なしのつぶてちょう☆梨の粒手帳あるいは梨の礫帳

梨屋アリエの日記と告知のブログです。自分の立ち位置がまるでわかっていません。

梨屋アリエ公式サイトへ

http://www13.plala.or.jp/aririn/をチェックしてね
読書会参加者募集中
★12歳から19歳までのYA読書会【YA読書クラブ】7月21日(土)新宿区ポプラ社にて。
★誰でも参加OKのYAの読書会2【横浜緑YAカフェ】10月7日(日) 横浜市緑区の十日市場地区センターにて。
★誰でも参加OKのYAの読書会【YA*cafe】8月26日(日) 池袋の東京芸術劇場にて
くわしくは専用ホームページをみてね。ありりんに会えるよ~♪

まじか。これは、栃木県内の全中学校の図書館に梨屋アリエの本を入れたほうがいいよ。

2018年08月14日 | 生存記録2018


中学生の甥が見せてくれた。えええ〜⁈

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「トークセッション~YA小説を書いて作家になる~」で、みんなでYAポーズをしました

2018年08月14日 | 生存記録2018

「YA小説を書いて見よう部」にゆかりのある、神戸遥真さん×こまつあやこさんと梨屋アリエで、
「トークセッション~YA小説を書いて作家になる~」
丸善丸の内本店児童書コーナーさまでのトーク、8月9日夜、満員御礼で行われました。ありがとうございました!!

お客様、丸善丸の内本店児童書コーナーの皆様、ありがとうございました!!
告知に協力してくださったかた、参加できなくても応援してくださったみなさまも、ありがとーーー。

特設コーナーの本棚は夏の間そのまま置いてくださるとのこと。土地柄、地方からのお客様もとても多いそうで、イベント参加券に関係なく買っていってくださるお客様がたくさんいらっしゃったとのこと。
東京駅の丸の内北口にでて、オアゾ三階の丸善丸の内本店児童書コーナーに、神戸さんとこまつさんと梨屋アリエの本、見にいってください。
あと、日本YA作家クラブのカードも飾っていただけることに。YA大切にしてくださる書店さん、ありがたいありがたい。

みんなでYAポーズをしました。

トークイベントでYAポーズの普及に貢献してくださった皆様。一緒にYAポーズしてくださった皆様はきっとYA小説を広めてくださる……。


梨屋は、制服のありりん先輩の姿をする勇気がなく、ふつうの服で。なんかね、「進行」のことで頭がいっぱいでした。二人に訊くことのメモを持って行って良かった。それぞれの作家に焦点を当てるか、出版デビューすることに焦点をあてるか、作品内容に焦点を当てるべきか、うううん、でもイベント名が「作家になる」なので、これから作家になりたいと思って書いている人に向けての話にしよう・・・・・・という内容になりました。みんなが、よしYAを書こうという気持ちになれるように。会場に訊いたら、純粋な読むだけの読者さんのほかに作家志望のかたにも来ていただけていましたから。
おふたりはお写真のネット公開はあまりお望みでないので、お顔は文字で隠しましたごめんなさい。ちなみにこまつさんは「リマ・トゥジュ」の表紙の真ん中の女の子にそっくりです。そして、こまつさんのうしろでこちらをみつめているのはマララ。

 

大人になっても覚えていてもらえている作品は幸せ。
自分だって、大人になっても覚えている作品があるのは幸せだものな〜。
10代のうちに、本にたくさんであってください。そっとであわせてあげてください。

 

書店さんはこちら↓

(コーナー設置時に書店さんが撮影)

 

「YA小説を書いて見よう部」についてはこちらを

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『異世界からありりん先輩がきておれに梨屋アリエについてレクチャーしていった』(SEASON1)

2018年08月14日 | 梨屋アリエ作品のコマーシャル★★★★★

 

動画を つくりました。

『異世界からありりん先輩がきておれに梨屋アリエについてレクチャーしていった』(その1)

『異世界からありりん先輩がきておれに梨屋アリエについてレクチャーしていった』(その2)

『異世界からありりん先輩がきておれに梨屋アリエについてレクチャーしていった』(その3)

 

主に、電子書籍になっている梨屋アリエの本の紹介です。

念のためにいうと、この女の子たちは、47歳のわたしです。画像修正技術こわい。主演も音楽も制作も宣伝している本もぜんぶじぶん一人って、すごくない? こんな児童文学作家がいただろうか!!!! 声はボカロです。
なんか、わたしの人生って、いろんな力をむだにしている感じで、嬉しいです。本当にアホですね。

それにしても、15年位前にSinger Song Writer Lite 2.0で作っておいたmidiを、ここで使うとは・・・・・・人生はなにがあるかわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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YA作品を読む人のための読書会「YA*cafe」参加募集 8月26日(日)午前9:45~@池袋 テーマ『夜露姫 』 みなと菫 著

2018年08月13日 | YA*cafeと横浜緑YAカフェのお知らせ

YA作品を読む人、YA作品を知りたい人のための読書会YA*cafe」。新規メンバー随時募集中。

 
 

 OPEN

* 2018年8月26日(日)午前9:45~11:45 

 会場 

*東京芸術劇場 5階 ミーティングルーム2 
 東京都豊島区西池袋1-8-1 公式サイト地図
 JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。
 駅地下通路2b出口と直結

 今回のテーマの本

*『夜露姫 』 みなと菫 著(講談社) 
※事前に読んでおいてください

 持ち物

*おすすめのYA作品をご紹介ください(任意)。

 参加方法  

* メールにて、お名前(ハンドル可)と学年または年齢、当日の連絡先をお知らせください。担当者からの返信を持って受付完了となります。締切8/24  配慮が必要な方は申し込み時にお知らせください。残席の状況により締め切り後も受け付ける場合があります。初参加の方は「YA*cafeの会」の仮入会となります。

 参加費

* 会場費・諸経費として300円。 (未成年半額・中高生対象「読書奨学金」指定読書会) 
 お釣りのないようお願いいたします。
ドリンクお菓子持ち込み可。ゴミはお持ち帰りください。

 

詳しくはこちら。

http://www13.plala.or.jp/aririn/yacafe/

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少年院参観日記

2018年08月13日 | アウトリーチの同行見学ボラ、参観、受講など

2017年~

少年法や児童福祉法に関係する施設を参観したときのことの健忘録。

当時の私的な参観の記録なので、現在の状況とは異なります。あくまでも個人の感じ方です。転載はお断りです。

いわゆる少年院に参観したことをこのページに付け足していきます。(コメント欄は公開しませんので、ご理解の上で投稿してください)

