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てま・ひま・くらし。ていねいな毎日。

プロ野球選手代理人の力量って・・・?

2007-01-11 12:11:53 | 社会科
ノリがオリックス退団…移籍先は難航(スポーツニッポン) - goo ニュース

新聞のスポーツ欄に記者会見の様子が出ていて、ありゃまと驚いた。
選手じゃなくて、隣に座ってる人物について。

このひと、実は袖すりあうほどのお知り合い。
少年の頃から野球が大好きで、年明けにはプロ野球選手の代理人になる。
夢のひとつがかなった、と語っていた。
そうか、この選手の代理人だったのか。

しかし、新聞やその他のニュースによると、
情報戦略がうまくいっていない様子。
先に球団側から「退団」を報じられてしまって、
選手はニュースではじめて知り、
退団の意思はないと伝えると球団側が「交渉の余地はある」。

本日のニュースによると退団は決定的な模様ですが
この交渉プロセスにおける代理人の力量ってどうなんでしょ?

そういえば、あしたは「スポーツほろにが会」だ。
弁護士さんにもお会いするし、
スポーツ新聞社の記者OBさんもおられた。
(松坂移籍をお茶屋の専務から2日前にスクープしていた! 笑)

この話題、だれか出してくれへんかなぁ。


福男は「おらが町の韋駄天」から

2007-01-10 10:59:08 | 社会科
西宮神社でえべっさんがはじまった。ああ、もうそういうシーズンなのねぇ・・・。
で、メディアが注目するのはやはり恒例の福男選びですね。
でもこの話題、キー局で報道されるようになってから、なんだかつまらなくなった。
数年前には消防士の男性を福男にしてやりたくて同僚が他の走者のジャマしたり、今年は種子島から「福獲り」にきた子もいたりで、う~ん。
こういうのは「おらが町、井の中の蛙」が競争するから面白い。参加資格を決めるのは野暮やけど、兵庫県瀬戸内側エリア外のお人は遠慮してほしい。みなさま、福は地元の神さんからいただいてくださいな。

なんでも新規参入、規制緩和がよろしいというわけではない。
福男はおらが町の韋駄天、相撲はおらが国いちばんの力持ち決定戦(だったはず)、でもってタクシーの運転手さんは「この町やったらどこでも任しといてや」というおらが町のプロ、地域限定の濃さが“旨味”ではなかろうか。

全国区になって西宮神社の福男も「東京都出身」の子が一番福を獲るときがくるのかなぁ。
そういえば高校野球も北海道から勝ち抜いてきたチームのピッチャーは伊丹市出身だった、というのもなんか興ざめ。

うちの味、地域の味、国の味は濃い方が面白い。そんなことを自慢する田舎モン気質も悪くないなぁと感じるこのごろ。
あ、コレはあくまでも個性おはなし、素朴なお国自慢でナショナリズムとちゃうからね~。むしろグローバリズムの問題かしらん。
西宮神社で東京出身の子が福男になって何が面白いかってことです。


バンギャル ア ゴーゴーのイタイ青春

2007-01-09 11:25:36 | 社会科
朝と夜に近隣パトロール、そのほかはごはん食べて、寝る。
寝床はこたつと温風ヒーターにはさまれて極楽快適ぬくぬく。おまえはええのぉ~

今年の初夢になると思うのだが、すっごくこわい夢をみた。
恐いのだけれど、最後には敵と思しき場所(もしくは人)に加勢していた人々がいなくなった。恐かったけれど、目覚めがすっきりとしているヘンな夢。

眠れなくて真夜中に読みはじめた「バンギャル ア ゴーゴー」(雨宮処凛 講談社)のせいだろう。
主人公の少女にも、追っかけやってる子たちにも、クラスメイトの少女たちの中にも懐かしい私と、あの頃の友人たちを発見する。残念ながら著者の雨宮さんが追っかけをやっていた頃より、さらに20年ばかりさかのぼるのだけれど。

クイーンが現役のカリスマで、ジャパンというビジュアル系バンドの元祖がデビューしたばかりの頃で、ピストルズのシド・ヴィシャスの死がようやく伝説になりかけた頃のこと。「バンギャル ア ゴーゴー」のなかで“ファック隊”と呼ばれていた子たちを“グルーピー”なんて言ってた時代。

