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趣味の部屋

更新、不定期。

見えない障害バッジ

2012-12-12 22:40:45 | 発達障害
やっと載せられました。

これが見えない障害バッジです。

発達障害は外見はごく普通に見えます。

でも本当はそうではなく昔は発達障害の理解がなく私も苦しみました。

これは発達障害だけでなく難病、内部疾患、福祉政策でも「制度の谷間」に落ち込み、サポートが受けにくい障害者のためのバッジです。

私はハートマークがある当事者用のみ持ってませんが啓発者用(それにはハートマークは付きません)もいつか買う予定でいます。

啓発者用はこれらの障害を理解してます。
困っている時は手を差しのべます。
という意味合いです。

一方、当事者用は困っています。助けてください。
という意味があります。

写真にしたら少し光ってしまいました。

透明の中に文字が。
「大切なものは目に見えない」というメッセージが刻まれてます。

世界自閉症啓発デー

2012-04-06 11:22:22 | 発達障害



そうなんですね~。きょうは世界自閉症啓発デー。

これに合わせて、4月2日から8日まで発達障害啓発週間なんですね~。

で、このようにライトアップもあるんですね。ブルー一色になるんですね。


自閉症を知っていますか?  ~ 誤解されやすい自閉症 ~

 自閉症は、「常に自分の殻に閉じこもっている状態」と考えられたり、「親の育て方が冷たかったということが原因ではないか」と思われることがありますが、これは正しくありません。
脳の発達の仕方の違いから「他の人の気持ちや感情を理解すること」「言葉を適切に使うこと」「新しいことを学習すること」などが苦手であり、一般的な「常識」と思われることを身につけることも苦手です。このため、真面目に取り組んでいても、誤解されることがあります。
なお、自閉症の人たちは、とても「純粋」で、自分の感じたままに話したり、行動したりすることがあり、感覚が過敏であったり記憶が抜群な人もいます。
このような、自閉症の人たちの行動や態度の意味を理解していただき、愛情をもって支援していただくことを願っています。
自閉症の人たちは、周囲の愛情と支援によって大きく育つことができるのです。


応援してください  ~ 自閉症の人が暮らしやすい社会へ ~

 私たちは皆、それぞれに異なる感性と個性を持っておりますが、それを認め合い、互いに支え合いながら暮らしています。
自閉症の人々はアンバランスな発達の仕方をしており、まわりの人たちには理解できない行動をあらわすことがあります。多くの人々の目には変わった行動に映るかもしれませんし、理解しにくい人たちと思われるかもしれません。そのために偏見や誤解が生じてくるのです。自閉症の人々の行動の意味を考え、「よい点」を見つけるようにして頂くと、自閉症の人々は社会の中で生き生きと暮らすことができるのです。
自閉症の人々は、まっすぐに純粋に生きています。私たちが見失ってきた純粋さを持ち続けているのです。自閉症の人々と共に生きることで、私たちは純粋さを取り戻すことができるのです。「絆」で結ばれた真の意味での「共生(共存)社会」になることを心から願っております。



こうしてもらえると助かります  ~ 自閉症の人を見かけた時の対応 ~

 自閉症の人には、会話が苦手な人が多くいます。このため、その人の発達に応じたわかりやすい説明をお願いします。例えば、その人が理解している言葉を知り、その言葉を使うことや、写真や絵などを添えて説明する、抽象的な表現をさけて、短い表現で話すことなどで、理解しやすくなります。
また、過敏で、人混みや大きな音、光といった刺激を苦手とする人が多くいます。このような刺激による不快感を増幅させないよう安心できる環境を調整して作ってあげてください。
新しい事や、いつもとやり方が違う時に、困って混乱することがあります。また、「できない時」「間違っていた時」に叱って教えようとすると、本人が混乱して余計に理解できなくなったり、将来に悪影響を及ぼすこともあります。どうすればよいのか、正しい方法をできるだけ具体的に教えることを基本に、穏やかに根気よく接して、良い関係を作るようにしてください。