関東医療少年院/愛光女子学園(女子少年院)/京都医療少年院/愛知少年院/豊ヶ岡学園(少年院)/久里浜少年院/神奈川医療少年院

 H26年に少年院法が一部改正され、初等中等という分類から、第一種第二種という言葉に替わりました。義務教育期間の少年や初犯の少年は短期間で五か月程度の第一種。犯罪傾向が進んだ年長者は基本期間が11か月の第二種。医療少年院は第三種、約1年。罪の重さではなく、社会に適応して復帰するためにどのような教育が必要かで、矯正教育の内容や期間が決められる。家庭裁判所が決める。ただ、刑期でなく教育なので、成果がなく担任の法務教官に評価されなければ退院の時期は延びるそう。
少年院は罰をうける場所でなく矯正の教育を受けるところ。前科はつきません。
男子の少年院は二種類あるけど、女子は一種類です。医療少年院は男女ともですが、なかできっかり生活空間がわかれてる。

児童自立施設や鑑別所や刑務所は別のページ


関東医療少年院を参観した(2017年1月)

関東医療少年院の施設は老朽化が激しく、移転予定だそうですが工事が遅れて未定だそうです。学園ホラーの撮影に最適な感じに古くて暗くて怖いです。


少年たちが作った大型埴輪が玄関に展示してあります。

次長さんが院内を案内してくださいました。見学中に子どもたちとの接触はありません。部屋や設備の説明が主。
そして、寒かった!!! (涙)

担当者の話として。
医療少年院にくる子の親は、実父母そろっている家庭の割合が低いそうです。昔は怪我の治療で入るのが多かったそうですが、さいきんは発達障害の割合が増えているとのこと。女子もいます。妊娠した状態で入ってきて、在院中に出産をする子もいて、産むときは子どもの出生地が少年院にならないように配慮して病院で出産するそうです。妊娠しているたいていの子が人工中絶でなく出産を希望するのだそうです。

大人の場合も、産んだ子は「刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律」で施設内での養育が認められているそうですが、実際にしているところはほとんどないみたい。
これまで自分ではまるで考えたこともない人生を送っているひとが、世の中にはいるんだなあ……。

なんかねえ……おなじ見学者の中に発達障害のことを偏見だらけで言う人がいるんで、ワタシちょっと切れそうになりました。まあ、わたしも前は偏見は持っていたけど。わたしも発達障害があるんですって言ってみたら、どういう態度になるのかな、と想像する。あからさまに態度が変わるんだろうなあ。発達障害のこと、ちゃんと勉強して来てよ。

 (関東医療少年院参観俳句)  春の窯矯正の土整列す  梨屋有琳

 矯正教育の一つに陶芸があり、陶芸室には焼かれた作品とこれから焼かれる作品が整然と並んでいた。決められたものを決められたようにこねて形作る作業、神さまが土をこねて人を作ったことを連想して、まさに矯正という感じがしました。どんな思いで作っているのかな。


愛光女子学園(女子少年院)を参観(2017年1月)



入口の梅の木がいい感じで、花も三分咲き。青空が綺麗だったから下から。

愛光女子学園、という名前の狛江にある女子少年院。
中は清潔で、落ち着いた雰囲気で、きれいでした。入った瞬間、内部が消毒臭いと感じましたが、それは「室内プール」があるためと見学してわかりました。
内部を見学しながら以前見学した都の特別支援学校に雰囲気が似ていると感じました。設計や建築の業者が同じだったのかな。
本がたくさんありました。
担当者の話では、最近は特殊詐欺(振り込め詐欺の受け子を彼氏から頼まれる)で入ってくる子の割合が多いそうです。あと、恋愛がらみで気に入らない子をLINEで呼び出してボコボコにしたとか。
親は実父母そろっている家庭で育てられている割合が高い。ただ、実親二人そろっていても適切に家庭でかまわれていないっぽい。
と、次長さんが案内してくださいました。
少年院はバツを与えるところではない。前科もつかない。(刑務所ではない)。施設に入ってはじめて自分の話を聞いてくれる大人にあう、自分を「性欲の対象にしない大人がいる」ことを知る、という子もいる。
個別にその子にあった勉強をするので、だんだんわかるようになって、わかると楽しくなるからもっと勉強をしたいと思うようになってくるのだそう。
ここに来た子たちが退院するときにどんな風に変わっていくのか、想像したくても、わたしにはリアルにはイメージがつきません。エンターテイメント小説みたいな更生だったら簡単にイメージできるけど、実際はどうなのかな……。

 愛光女子学園(女子少年院)参観俳句
白梅の盛り知らずや寮の窓  梨屋有琳

 入口に、美しい梅の木があったのがとても印象に残っていて、詠みたかった。ここは寮の内部も見学させていただけて、寄宿制の女子校みたいな明るさがあると感じました。でも、窓には柵があります。育て直し・育ち直しの時間です。

 


 京都医療少年院(2017年3月)

一月に関東医療少年院を見学したのですが、今度は京都医療少年院を見学してきました。「医療少年院」として病院の機能があるのはこの二か所だけ。東日本と西日本で分けられている。



関東医療少年院のことはブログに書きましたが、施設の老朽化が激しく、暗くて寒くてとても「怖い」印象でした。
京都医療少年院も、老朽化しているので移転だったか立て直しだったかの話が進んでいるそうです。時期は未定。
ですがね、京都医療少年院の建物もたしかに古そうなのですが、見学しているときに全然「怖い」印象がなかったのです。
なんでだろう、ときょろきょろして、すぐに気付きました。
ドアなどのカラーリングです。パステルピンクやパステルブルー、オレンジなど、やさしくて明るい色で医務室のドアなどが棟ごとに色分けされて塗られていたから、古い建物でもホラーにならないのです。内部の写真が撮れないので、比べて見せられないのが残念です。同じような施設でも色がつくとこんなに違いますって、この発見を見せたいよ。
パステルなドアだからと言って、京都医療少年院が優しいわけではありません。参観のルールは、関東より厳しく細かかったです。まず、ピアスやイヤリングやアクセサリーなど落としやすいものは外すように言われました。ペンも落とさないようにと。廊下に落ちたピアスやペンで少年たちが自傷する危険があるからだそうです。
関東でもモノを落とすなと言われましたけど、ピアスを外せとまでは言われません。

そして、見学する廊下は「二列で」列を乱さずに歩かねばなりません。本棚が廊下にたくさんあったので、本の背表紙が見たかったのですが、列を乱せないので隅まで見れませんでした。日に焼けた灰谷健次郎とか、古い本の中になぜか百田尚樹の新しい文庫本とか、目視。マンガもあったけどタイトルを確認できず。
あとで、古い本が多いと伝えたら、別の場所にも本棚があってそちらの方に新しめの本がたくさんあると説明されました。選書と購入はそこの法務教官がするようです。幅広く選んでいると言っていたけど、司書でもないのにベストチョイスができているのかと、この件は不満です。少年たちは課題図書を読んで感想文を書く教育を受けるわけなので、図書購入、どうしているのか知りたいわ。
それから、関東では機材は使いませんでしたが、京都ではガイドレシーバーを使って、案内の方がマイクで説明するのをイヤホンで聞きました。
その割に、パンフレットは正規の印刷のものをコピーしたらしき再生紙のモノクロ印刷。(ほかの少年院ではカラーのリーフレットなのに)
施設のみの見学で、入院中の少年の姿が見える場所にはいきません。寮も見せてもらえなかった。関東のほうも、個室も集団寮も、中を見せてもらえなかった。
治療の一つとして陶芸をする部屋があるのですが、京都の作品はかなりしっかり形を整えた器が並んでいた。週に一度プロの陶芸家が指導に来ているとのこと。
関東のほうは、プロのボランティアがたまにしかこない(質問してもはっきり教えてくれなかった)ようで、そのせいなのか法務教官の方針なのか少年の違いなのか、大ざっぱな作品が多かった。粘土作品のようなかんじ。

