去年のクリスマスは、お気に入りのレストランのひとつに予約を入れたが、失敗だった。
私はコースでなくアラカルトで頼むのが好きなのに、当たり前のようにコースで、しかも1種類だけだから選択の余地もない。
いつもは明るい店内が、ムードを演出するためか薄暗い。
客はカップルだらけ ( もちろん私達もなんだが、恋人達の中では夫婦者はなんとなく浮く存在なのだ ) 。
もちろん店が悪いわけじゃない。
そんな日に外食した自分が悪いのだ。
そこで今年は「おうちクリスマス」をやることに決めていた。
お気に入りのウェブショップ「グルメミートワールド」で肉を、「カリテ」でワインを仕入れ、準備万端。
あとはシェフの腕次第だよ。ねっ、ダンナ ?
まずは丸1羽買ったホロホロ鳥のお腹に、香味野菜や韓国産トウガラシなどをカレー粉で炒めたものを詰める。
この時点ですでに美味そうな匂いが家中に充満している。
そして表面にテリを出すためのハチミツをたっぷり塗ってオーブンへ。
スープはブロッコリーのポタージュ。
クリスマスカラーにしたくて、ニンジンとカブで赤と白のピュレを作り、浮かべようと試みていたが、どうやら上手く浮かんでくれなかったらしい。
でもこれもいい匂い。美味しそうだ。
そして鹿肉のステーキも作ってくれる。
鹿の血も焼き汁に使ってレアに焼いた肉には、上からかけるのではなく好みでつけるソースを。
それがまたアボガドソースだというのだ。
私も料理好きだが、ダンナのこのソースの発想だけは真似が出来ない。
しかもそのソースに、少しポテトチップを崩して混ぜている。
うーん、意図がわからん。
さていただきましょう。
よく冷えた白ワインで乾杯。
まずはスープから。
野菜の自然な甘みが出ていて、優しい味だ。
スープの中に沈んでしまって色合い的にはアクセントにならなかったピュレだが、それぞれの野菜の味がくっきり出ていて、味わい的にはしっかりアクセントになっている。
ホロホロ鳥は、皮はパリッと、中はジューシーに焼けている。
あれだけ塗ったハチミツだったが、ちっとも甘くない。
焼かれることで、とてもいい風味とテリだけを残している。
中に入れた野菜たち、中でもトウガラシの風味がきっちりついて、反対に野菜には鳥のダシが沁みこんで、うんまーーいっ !!
鹿肉はタタキのような焼き加減だが、ちゃんと中まで温かい。
あっさりとしてクセのない鹿肉にアボガドソースを乗せると、まったりとしたクリーミーさが加わってこれまたたまらん美味さだ。
なるほど、ポテトチップのおかげで塩味とコクがプラスされている。
違和感がまるでないのがすごい。
いやあ、今回も大成功だよ、我が家のシェフ。
ふたりでのんびりお家で過ごすクリスマスは、疲れた体と心、それからペコペコのお腹に、何よりのごちそう。
私はコースでなくアラカルトで頼むのが好きなのに、当たり前のようにコースで、しかも1種類だけだから選択の余地もない。
いつもは明るい店内が、ムードを演出するためか薄暗い。
客はカップルだらけ ( もちろん私達もなんだが、恋人達の中では夫婦者はなんとなく浮く存在なのだ ) 。
もちろん店が悪いわけじゃない。
そんな日に外食した自分が悪いのだ。
そこで今年は「おうちクリスマス」をやることに決めていた。
お気に入りのウェブショップ「グルメミートワールド」で肉を、「カリテ」でワインを仕入れ、準備万端。
あとはシェフの腕次第だよ。ねっ、ダンナ ?
まずは丸1羽買ったホロホロ鳥のお腹に、香味野菜や韓国産トウガラシなどをカレー粉で炒めたものを詰める。
この時点ですでに美味そうな匂いが家中に充満している。
そして表面にテリを出すためのハチミツをたっぷり塗ってオーブンへ。
スープはブロッコリーのポタージュ。
クリスマスカラーにしたくて、ニンジンとカブで赤と白のピュレを作り、浮かべようと試みていたが、どうやら上手く浮かんでくれなかったらしい。
でもこれもいい匂い。美味しそうだ。
そして鹿肉のステーキも作ってくれる。
鹿の血も焼き汁に使ってレアに焼いた肉には、上からかけるのではなく好みでつけるソースを。
それがまたアボガドソースだというのだ。
私も料理好きだが、ダンナのこのソースの発想だけは真似が出来ない。
しかもそのソースに、少しポテトチップを崩して混ぜている。
うーん、意図がわからん。
さていただきましょう。
よく冷えた白ワインで乾杯。
まずはスープから。
野菜の自然な甘みが出ていて、優しい味だ。
スープの中に沈んでしまって色合い的にはアクセントにならなかったピュレだが、それぞれの野菜の味がくっきり出ていて、味わい的にはしっかりアクセントになっている。
ホロホロ鳥は、皮はパリッと、中はジューシーに焼けている。
あれだけ塗ったハチミツだったが、ちっとも甘くない。
焼かれることで、とてもいい風味とテリだけを残している。
中に入れた野菜たち、中でもトウガラシの風味がきっちりついて、反対に野菜には鳥のダシが沁みこんで、うんまーーいっ !!
鹿肉はタタキのような焼き加減だが、ちゃんと中まで温かい。
あっさりとしてクセのない鹿肉にアボガドソースを乗せると、まったりとしたクリーミーさが加わってこれまたたまらん美味さだ。
なるほど、ポテトチップのおかげで塩味とコクがプラスされている。
違和感がまるでないのがすごい。
いやあ、今回も大成功だよ、我が家のシェフ。
ふたりでのんびりお家で過ごすクリスマスは、疲れた体と心、それからペコペコのお腹に、何よりのごちそう。