この記事はブロ友さんから拝借させていただきました(本人承諾済み)
ブログの内容を一部訂正しました。

大人のADHD3

2012-02-14 16:31:16 | 発達障害
多角的に就労後押し


 注意欠陥多動性障害(ADHD)がある人には、度重なる失敗が原因で仕事が続かないなど、
生活が困難になる人もいる。就労や社会生活を円滑にするため、さまざまな支援が広がりつつある。

頑張っているけれど・・・<下> 広がる支援


 神奈川県の男性(33)は24歳のときADHDと、発達障害の一つでコミュニケーション障害などがある
アスペルガー症候群と診断された。
「うなくいかない原因はこれかと思ったけれど、どう向き合えばいいのかわからなかった」
 頼りにしたのは、地元の発達障害者支援センターだった。定期的に通い、仕事や生活について相談。
診断を得たことで、就労支援など利用できる制度は増えたが、希望する分野では障害者向けの
求人がないなど、相談は尽きなかった。
今は7ヶ所目の職場で上司だけに障害を伝えて働く。
人間関係は今も苦労しているが「センターの担当者が『どんどん前に進んでいる』と言ってくれるのが励み」。


 
企業の相談に助言も


 製薬会社の日本イーライリリーによる、ADHDと診断された18歳以上の男女100人への昨年の調査では、
就労経験者では、転職回数が5回以上という人が最多。
就労中の69人では、年収100万円以下が約22%と最も多かった。
 「発達障害のある人への就労支援制度は、近年大きく進んだ」と、日本発達障害ネットワーク(JDDネット)
理事の大塚晃・上智大教授(障害者福祉論)は話す。
発達障害者支援センターでの相談のほか、障害者向け専門支援として、
各地の障害者職業センターや、ハローワークの専門窓口が利用できる。
 一般雇用でも、全国34ヶ所のハローワークでは発達障害の特性などに配慮した「就職支援ナビゲーター」
のサポートが受けられる。ジョブコーチ制度や企業向けのハンドブックもある。
 臨床心理士らでつくる相談室「大人のための発達障害サポートセンター」(東京都品川区)には最近、
企業からの相談が増えている。
 本人の希望に応じて検査を行い、得意と不得意をつかむ。書き違いやチェックミス、
会議の流れがつかめない、電話でのやりとりの内容を記憶できないなどの困り事を細かく聞き、
オーダーメイドで解決策を探る。
 「職場でも対応策が分からず、ようやくたどり着くケースも。多くの人が、もっと早く気づくように
なってもらえたら」と井口和子代表。


 ”居場所”づくりによる支援もある。発達障害者のフリースペース「ネッコ」(東京都新宿区)では、当事者による
勉強会や就職講座、専門家の講演会を開催。利用者は30~40代が中心だ。
 運営者の金子磨矢子さんは「引きこもりやニート。生活保護を受けている人も多い。ここを外に出る一歩にし、
会社で疲れたときに仲間に会える場所にしてほしい」。
 JDDネット理事長の市川広伸・小児総合医療センター顧問は「ADHDなど発達障害のある人は、
会う仕事に就けば能力を発揮できるケースも多い。
サポートや制度を活用し、自身をつけて」と話している。




長野・信州大 希望者にサポート講座

 長野県の信州大では3年前から、新入学生の約半数に「大学生活に関する困り事調査」を実施。
発達障害特有のニーズも把握しているが、支援を受けるかどうかは学生の希望に任せている。
 発達障害支援部門長の高橋知音教授(心理学)は「大学入学後は、自己管理や生活管理の問題に
気づきやすい時期」と話す。高校時代までは親や教師がサポートしてくれていたが、単位の取得や一人暮らしなどは、
自分で計画し、実行しなければならないからだ。
 支援希望者には時間管理やストレス対処法などの講座を提供。参加者の多くが問題を自覚し、
良い変化がみられたなどの効果があったという。「社会に出たら、やるべきことは増える一方。
大学時代に生活スキルを高めておく意味は大きい」と高橋教授は話している。


