んで感じられるのは、日本人に生まれた以上、邦楽だけですから…ね。
メロディとその詞の内容が優しく調和しているアーティストの音楽はホントに素晴しく、まさに心に届く音楽…という言葉がぴったり。30年以上にわたって日常を常に音楽と共に過ごしてきた私にとって、そんなアーティストとの出会いは沢山ありましたが、「優しさ」という点では、空気公団がやっぱり一番かな…。
妻との共通意見として、映画でいえば「珈琲時光」の雰囲気と同じ空気感を醸し出しているバンドが空気公団。9年前のアルバム「融」に収録された「夕暮れ電車に飛び乗れ」という曲の詞の内容は、「思い出の中の愛しい人を想いつつも、新たな道を歩き出す自分」を唄った、ホントに優しい歌なんだけど、私にとってはその思い出の人が、ちょうど「ねこた」に重ねて感じられて、より一層この曲の深い部分を心に感じる詞となっています。サビの部分の「君は景色の中に残っているみたい」という部分は、ねこたがお星様になって2年以上が経過した今でも、日常の中でよく感じる感覚で、ウチ中のいたるところで景色とあわせてねこたの面影を見ている私にとって、強く共感出来る詞だといえます。
歌の中の主人公は、新たな道を歩むために「次の駅で降りてみようか」と締めくくっていますが、私の場合は「ねこた電車」に乗りながら、「シフォンマロン電車」にもまたがって乗っている…という感じでしょうか。(笑)

ちなみに今日はお昼からほんの1時間程、長男の合唱コンクールを観に、市民ホールに出かけてきました。以前ブログで「もう中学生になったので、長男の中学の行事には参加しない」と書いていましたが、今日は私が行かないと妻も行けない(クルマの免許がないので)ので特別。(笑)中学生の合唱の課題曲の詞ってのも、じっくり聞いているとステキな内容なんですよね。やっぱり日本語ってホントに素晴しい。
今日の写真は、5年前のオフィスの打ち合わせテーブルの下。このブログをスタートした頃に写した写真です。今でも変わらずテーブルと椅子は同じ場所にありますが、そこにねこたの姿はありません。

DOOPEES

2010-06-05 15:18:17 | Quatre Music

今から22年程前、私がまだ大学生だった頃、関西ローカルの深夜枠はホントに魅力的な番組が多くて、今でも強く印象に残っている傑作がずらりと揃っています。渋いセレクトに魅了された「CINEMAだいすき」は、若き日の私の「映画好き」を決定づけた番組だし、「現代用語の基礎体力」から始まる関西発の新感覚バラエティは、当時ホントに夢中になったものです。
これらの番組に出演していた升毅さんや生瀬勝久さん(当時の名前は槍魔栗三助)、古田新太さん、羽野晶紀さんのその後の活躍はご存知の通り。その後番組の「ムイミダス」や「怒濤のくるくるシアター」では、当時超若手だった雨上がり決死隊やFUJIWARA、チュパチャップス(現・宮川大輔さんとほっしゃんさん)、千原兄弟にジャリズム(世界のナベアツさん)といった、今をときめく芸人さんたちのネタを、ほぼはじめてテレビで見る機会ともなり、毎週録画していたのが記憶に新しいところ。これらの番組はテーマ曲のセレクトも渋く、アート・オブ・ノイズがトム・ジョーンズをフィーチャリングして、プリンスの名曲をカバーした「Kiss」を起用していたりと、実にマニアックで特筆すべき点が多いといえましょう。
今日紹介する「DOOPEES」は、以上の一連の番組とは局は違えど、記憶の中では同じ手触りを持った関西の深夜バラエティ番組「豪快!御影屋」のオープニングテーマとして出会った、ヤン冨田氏の興味深いプロジェクトバンド。
古き良きアメリカのTVドラマを愛する私にとって、実に馴染み深い「かわいい魔女ジニー」のテーマ曲を大胆にサンプリングした「DOOPEE TIME」は、PVがそのまま番組のオープニングとして使用され、当時のインパクトは相当強いものでした。
あれから長い月日が流れましたが、音楽の魅力は薄れることもなく、出演者だったタレントさんたちも今や全国放送で活躍されていて、視聴者としても感慨深いものがあります。

