霧ヶ峰自然教室の日々

霧ヶ峰自然教室の活動案内と記録、霧ヶ峰の今をお伝えします。

霧氷の季節

2018-12-18 11:08:42 | 日記

霧ヶ峰が少し白くなりました!
写真は八島湿原です。


こちらは霧ヶ峰インターチェンジから車山方面の草原


鷲ヶ峰

雪はさほど積もっていませんが、霧氷がきれいでした。


シシウドにつく霧氷。

シシウドは春先からにょきにょき大きくなり始め、夏に白い花を咲かせます。一旦秋には枯れてしまい、骸骨のようになりますが、冬に霧氷が付くことでまた白い花を咲かせたようになるのです。



光を透かして、、、



霧氷はこんなところにも付きます。トゲトゲの針状。これは八島湿原の入口に設置されている鹿よけのネットです。



景色が少しでも白くなると冬らしくていいですね。
寒ささえなければ何時間でも見ていられるのに!と思うのですが、、、寒くなければ見られない景色なんですよね^^;



誰の仕業?

2018-12-13 15:57:51 | 日記


八島湿原は鹿よけのフェンスで囲われています。だから鹿は入れないはず、、
でもこの写真の木、何かに食べられていますね。食べ跡があるのは地上50センチくらいのところ。
枝が引きちぎられています。むしり取ったような感じでしょうか。
動物、、だとは思うのですが、この高さで木の枝をむしり取る、、



鹿、、なわけはきっとないですね。
もちろん隙間から入っちゃったなんてこともあるかもしれませんが、、、

歯型がついてる気がしますが、、リス?いやいや、、。

その最中の現場を見ないとなんともなんですが、なかなかそんな貴重な場面には簡単に巡り会えません。
寒くて縮こまってる場合ではないですが、もっと外に出て自然を見れば面白い発見があるのでしょう。


苔と地衣類の世界

2018-12-07 11:20:24 | 日記

地衣類のことを書いた本に、「地衣類の観察は雨あがりが一番」とありました。

大雨が降った次の日、すこし地衣類と苔に注目して歩いてみました。

緑の季節が終わった、雪が降る前のこの茶色の季節は苔や地衣類を見るには一番いい季節かもしれません。
葉が落ちた樹木の幹につく地衣類や苔は葉がある時期に比べてよーく見えます。

雨のおかげで生き生きとした表情の苔と地衣類たち。潤ってます。
顔を近づけてみると、、、






いろんな種類の苔や地衣類が狭い範囲にひしめき合っているのがわかります。
きっと、ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうおしくらまんじゅうしながら自分が生きるのにちょうどいい場所を取り合っているのです。

スピードはすごくゆっくりですが、苔も地衣類もすこしずつ自分の陣地の広さを変えているでしょう。
この写真を撮った場所も数年後にはすこしちがった模様が描かれているかもしれません。
それをずっと見続けるずくは…私にはありませんね^^;


今の季節に見やすいのは木の幹の苔だけではありません。





湿原の苔。ミズゴケたちも今の時期はとても見やすいのです。
盛夏は植物が生い茂ってしまうのでなかなか顔がみれませんが、今の時期は良く見えます。
ミズゴケにも種類があって、それぞれ形や色が違います。
今の時期は遠くからでも色でミズゴケの検討がつくので(といっても私にはほんの一部しかわかりませんが)、勉強するにはもってこいかもしれません。




何もないような茶色の季節でも、見方によって面白いものがたくさんありますよ、
というお話でした。


山田

雨の後

2018-12-05 17:50:38 | 日記


前日夜に大雨が降った八島湿原。




わかりにくいですが鬼ヶ泉水の水路がオーバーフローして池のようになっています。
夏の大雨だとここにもっと大きな池ができますが、、
12月に池を見たのは初めてかもしれません(もともと12月の八島湿原を私は良く知らないですが。)



鎌ヶ池。
今日はそこまで風が強くありません。


そういえば
八島ヶ池の水面を覆っていたヒルムシロが枯れて水面下に。


わかりますでしょうか。

来夏はまた葉が伸びてきて水面を覆います。


また暖かくなるまでしばし休憩。

霧ヶ峰は冬です。