こども図書館は工夫がいっぱい。
1日バス乗車券を買って、金沢21世紀美術館、兼六園、金沢城。それから話題の県立図書館を見てきました。図書館内は撮影できないので、バス停を記念写真に。
2023年10月21日(土) 出版クラブホールにて、日本児童文学者協会の『2023公開研究会 児童文学と子どもの権利 ~子どもにとって「いちばんいいこと」ってなんだ~』のシンポジウム「〈子どもの声〉を受けとめて」にパネリストの一人として登壇させていただきました。
(司会、西山利佳先生。パネリスト、野坂悦子先生、黒川裕子先生、村上雅郁先生、と梨屋アリエ)
会に先駆けて、研究会の方が「聞かせてください、あなたの言葉」という小中学生対象のアンケートをとったのですが、会場の方には資料がなかったので、わかりにくかったのではないかと思いました。わたしとしても、短い時間に伝えなくてはならないので、部分的な発言になってしまった。
梨屋が言及したものでは、
「Q5 こんなおとなはいやだ! というのを教えてください」というところで、
「いやな大人の姿」について、優生思想的な発想で書かれた解答が何点かあることだけを取り上げました。
他の部分を伝えられなかったので、こちらに書きますと、
リストは48回答になってますが無効である大学生の回答が1つ入っているのでそれを抜いて、47回答とすると、そのうちの28回答の「いやな大人」は、意見を押しつけるなどの「子どもの自己決定を尊重しない」というものでした。人権侵害(大げさに感じるかもしれませんが)であることを、子ども自身がよくわかっている。
「いやな大人」の他の回答は、犯罪者や変質者など、脅威に感じる人、マナーを守らない人など。
ということなので、人権意識や自分を守りたいという発想からくる「いやな大人」に対して、病気や障害が原因になっているような「いやな大人」は、優生思想的な発想で、それは攻撃や排除の対象になるおそれがある。
その回答をした子どもの近くにいる大人の人権意識も問われている。我が子を立派に育てたいと思うのは親の自然な欲求と思うのだけど、その「立派な人」とはそもそもどういう人なのか、よく考えて欲しい。
児童文学作家志望の方にも、よく考えてもらいたい。 ステロタイプのキャラつもりのマイクロアグレッションとか。いろんなものが作品には出てきてしまいます。
さてさて、
このたびはパネリストとしてお声をかけていただきありがとうございました。デビューの1999年からの大先輩がずらーっと会場にいらっしゃる中……なぜわたしがこっちの席にいるのか複雑な気持ちを抱えつつ、わざわざ見にきてくださるみなさまの心になにかお土産の言葉を残せるかしらと、ボエボエ~と話しました。
デビュー前に『日本児童文学』を図書館で見つけて読んでいたとき、いつか児文協で話せるような作家になれたらいいなあと思っていたので、夢が叶いました。
(ずっと非会員のままだけど)
全国盲ろう者オンライン交流・体験会(2日目午後)
「全国盲ろう者オンライン交流・体験会」の8月27日(日)14時~の二番目に「神奈川盲ろう者ゆりの会」の紹介動画がYouTube 配信で流れます!
5分の「ゆりの会」の活動紹介の動画は、梨屋がボランティアで作りました! (裏方なのでわたしの姿や名前は出ません)
皆さん、見てください~!!
ちなみに板橋区の中学校の書評座談会の今年のテーマも『きみの存在を意識する』です。
読書会用に、『ななみの海』の登場人物名のメモを作ったので、共有します。
コピペして使ってください。間違えがあったらゴメンなさい。
ななみの海 朝比奈あすか
高校
岡部ななみ(高2) 「祖母の言葉」。エンジェルズでバイト
みえきょん うざい。理髪店。再婚。ママが浅見くんとママ友。「課題組」
瀬奈 毒舌 大人受けする
ズミ 小泉紗江 ルーズ お嬢様学校をやめて移った。親の支配。彼氏飯島。退学
ダンス部 グループ「ジャスミン」
浅見恵介 同じ中学出身 元卓球部
「寮」25人?(他のグループホーム3つ6人+6人+7人を含め総勢44人)
2階5室7人「女子班」
ななみ(高2)
萌香 高3 ママ 泥棒 介護施設職員に
玲奈 中2 不登校気味
羽月 小学生 秘匿児
心愛 小学生 おんぶ かみつき
夢吹 小学生 小学一年生
聖香 小学生
正担当 準子さん
副担当 光芽さん
2階5室7人「男子班」
唯真 中1
蓮音 中学
涼星 小学一年生
正担当 東さん
副担当 桜井さん 自立支援アドバイザー
1階「幼児班」
施設長 川上さん
地域の塾 よつば会
【この一冊】①「子どもたちに読んで欲しいこの一冊」子どもたちにとって一期一会となるような児童書を毎月1冊紹介する新企画。初回は「ココロ屋つむぎのなやみ」#備前市、#児童文学、#ココロ屋、#片山ひとみ
約20分番組。かなり詳しく内容を紹介していただいています。朗読場面もあります。