今年の冬はしつこい。3月も終わるがすぐに溶ける雪とはいえまだ降る日もある。今冬に撮ったオジロワシの写真で振り返ります。
橋から札幌中心部を眺める…このような環境でオジロワシに会える機会がある事は幸運なのかもしれないな。
この番(つがい)を観察するようになってから3年くらい経ちました。早い時は11月には現れる、初見のときは住宅街近くの斜面で驚きました。
3年ほど観察してると探すコツのようなものが分かり面白い。前日に纏まった降雪がある日の朝が遭遇率&発見しやすい事が判明する。
自分は葉が落ちた山の木々に雪が積もっている景色を「雪の華」と言っています、幼い頃に祖父がそう表現していたので継続して使用している。
雪の華咲く藻岩山の斜面の森に一箇所だけ雪が積もらない黒い物体が見える…オジロワシ。双眼鏡を使わなくても肉眼で発見できる時もあります。
上空を飛ぶ姿を見る機会が圧倒的に多く所持しているカメラの性能もあり、なかなか鮮明な写真を撮る機会が少ないのだが運がある日は
驚くほど近い距離で遭遇する機会もある。住宅街近くで冬を越すオジロワシは人馴れでもしているのだろうか…円山公園の野鳥のように。
空を舞う姿は雄雄しく素敵だ。
だが札幌市はカラスが多く、しつこくカラスに追われる姿を見る機会が多いです。
藻岩山の斜面に姿が見えないときは豊平川にいることが多い。まだ羽毛が変わってないオジロワシの幼鳥。昨冬も見た個体で来季は大人になってそう。
先に河原を歩く際は飛ぶ姿を双眼鏡で追い斜面に向かったのを確認し自分も向かう。止まるポイントは数ヶ所あり高確率で出会える。
3月末…いつも通りオジロワシは旅立った。地方には留まる個体もいるそうだが藻岩山の個体は3月半ばには姿を消す。
2月位まではシャケの屍骸を食べていたが通年オジロワシが暮らすほど札幌の自然は豊かではないとゆう事なのだろう。
今冬も見ることが出来た藻岩山のオジロワシ。だが工事の影響なのか斜面に止まる姿を見る機会は以前より減り河原でも河畔林の伐採により
止まれる枝が減った為なのか見る機会は減っている…来冬も元気な姿を見たいものだ。明日から4月か…まだまだ寒い3月の終わりです。