霧ヶ峰自然教室の日々

霧ヶ峰自然教室の活動案内と記録、霧ヶ峰の今をお伝えします。

春の落とし物

2021-05-31 23:03:00 | 日記
春の落とし物観察が好きです。
(春に限らず、落とし物観察は楽しいですが)

例えばこれ。少し前の写真ですが…
八島湿原から少し降ったところの道路の上…

細かい落ち葉?がたくさん落ちています。
春はあちこちでこんな光景が見られるのですが、みなさん、気づいていましたか?

小さな葉、なんでしょう。
これは冬芽を覆っていた小さな葉です。芽鱗(がりん)というそうです。
厳しい冬の寒さから芽を守っていた芽鱗が、暖かくなるとともに剥がれ落ち(剥がれるという表現でいいのかわかりませんが)るのです。
まるで服を脱ぐように…脱ぎ捨てられた芽鱗は地面に散らばります。

この様子を眺めるのが私はとても好きなのです。
木が動いている=生きているのを1番感じる瞬間だからかもしれません。


毎年繰り返されているからこそ愛おしい、春の恒例行事でした。


道路に芽鱗を脱ぎ捨てた張本人




木道の上にももちろん落とし物

ツノハシバミの芽吹き






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