猫丸工房

物作りと水辺(淡水)が好きです。

忠別をゆく

2020年10月22日 | 釣り

10月上旬ですが忠別方面に釣行してきました。なかなか楽しくも緊張感溢れる釣行となりました。

車中泊ですが街中で寝ました。旭川の道の駅は随分中心部にあるんですね。ほぼ満車でしたよ…夜が明けたら皆何処に向かうのだろうか。

日の出と共に行動開始。街中の忠別川を見てまわる…住宅街が近くても良い流れの場所が多々あるなあ。豊平川とは大違いだ…羨ましい。

少し上流に移動して釣行開始!最終目的地は上流の『忠別湖(忠別ダム)』。まずは初忠別での釣り…良い魚に会いたい、フライで攻める。

記念すべき初キャスト!スプールが飛び出して川の流れに……なんてこったい(泣)幸い下流にいた相棒が拾い回収することはできた。

劣化でスプールを固定しているボタンパーツの部分が壊れたみたいだ…義兄から貰い20年くらい使用してきたからな…愛着もあり切ない。

しかし換えのフライリールなんて持ってないのでショックリーダーを使用して無理やり固定。根性フィッシングで忠別川に挑むことにする。

忠別川の流速は速くエセフライマンの自分は大苦戦。しかし何度もフライを流していると速い中にもアタリがあり色々と分かってくる。

流速があるカーブで忠別初ヒット!釣れたのは綺麗なニジマス、ヒットしたフライは『ヘアーズイニャー』だ…うちの娘の毛、優秀だわ。

大きさは34センチ、体高もあり大きくなったら良い顔に育ちそうなニジマス。人気河川で大変だろうが少しでも成長する事を願いリリース。

忠別川の流れは千歳川に似た感じがする。速く重い流れにそれを感じた…水量がもっとある時期は立ち込むのは無理だろう…良いときに来た。

その後ポイントを移動しながら上流に向かう。さすが日曜日の人気河川、良さげな場所は先行者がいたりでチビヤマベに遊んでもらう。

忠別ダム下に到着。旭川市街から離れて森も深くなってきた…シカに遭遇。まだ少し体つきが小さい。ほぼ冬毛だが背に夏毛が残っている。

到着時に対岸のフライマンにヒット。失礼して望遠で観察…50はありそうな良型だ。しばらく時間が経ち無事に魚をランディング。

しかし地元の方と思われる老紳士は喜ぶことも無くウグイが釣れたみたいにあっさりとリリース…凄いよ忠別、なんて贅沢な河川なんだ。

ルアーで攻めるがアタックは無い。良型のライズもあり雰囲気は良いのだが…家族連れが来て騒がしい釣りが始まったので移動する(苦笑)

忠別湖に到着。対岸遠くに見える旭岳の山頂は既に雪化粧。この日は暖かく展望台はトンボが沢山…雪山が見える空を大量の虫が舞う。

大量に舞う様々な虫を喰うライズが湖面のいたる場所である。望遠で撮影して拡してみる…明らかにニジマス。しかも結構な大きさだ。

別のライズも撮影…かなり高さがあるのに視認できるので50は余裕で超えてそう。ダム湖とはいえ、この場所は生命感が豊かだな。

忠別ダムは夕マヅメを狙うことにして周辺の支流を行く。入渓地点で一投目から相棒に良型がヒットするが残念ながら外れてしまう。

流れる水は『清流』とゆう言葉がふさわしい。慎重に攻めるが魚に見えてるのか近づくだけで逃げてしまう…透明すぎる流れ…難しい。

………まあ大雪山系の森だしいるわなあ。糞の量を見ると大型のクマかもしれない。消えかかってるが足跡もある…撤収、集中力が保てない。

無事に入渓場所に到着。クマに会いたくはないが痕跡に遭遇した後だと見えない恐怖で疲れる(苦笑)ふと見るとグリップに一匹の雪虫。

川から出て車に戻るまで周囲を注視すると古いクマ糞が何箇所もある…不思議なもんだ危機察知能力が高まってる。行く時は気が付かなかった。

怖かったが綺麗な川と森だったな。贅沢を言えば一匹で良いから魚が見たかった。再訪はしないだろうな…多分、糞の主はデカイよ(震声)

夕暮れの忠別湖。最後にインレットをルアーで攻めるが無反応。届かない距離には大型のライズが見える…大きいのいるなあ。良い水辺だ。

初めて釣行した忠別。上流はクマが暮らす深い森、下流も綺麗で市街の流れも札幌在住の自分にはとても魅力的に見えましたね。

再訪する機会がある際はダム下から市街まで攻めてみたい。忠別川…綺麗なトラウトを育む、噂通りの素晴らしい水辺でした。

 

 


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