さんぽ道(飾らない日常を楽しむ暮らし♪)

ジイジとばぁばと若い彼ら♪

ツバメの巣

2011-05-29 15:31:12 | 田舎暮らし
台風の影響が強くなった おてん婆ぁ地方です。


 この辺りはこの時期「溝掃除」と称して田植えをする前の水路の掃除が地域であります。
あまりの雨だったので、総代をしてる我が家は 主人と相談して、団地の中の掃除は来週に変更しました。
お百姓をしてない 住宅地の人々はやはり 苦情しかありません。だったら・・またお天気のいい日に団地の中だけ。。
さて、地域は池の草刈りは中止になったものの・・地域清掃はありますので私たちだけ 参加しました。
今までの人生の中で 雨具を着てまで地域清掃をした経験がありませんでした。
雨カッパの中は蒸れて、汗と雨でびしょびしょ・・体が冷たくなってしまいました。
シャワーを浴びて・・温もって。。

今度は私だけ実家の家と田んぼが台風の影響でどうなってるか 見に出かけました。
またまた・・カッパを着て。。
家は母が在宅中に色々と気を配ってくれたので心配なかったのですが、田んぼはドップリと雨を蓄えていました。
昨年、今年と父がまったく田んぼに出ていませんでしたし、私では大きなトラクターは使えませんので
草ぼうぼう状態です。その草にまみれた田んぼが雨をしっかり溜め込んでいるので、
子供の頃の排水路の位置の記憶を頼りに 水を抜きに廻りました。

先日植えた サツマイモや じゃがいもの苗が水没しそうな状態です。
子供の頃の親のやり方を思い出し、見よう見まねで水路を作りました。
私が作った溝を溜まった雨水が勢い良く流れていく様子を見て 思いました。

子供の頃、通学路の山道や 坂になった家の近くで水路を作って遊びました。どうやれば 水の勢いが増すか?
どうやれば ちいさな池が作って遊べるか? 
作った小さな池に メダカや おたまじゃくしを入れて逃げられないようにするにはどうしたらいいのか?
そうやって体を使って覚えこんだ事が どういう意味を持つのか?
この歳になって再び 田舎に戻り 田畑に向かい 50年近く経って その意味が解ったような 気分の今日の私でした。
体で覚えたことは いつでも引き出しから出して使えるのです。
生意気な言い方かもしれませんが 家の中で戦うようなゲームをしたりして 仮想空間で遊ぶより 体を使って汗をかいて
大勢の人と遊んで欲しい。
それが これからの人生で いろんな分野で自分の肥やしになると思う。

話を戻しますが 水の管理を済ませ、実家で暖をとり 家を出ようとしてふと 見上げるとツバメの巣で ツバメの赤ちゃん達が
誕生し 白いくちばしをいっぱいに開けて 音のするほうに向かってピーピー鳴いているではありませんか?
つい・先日まで声は聞こえなかったのに。。。
留守宅になっても 去年のツバメが来てくれてるのは知っていましたが・・
途絶えそうになってるわが実家も こうやって続いてることがあると思って とっても温かい気持ちになりました。
どうか 蛇に襲われませんように・・元気で大きくなってくれますように・・
「また 来るからね? 元気で大きくなるのよ」 そう声をかけて 実家を後にしました。


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