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AIMITSU

2007年05月02日 | 趣味
早朝は雨。
お昼には気持ちよく晴れ上がり、初夏の陽気。

あいみつ展@東京国立近代美術館へ。
「あい」は「雲愛」
こんな字あるの?
と思ったらあったー!
靉光。

少し時間があったので江戸城本丸を散策。
外人さんの観光客が多かった。

確かにシュルレアリスムとはちょっと違う。
生命の解体と再統合。
一種のキュビズム?

戦争は芸術家にとって生命を失う以上の不幸だと思った。
画家としての魂を奪ってしまう残酷さを感じた。
思うように絵が描けないまま若くして命を落としたアイミツ。
初期の作品にもその予感が現れているように思われる。

ダ・ヴィンチの第2会場はつまらなかった。
究極の一点豪華主義。



天才

2007年04月18日 | 趣味
17日。

受胎告知@東博→モディリアーニ@文化村

東博は第一会場のみ。
ダ・ヴィンチ展の図録を購入したので予習して再挑戦する予定。
平常展がずいぶん変わってた。
黒田清輝の「湖畔」とか、思わぬ名作が展示されてた。

モディリアーニ展はつい最近もあった気がするが、今回は妻ジャンヌに焦点を当てた新しい嗜好。
本当に映画のようなふたりの人生。
16歳でモディリアーニと出会ったジャンヌ。
彼女がモディリアーニなしでは生きていけなかっただけでなく、モディリアーニもジャンヌなしでは画家として完成されることはなかったのだ。
モディリアーニが描いたジャンヌの肖像をみていて、そう強く思った。

UENO

2007年04月02日 | 趣味
混んでたー。
ほとんど花見客。

美術館は待ち時間25分。
思ったほどじゃなかった。

クロード・モネ「ルーアン大聖堂」
エドゥアール・マネ「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」
ギュスターヴ・モロー「ガラテア」
がよかった。

エトランジェ

2007年03月03日 | 趣味
1日。

再び国立新美術館へ。
「異邦人たちのパリ」展を観覧。

ポンピドー・センターといえば、数年前に東京都美術館で開催された「シャガール展」を思い出す。
思えばあの展覧会以来、美術館通いに本腰を入れるようになった。
今回の特別展のチラシの絵もシャガールだ。
裏面にはフジタ、モディリアーニ、ピカソ。
いわゆるエコール・ド・パリの画家の作品をわんさか集めた展覧会なのかと思ったら、実際は少し(かなり)趣が違った。
それより新しい時代の作家たちの抽象画や現代美術がメインだったようだ。

抽象絵画を見ていて思ったこと。
印象派あたりまでの絵は、その作品を見て人が何かを感じたときに、それが絵に描かれている「対象」から引き起こされた感情なのか、それとも「絵そのもの」から引き起こされた感情なのか区別できなかった。
「対象そのものの美しさ」を追求するなら写真の方がずっと優れている。
だから、絵画が「美」そのものを追求しようとすれば、必然的に抽象画の方に向かわざるを得なかったのかもしれない。
現代美術に関する本でも読んでみようか。


薪?

2007年02月16日 | 趣味
国立新美術館の「新」の字を図案化したロゴが「薪」にみえる。

21世紀美術・・・
ガラクタの寄せ集め・・・
ときどき「おっ!」と思うものもあるが。
なんで便器をひっくり返したらアートになるんだろうか。
ほとんどの人は理解しがたいと思っているんではないだろうか。
美術館に展示されると深い意味があるように錯覚するだけでは?

とにかく展示室が広くて疲れた。
莫大な国家予算をそそぎ込んでつくられた巨大建築だというのに、あまり機能的ではない。
「異邦人たちのパリ」展のほうが面白そうだ。
でも、この種の展覧会は西洋美術館で見たたほうが趣があると思う。


生々流転

2007年02月11日 | 趣味
9日。
朝5時台。
まだ真夜中の暗さ。
目的地に着くころに日が昇る。
とくにやることもなく、16時半まで過ごす。

連日の早朝出勤で体は限界。
それでも横山大観の「生々流転」だけはみておこうと思う。
地下鉄を乗り継いで、竹橋へ。

やっぱり本物をみると、印刷された縮小版では気づかないことに気づく。
水が竜になって天に還っていくシーンなどは、文章でいくら説明されても本物をみなければわからない。
水というのは大観の好んだ主題だが、彼が海の近くで生まれ育ったことと関係があるのだろうか。

10日は遅めの早朝出勤。
コーヒー缶を持ち帰ること、かなわず。
焼きそば二皿では夕食にならず。

EDO CASTLE

2007年02月01日 | 趣味
朝早く起きて満員電車に乗って出張先に出向いたのに、先方の(?)都合でわずか1時間でお役ご免。
食事だけはタダ。
予期せぬ形で時間ができたので、江戸城展をみにいく。

平日だというのに、爺さん婆さんたちであふれかえっていた。
期待していたのは江戸城内郭全体の立体模型だったのだが、そんなものはなかった。
それよりも江戸城の歴史と江戸城内の生活の展示に力を入れていた。
展示物は古文書や瓦などの出土品が多く、それなりに興味深かったのだが、ふだん美術作品ばかり見ているからか、どれも同じにみえる。

大スクリーンでみた江戸城天守のCG映像は迫力があった。

鳥獣戯画

2007年01月30日 | 趣味
京都栂尾の高山寺に伝来する鳥獣人物戯画4巻が有名。
筆者は伝鳥羽僧正筆とされる。

鳥獣戯画ネクタイを着用して学校訪問。
でも学校の先生ってジャージや作業着のような格好をしている人が多い。。。
30年ぐらい前の卒業生に挨拶されてもねぇ。
校長先生はいい人。
教頭先生もしっかりした人。
目がきれいなので、言葉が少なくても心が伝わる。
若者にはいい刺激になるだろう。

卒論には能力差がよくあらわれるよなー。
「納得できない」という感覚が目覚めたならば、本人のなかで何かが変わったのだ。

特別展'07

2007年01月08日 | 趣味
2007年の主な特別展

◎悠久の美-中国国家博物館名品展
  1/2~2/25 東京国立博物館
◎特別展「江戸城」
  1/2~3/4 江戸東京博物館
◎レオナルド・ダ・ヴィンチ展
  3/20~6/17 東京国立博物館
◎ポンピドー・センター展
  2/7~5/7 国立新美術館
○モディリアーニと妻ジャンヌの物語展
  4/7~6/3 Bunkamura
◎ヴェネツィア絵画のきらめき
  9/2~10/21 Bunkamura
◎フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
  9/26~12/17 国立新美術館
◎ムンク展
  10/6~1/6 国立西洋美術館
○北斎とシーボルト展
  12/4~1/27 江戸東京博物館

博士・・・

2006年12月18日 | 趣味
映画「博士の-」をDVDでみた。
原作を読んだのは先月。

原作者の筆力に映画の力が及ばなかった感が強い。
映画のなかにも心温まるシーンはたくさんあるのだが、この小説の世界を表現するには心温まるだけではだめなのだ。
映画の博士はフツーのやさしいおじさんという感じになってしまっている。
あと、未亡人が目立ちすぎ。
どうせなら全然違う話にしてくれれば、それなりに楽しめたのに。

中途半端に原作をふまえていることが問題だ。
この映画だけをみて原作を読むことをやめてしまった人には、原作のすばらしさが永遠に伝わらなくなってしまう。

映画を先にみていれば全く違う感想になったのだろうか。
しかし自分だったら、この映画を先にみていたら小説を読む気にはならなかったと思う。