片山○一『世界の~~』を読んだ。
世間では泣ける小説として知られているらしい。
しかし、こんな哲学的かつ論理的な文章を読んで、なぜ泣けるのだろうか。
主人公の祖父の台詞は主人公が将来抱くであろう心情を代弁していると思われる。
人がいなくなるということを考えてごらん。
こちらが最初から気にも留めていない人がいなくなっても、わしらは何とも思わんだろう。
いなくなって欲しくない人がいなくなるから、その人はいなくなるわけだ。
つまり人がいなくなるということも、やはり人に寄せる思いの一部分なのかもしれない。
世間では泣ける小説として知られているらしい。
しかし、こんな哲学的かつ論理的な文章を読んで、なぜ泣けるのだろうか。
主人公の祖父の台詞は主人公が将来抱くであろう心情を代弁していると思われる。
人がいなくなるということを考えてごらん。
こちらが最初から気にも留めていない人がいなくなっても、わしらは何とも思わんだろう。
いなくなって欲しくない人がいなくなるから、その人はいなくなるわけだ。
つまり人がいなくなるということも、やはり人に寄せる思いの一部分なのかもしれない。