土曜の昼のこと。
仕事を早くに切り上げて、交野にある「大門酒造」さんに初めて訪れた。
コラムニストの勝谷誠彦氏のトークショーを聞きに行くためだ。
かなりの応募者があった中から参加できたという120名弱の聴客が、広くはないイベントホールにひしめき合う。
いつもの「勝谷節」がマシンガンのように繰り広げられ、テレビではとても流せないようなネタが続出。
途中からは演者も客も配られた日本酒をあおりながら、質疑応答も含めての2時間があっという間に楽しく過ぎた。
その後がまたお楽しみだ。
蔵に併設する食事処「無垢根亭」特製の食事が用意されており、客に振舞われた。
勝谷氏と写真を撮ったりサインを貰ったり雑談をしたりしながら、料理に舌鼓を打つ。
料理の品書きは、
「黒豚スペアリブの生姜煮込み」
「秋の果実サラダ 卵の燻製添え」
「もんごイカのイカ墨団子と小芋のみじん粉揚げ」
「鴨ロースの醤油煮」
「ブロッコリーとエリンギのピーナッツ和え」
「黒豆ご飯と白菜漬物巻きのおにぎり二種」
というラインナップだ。
これがもうどれもべらぼうに美味い。
スペアリブは外が香ばしく、中がどこまでも柔らかい。
苦もなく骨から外れるほど煮込まれたそれは、肉の味がぎゅうっとして噛むごとに味わい深い。
もんごイカのイカ墨団子も、プリップリの食感が残る程度に叩いたイカの肉に、魅惑的なコクのイカ墨が絡む。
卵の燻製のスモーク加減も完璧だ。
蔵元なんだから当然といえば当然なのだが、何といってもご飯が美味い。
無造作に見えるおにぎりの、涙が出そうなほどの米の甘さ。
巻かれた白菜の漬物や、混ぜられた黒豆が、これまた素朴ながら絶妙のアクセントだ。
全てがさりげないながら抜群のセンスが光る料理たち。
驚くことに、これらを作っている料理長ははもともとこの蔵の「まかない名人」だったおばちゃんだという。
そしてこの料理にあわせて供されたのは、もちのろんでこの蔵元の誇る日本酒たちだ。
生酒から特別純米、純米大吟醸まで、10種類弱もの酒がほぼ飲み放題という、信じられないほどの大判振舞い。
もうどれもこれも美味くてたまらない。
飲み比べと称して浴びるほど飲んでも一向に悪酔いしないのは、良質な酒である証拠だ。
チェイサーの水がまたいい。
酒造りに使われている水だから、本当に感涙ものの美味さなのだ。
ここの酒はニューヨークにも進出しているそうで、海外用のものは飲み口がマイルドなように度数をやや低めにするという。
その海外用の酒に貼ってある、この日限定のラベルを見て驚いた。
チベットの国旗。上には「Free Tibet」の文字が。
ううん、さすがは勝谷氏と古くから親交を深めている蔵元さんだ。
売り上げの一部がチベットの団体に寄付されると聞き、自宅用に購入した。
ともあれ、料理も酒も絶品。
今度はきっとコースを食べに訪れよう。
冬になると、酒粕で作る鍋もあるという。
蔵元での酒粕鍋。
考えただけでヨダレが出そうだ。
仕事を早くに切り上げて、交野にある「大門酒造」さんに初めて訪れた。
コラムニストの勝谷誠彦氏のトークショーを聞きに行くためだ。
かなりの応募者があった中から参加できたという120名弱の聴客が、広くはないイベントホールにひしめき合う。
いつもの「勝谷節」がマシンガンのように繰り広げられ、テレビではとても流せないようなネタが続出。
途中からは演者も客も配られた日本酒をあおりながら、質疑応答も含めての2時間があっという間に楽しく過ぎた。
その後がまたお楽しみだ。
蔵に併設する食事処「無垢根亭」特製の食事が用意されており、客に振舞われた。
勝谷氏と写真を撮ったりサインを貰ったり雑談をしたりしながら、料理に舌鼓を打つ。
料理の品書きは、
「黒豚スペアリブの生姜煮込み」
「秋の果実サラダ 卵の燻製添え」
「もんごイカのイカ墨団子と小芋のみじん粉揚げ」
「鴨ロースの醤油煮」
「ブロッコリーとエリンギのピーナッツ和え」
「黒豆ご飯と白菜漬物巻きのおにぎり二種」
というラインナップだ。
これがもうどれもべらぼうに美味い。
スペアリブは外が香ばしく、中がどこまでも柔らかい。
苦もなく骨から外れるほど煮込まれたそれは、肉の味がぎゅうっとして噛むごとに味わい深い。
もんごイカのイカ墨団子も、プリップリの食感が残る程度に叩いたイカの肉に、魅惑的なコクのイカ墨が絡む。
卵の燻製のスモーク加減も完璧だ。
蔵元なんだから当然といえば当然なのだが、何といってもご飯が美味い。
無造作に見えるおにぎりの、涙が出そうなほどの米の甘さ。
巻かれた白菜の漬物や、混ぜられた黒豆が、これまた素朴ながら絶妙のアクセントだ。
全てがさりげないながら抜群のセンスが光る料理たち。
驚くことに、これらを作っている料理長ははもともとこの蔵の「まかない名人」だったおばちゃんだという。
そしてこの料理にあわせて供されたのは、もちのろんでこの蔵元の誇る日本酒たちだ。
生酒から特別純米、純米大吟醸まで、10種類弱もの酒がほぼ飲み放題という、信じられないほどの大判振舞い。
もうどれもこれも美味くてたまらない。
飲み比べと称して浴びるほど飲んでも一向に悪酔いしないのは、良質な酒である証拠だ。
チェイサーの水がまたいい。
酒造りに使われている水だから、本当に感涙ものの美味さなのだ。
ここの酒はニューヨークにも進出しているそうで、海外用のものは飲み口がマイルドなように度数をやや低めにするという。
その海外用の酒に貼ってある、この日限定のラベルを見て驚いた。
チベットの国旗。上には「Free Tibet」の文字が。
ううん、さすがは勝谷氏と古くから親交を深めている蔵元さんだ。
売り上げの一部がチベットの団体に寄付されると聞き、自宅用に購入した。
ともあれ、料理も酒も絶品。
今度はきっとコースを食べに訪れよう。
冬になると、酒粕で作る鍋もあるという。
蔵元での酒粕鍋。
考えただけでヨダレが出そうだ。