2月7日東京新聞から一部引用。


大人のADHD2

2012-02-07 15:19:10 | 発達障害
診療態勢づくりが急務

 
 大人になってから「注意欠陥多動性障害(ADHD)」の可能性に
気づいても、専門の医療機関は非常に少なく、治療薬の使用にも制限がある。
診療態勢の充実が求められる一方、特性を知って自ら対処しようという当事者グループの活動も増えている。

頑張っているけれど・・・<中>


 東京都内に住む女性(38)は六年前、ADHDの診断を受け、衝動性や不注意などを和らげる薬を処方された。
集中力が増すなど症状は改善したが、翌年、この薬を使える疾病が厳しく制限され、ADHDの治療に使えなくなった。
専門クリニックに通ってみたが、受診希望者が多くて待ち時間も長い。薬ももらえないため通院をやめた。
 日本では現在、成人のADHD治療は承認されていない。十八歳未満の子ども向けには二種類の治療薬があり、
十七歳までにADHDと診断され、薬を使っていれば十八歳以降も「継続使用」はできる。
成人向け治療薬は現在、治験中だ。
 女性は現在、職場での悩みから不安障害となり、近所の心療内科のクリニックに通う。
 「頑張ってもうまくいかないのはADHDの影響も大きいと思う。大人も早く治療薬を使えるようにしてほしい」と訴える。


治療と自助活動
 

 ADHDはこれまで、小児期の発達障害と考えられてきた。そのため、大人に対する診療態勢づくりは始まったばかりだ。
診断基準もこれまでは小児向けのものが使われてきたが、大人になると変わる症状もあることなどから、厚生労働省の
研究班が、米国の成人の診断面接法を基に日本語版を作成しており、三月に公表し、出版する予定だ。
 主任研究者の中村和彦・浜松医科大精神神経医学講座准教授は「ADHDのある人には他の発達障害があるケースも多く、
適切な対応のためには、しっかりと診断することが大切」と話す。
 中村さんらの疫学研究では、日本の成人の約2・1%にADHDがあるとみられる。だが長年気づかず、うつ病などの
二次障害で医療機関を訪ねる人も多く「医師にも広く知ってほしい」と話す。



自己肯定感育む試みも

 
 診断の有無にかかわらず、ADHD的な特性が原因の困り事に、工夫で対処していこうという活動もある。
NPO法人「えじそんくらぶ」は、ADHDの理解に加え、弱点の克服や長所を伸ばすための支援として、特性や、
生活の工夫などの情報を、冊子や講座などで提供している。
 最近は、心が楽になる考え方や気持ちの伝え方、怒りへの対処法などを学ぶ「ストレスマネジメント講座」が人気
という。自身もADHDがある高山惠子代表は「当事者や家族の生活の質を高めるのが目的。
ADHDの人がつまづきやすい点には配慮しているが、どんな人にも役立ててもらえる」と話す。
 コミュニケーションに焦点を当てているのが、東京都成人発達障害当事者会「イイトコサガシ」のワークショップだ。
参加者は少人数のグループをつくり、うち二人が一定のルールに従い、決まったテーマで話す。
残りの人たちは、会話が終わった後に、二人の良かった点だけを挙げる。
 狙いは、コミュニケーション上の失敗が多く、自己肯定感が低下しがちな当事者に、自分の良さや可能性に
気づいてもらうこと。主宰者の冠地情(かんちじょう)さん(39)は「コミュニケーションを楽しく試す場を提供したい。
家族や支援者も、交流して当事者を理解してほしい」と話す。
 ワークショップは東京以外でも開催する。HPは「イイトコサガシ」で検索。えじそんくらぶのHPでは、ADHDに
ついての冊子を無料でダウンロードできるほか、各地の当事者や家族の会も紹介している。