羊毛とおはな

2010-05-13 12:58:42 | Quatre Music

お察しの通り、我が家でもっとも起床が遅いのは私。5時台にはもう活発に動いている妻や長男との時間差は、実に4時間以上です。そんな感じなので朝は、妻がリビングの掃除のために起動するダイソンの音か、彼女が用事をする時に流しているiPod Hi-Fiからの音楽か、そのどちらかを聞きながら目覚めるのが、私の日常になっています。
そんな朝の目覚めの時間に流れている音楽で、最近とっても心地良い目覚めを感じさせてくれるのが「羊毛とおはな」の音楽たち。せせらぎのように優しいギターの音と、呟くような耳に暖かいボーカルは、低血圧でくらくらした私の毎日の不快な目覚めの瞬間を、ほんの少しだけ爽やかに彩ってくれる、素敵な効果を持っています。
これまでに何度かこのブログにも名前が登場しているこの2人組との出会いは、冨田恵一氏とのつながりから。夫婦揃って冨田さんの音楽やアレンジが好きなため、彼がアレンジを手掛けた作品はほとんど聴いていますが、そんな数あるアーティストの中でも、この「羊毛とおはな」は我々の感性にもっとも優しく入り込んでくるタイプの音でした。我々にとっては、Naomi&Goroよりポップで、土岐麻子さんほどポップじゃない微妙なポジションにいる存在。とにかく耳に優しい…という点では、ホントに癒し度の高い音楽です。明日の朝も妻は彼らの音楽をBGMにするだろうか…。

たき火

2010-05-04 18:57:54 | Quatre Music

この時期、クルマで湖岸道路に出ると、無数にある湖岸公園には沢山のテントがはられ、バーベキューを楽しむファミリーや若者グループで大賑わい。でもそういった人達の大部分は、実は京都や大阪など近隣の他府県から訪れている人が多く、普通の土日にいつでも気軽に湖岸でバーベキューが出来る地元の人達…、なかでも歩いて湖に出られる距離にあるウチの住宅街の人達は、自宅のお庭でバーベキューをするのが主流のようです。
そんな長閑なGWの風景を感じながら、今日は久々にルノー4(キャトル)でちょっとしたドライブ。たまにしかエンジンをかけないけど、いつも安定したエンジン音を聞かせてくれて、マニュアル車の運転の楽しさを再確認させてくれます。
蛸のパスタと蛸のサラダのおうちランチの後、Tシャツ一枚でちょうどいい陽気の中、午後からはまたガーデニングに夢中。今日は去年の秋に落ちた枯葉を徹底的に集め、息子たちと一緒にプチたき火で盛り上がりました。はりきった息子たちが、どこからともなく次から次へと枯葉を集めてくるので、暗くなるまで約2時間以上の間、火を燃やし続けました。(笑)おかげで体中にスモーキーな香りが。(笑)

ちなみに今日はシフォンとマロンの2歳の誕生日。朝から次男が手作りのプレゼントを作ってプレゼントしたり、バースデームードも満載の一日でした。

空気公団

2010-04-21 17:10:18 | Quatre Music

好きな音楽…というものにはいろいろな種類があって、基本的には音色やコード進行に惹かれる私ですが、詩の内容がわからなくても心惹かれる洋楽や、音だけで虜になるジャズと違って、その世界観を言葉からしっかりと読み取る事の出来る邦楽は、とかく好き嫌いがはっきりと出たりはするものの、好みのものが見つかった時には最も喜びの深い音楽との出会いとなります。
詩と音のバランスが最高の状態で昇華された邦楽といえば、私の中では真っ先に思い浮かぶのがキリンジですが、心に届く詩を聴かせてくれるアーティストは他にも沢山いて、そのどれもが独自の世界観と空気感を持った個性的な人達ばかり。
詩の手触りは、聴く手にしてみれば最も繊細な部分。文字数を合わせることを優先し、選びきれなかった浅い言葉や、なんとなくお洒落な語句を繋ぎあわせただけのものは、薄っぺらすぎてイマイチ心に響かなかったり…。そんな中、心の奥深くに直接届くのは、実はとってもシンプルな言葉なんだと、改めて教えてくれたのが、今日紹介する「空気公団」。
懐かしさを感じるシンプルな音作りも最高に魅力的だけど、素朴な詩が加わる事によって、それは唯一無二の世界観となる…。ママレイド・ラグの「夜汽車」や、CHAINSの「GWARANDO」に出会えた時と同じく、「呼び声」や「思い出俄爛道」を聴くたびに、懐かしくも心の深い部分を揺さぶられるこの感覚は、このバンドに出会えた最高の喜びです。10年の活動期間に制作された音源から、ファンがセレクトした選曲を収録した「ぼくらの空気公団」は、早くも私の人生の1枚といえるでしょう。
バンド名が素敵なのも大事なポイントのひとつ。「羊毛とおはな」といい、この「空気公団」といい、バンドの世界観を柔らかくも的確に表現している名前は、その活字の並びを見ているだけでもワクワクさせられるものです。