   京都医療少年院参観俳句
芝萌ゆば白く照るらむ院の壁  梨屋有琳

 運動場の芝がいい感じに育っていた。再生を意味する春の芝のイメージで、春が来て青々と葉を伸ばすころには心の壁も白く明るく照らされ、穏やかに冷静に過去を振り返ってほしいなと思う。


 愛知少年院(2017年3月)


ここは犯罪傾向が進んだ少年が入る。
二年以内の再犯は8%から12%というので、少ないほうかなと思う。(しかし、以前女子少年院を参観した時には、「調べようがない、再犯のデータがないからわからない、なにを持って再犯とするのかでかわる」というようなことを言われ、そこでは統計がなかった)
ここは、陶芸と紙漉きをする時間があります。
特別枠の、「詩の授業」というのが有名だそうです。テレビ局が放送した番組を見せてもらいました。でも、詳しく聴いてみると、いつもやってるわけでなく年二回だけ。詩人の授業ではなく法務教官の矯正教育の一つ。少年は11か月で退院するので、一人が経験するのは一回。
詩を応募するような形で20作を選んで少年と法務教官全員がそれを読んで投票し、上位10作は全員が集まった本番のホールで朗読することができる。質疑応答があり、さらにその中から順位を決める、というものだそう。全体で90分使うそうです。
ちょっと私がイメージする詩の授業とは違いました。詩も、短い反省文のようなものだったので、「それって詩なのか?」という疑問。文芸創作でなく矯正の教育だからしかたがないのかと思いますが。どうしても、それは詩なのか? と。
ところで、院内にパートナードッグのコウという犬が一頭いて、自由に徘徊していました。塀の中で好きなようにしていられるのは犬だけです。
少年たちがフォークリフトの実習をしているところと園芸の作業をしている姿が見えました。園芸や農作業は、これまでみたどこの少年院も、出院が近くなった少年がする作業でした。
説明してくださった人が熱意あふれるかたで、少年法の精神や成人年齢を引き下げると更生の教育の機会が減る問題など、予定時間1時間オーバーして質疑応答してくださった。他の方はみな感銘を受けていた。
で、愛知少年院は特攻隊を送り出した場所に建っているそうで、近くに碑が。

院内の桜並木が、年に一度地域の人に開放されるそうです。

  愛知少年院 参観俳句
滑走路なき桜道まっすぐに  梨屋有琳

 特攻隊の草なぎ隊にゆかりのある場所にあり、当時からの桜並木が残っている。同じ年代の若者がいま同じ場所にいる。ここを発つとき、どう生きたいと思えてるのだろう。

 


豊ケ岡学園(少年院)。(2017年3月)

こちらは義務教育課程の少年を含む短期の少年院。標準期間が40週のプログラム。
他の少年院に比べると道路交通法違反の少年が多いそうです。最近は薬物絡みの少年はいないって。
ここでは、義務教育が済んだ少年は、陶芸か染色(有松絞)の授業があります。
美術部の活動で、有名な版画の先生が指導に来てくださっているとのこと。
資格取得のためのフォークリフトの授業を受けている様子をちらっと見せていただきました。近所の猫が、我がもの顔で庭を歩いていました。短期施設で少年の入れ替わりが早いので、犬もしょっちゅう人が変わるとかわいそうだから飼ってないとのこと。メダカは、飼育の係が担当して飼ってる。
担当の方が「ここにくる子は勉強もスポーツも出来ない」とおっしゃっていました。ヤンキーマンガのような子ではない、と。
塀の外に「家庭寮」というのがありました。退院前に家族で一泊して練習するのです。この少年院に入る少年の家族関係は、実の両親がいる少年と実母だけの少年のわり合いは、特に大きな差がありません。ついつい「複雑な家庭で育った子」と捉えがちですが、「実の両親のいる家庭」が3割から4割をしめて、多いとのこと。

愛知少年院のほうは担任が少年と交換日記的なノートを毎日やり取りしているという話でしたが、豊ケ岡のほうは心の成長ノートというのは書くけど、法務教官のチェックの頻度は少なく交換ではないよう。
愛知少年院のほうは毎週のように参観者が来るそうですが、豊ケ岡学園は参観者があまりないようで、慣れてない感じがしました。
豊ケ岡学園でまず驚いたのは、見学中に参観証をつけなかったことです。用意されていませんでした。
実際の寮は見せられないので見学用に昔使っていた寮を開放していると連れていかれましたが、ホントに見学用に作られていて、違和感を感じました。個室のドアに鍵がないし。
なにより、窓に柵がついてない。実際の寮には窓に柵があるのですよねと訊いたら、「はい」と答えていただいたけれど、ちょっと嫌な顔をされたように感じました。
逃亡だけでなく、外部の侵入者から少年の身を守る必要もあるわけなので、個室の窓から行き来できたらおかしいではないですか。だからわたしは、わざと柵や鍵のないところを見せて、変だなと思ってしまいました。(別の女子少年院は、侵入者から守ることを力説してた)
定員数の五分の一しか収容していなくて空きが多いのだから、現状をちゃんと見せてほしかった。陶芸や染色の教室の中庭はみましたが、運動する庭も作業の畑も体育館なども見せてもらえなかった。本棚のある場所も通らなかったので、収容の少年が生活している場所をまったく見せてくれてないんだと思いました。(他では、実際の居室を見せてくれなくても、空いている寮などみがてら、生活の気配が感じられた。)面接室や資料館や展示を見たくて来たんじゃないんですけど。
不信感がぬぐえなかった理由のもう一つは、いただいたパンフの写真の食事風景と実際の食事の状態がまったく違っていたこと。ほかの少年院での話を聞いていたので、ありえないと思い、食事風景の写真に疑問をもって質問したらそれは以前の写真で今は違うという解答。以前て、いつ……。福祉施設だった頃のこと? 
なぜ、実際と違う写真をパンフレットに使っているのか。
そう思いはじめると、わたしの性格があれなのでw、すべてが不審におもえて、ここの大人はなににたいして防御しているのか……ほかの少年院の人からかんじたような少年の更生ファーストな気配がなく、ううん?
わたし、愛知少年院なら入ってもいいけど、豊ケ岡学園は絶対入りたくないわ。という感想を持つ。(入りません、入れません)

