なしのつぶてちょう☆梨屋アリエ

児童文学作家 梨屋アリエの告知用のブログです。

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富山市司書研修会様で講演しました

2023年11月16日 | 2023年
11月13日、富山市司書研修会様で講演しました。
ご準備ありがとうございました。
 
友人の司書さんに、建物が美しい市立図書館や公園など連れて行っていただきました。富山と言えば「薬売り」。子どものころ、置き薬屋さんからゴム風船をもらいましたが、駅前の像は紙風船。昔は紙風船だったのですね。富山県美術館の開館時間に行けなかったので、外の無料展示の部分だけ、駆け足で見てきました。三沢厚彦さんのシロクマに会えた。


こども図書館は工夫がいっぱい。


 
この数年、なかなか出かける機会がなかったので、富山まで行ったついでに金沢へ。
1日バス乗車券を買って、金沢21世紀美術館、兼六園、金沢城。それから話題の県立図書館を見てきました。図書館内は撮影できないので、バス停を記念写真に。
 


この日だけで2万歩以上歩きました。白人の外国人観光客がたくさんでした。

シンポジウム「〈子どもの声〉を受けとめて」について

2023年10月22日 | 2023年

2023年10月21日(土) 出版クラブホールにて、日本児童文学者協会の『2023公開研究会 児童文学と子どもの権利 ~子どもにとって「いちばんいいこと」ってなんだ~』のシンポジウム「〈子どもの声〉を受けとめて」にパネリストの一人として登壇させていただきました。
(司会、西山利佳先生。パネリスト、野坂悦子先生、黒川裕子先生、村上雅郁先生、と梨屋アリエ)

会に先駆けて、研究会の方が「聞かせてください、あなたの言葉」という小中学生対象のアンケートをとったのですが、会場の方には資料がなかったので、わかりにくかったのではないかと思いました。わたしとしても、短い時間に伝えなくてはならないので、部分的な発言になってしまった。

梨屋が言及したものでは、
「Q5 こんなおとなはいやだ! というのを教えてください」というところで、
「いやな大人の姿」について、優生思想的な発想で書かれた解答が何点かあることだけを取り上げました。
他の部分を伝えられなかったので、こちらに書きますと、

リストは48回答になってますが無効である大学生の回答が1つ入っているのでそれを抜いて、47回答とすると、そのうちの28回答の「いやな大人」は、意見を押しつけるなどの「子どもの自己決定を尊重しない」というものでした。人権侵害(大げさに感じるかもしれませんが)であることを、子ども自身がよくわかっている。

「いやな大人」の他の回答は、犯罪者や変質者など、脅威に感じる人、マナーを守らない人など。

ということなので、人権意識や自分を守りたいという発想からくる「いやな大人」に対して、病気や障害が原因になっているような「いやな大人」は、優生思想的な発想で、それは攻撃や排除の対象になるおそれがある。

その回答をした子どもの近くにいる大人の人権意識も問われている。我が子を立派に育てたいと思うのは親の自然な欲求と思うのだけど、その「立派な人」とはそもそもどういう人なのか、よく考えて欲しい。

児童文学作家志望の方にも、よく考えてもらいたい。 ステロタイプのキャラつもりのマイクロアグレッションとか。いろんなものが作品には出てきてしまいます。

さてさて、

このたびはパネリストとしてお声をかけていただきありがとうございました。デビューの1999年からの大先輩がずらーっと会場にいらっしゃる中……なぜわたしがこっちの席にいるのか複雑な気持ちを抱えつつ、わざわざ見にきてくださるみなさまの心になにかお土産の言葉を残せるかしらと、ボエボエ~と話しました。
デビュー前に『日本児童文学』を図書館で見つけて読んでいたとき、いつか児文協で話せるような作家になれたらいいなあと思っていたので、夢が叶いました。
(ずっと非会員のままだけど)


板橋区立中学校の書評座談会に出席しました。

2023年08月30日 | 2023年
板橋区立中学校の各学校から33名の生徒さんが参加して、8月29日に書評座談会が開かれました。
今年のテーマは『きみの存在を意識する』。ということで、お招きいただきました。
 
この書評座談会は39年続いているそうです。
実は10年前の2013年に、『ピアニッシシモ』がテーマになりました。
わたしにとって二度目の書評座談会でした。
 
今回は、十年前と少しやり方が違って、生徒さんのグループディスカッションがあって、講演の時間も設定されていました。
生徒さんからの質問には全部答えたかったのですが、時間制限30分で、そのあとの約20分のミニ講演の内容も合わせて、質問に答える形にはなりましたが、全部は無理。しかも講演の時間に謎の胃痛がはじまって、やばかった……。倒れるかと思った。あせって、ちゃんと伝えられなかったこともあって、少し心残り……。あの場で全員の質問に答えたかったな……。
『きみの存在を意識する』は障害の話というより、マイノリティーの話なんです。小説の中にいろんな悩みを盛り込みすぎているので、それをひっくるめて「障害」って言われると、困るものもあるんですよね。
答えてもらえなかった質問のあった生徒さん、もしこれ見ていたら、メールください。
希望者による参加ということで、中学生の皆さんはしっかりした聡明な方ばかり。
終了後、生徒さん一人一人の本にサインをしながら、少しだけお話をしました。
今回のテーマ本だけでなく、梨屋作品を何冊も読んでくれている生徒さんも参加してくださいました。
「梨屋アリエのファンって、いるんだ……?」
この数年、読者さんからのメールや手紙の反応がないので、なんかこのごろ読まれている実感がなくて、中学生のなかに普段から読んでくれている人がいたんだなあ……と、不思議な気持ちになりました。
 