SEAWIND

2010-03-02 15:45:48 | Quatre Music

今朝、目を覚ましたら私のすぐ横にシフォンがいて、じっと私の方を見つめてたので「何だろう?」と思っていたら、その視線の先に可愛いてんとう虫の姿が。そういえば冬になる前、ケロティたちのエサを一生懸命探していた時に、とうとう蜘蛛を採り尽くして見つけられなかったので、てんとう虫の幼虫を何匹か捕獲してケロティハウスに入れておいたのですが、どうやらそれがケロティたちのお腹に入らず、無事に成虫になった様子。(笑)
以前も妻の両親からいただいた白菜に偶然くっついていた青虫をガチャガチャのボールの中で飼い、幼虫→サナギからモンシロチョウまで育て、大空にかえしてやったことのある私ですが、どうも昆虫の成長に関わる運が強いようです。
冬の間はホントにエサが全く見つけられなかったけど、ケロティたち3匹は今もとっても元気。カエルの冬眠って、土の中で完全に眠ると思ってたけど、お部屋の中が暖かいからか、特に眠ることなく、ほとんど何も食べることなくなんなく冬を越しました。

今日の写真は本日のBGM、70年代に活躍したハワイのバンド「SEAWIND」のアナログ盤。このバンドのホーンセクションは「シーウィンドホーン」と呼ばれ、ジャズやフュージョン以外の録音でもそのクレジットが多数見られる、音楽通の間では有名な存在。キレのいいブラスアレンジは、ハービー・メイスンがプロデュースした1st(写真上)の段階で、すでに完成されていて、このバンドの大きな特徴となっています。のちにGRPレーベルの日系人琴奏者YUTAKAのアルバムなどでもゲストボーカルを聴かせてくれるポーリンのボーカルが素敵な「He Loves You」は、15年ほど前に我々夫婦もバンドでコピーしたことがある、90年代レアグルーヴムーブメントの有名曲。
ただ、このバンド。セカンドアルバムのジャケットがかなり笑えるデザインで、ちょっと生気に欠けるサカナの顔が大抜擢されたこのジャケットは、ウチにある膨大なレコードの中でも、群を抜くイケてなさです。(笑)しかし「Wings Of Love」をはじめ、内容は最高。去年私のYouTubeブログに、貴重な演奏風景をはじめ、上記の2曲をアップしたものがありますので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。