主人公の少女、えりのように優秀でも過激でもいじめられっこでもなかった私は、もっと中途半端で情けない臆病者だった。
それでも学校の外でロックのすきなひとや、まんがを描いている年上の人たちとつながっていることでかろうじて「わたし」が維持できていた。
競争社会なんてものとはホド遠い、温室生活なのに型にはめられる生活がたまらなく息苦しい毎日。親の言うことを素直に聞いてコツコツと勉強をして、卒業したら短大に通ってお見合いで結婚できる素直さ、周囲と同じ価値観を持てたらどんなに楽だっただろう。
あの頃の私は自分のことを籠の鳥のようにしか思えなかった。しかし籠から飛び出す勇気もなく、同じ籠の中にいる鳥と仲良くもできず、飼い主に可愛いがってもらおうともしない。周囲は私に怠惰な鳥のレッテルを貼った。やがて私も自分のことをそう思うようになる。

女性になって、さらにいい年になって、忘れていた。しかも、できれば開きたくなかった地獄の釜の蓋を雨宮処凛という作家がパッカーンと開いてしまった。ヒリヒリと痛いのにやめられない、逃げられない。そして夢の中まで侵食してきた。
とんでもない青春小説と出会ってしまった。

荒れる成人式と家族バカ、石原慎太郎の思考

2007-01-08 11:21:33 | 社会科
「さよならテレビ」なて宣言しときながらテレビの話題・・・早くも宣言崩壊だ。性根が下世話な人間なんやね、とほほ。
さて、本日朝のワイドショーがこぞって喰いついたのはぬっくーい沖縄の「荒れる成人式」と、いろんな意味で寒さ厳しい夕張市の「手づくり成人式」でした。

ワイドショーの新しい情報としては、男の子たちのハデハデ羽織袴は「出身中学校ごとで揃える」のだそう。「○○中学校」なんて幟を持ち、貸切バスでやってくる集団もあるのだけれど、あの資金、どこから調達したんやろ。

「青い海、白いさんご礁のリゾート沖縄」には基地があり、日本屈指のマルボーがある。少し前に騒がれたカジノ法が通過したあかつきには沖縄に一大カジノリゾートが出現する。ここに元ライブドア社長の堀江被告が関係しているというのがもっぱらの噂だったけれど。

「大人になりました儀式」の成人式に、出身中学校ごとにダンゴになってる子たち。この子たちと基地やマルボーと規制緩和・経済発展という目論見で、沖縄を喰いものにしようという政治家や経済界のエリートはホントに無関係なのだろうか。

そしてカジノといえば東京にカジノをつくろうとした石原慎太郎くん。
昨日、やっぱりみてしまった自叙伝TVで、自分の作品が映画化されるとき「主役は裕次郎で」とダダこねたらしい。そうかー、同じ感覚で画家の四男を贔屓したわけやね。妻と四男の分も「いいじゃないかオレ様の身内なんだから」って、フツーでは考えられへんような豪遊を“公費で”やってもうたわけやね。
金持ちのぼんぼん育ちらしいが、自分の金と人様のお金の区別もつかへんぐらいのお金持ちか~。お育ちがよすぎて恥ずかしいという感覚もないんかなぁ。
大事なのは家族で「命をかけて家族を守る、そのために国を守るのだ。男は戦場に行くのだ」なんって言ってるけど、やってるコト我田引水やん。金と権力で家族のためにおいしい蜜を調達する慎太郎が、家族しかないビンボー人に「僕はキミのために死ににゆく」なんて戦争映画をつくって命を賭して守る美学を宣伝する。

家族主義を中心に富裕層の家族にはあらゆる自由があり、貧困層にはたったひとつの命をささげることが愛ってか、けっ。
まるで893の親分と舎弟の関係みたい。慎太郎の家族バカと荒れる成人式、構造の同一性をあきらかにせねば~。


ほんねんのもくひょう1 肩のちからを抜く

2007-01-05 17:47:04 | 社会科
新年です。
やはりひとなみに目標など掲げてみよっかな、っと。
でっかいことを書くのはちょい恥ずかしいので小さくいこう。
その1は「肩の力を抜く」。
ナニゴトにおいても緊張して肩がバリバリ。これで余計なエネルギーを消耗している。
余裕がなくて力の注ぎどころがわからなくてヘトヘト、挫折、中途半端でまた自己嫌悪、なんてことが少なくない。
なので、まずは「りらーっくす」かな。
しかし、リラックスは信とつながってる気もする。不安だとリラックスできるわけがない。
日々、小さなことを積み重ねて安心の層を厚くしていけたらいいのにね。



素敵なクリスマスを!

