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旅の途中です

別ブログの旅行に関するものを独立させました。全国旅で周りたいんです。まだタイトル決めていません。

東海道本線の旅

2020-06-05 08:34:00 | 生き方
東海道本線とは東京から神戸までの区間。
私は永らく東海道本線と言っていたが、東京へ行くと東海道線 と書いてあったりして戸惑った。

でも、正式名称は東海道本線らしい。

新幹線で移動するのが当たり前だった私が在来線で移動するようになったのは、4年ほど前から。

気がつけば、東京から京都まで乗った。

今回は西日本編。

名古屋から京都への東海道本線は 第一印象。

空いている。

最近 自分はつくづく三河の人間なんだなと思う。 人生で住んできたのは、三河と尾張の国境のあたりばかり。
三河であったり、尾張であったり。

国境というのは 戦国時代は戦乱に巻き込まれ、古戦場も多い、辺鄙であるがゆえに繁栄からは取り残される。

大して価値の無いところである。現代のようなインフラがあるから住めるようなところ。

だけど、人格的には三河人。それは、いつも三河の山々を見て暮らしているからだろう。

三河から尾張、美濃、近江、京へと続く鉄道。

行きは感じなかったが、帰りになると、米原で空気感が変わる。

米原を過ぎると西へは 琵琶湖沿いの平野がどこまでも広がるが、東は山沿いの狭い道、トンネル、ぐっと緑が近くなる。

ふと、ああ 帰ってきたかな

という感じになる。

関ヶ原を抜けて濃尾平野が広がると、新幹線で帰ってきた時などいつもほっとしたものだ。

近江と濃尾平野の空気感の違い。

三河といっても、 美濃や尾張は 私の縄張りらしい。信濃も、遠江はちょっと違うかな。

なので、美濃にはいると 帰ってきた感を感じるのだろう。

でも、九州からかえってくるときは 近江のあたりからもう親近感を感じている。

東日本の東海道線の旅の楽しみが 浜名湖、富士山、海 だとすると、西日本は 城。

岡崎城、清洲城、岐阜城、彦根城、安土城、八幡城、観音寺山城 

多分そのほかにもたくさんあるはず。まだまだ勉強不足。

東日本も 小田原城、掛川、浜松と城が見える。

高速籠に乗って、一気に移動できる。

本当はじっくり歩いて、鳥の声や風の音、空気感の中に包まれると タイムスリップした気持ちになれる。


上街道

2020-05-25 10:17:00 | 生き方
旅は私の心の糧なので、旅が制約された日常は非常に辛く、それが かえって激しい欲求になってしまう。


熱田から 今渡まで何日間にかけて歩いた。

時期は4月から5月にかけての、街中を歩くには絶好の気候だった。







抜けるような青空。

断夫山古墳、高座神社、東本願寺、本町通り、大須、札の辻。







長年暮らしているのに初めて見るものが多い。

自分は 一体何を見て過ごしていたんだろうか?

札の辻は 尾張名古屋の街道のほぼ全ての起点だった。

今では 何も主張もない交差点で、 人通りもないし、外国産車のディーラーがある。

でも、ここは 江戸時代は 街道の中心だった。

どんな人が、どんな用事で どんた服を着て 歩いていたんだろう。

多くの想像をするが、 札の辻だけは昔も今も未来も変わらず存在する。

私も古の人と同じく、ここの辻に辿り着いた。過去から未来へ繋がる空間に通り過ぎる旅人として。

その後は 名古屋城に向かい、清水坂を過ぎ、一路矢田川と庄内川を目指す。

平野が続き、でもコンクリートの建物が多く、昔を想像することができない。

野原の道だったはず、 所々にあるすでに廃業しているか、廃業寸前の個人経営のお店 崩壊している商店街、かつて、昭和から平成の初めまでは 賑わっていたのか。

活気もうすれ、でも、まだこの辺りは人が多いので 廃墟とまではなっていない。

地方に行くと もっと寂れているところばかり。

地方の寂れっぷりの共通項を語るのはまたいつか。




庄内川を越える。

ふれあい橋を渡る時は素晴らしかった。

遠くに美濃の国が見える。山も見えてきた。

しかし、まだまだ遠い。

結構へとへと。

弁当持参だったので、堤防のベンチで 休憩。

川は良い。

山も良いが川も 昔と変わらない。

道は変わってしまった。むかしの痕跡を探しながら。

昔は渡し船があったんだよな。どんな風なのか想像するしかない。

しかし、この庄内川から北が 実は古代は栄えていたことを知る。

多くの古墳があり、古い神社がある。 少し標高が上がるからであろう。

川もあり、野もあり 田んぼには最適。








小牧を通り過ぎ、田縣神社と大縣神社神社。

だんだんと地味に登り坂になっている。

所々、電車で移動。

しかし、名鉄は凄い。その路線は昔の街道を踏襲している。
豊橋から名古屋までなど 昔の東海道に沿っているので、電車に乗りながら、高速籠で何度も行き来できる。












善師野から今渡までは一つ峠を越える。東海自然歩道に出るまでは道無き道を行くので、そこが難所。 本当に街道はここ? 山を南に迂回したほうが楽だと思うが、今渡までの近道と言えば、近道ではある。

昔の人はとにかく近道を行こうとしたのかな。

峠を越えると美濃にはいる。

常夜灯や地蔵が多いので やはり街道なんだな。

街道沿いにあるもの、
常夜灯、地蔵、塚、寺、神社

土田城のある山に来ると 御嶽山が見える、刎橋を渡る。 



あと少しで木曽川。









木曽川だ。

熱田から木曽川の今渡まで 歩いた。

いつも見慣れた御嶽山や木曽山脈が、より近くに見える。

ここは 古代よりワタリという地名だったらしい。

古代から両岸に集落があったのだろう。

東山道は凄い。
古代では 幹線だ。東海道よりも往来があったのではないか?