SEAWIND/3曲のYouTube

CORNICHE CAMOMILE

2010-01-19 13:31:44 | Quatre Music

テレビの歌番組(死語?)に登場するようなアーティストの音楽とは縁のないウチのレコードライブラリー。でもテレビに出なくったって、お洒落でセンスのあるアーティストは日本にも沢山います。
好みの音楽が近い人と知り合うと、とりあえずその人も共感してくれるであろう音楽を選曲してプレゼントするのが、私の音楽を通してのコミュニケーションの第一歩。その反応次第で何枚も選曲したディスクをプレゼントする人もいれば、1回きりの人もいたりしますが、まず私が最初にプレゼントするのが、あえて日本のアーティストだけに限定した選曲のコンピレーション。私のライブラリーの大半を占めるジャズやボサノヴァ、ラウンジ系の音源から選曲すれば、いとも簡単にお洒落なディスクをいくらでも組むことが出来ますが、あえて日本で渋い活動をされているアーティストの方々の素敵な音源から、お洒落な曲を発掘して再構築する醍醐味こそが、私にとっての選曲の楽しみとなっています。
今日紹介するのは、その最初の選曲に必ずといってもいい程、ラインナップさせていただいているCORNICHE CAMOMILEの1998年のCD。当時、一乗寺の恵文社でジャケ買いしたことがきっかけで知ったグループですが、その3年後の2001年に、私がSPLENDID!というアーティストのCDジャケットのイラストを担当させていただいた時に、偶然にもLSNというレーベルのレーベルメイトとして、このバンドも在籍していて、とっても縁を感じたという思い出もあるセンスのいいグループです。
特にこの「ONEPIECE RECORDING」というインディーズCDに収められた「Wink Service」という曲は、カフェ・雑貨系の選曲には欠かせない素敵なサウンド。他にも何曲かYouTubeで聴くことが出来るので、興味のある方は是非聴いてみて下さい。ただし現在CDが入手出来るかどうかは保証出来ません。(笑)
ちなみに私がジャケットのイラストを担当させていただいたSPLENDID!は、ピチカートファイヴ小西康陽さんと、当時DJチームも組んでいた皆川勝さんのソロユニットで、こちらのアルバムからも片岡知子さんのボーカルが素敵な「Samba suave」という曲を、必ず選曲の対象にさせていただいています。

Michael Jackson

2009-12-23 18:07:55 | Quatre Music

今日が祝日だと知ったのが、昨日の深夜。(笑)なるほど、どうりで…。24日納品のお仕事が4件もかさなっていたワケが、やっとわかりました。そんな感じで、今日は明日の納品に向けての最終微調整をした以外は、冬の祝日の雰囲気。妻と2人で食材の買い出しに出かけたついでに、シフォンとマロンの生まれたねこたの先生のクリニックに併設されているペットショップに寄ってみたら、8月に生まれたシフォン達の弟がお店にいて、ついつい可愛くて長居をしてしまいました。顔はホントにシフォンにそっくりで、模様や色はマロンに似て、とても人懐っこくて愛らしい子なので、誰か優しい人の元に飼われていくといいのですが…。
ところで本日は、私の元にも一日早いクリスマスプレゼントが到着。随分前に発売のアナウンスがあった時、すぐに予約を入れたHot Toys1/6「マイケル・ジャクソン」です。今回はあの有名な「スリラー」バージョンということで、ゾンビ顔とボロボロになったレッドジャケットも付属。中学生の始めから洋楽一色だった私にとって、マイケルはまさにリアルタイムなヒーロー。毎週欠かさず録画していた小林克也氏の「ベストヒットUSA」で、初めてノーカット版の「スリラー」のPVを観た時の衝撃は、今でも鮮明な記憶として残っています。昔からミーハーなアーティストがあまり好きではない私ですが、元ヒートウェイブのロッド・テンパートン作の楽曲が好きなので、必然的にマイケルははずせない存在に…。ちなみに私の好きなマイケルのアルバムは「スリラー」ではなくて、1作前の「オフ・ザ・ウォール」。テンパートンの傑作「Rock With You」をはじめ、スティービー・ワンダー作の「I Can't Help It」等、70年代末期のディスコティックな空気感がたまりません。余談ですが「スリラー」では、やっぱり「Baby Be Mine」が最高。同じ時期にテンパートンが作曲したマンハッタン・トランスファーの「Spice Of Life」とあわせて聴くと、一瞬で80年代の初頭にタイムスリップできます。「スリラー」といえば、ほとんどの収録曲がシングルカットされたことでも有名ですが、数少ない未シングルカット曲をベストに挙げるあたり…、やっぱり自分らしいなぁ…と思います。(笑)