 豊ケ岡学院(少年院) 参観俳句
零(ゼロ)の花筏なり有松絞  梨屋有琳

 矯正教育の一つに、地元の名産品の有松しぼりを作る時間があり、壁に展示されていた。しぼりの模様の小さな白抜きの◯をゼロに見立てて、その様子が一面にあるイメージ。たくさんのゼロが、いつか美しい花びらに変わりますように。

少年事件の被害者の立場のかたがみたら、こういう俳句は腹立たしいかもしれません。わたしは少年法の精神にとても惹かれていますので、こう詠みました。子どもは、人は、変われると思う。中には変われない人もいると思いますが、過酷な生育環境で間違った思考回路を持ってしまった子どもたちが、育ち直す時間と環境は与えてほしいと思います。

というわけで、ここまでの五か所まわってわかったのは、「少年院法」で決まっていることは決まっていることとしてありますが、各院で参観にたいしてそれぞれ対応が違うこと。話す内容も、違うこと。
隠している? 実はこのひと詳しくない、と印象を受けた施設もありました。参観者の対応をする担当の人のキャラややる気の部分もあるかもしれません。
「去年(一昨年)移動してきたばかりなので以前のことはわからない」という言葉もよく聞きました。上の人は、すぐ移動するのね。
じゃあ、わかる人は、そこの施設にどれだけいるのか・・・・・・。同一性って?

 


久里浜少年院(2017年7月)

関東医療少年院、京都医療少年院、愛光女子学園、愛知少年院、豊ケ岡学園に続き
わたしにとって6か所目の少年院参観、。先月の鑑別所を含めると少年関係7か所目です。
少年院は、収容する少年の傾向のほか、地域色を出していること、立地や建物の制約などの環境の違いがあること、(よく異動するけど)院長の方針が反映されることなどにより、少年院法にのっとって運営されていますが、参観してみると印象が様々。
入口の錨は、戦前、海軍関係の施設や船を使った刑務所があったという歴史をあらわしているのかなと思います。


久里浜少年院は、三方が海に面していて、一般の住宅街からは離れた場所にあり、敷地も広く逃走や侵入を極端に警戒する必要がないためか、なかに入ると開放的。少年用の建物は低層で、広いグラウンドがありました。塀はありますが防潮堤のようなもので、圧迫感はありません。海は見えませんが、周囲に民間の建物もなく、空は広々と、海風も心地好く、グラウンドには芝やクローバーがふかふか。
建物はかなり古いのですが、外壁が白くぬられているので(潮風の劣化はあちこちに見られます)、まるで南の島にある古びた研修所みたい。
ただ、内部の、現在は使っていないという個室を見たら、ここには泊まりたくないというほど狭く老朽化してた。部屋の大きさは法律で定められていると思うので、特別狭いわけではないのかもしれませんが、これまで参観して見せていただいた施設の中では特に狭く、床もはがれていて、わたしの印象では、苦痛な部屋でした。使ってないからボロボロのままなのかもしれないけど。

図書室は見せていただけなかったのですが、市の図書館からも集団貸し出しを受けていて、新しい本も購入しているとのこと。自己啓発や体を鍛える本が人気のよう。
犯罪傾向が進んだ年齢の高い少年が入る施設なので、マッチョな体を目指したい人が多いようです。
体育のクラスの掛け声が豪快でした。
それから、日本語のわからない外国籍の少年も収容していて、それは国際科として、日本の生活に慣れさせる教育が中心になっているそうです。が、外国語の本も置いているとのこと。サザエさんのDVDを見せて日本の暮らしを学ばせているとのこと。「あれが今の日本か?」とわたしはちょっと疑問がありますが、言葉が丁寧だから良いのだそうです。
職業指導用のパソコン室がありました。

で、今回、よそでは見せてもらってなかった部屋を見ることができました。
保護室と静護室(この字でいいのかな?)です。
何もない部屋に、和式トイレの大きさの窪みと、角に手を洗う窪みが床にぼこっとあるだけ。本当に「窪み」なんです。蛇口とかもない。自分で水は流せない。外部から教官がボタンを押して流す。
自殺や破壊活動をさせないために余分なものなし。
保護室に入れるルールも法律で細かく決まってますし、懲罰を理由に入れてはいけない部屋です。
はじめ「うわあ……」と思ったのですが、実は、見ているうちにわたしは妙にその部屋に安心感を持ちました。とても静かで、なにもなくて、この部屋なら入っていもいいなあ。なんだろうこのかんじ……。
後で職員さんの話を聞いたら、少年の入る個室は壁が薄いため隣の部屋の音がよく聞こえるそうで、感覚過敏な自閉症傾向のある少年が耐えられなくて、保護室に入りたがるということでした。
ああ、だよね、入りたくなる気持ち、わかります。わたし納得しました。(自分の傾向も再確認した)
入りたいと言われても、決まりがあるので入れるわけにはいかない。→入りたいから夜中に大声で歌って騒ぐ。→入れる。→落ち着く。ということがあったって。

院長さんがお話上手な方で、楽しかった。ほかの職員さんもこころ穏やかな感じだったので、職場の雰囲気がいいのだろうなと思いました。
久里浜少年院は、二種。2度、3度も少年院に入っている少年を収容しているので、最後の砦として教育しているとのこと。ここで社会生活が身につかないと、次は刑務所になってしまうぞ、と。熱い思いの大人の方々ばかりでした。
実の親か両親が同居しているかよりも、安心できる家庭があるかのほうが重要で、両親がいても家庭が壊れていく過程を見ているほうが子どもにとってはつらいので、不倫相手を連れ込んだりDVしたりする親なら家にいないほうがいいって、話されていました。
依存症問題などで有名な精神科医の松本俊彦さんが非常勤の医師としていらしているそう。



久里浜少年院 参観俳句。

海風に研がれて茂るソテツかな 梨屋有琳

入口のソテツが見事なので。ヤシだと思ってヤシで俳句を考えていたら、写真見た夫に、ソテツじゃないのって言われて慌てた。


涼しさや地上の錨どっしりと 梨屋有琳

入口の錨をどう詠んだらいいものか。駅の方は暑かったけど、海のそばは風が涼しかった。
太平洋戦争の引き上げ船のなかでコレラが発生して多くの死者がでて、沖に係留していたという歴史がある場所でもある。戦争は悲しいことがたくさん起きる。


塀が切る水平線の梅雨曇り 梨屋有琳

海のそばまで行ったのに海をみないで帰ってきた。
浦賀駅の、折り返し電車がホームに入ってくるときの音楽がオルゴール音のゴジラだった。

 


 神奈川医療少年院(2017年10月)