板橋区の書評座談会に、10年後にまた招いていただけるように、作品を書かねば……と思いました。
 
 『ピアニッシシモ』は電子書籍で発売中です。

「全国盲ろう者オンライン交流・体験会」の「神奈川盲ろう者ゆりの会」の紹介動画

2023年08月25日 | 2023年

「全国盲ろう者オンライン交流・体験会」の8月27日(日)14時~の二番目に「神奈川盲ろう者ゆりの会」の紹介動画がYouTube 配信で流れます!
5分の「ゆりの会」の活動紹介の動画は、梨屋がボランティアで作りました! (裏方なのでわたしの姿や名前は出ません) 
皆さん、見てください~!!

 

全国盲ろう者オンライン交流・体験会 of 全国盲ろう者協会(Japan Deafblind Association)

全国盲ろう者オンライン交流・体験会 of 全国盲ろう者協会(Japan Deafblind Association)

全国盲ろう者協会(Japan Deafblind Association)

 

国際子ども図書館「世界をつなぐ子どもの本―2020年国際アンデルセン賞・IBBYオナーリスト図書展」

2023年07月26日 | 2023年
国際子ども図書館の「世界をつなぐ子どもの本―2020年国際アンデルセン賞・IBBYオナーリスト図書展」にて、外国に紹介したい作品として梨屋アリエ『きみの存在を意識する』(ポプラ社)も展示されています。
2023年7月25日(火)~9月3日(日)に上野に行かれる方は、ぜひ足をお運びください。入場無料です。
 

ちなみに板橋区の中学校の書評座談会の今年のテーマも『きみの存在を意識する』です。


読書会メモ『ななみの海』

2023年05月14日 | 2023年

読書会用に、『ななみの海』の登場人物名のメモを作ったので、共有します。
コピペして使ってください。間違えがあったらゴメンなさい。

 

ななみの海 朝比奈あすか

高校
岡部ななみ(高2) 「祖母の言葉」。エンジェルズでバイト
みえきょん うざい。理髪店。再婚。ママが浅見くんとママ友。「課題組」
瀬奈 毒舌 大人受けする
ズミ 小泉紗江 ルーズ お嬢様学校をやめて移った。親の支配。彼氏飯島。退学
ダンス部 グループ「ジャスミン」

浅見恵介 同じ中学出身 元卓球部

「寮」25人?(他のグループホーム3つ6人+6人+7人を含め総勢44人)
2階5室7人「女子班」
ななみ(高2)
萌香 高3 ママ 泥棒 介護施設職員に
玲奈 中2 不登校気味
羽月 小学生 秘匿児
心愛 小学生 おんぶ かみつき
夢吹 小学生 小学一年生
聖香 小学生
正担当 準子さん 
副担当 光芽さん

2階5室7人「男子班」
唯真 中1
蓮音 中学
涼星 小学一年生
正担当 東さん
副担当 桜井さん 自立支援アドバイザー

1階「幼児班」
施設長 川上さん

地域の塾 よつば会

 

 

【横浜緑YAカフェ】5月14日(日)『ななみの海』 朝比奈あすか著 双葉社刊 - なしのつぶてちょう☆梨屋アリエ

【横浜緑YAカフェ】5月14日(日)『ななみの海』 朝比奈あすか著 双葉社刊 - なしのつぶてちょう☆梨屋アリエ

http://www13.plala.or.jp/aririn/ymyacafe/詳しくはサイトを御覧ください。【横浜緑YAカフェ】5月14日(日)『ななみの海』朝比奈あすか著双葉社刊

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『ピアニッシシモ』

2023年02月21日 | 2023年
梨屋アリエの『ピアニッシシモ』が今年の私立中学校の入試問題に使われました。
2003年刊行の本で、20年経っている作品なので驚いておりますが、まだ子どもたちに読ませたい作品と思ってもらえているのかなと、
作者としては励ましていただいた気分です。
現在は電子書籍で販売中です。
 

 

『ピアニッシシモ』(梨屋 アリエ):講談社文庫 製品詳細 講談社BOOK倶楽部

『ピアニッシシモ』(梨屋 アリエ):講談社文庫 製品詳細 講談社BOOK倶楽部

ずっと大好きだった、隣の家から流れるピアノの音。しかしある日、ピアノは譲られてしまう。行方を追い、新しい持ち主と出会う。

講談社BOOK倶楽部

 

 


佐賀県第3回司書のつどい 梨の帽子かぶったよ!

2023年02月09日 | 2023年



佐賀新聞さまに、
記事にしていただきました.










日生有線テレビ様で片山ひとみさんに『ココロ屋 つむぎのなやみ』を紹介していただきました!

2023年02月01日 | 2023年

【この一冊】①「子どもたちに読んで欲しいこの一冊」子どもたちにとって一期一会となるような児童書を毎月1冊紹介する新企画。初回は「ココロ屋つむぎのなやみ」#備前市、#児童文学、#ココロ屋、#片山ひとみ

約20分番組。かなり詳しく内容を紹介していただいています。朗読場面もあります。