月と猫

旅行や趣味の話を書いていきます。
猫の話はオフィシャルブログへ!

幕末旅行?

2011-06-29 22:38:40 | 
こちらはオフィシャルブログ「ねこごよみ」に
UP した記事なのですが、とても「月と猫」に合っている内容だと
思うので、こちらにも載せることにしました。



自分の撮った写真を、幕末頃に撮られた
古い写真風に加工してくれるジェネレーターに
ハマっています。

携帯やデジカメにもモノクロやセピア色に
加工する機能はありますが、古い銀板写真の味わいが
出せるのはなかなかないものなので、色々試すのが楽しいのです。

このジェネレーターは何年か前に流行ったらしいのですが
私は最近知ったので、昔から知ってる方は
「ふっる~」と言わないこと(笑)

その代わりに写真を見て「古!!」と言ってください(o^-')b




まずはなゆちゃん@子猫。
クラシカルなカンジはしますが、
あんまり幕末的なイメージはないですね…。





お次はテンちゃん@子猫。 
藤の椅子がとてもハイカラです。
良家のご子息風?


子猫は「想ひ出」っぽくはあっても
特に幕末感は出ないようです。






ちょびちー@現在。 
おお!!見よこの凛々しい瞳!!
まるで明るい日本の夜明けを見つめている
幕末の志士のようではないですか!!







リンゴちゃん@現在。 
い…板垣退助!?

というのはかわいそうなので、
毛皮をまとった鹿鳴館の貴婦人
といっておきましょう(^_^;)


一番幕末っぽいのはリンゴちゃんでした(・ω・)b







ところで、古い建物や街並などが好きな私は、
『モースの見た日本』『モースコレクション』などを初めとする、
江戸後期から明治初期に撮られた写真集を見るのが大好きです。

煉瓦や石でできた洋風建築の街角に着物姿で佇む人、人力車…
といった光景は、まるでどこか異国の風景のようで
不思議な魅力があります。

自分が撮った写真が100年前にタイムスリップするなんて、
なんて夢があるんだろう!!と、今までにあちこちで撮ってきた
いろんな風景を幕末化することにしました。








まずはリアル幕末つながり。
長野県松代にある高義亭。2009年撮影。

松代藩家老望月主水の下屋敷聚遠楼の敷地内にあった建物で、
幕末の兵学者・思想家である佐久間象山ゆかりの建物。

象山は来客があると、このニ階に招いたそうで、
中岡慎太郎や高杉晋作も訪れたということです。







次はこちら。
以前「月と猫」でもご紹介した
東京砲兵工廠銃包製造所
旧陸上自衛隊十条駐屯地275号棟
1919年(大正8年)築
2009年撮影。

軍の兵器工場でしたが、戦後は閉鎖・放置され、
長らく廃墟となっていました。
2008年6月、北区立中央図書館としてオープン。

どこが幕末つながりなのかというと、
幕末を舞台にしたドラマ「JIN -仁-」の最終回。
このあとドラマのネタバレ少々含みますので、
ネタバレしたくない方は飛ばしてください。



現代に戻った主人公が、図書館で調べものをする
シーンがあるのですが、その図書館がここなのです。


古い建物を追いかけていると、結構ドラマのロケに
顔見知りの(?)建物が使われていて、面白いものです。






さて、せっかくなので「いかにも古い時代の写真」
に見えるような風景を幕末化してみよう!
ということで、ヨーロッパの写真を加工してみました。







イギリス・ロンドンの街角で。
ロンドン名物オースチンのタクシー。
1996年撮影。
後ろにはダブルデッカーも走っています。
馬に乗っている人物は、銅像です。







ハンガリー・ブダペストの街角で。
トラバント。2007年撮影。

共産主義時代の東欧を代表する人気車でしたが、
生産終了から20年ほど経過しており、
このように街角で見かけるのは珍しいのだそうです。

それはそうと、同じように自動車の写真でも、
19世紀後半の雰囲気がしっくりと来るロンドンの風景と違って、
トラバントは意外と合わないです。
やっぱり60年代風のデザインのせいかな。







チェコ・プラハの街角で。
縮小してしまったので小さくて見えませんが、
山高帽をかぶった御者さん含め、馬車も建物も
まったく違和感なし。
実は観光客向けの馬車。
2007年撮影。







ベルギー・ブリュッセルのグラン=プラス。
19世紀後半のゴシック建築。まったく違和感なし。
っていうか、当時撮られたこんな写真が
ポストカードになって売られています(笑)
2006年撮影。







カナダ・ブリティッシュコロンビア州
ビクトリアの議事堂敷地内にて。
イベントがあったらしく、クラシカルなファッションの
お兄さんがウロウロしていたので「あらステキ」と
写真を撮らせていただきました。

人物と建物はカンペキなのですが、
後ろに停まっている車がザンネン!!
2008年撮影。


というわけで、しばし時間旅行の旅。
あ~楽しかった!!


