羽斗がいなくなってしまったあの日。
ぷるは初めて2階の居間に来ることになった。
それまで、ぷるは1階の別部屋で暮らしていた。
本当は子猫だし、春とは言え寒かったから居間に連れてきたかったのだけれども羽斗の状態が悪すぎて連れてくることは躊躇われた。
その代り…と言っては何だが、人が家にいる時間は出来る限り別れて面倒を見ていた。
残った猫たち、愛夢と秀生と美央。
実は一番不安だったのは猫みしりの激しい愛夢だった。
それまでは秀生と美央はほとんど猫みしりをしていなったので、あまり心配はしていなかったのだ。
それでも生来の好奇心に負けたのか、初対面でぷるの匂いを嗅ぎにきたのは愛夢だった。
その後はすぐに逃げてしまい、その後、ぷるは他の先住猫を無視して居間から寝室を縦横無尽に走り回って探検を開始した。
寝室で見かけた秀生におそれもせずに近づいていった。
寝ぼけていたのか最初のうちこそ匂いをクンクンと嗅いでいた秀生だったが、知らない匂いと分かったのか慌てて退散。
ちょっと遠いところに避難して、何が来たのかをじっくり観察。
この後、自分からぷるに近づくことはなかったように記憶している。
ちなみに美央は、ぷるを見かけただけで避難。
近づかせることすらなかった…
ところが…だ。
何故か愛夢が自分からぷるに近づく。
近づきはするのだけれども…しばらく匂いを嗅ぐと逃げていく。
そうして、またしばらくすると近づく…の繰り返し。
結局、この日、あまりの傍若無人なぷるのふるまいに、1階で使用していたゲージを2階に運び、人間がいない時間と寝ている時間はぷるはゲージの中で過ごすことになってしまった。
このころのぷるの得意技…
腕がボロボロになりました。。。
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