2006-12-24 13:53:02 | 社会科
きょうはクリスマスイブ。

サンタクロースさんもお出掛け前に一服している頃でしょうか。
プレゼントは私たちの心の中にやってくるのでしょうね。
楽しみに待つことにしましょう。

心の整理整頓~ブラックマヨネーズ吉田くんのお部屋~

2006-12-22 10:38:45 | 社会科
夜ごはんいただきながらお掃除番組ってどうよと思いつつ
「いきなり黄金伝説」をみてしまいました。

ブラックマヨネーズ吉田くんのお部屋を松井一代さんが
お掃除するって企画なんだけど、いやはや壮絶。

彼はとても皮膚が弱くて、しかもお引越しをしてから
ひどい金属アレルギーになってしまい
腫瘍もいっぱいできて手術もなされたとか。

昨年のM-1覇者で日の出の勢いかと思っていたら
ものすごぉく不健康で暗い。
そしてお部屋はすでにゴミ屋敷。

昔から男ヤモメにウジが湧く、なんてことを申しますが
寝るところはもちろん、食べ物も着たものもそのまんま、
息子の身体を気遣ってお母さんが送ってくれた薬の宅急便も
春に購入したパソコンとプリンタも
箱に入ったまま封も開いていない。

M-1で優勝したときにもらった
50万円分の商品券も紙くずみたいにほったらかし
栄誉あるトロフィーも朝日放送の紙袋に入ったまま
1回も開いている様子がない。
貯金通帳は何年も前から行方不明で
しかも遺書まで出てきた。

逆につきあっていた彼女の靴、衣類、思い出の品々は
同じほったらかし状態でも捨てられない。
昨年の12月25日、M-1で1000万円獲った日に
彼女と別れたのだそう。

若手漫才師として頂点に立った。
吉本興業でも、漫才師としても彼は「勝ち組」で
嫌な言い方だけど、これから女なんて
いくらでもとっかえひっかえできる。
会社はいい仕事をどんどん入れてくれるだろう。

ところが、彼の時間は止まった。
きっかけは恋人との別離だけれど
なにかもっと深いところで蝕まれていたような気がしてならない。
むしろ別れた女性になぜ気持ちが冷めてしまったのか
聞いてみたい気がするんだなぁ。

ゴミ屋敷の住人さん、ホームレスさんたちも
不必要なモノに囲まれて暮らしている。
かくいうワタシも人様のことは言えない
忙しさで気持ちがくちゃくちゃになったら
比例するように部屋もくちゃくちゃになっていく。
モノが捨てられない。

松井一代さんのお掃除は見事だったし
お掃除がきっかけで気持ちが前向きになるのはいいことだ。
でも、なんだか気になる。

片付けられない人の心理。
そしてそれは個人の問題なのか・・・
「だれかのせい」だという犯人探しがしたいのではない
そこに巻き込まれてどうにもならない「しんどさ」は
どうして生まれるのだろう。


生活保護受給とペントハウスで給食費未払い、どっちが恥ずかしい

2006-12-18 14:49:57 | 社会科
うー、逃避状態。
バックに似合わないテーマばっかりだなぁ。

さて、関西最大級の複合都市といわれる
マンションのペントハウス、お値段は約1億円弱。
2年先の完成なのにすでに完売で
購入者は国家資格をもつ高収入なご職業の方らしい。

けさのワイドショーで
給食費を回収してまわる府中市の
公務員さんのことをやってた。

府中市では給食費の未払いが年々増えているそうだ。
しかも、悪質なケースほどお高いマンションや戸建てで
「いい暮らしをしてそう」な家が多いそうな。
なかでもマンションのペントハウスに住んでて
月3600円の給食費を半年も滞納してるってケースには
きっこさんでなくてもビックル一気飲みだ。