1月31日 東京新聞から一部引用。
  


大人のADHD

2012-01-24 11:40:54 | 発達障害
うつ病などから判明


-会社にいつも遅刻する、文章のミスが多い、思いつきをすぐ言動に移す-。
こんな『困った大人』の背景には、発達障害の一つ「注意欠陥多動性障害(ADHD)」があるかもしれない。
長年気付かないまま失敗などを重ね、うつ病などの二次障害が出て初めて分かる場合が多い。
大人のADHDの現状や支援の状況を三回にわたって紹介する。   (竹上順子)


頑張っているけれど・・・<上>

気付きと受容


埼玉県所沢市の社会福祉士、芹沢忠行さん(40)は約十年前、うつ病になった。
きっかけは、五年間勤めた職場での解雇。
経営不振が理由だったが、専門学校卒業以来、三ヶ所目で初めて「自分に合う」と感じていたため、
ショックは大きかった。
 精神科クリニックで治療を始め、介護ヘルパーとして再就職。
四年ほどして行政機関のソーシャルワーカーになった。
ただ、良い考えが浮かぶたび、周囲に相談せずに「上司に話してみます」と言う様子が
「勝手ばかりする」と避難され、退職を余儀なくされた。
 その後も人間関係が原因で、仕事は長続きしなかった。十回目の転職をした38歳のとき、主治医に
「いくらなんでもおかしい」と訴え、検査でADHDが判明した。
「頑張ってもうまくいかない理由がやっとわかった」。
子供時代から忘れ物などが多かったが、ADHDの特性に「不注意」があることや、
思いつきで行動してしまう原因に「衝動性」があることを知った。
それでも挫折感はなかなか消えず、自己評価は下がり切っていた。


欠点転じて長所に


「ADHDのある大人には、ずっとつらさを押し殺して生きてきた人が多い」と、日本発達障害ネットワーク理事の
田中康雄・北海道大大学院教授(児童精神医学)は話す。
失敗が多く、頑張っても周囲から「努力が足りない」と言われてきた人が多いためだ。
 精神科や心療内科を受診し、診断で疑問が氷解する例も多いが、田中さんは「大切なのは生きづらさを減らすこと」と話す。
診断を受けなくても、生活環境の改善などで解決できることもある。
「自分の中の違和感や困り事の程度により、受信するかどうかを判断してほしい」と話す。
 芹沢さんの転機は、地元市議選でのボランティアだった。近所の候補者から事務局長を任され、
福祉政策にアイデアが採用されたり、マニフェスト作成に関わったりした。
「自分にも役に立てるんだと、自身と幸せを感じた。ADHAを受容し、困った特性が長所にもなると気付いた。
うつ病も良くなり、薬を減らした。
 芹沢さんはその後、ADHAの当事者らでつくるNPO法人「えじそんくらぶ」に入会した。
妻(34)も一緒にストレスへの対処法や生活上の工夫などを学び、忘れ物防止のため玄関に箱を置いたり、
アイデアを忘れず実現するため、手帳やノートの使い方を工夫したりしている。
 昨秋、社会福祉士事務所「ひびき」を設立した。
組織にいるよりフリーの方が、個性を生かして働けると考えた。
名前には、今の制度では手が届きにくい場所へも、福祉の力を響かせたいとの思いを込めた。
 「ADHDがあるからこそ、利用者の気持ちをくみ取れることもある」と芹沢さん。工夫と支援で、
マイナスをプラスに変えていくつもりだ。


1月24日 東京新聞から一部引用。


ADHD
発達障害の一つで、主な特性に「不注意」「多動性」「衝動性」がある。
生まれつきの脳機能のアンバランスが原因と考えられている。
これまで、小児期の障害と考えられてきたが、3~7割は成人後も続くとみられる。
浜松医大などの昨年の調査では、成人の約2・1%にADHDがあると推測されることが分かった。
 発達障害にはほかに、自閉症やアスペルガー症候群、学習障害(LD)などがあり、併存している人も多い。