医療と名前についているけど、ここは医療機関ではなく、知的障害や発達障害のある男子を収容して、支援教育課程をするのが特徴。

久里浜少年院の建物と似た雰囲気で、白い壁、ドアはクリームイエローやうす桃色などのパステルカラーが使われていて、平屋で、明り取りの中庭があり、明るい雰囲気でした。やはり、色は大事だ。敷地も広かった。そして、学校で傷つき体験をしている少年が多いため、作業所の棟の内部は他の少年院のような学校らしさをなくしてあり、幼稚園のような雰囲気。
知的障害は中程度で、小学低学年くらいの本を好む少年、それから発達障害のみでIQが平均より高く文学全集などが読める少年もいる。とのこと。
罪状の特徴として、組織化された人間関係に入れないので、ほかの少年院のような特殊詐欺や暴力団に関わる人はなく、単独で起こしたものがほとんど。窃盗、わいせつ、傷害で過半数の割合。親や兄弟、祖父母などの殺人(未遂)をした少年も入るが、本人に無関係な人には殺意を持っていない人たちだそうだ。そこから察するに、養育の困難さや虐待など、身近な監督役の人との関係があるのかなと感じます。
現在は法改正で18歳から選挙権があるということで、希望する少年は期日前投票をしたそう。住民票がどこにあるかから探すケースもあるとか。あたりまえのことだが、投票内容はチェックしない。
見学コースは、かなり限られた部分しか見れてなかった印象。
参観した時、昼食のために少年たちが作業棟から異動しているところだった。グループごとに色分けされたカラーのジャージに体育帽をかぶっていた。80年代の田舎の中学生みたいな感じ……? 掛け声に合わせてきびきび歩ける集団と、前ならえはできるけど足並みをそろえられない集団がいた。知的障害の度合いが強いグループなのだと思いました。院内の生活訓練で買い物の練習をする時間に、もらったお金よりお釣りを多く渡してしまうような少年も収容されているわけです。

神奈川医療少年院 参観俳句

発達障害傾向の強い少年は木工科、知的障害の傾向が強い少年は陶芸科に入るよう。
木工科は成型ではなく、形のできたものに漆塗りをする行程をしていました。人工漆なのでかぶれないとのこと。螺鈿を入れて磨く行程もあり。
作業机も床も、黒い滴が何重にも重なっていたのが印象に残りました。

垂れ漆重なる床の天の川 梨屋有琳

チャイム待つ色ジャージ追い小鳥来る 梨屋有琳


じつは、先月から、重度の知的障害と発達障害がある方と関わる機会を持っているのですが、重度の場合は動ける範囲が限定できるので、周囲の人にいろいろ苦労があったとしても割と施設内で制限をして対応できるわけです。すぐに障害がある方だというのもわかります。生活するのに誰かの手が必要なので、日常的にみている人や気にかけている人がいるわけです。
それに比べると、中程度や軽度の知的障害のある方は行動範囲も広いしできることも多いので、ある程度自立して一般の生活のできる方の中に溶け込めている反面、困っていることが周囲にわかりにくい。なので、なにか困った状態になってそれが行動にでたときに社会の中での逸脱行為となり、警察のお世話になってしまう可能性があるのかな……と感じました。重いほうが大変だというイメージを持っていましたが、困難さに気づかれず必要なケアをされずに成長してそこそこ自立できてる人のほうが、困りごとは多いのかもしれないし、周囲を困らせることも多いのかもしれないと近頃は感じています。いじめやハラスメントに遭遇することも多そう。
知ることって、大切です。

 


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少年刑務所、女性刑務所参観日記

2018年08月12日 | アウトリーチの同行見学ボラ、参観、受講など

2017年~

少年法や児童福祉法、売春防止法に関係する施設を参観したときのことの健忘録。

参観当時の個人の感想です。現在とは違います。転載お断り。
いわゆる少年刑務所、女性刑務所に参観したことをこのページに付け足していきます。(コメント欄は公開しませんので、ご理解の上で投稿してください)

川越少年刑務所/栃木刑務所(女性)

 

少年院は別のページに。少年鑑別所・婦人補導院は別のページに。


川越少年刑務所(2017年9月)

川越少年刑務所を参観してきました。またか、と思ったあなた。これまで私が参観したのは「少年院」なのです。今回は少年「刑務所」。矯正教育でなく、刑事罰を受けるところです。刑務所なので、前科がつきます。

少年刑務所なので少年ばかりかと思ったら、少年以外の年代も収容しているそう。未決囚の収容もしているので高齢者も女性もいるみたい。そして、性犯罪再犯防止指導のプログラムを実施する拠点でもあるので、各地の刑務所からそういう人が集められているとのこと。そうだったのか。少年刑務所としては未成年から26歳までの10年未満の刑の男性が入ります。暴力団関係はいなくて、罪状は詐欺が一番多いそう。

どこの施設も同じですが、老朽化がすごいです。ペンキはあちこちで剥げています。内部は清潔にされていますが、歳月による劣化がすごいので、「昔の暮らし」の記憶がある人は昔はこんな感じだったと理解できなくもないでしょうが現代っ子にはキツイであろう老朽感。ここが職場になっている公務員の人も大変そうだなあと思いました。官舎も古いみたいだし。
しかし、入り口に花の鉢植えが置かれていたことに、なんというか、ホッとしました。それと、塀の中の建物の壁の色がクリーム色や明るめのベージュだったので、古びていても恐怖感や圧迫感は感じませんでした。色は大事。
実際に少年受刑者が工場で作業しているところを見学させていただきました。
居室も展示用でなく、実際に使用しているところを。
畳ベッドではなく床に布団を敷くタイプ。畳は変色して擦り切れています。腰の高さの衝立の奥に洋便器。小さい和机。棚。鍵付きロッカーの上にテレビ。
室内のモノの置き方がきっちり決まっていて、敷き掛け布団の畳み方、熱中症対策の「うちわ」を置く角度まで、どの部屋もぴったり同じ状態でした。整理整頓もお勤めのうちですもの、だらしないことは許されないです。生活感はあるのに個性はなく、まるで悪夢のように個室内がそっくりに整っていたのでした。
本は買うことができ、棚の上に色々ありました。
参観中、二列に並んで行動しなくてはならなかったので、私物の本を確認できなかった。コミックスと雑誌が多かった感じ。たまたま立ち止まった廊下からチラッと見えた部屋の棚に、少女漫画の『アオハライド』がずらっと並んでいたのが印象的でした。はやりましたよね。映画化もして。わたしも読みました。うーん、『アオハライド』を好きで読む男子がここにいるんだ……人生のどこかで犯罪に関わらなければ、ふつうの若い人と同じような生活をしていたんだろうに。
少年院では教育のためにモノ作りをしてましたが、少年刑務所ではお勤めとしての職業訓練があり、それも刑罰です。
少年院では作ったものを販売しません(矯正展のときだけ売るの?)が、刑務所は販売する場所がありました。

記念に、川越少年刑務所で作っているスマホスタンドを購入。

猫模様。

川越少年刑務所 参観俳句。

秋うちわ指定場所にて整列す  梨屋有琳

 どの部屋も写真をコピーしたようにおなじ置き方。うちわの柄も同じ。

身に入むや散髪鋏たどたどし   梨屋有琳

 職業訓練で理容免許取得できるそうで、理容訓練の工場があり、中の少年を練習台にして、少年は訓練を受けることができるのでした。免許を取得できた人は、仮釈放になるまで刑務所内に作られた理容室で、外部の一般の利用者の散髪の仕事ができるそう。床屋さんのくるくるが回っていました。料金が八百いくらかと言っていたので、駅のそばにある激安の1000円カットより安いですね。バイトじゃなくて、ちゃんと免許のある人にやってもらえるし、絶対に丁寧な仕事するはずだし、ご近所だったらお得です。
自動車整備士の職業訓練もあるので、そちらでは一般の利用者の車検や修理なんかも請け負っているそう。

