K家的マイホームへの道

契約直後から完成までのプライベートな記録。完成後は庭いじりや雑感などを記していきます

双六岳日帰りピストン

2020-08-22 22:53:51 | 雑感
第一波の非常事態宣言が解除されひと息つけると思いきや、予想外に早く第二波がやってきましたね。
ウイルスは紫外線に弱いという情報を信じていたので、紫外線が弱まる秋ごろからまた蔓延してくるかと思っていたのに
夏真っ盛りからまた流行り始めるなんて、何でやね~~~ん👊
私が住む岐阜県も県独自の非常事態宣言が発令が発令されたものの、第一波のように外出自粛を謳うものでは
なかったため(東京・名古屋などの繁華街への出入りやカラオケ・パーティなどの自粛要請)、県内の山への低リスクの登山なら
許容範囲と判断し、せっかくの夏山シーズンを北アルプスにて楽しんできました。

低リスクにするためにはパーティー登山よりソロ、行き帰りの寄り道も極力減らす、人とすれ違う時はフェイスマスク着用、無理はしない
(計画段階で細かく時間を設定・11時になったら行動停止して下山開始する)など、自分なりに対策を徹底して8月初旬の平日に新穂高温泉へ。
事前に調べた登山者用無料駐車場に前夜入り。平日だけどそこそこクルマは多く、月曜の20時で6割くらいは埋まってました。火曜早朝(4時)
に出発予定だったので車中で仮眠。しかしいつものことながら殆ど眠れなかったため、予定を前倒しして3時半スタート。
真っ暗な林道を1時間近く歩いているうちに夜が明けてきました。小池新道入口に着いた時はもうすっかり明るくヘッデンはいらず。


夜が明けてきた。ちょっと一人の林道歩きは怖いっちゃ怖い


小池新道入口に着く頃にはすっかり明るくなった。ワクワクします

去年、笠ヶ岳に登ろうと計画(台風で計画倒れ)した時に色々調べたこの界隈、強烈な急登が続く笠新道と違って小池新道は地形図で
見る限り、時折ある急登をこなせば基本的には斜度は大したことない。…と思ってましたが、意外とキツかった。
小池新道、ナメてました。大体普段CTの8割くらいで歩けるんだけど、今回もう少し早く歩けると思ってたのに体が
重たくてほぼ計画通り(^^; 寝不足のせいなのか、ただの体力不足なのか。ただ、体調が悪い訳ではないのでバックに聳える
焼岳や乗鞍を時折眺めながらゆっくり進んでいきます。計画キッチリの2時間半ほどで経由地の鏡平着。ここは山荘の近くにある
鏡池が有名。条件が良ければ逆さ槍が見えるらしい。この時は晴天無風だったけど逆さ槍は見られず。でもとても良い景色。


鏡池より槍を望む

先は長いので小休憩の後、次の経由地・弓折乗越へ。そこからは待ちに待った稜線歩き✨ 平日で人は少なめとは言えさすが北ア、
この辺りからは時々人と会うように。山小屋のスタッフさんがオフ日で近くの山小屋までお散歩してたり、槍から縦走して今日下山するという
デカザック背負ったお兄さんとスライドしたりで色んな人とお話しながらのんびり進みました。とてもいいお天気で右を見れば槍・穂高連峰、
後ろを振り返れば笠ヶ岳までの優美な稜線が続き、正面にはやがて今日の目的地・双六岳とキレイな山・鷲羽岳が。


稜線から槍・穂高連峰を望む


振り返ると笠ヶ岳。そして歩きたくて仕方がない笠までの美しい稜線


途中の花見平からお花畑越しに双六岳


そして、鞍部の双六小屋とその奥には印象的な鷲羽岳

普通、双六岳まで行く場合は泊まりで行く行程(30キロ・累積標高2200Mほど)。今回コロナの関係もあり
泊まりはハードルが高いために日帰りで行けるとこまで、というスタンスで行ったんですが、双六小屋で既に5時間半ほど経過。
ここで体力の心配があるなら大人しく撤退しようと思ってましたが、天候・景観も手伝ったのか全然疲れは感じず。
小屋で炭酸飲料を一気飲みして、すぐに双六岳へ取り付きます。小屋から山頂までは1時間ほど。
途中、双六泊まりというちょっとバテ気味のお兄さんとお喋りしながら登っていきます。とにかく、右に見える鷲羽岳が
気になってしょうがない( ̄▽ ̄)
三俣蓮華への巻き道分岐を通り過ぎ、雪渓を横に見ながら上に出ると、そこから山頂までだだっ広い台地が広がり、青空と
相まって素晴らしい景観。山頂に着くとソロの女性が三脚を立てて風景撮影中。テン泊であちこち行ってみえるようで
「昨日は三俣蓮華のテン場に泊まったけど、目の前に鷲羽岳ドーンですごくいいトコだったよ、おススメ♪」と教えてもらいました。
なのでコロナ終息後の目標ができました。テントを買ったら鷲羽岳に行く時に三俣山荘のテン場で幕営する!! そこまで行くんならもう一泊増やして
ずーっと憧れだった雲ノ平まで歩くのもいーなぁ、なんて夢は膨らみます。


山頂台地。すごい雄大!!


山頂より鷲羽岳を望む


帰りは山頂台地の向こうに槍が。最高のロケーション✨

行きにノンビリし過ぎて結構いい時間になっていたので、後ろ髪を引かれながら下山開始。双六小屋で昼食にラーメンを食べようと思ってましたが
暑さにやられたのかイマイチ食欲が湧かないので、記念の山バッジを買った後はすぐに下山再開。行動食のゼリー飲料や羊羹でごまかしながら
鏡平を目指します。真夏の北ア、午後からの発雷も心配。案の定、行きは晴天だったのが槍・穂高方面はどんどん雲が沸いてきています。
とりあえず稜線からは下りておきたかったので、弓折乗越を経て鏡平まで急ぎ足(気持ちだけ。実際はスピードが出ない)。鏡平山荘に着いたのが
13時半前。とりあえず時間の目途も付いたので、ここで名物かき氷を食べて休憩。行きにしんどかった小池新道は、下りは歩きやすくそこそこの
スピードで下りることができました。林道に出てからは途中にあるわさび平小屋のスタッフさんと一緒になったのでお話しながらテクテク。
わさび平小屋では彼女推しのリンゴ(もちろん久々野産)と、食べたかったトマト(丹生川産)を丸かじりしてから駐車場まで。これが結構長いのよね。
小1時間ほど掛けて我が愛車に辿り着き、4時間ノンストップでクルマを走らせ家で待ってる家族の元に戻りました。
コロナがなければ新穂高の温泉でお風呂を頂きたかったけど、ここでもリスクを考え断念。お風呂は帰宅してから息子が用意してくれた浴槽に
速攻で浸かりましたw 


わさび平小屋。水舟に浮かぶ野菜やフルーツが有名


とても美味しかったリンゴとトマト。ものの数分で完食(笑)

北ア、ろくに行ったこともないのに「人が多いの嫌いやで、何となく足が向かない」と敬遠してましたが、日を選べば混雑もしてないし
とにかく景観のスケールが違うのでヤミツキになりそうです。来月も日帰りソロでどこか行けないか企み中。

行けたらまた書きます。





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