東海道本線とは東京から神戸までの区間。
私は永らく東海道本線と言っていたが、東京へ行くと東海道線 と書いてあったりして戸惑った。
でも、正式名称は東海道本線らしい。
新幹線で移動するのが当たり前だった私が在来線で移動するようになったのは、4年ほど前から。
気がつけば、東京から京都まで乗った。
今回は西日本編。
名古屋から京都への東海道本線は 第一印象。
空いている。
最近 自分はつくづく三河の人間なんだなと思う。 人生で住んできたのは、三河と尾張の国境のあたりばかり。
三河であったり、尾張であったり。
国境というのは 戦国時代は戦乱に巻き込まれ、古戦場も多い、辺鄙であるがゆえに繁栄からは取り残される。
大して価値の無いところである。現代のようなインフラがあるから住めるようなところ。
だけど、人格的には三河人。それは、いつも三河の山々を見て暮らしているからだろう。
三河から尾張、美濃、近江、京へと続く鉄道。
行きは感じなかったが、帰りになると、米原で空気感が変わる。
米原を過ぎると西へは 琵琶湖沿いの平野がどこまでも広がるが、東は山沿いの狭い道、トンネル、ぐっと緑が近くなる。
ふと、ああ 帰ってきたかな
という感じになる。
関ヶ原を抜けて濃尾平野が広がると、新幹線で帰ってきた時などいつもほっとしたものだ。
近江と濃尾平野の空気感の違い。
三河といっても、 美濃や尾張は 私の縄張りらしい。信濃も、遠江はちょっと違うかな。
なので、美濃にはいると 帰ってきた感を感じるのだろう。
でも、九州からかえってくるときは 近江のあたりからもう親近感を感じている。
東日本の東海道線の旅の楽しみが 浜名湖、富士山、海 だとすると、西日本は 城。
岡崎城、清洲城、岐阜城、彦根城、安土城、八幡城、観音寺山城
多分そのほかにもたくさんあるはず。まだまだ勉強不足。
東日本も 小田原城、掛川、浜松と城が見える。
高速籠に乗って、一気に移動できる。
本当はじっくり歩いて、鳥の声や風の音、空気感の中に包まれると タイムスリップした気持ちになれる。