熔接の飛沫途切れて秋の蝉   梨屋有琳

 職業訓練の一つに溶接技術者資格もある。屋内の作業を見学した後工場の外にでたら蝉がないていました。中にいる少年たちには鳴き声は聞こえないのだなあ。
 細かく書きませんが、職業訓練的な物のなかには情報処理技術者やCAD、3Dプリンターを使うものなど、今風の就職にマッチしたものもたくさんありました。社会にもどった時に仕事が得られる人ほど、再犯率が低くなるので、若い人だからこそ再チャレンジできるようチャンスが必要と思います。もちろん、しっかり反省をしたうえで……一生反省をしながら。

実は、説明をうけた会議室の隣で何かの改装工事をしていたようで、会議室に入った瞬間から猛烈に異臭がして、頭が痛くなってしまい、今回、あまり参観に集中できなかったのです。
「なんのにおいですか?」と聞いたら、「においますか?」「わからないです」と逆に聞かれてしまい、一緒に参観した人にも聞いてみたのですが「あまり気にならない」と言われてしまいました。え……。この頭痛が気のせいのはずがない。外の見学をして会議室にもどった途端、やっぱりむちゃくちゃ臭いです。化学物質系の!! カラーの雑誌のインクなんかに入っているのと多分同じやつ。でも、だれもへっちゃらっぽい。ううう、自分に化学物質過敏症があることを再確認しました。すべてのにおいに敏感なのではなく、特定のものだけ猛烈にダメです。このつらさがなかなか人とわかりあえない。
保護施設や矯正施設や刑事施設、本人に退避する自由のない場所で周囲の大多数の人は平気でも、自分だけどうしてもダメって案件があった時、対応してもらうって難しいのだろうな、と思います。気のせいとか怠けとかで罰を受けたり精神疾患にされないか、ちょっと気になりました。


 

栃木刑務所(女性刑務所)(2017年10月)

少年院を中心に参観していましたが、今回は女性刑務所を参観してきました。

栃木市の中心部から昭和の半ばに移転し、広々とした土地を確保したことで、建て増しや改築がしやすかったようで、建物はこれまでに見学した少年院などに比べると新しめのものがありました。ペンキが剥げた棟もありましたが、壁の色味がクリーム色や薄いサーモンピンクだったことと、敷地内にバラや花の咲く植物が植えられていたことで、明るい雰囲気でした。
やはり、女子……ということで、女子校と男子校の違いが分かる人は、そんな違いが刑務所にもあるよと言えばわかるかも。
工場の窓にすそにレースのついたカーテンがかかっていても、女子刑務所には破る人はいないということですよ、きっと。
成人女性のほか、刑事罰を受ける未成年の女子も収容されることがあるということですが、調査官の話では未成年の収容はいま(月ごとの集計とった時?)は1名だけのよう。最年長の収監者は、聞き間違いでなければ、89歳の女子です。89歳で刑務所のなかって……切ないね。どんな人生だったんだろうね……。
平成28年の最多入所回数の人は……(ドラム音)……14回です。それって、娑婆に出ないほうが穏やかに暮らせるのでは……。収監理由は薬物が半数みたい。薬物依存の治療プログラムをうけるようになったのって、ここ数年だからね。依存症は気持ちの問題ではなく病気です。治療プログラムの効果があればいいのですが、どうなんでしょうね。
この前参観した川越少年刑務所には資格を取った受刑者の練習をかねて一般の人向けの予約制の理容室がありましたが、栃木には美容院がありました。でも完全予約制で高齢者対象で、誰でも利用できるわけではないようです。地域の美容院に気遣って、情報をオープンにはしていないって。
エステシャンのような民間資格を取る職業訓練の「お勤め」もありましたけど、いまからエステの資格取ってもエステ自体が少なくなっているので出所後の仕事につなげるのは難しそう、と思いました。
実際に使っている、部屋を見せていただきました。
私物の棚に、辞書が置いてある率が高かったです。手紙を書くときに字を調べるためだとか。辞書がほとんどの棚にあるのをみて、泣きそうになった。待っている人がいるのなら、しっかり罪を償って社会復帰を頑張ってほしい。
川越の少年刑務所と年齢層が違うためか、マンガを持っている人は少なかった。『ひるなかの流星』ともう1種類廊下から字が読み取れなかったマーガレットのコミックスを確認した。20代くらいの若い人なんだろうな。

侵入者防止の警備のためにシェパード犬が配置されたことが過去にあったそうで、その像がありました。でも四年くらいで病死したって、可哀想すぎる。しかも、実績は記録にないそうです。その後、犬の配置はないとのこと。

さて。
栃木刑務所 参観俳句

秋の薔薇競わずに唯其処で咲き 梨屋有琳

 敷地内に、びょーんとのびたバラがたくさん咲いていました。世話は園芸業者がするそうです。中の人たちにバラを鑑賞する時間があるのかは微妙ですけど。
「置かれた場所で咲きなさい」と言われても人間には足があるんで、だれも日陰にしないような日当たりの良い場所を見つけて咲けたらいいよね。そして蕾をつけて散っていくそれを誰かが気づいて見てくれたら、うれしい。他と比べるのではなく。


中秋や棚ごとに辞書照らし行く 梨屋有琳

 参観した日が中秋でした。辞書と月で。実際に月明りは差し込まないと思うけど、イメージで。窓の鉄格子が円い形だったのも、月で読みたかった理由。


 

 

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少年鑑別所、児童自立支援施設、婦人補導院等参観日記

2018年08月12日 | アウトリーチの同行見学ボラ、参観、受講など

2017年~
少年法や児童福祉法、売春防止法に関係する施設を参観したときのことの健忘録。
いわゆる少年鑑別所(法務少年支援センター)、児童自立支援施設、婦人補導院に参観したことをこのページに付け足していきます。(コメント欄は公開しませんので、ご理解の上で投稿してください)

大阪少年鑑別所/愛知学園(児童自立支援施設)/横浜少年鑑別所

少年院は別のページに。少年・女性刑務所等は別のページに。


 大阪少年鑑別所(大阪法務少年支援センター)(2017年6月)




新幹線の中で、平成27年に施行された少年鑑別所法を読んで予習しながら行きました。
「少年鑑別所」は家庭裁判所に対応する形で全国52か所に設置されています。少年院より多いです。心理検査など、「鑑別」するための機関で、罰を与えたり矯正教育をする場所ではありません。「法務少年支援センター」という名称を用いて、少年鑑別所法131条に基づき「地域援助業務」を行っています。「地域社会における非行及び犯罪の防止に関する援助」のため、一般の方からの非行の相談なども受け付けていて、未成年だけでなく「若者」(の保護者)についても相談と助言を無料でやってます。匿名も受け付けるそうです。また、一時保護所や児相、福祉施設などの機関からの相談や検査も対応してます。得意分野は非行です。