帽子試作

2011-06-15 13:37:20 | 人形 クラフト
人形用の帽子を試作してみた。


さかのぼること5ヶ月前。
ウェットフェルトを習いに行って
「人形の帽子を作りたい」と野望に燃えていたのだが
その後なんだかんだで野望は実現せず
最近になってようやく着手したというわけ。

ウェットフェルトは5ヶ月前に1度やってみただけという
超初心者なので、細かいところはすっかり忘れてしまって
いたが、ごまかしながらなんとかやってみた。




左から、作るに当たって参考にした自分の帽子、
人形用既製品(今作ってる人形には大きすぎ)、
試作品、人形用既製品(今作ってる人形には小さすぎ)

遠目だとなんとか形になってそうに見えるけど、



なんだかもういろいろとひどい。

クラウン(山の部分)は思いのほか形が作れたけど
ブリム(つば)が難しい…。

次はちゃんと木で型を作って再チャレンジだ!
帽子は好きなアイテムなので、作るのも楽しい。


そして、靴も作ってみたいなあ~。
ものっすごいハードル高そうだけど




大震災と東京駅の屋根

2011-06-08 12:27:42 | その他
東日本大震災関連では、ペット救済の情報を中心に
収集していましたが、洋風建築好きとしては
捨て置けない記事を見つけました。


宮城県石巻市雄勝町は国内唯一の天然スレート産地であり、
雄勝産のスレートはJR東京駅舎や札幌の北海道庁旧本庁舎
などの屋根に使われています。

しかし、3月の津波で1社しかない業者「雄勝天然スレート」
(木村満社長)が被災してしまったそうです。


JR東京駅舎は現在復元工事中で、屋根材としてのスレートを
発注していましたが、被災した「雄勝天然スレート」は
津波で工場も機械も失ってしまいました。
駅舎用のスレートは無事でしたが、泥まみれだそうです。

JR東日本では屋根材をスペイン産品に切り替えることを
検討中ですが、『赤レンガの東京駅を愛する市民の会』では、
メンバーである作家の森まゆみさんらが
「雄勝の被災スレートを東京駅に」また、
「雄勝のスレート産業復興のために」と募金を呼びかけています。


森さんは「天然スレートの岩盤が露出して取れるのは
木村さんのところだけです。「雄勝天然スレート」が復興できないと、
これから日本の文化財洋館は国産のスレートで葺けなくなります」と
危惧しています。


東日本大震災は、あまりにも被害が甚大すぎて、
失われてしまったもの、あるいは今救済策を講じておかなければ
永遠に失われてしまうものがたくさんあります。

私は「近代建築好き」を公言していながら、宮城県石巻市雄勝町が
国内唯一の天然スレート産地であったこと、
今回の大震災で被災してしまったことなどを知らず、恥じ入りました。

具体的な活動をされていらっしゃる方々に敬意を払うとともに、
ささやかでも支援ができればと思います。


『雄勝のスレート産業を復興する会』 代表 森 まゆみ

ゆうちょ銀行 10180-43230701


※詳しくは『雄勝のスレート産業を復興する会』の文字を
 クリックして、リンク先をお読みください。


記事リンク
「雄勝のスレート守ろう 東京駅舎の屋根に使用」東京新聞



グラムロック風味

2011-06-02 20:26:36 | 人形 クラフト
髪を貼りました。




髪がわっさーと広がるのを押さえるために
帽子をかぶせているのですが
長髪と色のせいでグラムロックっぽい雰囲気に(笑)
これからカットしていきます。
 
ところで、頭に貼りつける髪はあらかじめ
“みの”状にするのですが、
もともと髪にクセがついていたので、
みのにしてから水で濡らし、クセを直してしまいました。

あとになって「クセをうまく利用して、
前髪とかの毛流に使えば良かった」と大反省

後々のことを考えずにやってちゃダメなのね~…。