戦国の道も東山道が主流だ。

実は この美濃 加茂の里のあたり、今まで全然知らなかった。

取り残された地域だと思っていたが、恥ずかしい限り。とんでもなく栄えていた地域。 京の香りすらするのはなぜか?

小高い山、大きな川、平野と 住みやすさ抜群だったに違いない。

熱田から今渡の旅は 古代から始まり、江戸時代を歩き、戦国時代、 古代へと戻り、 最後は弥生時代まで見える。

移動しながら、時代も移動し、景色も移り変わり、海の空気感から、川の空気感。 そこに暮らしてきた人達の移り変わり。

それを肌で感じた旅。





昔ながらの暮らしがしてみたい

2019-05-14 23:41:28 | 生き方
時代劇が好き。

日本だけにとどまらず、アジアや そのほかの世界の時代劇。

心が休まるのはなぜか。

車もなく、プラスチックもない。電気もない。

そんな生活不便に決まっているのに憧れる。

江戸時代の江戸の町はたいそう循環型の生活スタイルだったらしい。

捨てるものはほとんどなかった。

糞尿を肥やしにするのは やっぱり衛生的には良くなかっただろう。
あと、生活排水も 家の前に垂れ流しというのも非衛生的。

それ故に 感染症も多く、さらに栄養も低いので、結核も。

そういう負の面はおいといて。

今で言う リユース
再利用が素晴らしい。

再利用するための商売が沢山あった。
古着を売る人買う人。
壊れた傘や使い古した紙も買う。

モノを修理する職業も多数。

いまじゃ、壊れた備中ぐわを直してくれるところすら思いつかない。
世の中プラスチックだらけで プラスチックゴミの行き着く先は海洋汚染。

自然素材が9割くらいの世の中になれば良いのにと思う。

金属、ガラス、木、紙、動物の皮、毛、植物素材のもの。

で、あと、1割くらいは石油製品。

靴も 藁でできた草鞋や 木でできた下駄を履きたいけど、そんなことしたら狂った人と思われるだろう。

時代劇をみてると、身につけている全てのものが自然素材で、全てが土に還る。

昔はそれが当たり前だったけど、
いまじゃ 贅沢。

寝ている布団のわたもポリエステル。真綿の布団なんて この世にあるのかしら?

今、私の生活からプラスチックを排除し始めている。

手始めは使い捨てプラスチックを止めること。

意外と難しい。

モノ買えば勝手にプラスチックゴミが付いてくる。プラスチック包装されてないものだけでは 食料もままならない。

それに、テレビだって見たい。大好きな時代劇が見れないなんて絶対だめ。

使い捨てコンタクトはプラスチック容器に入っているし、メガネだってプラスチックフレーム

100パーセント自然素材なんて無理だ
無理だからこそ憧れる。

三国志にはまった。

2019-04-13 00:05:22 | 生き方
今まで何度か三国志に挑戦しても、名前や地名が難解ですぐに挫折してしまっていた。
しかし、中国ドラマの三國 three kingdoms を観てから、もう、どっぷりとその世界の中に生きているようにBlu-rayで毎日三昧である。

このドラマは2010年の製作なので、2019年にはまるなんて なんとも時代遅れな私。

多分 テレビでやっていたのを少し観たかもしれないが、日本語で日本語字幕を付けて観ないと理解できないのだ。

登場人物が多すぎる。でも それが魅力。

最初は孔明がお気に入り。でも、だんだんとほかの登場人物も好きになり、もう登場人物の全てが愛おしい。

孔明

三顧の礼から観出したのだが、私はまるで話の筋を知らないので、劉備がなかなか孔明に会えないのを、まるで、自分がなかなか出会えないように感じ、どんな人なのか想像しながら、ドラマは良く作ってあるもので、孔明の弟から なかなかのイケメンになり、こんなイケメンな弟なら孔明は格好いいに違いないと期待しつつ、ついに孔明に会う事が叶った時、俳優の陸毅さんがあまりにも素晴らしく、私も劉備と同じく一目惚れだった。
清々しい容姿であるが、性格はなかなか個性的。
孔明は正直な人は大好き。しかし、腹に一物を持つような人には容赦なく嫌味を言ったり、敵意むき出しになる。
物事を合理的に見るので、合理的ではない劉備とは時々意見が分かれる。

厚かましいけど、自分の性格に似ている。

そして、最初このドラマをみたとき、登場人物のあまりに優雅で丁寧な礼の仕方に衝撃を受けた。

最近の日本人は私も含めて ペコっと早く礼をする。ゆっくり深々とお辞儀をするのは素晴らしい。

住みたいのは時代劇に出てくる家

2018-09-16 21:48:17 | 生き方
ただ今家をリフォーム中。
水回りはシンプルに使いやすくしたい。

畳の部屋は一つは残したい。
家中風通しを良くしたい。フローリングは板の間みたいなイメージ。
できればダイニングセットなんて取り払って 膳で食事したいけどそれは叶わぬ。

窓から緑が見えればなおよし。

幸いなことに自然がまだ近くにあるところに住んでいる。鳥もいろいろな鳥が飛んでいるし、アゲハ蝶だってくる。ツバメも来る。うちにも巣を作って欲しい。

秋になれば虫の鳴き声。

部屋を真っ暗にして 窓を開け放ち、月の明かりで 酒でも飲みたい。