大阪少年鑑別所のかたのお話では、20代になったひきこもりの方やギャンブル依存症の方の保護者からの相談があるそうです。
どこにも相談できずに一人で悩んでいる方、地域の法務少年支援センターで子どもとの接し方などの助言が受けられます。相談することで保護者の気持ちが落ち着くと、子どもへの接し方が変わるので子どもの気持ちも変化して、本人が相談に来るようになることもあるそうです。
暴力や非行が絡むものは、福祉の相談機関より、得意なのではないかと思います。相談のせいで逮捕されたりはしません。(犯罪に関わっているとわかった場合は、まず警察に行くように相談者に話すとのこと。「病気」の特徴が出ていたら医療機関に相談するよう案内するとのこと。虐待案件は児童相談所のほうが得意です)

「若者」の年齢についても、大阪少年鑑別所のかたはおおむね29歳までと捉えていました。

鑑別所に来た子は畳三畳ほどの個室に入ります(便器付き)。希望するばあいはぬいぐるみの貸し出しがあります。中を確かめられないものは持ち込みできないので、私物のぬいぐるみは持てないようです。
見学用の部屋に、布団が敷いてあって、スティッチが寝てました。貸し出し用の本棚に、児童文庫やラノベ、YAがありました。この大阪の鑑別所は、若者の本がわかる人が本をそろえている感じがしました。学校図書館でおなじみの歴史漫画や伝記漫画もあった。

大阪少年鑑別所 参観俳句

空梅雨や貸しぬいぐるみ待つ居室  梨屋有琳

五月闇児童文庫の挿絵浮く   梨屋有琳

背表紙の偉人追いかけ夏座敷   梨屋有琳


(別サイトに書いた参観報告  ここから読めます。)

ところで、大阪少年鑑別所の隣に大阪刑務所があります。駅から歩いていくと、見事な塀が。(あとで横浜でも隣接してると知った)





 

児童自立支援施設の愛知学園を参観(2018年6月)

福祉の施設(児童自立支援施設の旧称は教護院)で、職員さんは普段着。少年院などの職員さんとはまったく雰囲気が違います。事情があって入所している子どもたちは、ここに入ることを本人が同意しているとのこと。
生活の様子をビデオで見せていただきましたが、ルールのある共同生活というか、合宿しているような感じでした。敷地内に公立の小中学校があり、そこに通います。敷地は広く、野球ができるグラウンドがあります。職員も参加する児童自立支援施設対抗の野球大会が毎年あるそうです。敷地内の道が、低山の森の散策路のよう。夏だなあ~と。ハイキングしてるみたいに緑がきれい。敷地が広すぎて草刈りなどの手入れができないとのこと。


建物は、とても古いです。子ども関係の施設の古さには、もう驚かなくなっていますけど。事務用の棟の高い塔のような部分、なにに使うのか質問できなかったなあ。

愛知学園で検索すると、職員が絞殺された事件が出てきます。その当時職員だった方があちこち異動してまたこちらではたらいていらっしゃいました。福祉職員で、人を拘束監禁をする権限がないので、子ども同士のケンカがあっても、暴力をふるわれても、言葉とからだでしか止められない。ただ、信頼関係がしっかりむすべていると、とても良い雰囲気で落ち着いた生活ができるそう。事件が起きたときは短期間の入所者が激増していた時期だったそうで、その後さまざまな面で改められたそう。
ところで、福祉施設では「きょうだいへの性加害者」の子どもに、専門的な教育ってどういうふうになっているのかなあ・・・・・・。しないのかなあ。くわしい状況はわからないのでなんとも言えないのですが、親も被害者も事件にしたくないとかで済まされる場合があったとして、性加害の課題で福祉の措置になった子どもに、もし性犯罪者向けの教育がないのであれば、納得いかないです。だって被害者がきょうだいや家庭内でなければ、犯罪になるだろうから、再教育や反省の機会があるのかなと思う。

 

 愛知学園 参観俳句。

大盛りの初夏抱いて愛知学園 梨屋有琳
 
 

 横浜少年鑑別所の参観(2018年7月)

 鑑別所二カ所目。新しくはないけど、新しめの建物。大阪に比べるとやや明るく清潔に感じました。
戸外運動の時間のためのなかの運動場の草が青々として、きれいでした。運動は私語厳禁です(地域の先輩後輩関係で同時に入る少年もいるので、弱い立場のこを守るためもあるって)。スポーツ指導員が来るときもあるそうですが、みんなでスポーツという感じにはならないみたい。短時間だし。教育するところでも罰を与えるところでもないので、「本人の自主性を尊重しつつ」です。けれど、なんとなく微妙な感じなのは、こちらは、逮捕・拘留された少年がほとんどだそう。心理技官の前でも防衛の態度が多くしゃべらないとか。単独非行が多い。虐待や親子密着、貧困孤立など自立の難しさのある少年たち。14歳から19歳。
法務少年センターには、H29年に地域非行防止調査官が新設されました。地域援助した個人と機関の割合は、去年は半々とのこと。
 

 面会室や相談室、浴室、女子用の部屋と余暇をすごす部屋などを見せていただきました。居室は法律で決まっているし、だいたい同じよう。清潔にしていても、きれいとは言えません。本棚に学参などのほか、岩波少年文庫やリアリズム系のYA小説、マンガ(NANAとかちはやふるとか)がありました。古い本も少しありますが、新しいのもあって、青少年向けの本がわかる人が置いている感じ。なぜかビリギャルが三冊もありました。女子には料理の本が人気だそうです。図書交換は週に二回で6~7冊だそうです。(私の本はないです、そりゃそうだ)
希望者に、絵本の読み聞かせをするそう。ぐりとぐらなど。退行したりするし心象の安定を図るために、ぬいぐるみの貸し出しがありました。誰でもではなく、職員から必要と判断された場合に本人に確認して貸し出すそう。鑑別所にいる期間はだいだい4週間。正当防衛を主張して手続き上のもので争っていた場合は8週間いたケースがあったとか。

参観した雰囲気では、うーん、入りたくはない。矯正教育の施設ではないから、大人に向き合ってもらえるとかの、そういう雰囲気はありません。家庭裁判所の審判を前にして不安が増す子が多いと。なにもなければ、ここにはつれて来られないからなあ。

横浜少年鑑別所 参観俳句

炎昼や少年文庫棚にあり 梨屋有琳

(※今回、施設内の印象が薄く、よみたいものが見つからなかった。)
 

 
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梨屋アリエ『ココロ屋』を朗読してみた に字幕をツケマ

2018年08月12日 | 梨屋アリエ作品のコマーシャル★★★★★

7年前に作った朗読の動画に字幕をつけました。滑舌悪いから。
このころはこれでも朗読教室に通っていた。わー、恥ずかしいなー。

梨屋アリエ『ココロ屋』を朗読してみた

冒頭部分しかよんでません。ゆっくり読んでいるので、ココロ屋が出てくるところまで読めてない。

夏休みの読書感想文がまだの小学3,4年生の方、『ココロ屋』(梨屋アリエ 文研出版)いかがですか。Amazonにたくさん入荷してます。丸善丸の内書店さんにもありますよ。 

https://amzn.to/2MEZDIk

 

 

こちらは学校用アニメ 一般に市販されてないですm(_ _)m

【予告編】ココロ屋

 

感想文の本を読みたがらないおこさまをお持ちの保護者さま、「こういう本だけど、読む?」と、おこさまに確認してみてください。取り合えず、注文だ。いまなら新学期に間に合います。すぐ読まなくても、秋の読書シーズンに!