Electric Funk

2009-12-22 16:25:33 | Quatre Music

今日で息子たちの学校も終わり、明日から冬休みに突入。妻と2人っきりの静かな平日はしばらくお預けです。(笑)私は本日も今週末と年明けという2回のタイミングで納品を控えた仕事を順調に進行しながらも、オフィスの年賀状の用意も同時進行。宛名ラベルと年賀切手をすべて貼り終えて、次男に「年賀」スタンプを押してもらって、ようやく完成。あとは投函するだけです。
オフィスの隣の和室のこたつに入り、手描きでウチ用の年賀状に宛名とコメントを書いていた妻も、先ほどすべての作業を終了し、たった今次男と2人でポストに投函に出かけました。ということで、今年もめでたく元旦に到着するための準備が終わりました。
さて今日の写真は、私の膨大なアナログレコードコレクションを気分次第でディスプレイしているリビングの一角。30cm×30cmのジャケットアートの魅力は今更語るまでもありませんが、様々なジャンルの音楽を聴いている私にとって、ジャケットの善し悪しは実に重要な部分。写真のレコードは90年代のはじめ、ジャズファンクにどっぷり浸かっていた頃に入手した、後期ブルーノートの隠れた傑作、ハモンドオルガン奏者・ジミー・マクグリフの「Electric Funk」。モンハンで2ndG、3ともにメインキャラに黒人女性を使用しているように、アナログジャケットコレクションでも魅力的な黒人女性が登場するものは絶対にはずせません。夜のリビングでキャンドルの灯りだけで聴くとたまらないようなモーダルなオルガンジャズが私の好みですが、このレコードのようにちょっとファンキーなオルガンジャズも、実に心地良い時間を演出してくれます。

THE GIRL FROM U.N.C.L.E.

2009-08-09 18:22:49 | Quatre Music

私の好きな音楽ジャンルのひとつである「ラウンジ・ミュージック」。60~70年代の映画音楽やイージーリスニングを中心に、定義はわりと幅が広いのですが、このジャンルが好きな理由は先日このブログ(http://blog.goo.ne.jp/nekotachiffonmarron/e/09cc5f6688a6910404f2c2bbdc7f8b16)で書いた通り。幼少の頃に自然に耳にしていた、馴染み深い親父のレコードによる、刷り込み式のお気に入りだと言えます。
ちょうど妻と結婚した1990年代の後半は、90年代始めのジャズファンク~クラブジャズ~ブラジル~フリーソウル等の流れから続く、ちょっとしたモンド&ラウンジ発掘ブームで、80年代の中古レコード店では見向きもされなかったイージーリスニングのレコードに、大きな脚光があたった時期でした。それと並行して、CD化なんてありえなかった多くのラウンジ系レコードが次々とCDで復刻され、我が家のこのジャンルのCDの数は、瞬く間に勢力を拡大しました。
なので90年代の後半、我々夫婦の新婚時代にもっともよく聴いていたのが、Les BaxterやEnnio Morricone等のお洒落でソフト、しかも少しエキゾチックなムードも加味された極上のラウンジ・ミュージック。
もしラウンジ・ミュージックの雰囲気が想像出来なければ、まず私がお薦めしたい「THE GIRL FROM U.N.C.L.E.」のテーマ曲を聴いてみて下さい。この手の音楽が好きな人には、定番ともいえる有名曲ですが、ボッサのリズム、女性コーラス&スキャット、上品で包み込むようなブラス、エレガントなストリングス、甘いサックスソロ…、極めつけにハープまで。ラウンジ・ミュージックの魅力の要素をすべてあわせ持ったお薦めのナンバーです。この曲を流すだけで、リビングが涼しげな避暑地のラウンジカフェの雰囲気になることうけあいです。

