霧ヶ峰自然教室の日々

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【霧ヶ峰の季節 4月下旬〜】何も無い…?

2020-04-26 13:50:00 | 日記

(撮影日:2019年4月21日)

「何も無いねえ」
そう言われてしまう、早春の霧ヶ峰。無理もありません。芽吹きはまだ少し先、お花が目立ってくるのも先ですから、「何も無い」感じがして当たり前です。
でももちろん何も無いわけはありません。少し目線を変えれば「何か」はすぐ見つかります。
早春の霧ヶ峰は「何もない」から何かを見つける、宝探しができるのです

例えばこんなもの。
ズミの皮が剥がされています。シカでしょう。それも新しい。いつ来て剥いだのか。何頭いたのか。オスがやったのかメスだったのか、、、想像すれば世界が広がります。

これは…?
春先の八島湿原の木道にはこんなものが落ちていることがあります。これは動物のフンでしょう。キツネでしょうか。
赤いのは湿原に生えるツルコケモモの実ではないでしょうか。キツネがツルコケモモの実を食べる可能性はあると思います。
食べられた実が丸のまま出てきているのは不思議です。もっと消化されそうな感じがしますが…。
去年は同じようなフンが多く見つかりました。何か理由があるのでしょうか(わかりません…^^;)

ただのフンかと通り過ぎてしまえばそれまでですが、興味をもって見てみればなかなか面白いかもしれませんね。



これは八島湿原の横の牧草地です。なにも無いように見えますよね。実はこの場所はキツネやキジやシカがいることもある場所です。(この写真には写ってません)
たぶんそのつもりで見なければ気づかず通り過ぎてしまいます。

何かあるかも、何かいるかも、面白い発見はないかな?
早春の霧ヶ峰はそうやって思いながら歩くと、思いがけない出会いがあるのです。

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