何気ない日の何気ない記憶

何気ない日の何気ない記憶を綴っています。

しっくす せんす

2008年04月17日 02時46分51秒 | Weblog
あ。最近とびとびですね。

さて。ええと。
私には、本や映画や、ドラマでも、

『結末を先に知っておくのが好き』

つー、多くの人にとっては信じれん嗜好があるのですが。

結局、このカップルは別れるん?、とか。
結局、この主人公は死ぬん?、とか。
結局、この話はどうなんの?、とか。

ひどい時は、誰が犯人やねん、どうやって死ぬねん、まで聞いてから、

納得して、その本を読む、映画を見る、ドラマを見る(笑)つー。

結末がどうなるか、そのハラハラ感?やドキドキ感が大事やとは思うのですが。

・・・イライラするんですよ。どないなるねん、的な。
結局、どうすんねん、どうなるねん、どうしたいねん。的な。

んで、人にどんな話か、教えてもろうたり。
下手したら、先に最後のページ読んでしまったり。
そして、結末まで知ったら、安心して物語に入っていける(笑)っていう。

その、あんまりにも、あんまりもな嗜好の私に、ぱぱが、

“一切、どんな結末か、オチわからずに、最後わからずに読め”

つー本を渡されまして。

えええーーー。

言うたのですが。

“とにかく、最後を読まんと読め。”

言われて読んだのが、

乾くるみの『イニシエーション・ラブ』

でして。

・・・うおう!

・・・すげえ!

いや、ほんまに、この本の裏表紙に

「最後から二行目(絶対に先に読まないで!)」

ってあるのですが。

読んだらあかんわ!
いや、あかんわ!

うん。おもしろかった。

めっさおもしろかった。
すげかった。

単なる青春小説、80年代後半の。バブルの。
・・・っておもったら、えらいびっくりさせられちまったよ!
その最後の二行に!

ちなみに、私はびっくりしたけど、頭の中、????だらけになって、
ぱぱに解説してもらって、さらに

おおおおおーっ!!てなって。

1粒で2度美味しい状態でした。

ワープロのオアシスや、男女7人夏物語が出てきて。

携帯がない時代の、国電がJRになったばかりの静岡が舞台で。

30代以上は、さらに楽しめる小説ではないですかねえ。