*THE GIRL FROM U.N.C.L.E.
http://quatre-taste.sblo.jp/article/30325727.html

ベルト・ケンプフェルト楽団

2009-07-21 16:50:15 | Quatre Music

私が幼児の頃、親父と母がリビングルームのステレオで聴いていたレコードは、今で言うイージーリスニング系のラウンジミュージック。一体型の4つ足のレコードプレイヤーのレコードラックには、フランク・シナトラやトム・ジョーンズ、アンディ・ウィリアムス、ピーター・ポール&マリー等の60年代当時の歌もののレコードも多かったですが、やはり大半を占めていたのはビリー・ヴォーン楽団やタバハラスのギター音楽、そして後に私の大のお気に入りとなったベルト・ケンプフェルト楽団等のムーディーなレコード達でした。二人はよくこれらのレコードをターンテーブルに乗せては、リビングでチークダンスを踊ったりもしていたので、そういった場面もあわせて、2~3歳だった私にとっては良い思い出のひとつとして鮮烈に印象に残っている音楽でもあります。
幼児だった私の耳に毎日流れてきていたそれらの音楽は、刷り込み式で私の音楽の好みの基礎を形成すると同時に「常に音楽のある生活」という、現在の私のライフスタイルの一部さえ決定づけました。
特にドイツの指揮・作編曲家であるベルト・ケンプフェルトと彼の楽団の音楽は、幼児だった頃から最も私の耳に馴染んで印象に残り、多くの音楽を吸収した今の耳であらためて聴いても、私の好みのツボをついたお洒落さに満ちています。
彼の初期の代表作でもある「星空のブルース」等のムーディーな雰囲気ももちろん素敵ですが、ドラムやベースがよりポピュラーなフレーズを取り入れた後期のアルバム「ケンプフェルト・タッチ」(写真)はもう全曲最高です。
エレガントなストリングス、軽快でゴージャスな男女混声スキャット&コーラス、ボサノヴァのビート、フルートによる涼しげなソロ。波のせせらぎのようなピアノ、そして何と言ってもトランペットを中心とした豪華なホーンセクションがたまりません。初期の名曲のメドレーが、YouTubeで見れますので、興味のある方はご覧になってみてください。1967年の映像なので、まさに私の生まれ年です。

ところで、幼児の頃から聴き馴染んだこれらの親父のレコードは、全て私が譲り受けて今でも大切にしていますが、リアルタイムで聴いていた60年代の音楽の中で、私が最初に好きになったレコードこそが、このベルト・ケンプフェルト楽団のものかも知れません。
数十年後に私の膨大なCD+アナログレコードを受け継ぐ息子たちも、いつかこのような気持ちになってくれたら素敵だなぁ。

*Bert Kaempfert/Medley (1967)
http://www.youtube.com/watch?v=HKdcMYRhUeA

長男のドラミング

2009-07-20 17:35:21 | Quatre Music

休日のお出かけで、人混みを避けることに関しては細心の注意をはらってきた我が家ですが、本日だけは大失敗。いつもは開店時間の10時前には到着して、11時前後にはフードコート、モール内が大混雑を始める12時前には退散するというタイムスケジュールで、休日と言えど人混みの回避に成功してきたイオンモール。ウチを出る時間が大幅に遅れ、いつもより1時間半遅れて到着してみれば、膨大な駐車台数を誇る立体・平面の駐車場が見事に満車で、しばらく空きを探して辺りをクルクル。ようやく駐車して店内に入るも、フードコートはどのお店も大行列で、凄まじい混雑状況。ようやくテーブルを確保して、ランチメニューを比較的空いている「ステーキくに」に決定するも、次男だけがマクドナルドを希望し、ハッピーセット1つのために、ダントツ行列人数の多いマクドナルドに、20分間並ぶ結果に。
本日の買い物の目的は、PS2のコントローラーが1つ故障したので、新たにひとつ買い足すだけでしたが、少し出発時間が遅れただけで、無駄な時間を倍以上過ごしてしまった良い例となりました。A型乙女座の私は二度と同じ失敗は繰り返さないでしょう。
そんな大変な休日の買い物でしたが、ひとつ嬉しかったのが楽器店での出来事。店頭にRolandの4種類のV-Drumsが開放されているのですが、子供達が遊びで叩いている中、ドラム歴2年になる長男が本格的なドラミングを披露。しかもバスドラのペダルを踏んでいる足元を見るとビーチサンダル(笑)です。
周りにいた人達が「この子凄い!!」って感じで見ていて、横で見ていた我々夫婦も誇らしいやら恥ずかしいやら…。(笑)でも、独学とはいえ、さすが2年近く叩いているだけあって、見た目も音もまさにドラムプレイヤーな長男です。人で賑わう楽器店の店頭で、物怖じせずに堂々とドラムの腕を披露するなんて、やっぱりエレクトーンデモンストレーターだったママの血をしっかりと受け継いでいるなぁと感じました。