感想文が書きやすいですよ。

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YA読書クラブのパンフレットと日本YA作家クラブのカードを作りました

2018年08月09日 | YA読書クラブのお知らせ


イベントでくばる用に、YA読書クラブのパンフレットと日本YA作家クラブのカードを作りました。
あと、‪YA*cafe‬のちらしも。
持っていくの、わすれませんように。

そのうちだれかがやってくれる……と思い続けていましたが、自分でやればよかったのね。手伝ってもらうという発想がないものだから、いけないのね。

YA小説を書いてみよう部のほうは、神戸遥真さんがミニカードを印刷してくださるとのこと。ありがとうございます〜。

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「トークセッション~YA小説を書いて作家になる~」8月9日(木)19:00~丸善 丸の内本店様

2018年08月07日 | 生存記録2018

「YA小説を書いて見よう部」にゆかりのある、神戸遥真さん×こまつあやこさんと梨屋アリエで、「トークセッション~YA小説を書いて作家になる~」をします!!!

(再掲)

告知の拡散お願いします。夏休み中なので10代の方も保護者さんの許可をとって是非。

丸善 丸の内本店様で、8月9日(木)19:00~。定員20名様。要整理券(電話予約可)
※丸善・丸の内本店3Fレジカウンターにて、児童書売り場内特設コーナーにて販売中の神戸遥真さん・こまつあやこさん・梨屋アリエの書籍より1冊ご購入の先着20名様に整理券を配布いたします。(整理券はご予約のみ承り、書籍はイベント当日にお選びいただくこともできます。
ご予約およびお問い合わせ
丸善・丸の内本店 和書グループ 
03-5288-8881(営業時間 9:00~21:00)

こまつさんは講談社児童文学新人賞受賞作を今月出版されたばかり。神戸さんは電撃大賞で編集部の目にとまり、メディアワークス文庫で昨年デビュー。児童文庫でも活躍中。最近のデビュー事情聴けるかも。

 

丸善丸の内本店さんの児童書売り場にイベントコーナーを設けていただきました。

 

アットホームにやります。定員の人数が限られておりますので、お早めにお申し込みください。

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庭の読書会2018夏。

2018年08月02日 | 生存記録2018


新しい子が来ました。
こんな感じに。

非協力猫。

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7月なにしてたっけ

2018年08月01日 | 生存記録2018

7月にしたこと。健忘録として。

子どもの権利条約総合研究所の定例研究会「いじめ等に関する第三者機関の役割と課題」を受講日本スクールソーシャルワーク協会の高大グループの研究会でひきこもりの人の当事者研究についてお話を伺う。
大高翔先生のつながりで「指揮者・伊藤玲阿奈が語る幕末維新と洋楽の誕生、最初の天才作曲家・滝廉太郎登場まで」
「児童養護施設等における暴力・性暴力問題と理解と対応」を受講。
医療系の「子どもの心と性」の研修会を受講。LGBTQ+や施設の性虐待など。
LSA(学習支援員養成講座)の当事者から学ぶ(1)の「合理的配慮を受けて高等教育に進む」の第一部。書字障害のある当事者とその保護者のお話。
横浜少年鑑別所の参観。

 

それから、OurPlanetTVの映像制作ワークショップを受講。3日間のグループワークで神保町のクラシックギター専門店お店を撮影し、紹介動画を作りました。仕上げは白石草さん。

そのほか、児童文学作家さんたちの横浜の句会「微句の会」に。

そして自分が世話人としている「YA読書クラブ」と「横浜緑YAカフェ」。

ちょっと忙しかった。

春学期の授業も無事に終わった。小説書くぞ!

 

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8月24日夜、5年ぶりにYA居酒屋をやります。

2018年07月31日 | YA*cafeと横浜緑YAカフェのお知らせ

 

締め切りました。 

YA居酒屋2018

8月24日(金)18時30分ぐらいから~21時ぐらい
会場 新宿か渋谷のどこか 参加人数確定後に直接お知らせします。

参加費 4000円めやす。

参加資格  YA小説や児童文学が好きな20歳以上のかたならどなたでも。読書会がはじめましてのかたも業界のかたもどうぞ。

内容 好きな作品や最近気になるYA小説についての参加者同士のおしゃべりです。お酒を飲まない方も大歓迎。参加費は一律に徴収しますのでアルコール摂取は適量で。

司会進行 梨屋アリエ

申し込み方法 TwitterのDM、FaceBookのメッセージ、LINE、Eメールで参加するご本人がお申し込みください。梨屋アリエからの返信で受付完了となります。先着10名まで。

 

 

追記。

YA居酒屋ってなにをするんですかって質問がありました。どんな小説が好きですか最近面白かった本ありますか等喋りながら飲むだけ。小説が好きな人のオフ会みたいなことです。YAの範囲はざっくりでいいので。YAじゃなかったとしても、本好きな誰かが知ってる本なら問題なし。

みんなの話がききたいので、大人数ではやりません。いつもと違う人間関係でちょっとYA本の話をしたい方ききたい方に来ていただければと、思います。

梨屋アリエの本を読んだことのない方お参加も大丈夫ですが、とりあえず、梨屋がなにを書いている人なのかわかっている方がいいなあ。

 

 

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『恋する熱気球』梨屋アリエ著(講談社刊)を作者がちょっとだけ読んでみた

2018年07月26日 | 梨屋アリエ作品のコマーシャル★★★★★

唐突ですが、ロングヘアのウイッグを買いました。暑いのに・・・。暑かったから?

髪がきれいだと一気に若返るような気がして、高校生っぽいシャツをきて写真を撮ってみました。なんかのお店の人みたいとか言ってはいけません。

 

ハイテンションになってしまい、朗読も撮りました。

『恋する熱気球』梨屋アリエ著(講談社刊)を作者がちょっとだけ読んでみた

なんか、エロい本だと思われるかもしれない部分読んでたわ~。

『恋する熱気球』はこの夏の模擬試験に使われています。(読んだ部分じゃないです)

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YA小説『キズナキス』紹介動画

2018年07月25日 | 梨屋アリエ作品のコマーシャル★★★★★

YA小説『キズナキス』紹介 

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