どうしてこんなにも未払いが増えたかというと
給食費を金融機関からの自動引落しにしたのが
原因のひとつだという。
府中市の場合、悪質な未払いが発生しているのは
すべて引落しにしてる学校で、先生に手渡ししている学校では
こうしたケースは発生していない、とか。

給食費を封筒に入れてもらって先生に渡す、という行為には
いろいろな要素があるなぁ。

このあいだ、小学校の先生が
「生活保護を受けていることを子どもには言わないでほしい」と
言ってくる保護者がいると話していた。

生活保護は恥ずかしいことで、子どもにみじめな思いをさせたくない
というのが親御さんの思いなのだろう。

給食費の支払いが引き落しなら、
「今月は給食費ちょっと待ってもろて」と
子どもに言わなくていい。
でも、子どもは親がどんな思いで
給食費を捻出するのか「見えない」。

一方で、マンションの最上階に住んでる親が
月3600円(携帯電話の通話料金より安いはずだ)を
払わないのも「見えない」。

貧困層が払えないことを恥ずかしい、みじめに感じて
金持ちが平然と滞納というズルをやらかす。

いろいろな理由で働くことができなくて収入がないことより
お金があるのに給食費を払わない方が「恥ずかしい」。

ガキどもよ、「恥ずかしい」ちゅうのはそういうことやでー。




忙中忙あり!

2006-12-17 08:19:16 | 社会科
忙しいを連発する人間は要領が悪い。私のことです。来週末までに原稿〆切が3本。ありがたいことであるが体力温存して山越えしないと。ノロウイルスに捕まった日にゃあ目もあてられない。

私のターボエンジンはさして大きくないのだ。テレビとか見てると自分のエンジンの大きさを見誤ってしまうことがある。人と私はちがうのに頑張ったらそうなれる、という大きな勘違いをしてしまう。大衆を相手にできる人は持ってるエンジンも相当にデカい。
それを実感しないで「私も!」といろめき立つ私は相当にバカだ。まねっこはできてもいつかメッキは剥げる。わたしのエンジンは決して大きくない。
単純バカなので見るもの、聞くものにすぐ影響されちゃう(笑)
自分が小さいから大きく見せたがるんだろうなぁ。等身大って難しい。あ、そもそも等身大の私、っていうのに満足してないな、なんてことにも気がついた。

ずるさと卑怯さをかかえながら

2006-12-13 21:41:30 | 社会科
朝ドラの「芋たこなんきん」で、少女時代の町子ちゃんが、次から次と人が亡くなっていく、その現実を前にして「神様はほんまにいてはるんやろか」と呟くシーンがあった。

…「神はいないのではない、沈黙しているのである」という遠藤周作の言葉を思い出す。
神は人間の愚かしさを悲しい目で見つめている。
遠藤周作の代表作「沈黙」には何度も踏み絵をしながら神父様に許しを乞う隠れキリシタンの男が登場する。ずるい、卑怯者で、ことさら卑しく表現しているのだが、物語の根底で神は彼を見捨ててはいない。
遠藤周作は終生、敗者を描き続けてきた。大きな声の胡散臭さを問い続けてきた。
彼が最も不快感を示したのは「パーマネントはやめましょう」と若い女性に街角で注意する「我こそは正義なり」という国防婦人会の女性たちだった。
神様の御心にかなう殉教者より、正しいキリスト者より、卑怯な裏切りを繰り返しながら神を捨てきることができない男に自分自身を投影した。
高校生の時に「沈黙」を読んで以来、あの卑怯な男の姿がいつまでも私の中に残りつづけている。同時に「パーマネントはやめましょう」というのも、裏切りの踏み絵を踏むのも私だ。にもかかわらず、私は「きれい」を望む。

神様はこんな私を悲しい目で見ていてくれるのかもしれない。
卑怯さも、ずるさも、弱さも、私の中にある。わたしはこれらを棄てきることはできない。
怒りながら、嘆きながら、逃げながら、悲しみを抱いていく。