過日、奈良マンドリンギター合奏団スプリングコンサート2017が、無事滞りなく(あ、III部の前で少し滞ったかも)終了しました。
ご来場いただきました皆様には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます♪
II部の指揮を仰せつかった立場から、同ステージの裏話などを少々。
な~んとなく企画ステージ色が強いスプコンのII部ですが、今回はマンオケとピアノのコラボをお届けしました。
ピアニストは団員から募集したものの、皆さん奥ゆかしいのか誰一人として手を挙げてくれませんでしたので、結局指揮者が弾き振りすることになりました。
ま、管弦楽でも弾き振りはそんなに頻繁になされるわけではないし、ましてやマンドリン合奏でピアノの弾き振りは観たことも聴いたこともないので、図らずも斬新な企画になったのではないかと、軽く自負しておりました。
で、当日。 以前より使用ピアノが他団体に先を越された関係で、ヤマハでなくSTEINWAY&SONSだとは聞かされていたのですが、舞台設営の際、コンサートチューナー(調律師さんですね)の方を拝見して遠き日の記憶がっ・・・
「あれ?あの方、見覚えがあるような・・・でも、恰幅が・・・え? 今回スタンウェイだし、ひょっとして・・・?」
知り合いのチューナーさんだと思いつつも、どうしても自信がなかったので、舞台スタッフの方にこっそり「あの方、ひょっとして○○さんですか?」と尋ねてみたところ、「そうです、○○です!」とのこと。
うひゃあ~、らびがピアノをそこそこ真剣に習っていた頃(今から30年ほど前ですが)に、らびの先生を介してちょいちょいお会いしていた方だったんです!当時、その方にはいろいろお世話になりまして、シンフォニーホールの近くのスタンウェイの工房(ショウルーム?)にもお邪魔させていただいたり、実家のしょぼいアップライトを調律していただいたりして、今でも感謝の念が絶えない方だったんです!
当時、ピアノの発表会でその方がチューニングしたピアノを弾いたことがあるのですが、その時のピアノがイ調の純正律でチューニングされていて、らびの演目がショパンの軍隊ポロネーズと前奏曲第7番(太田胃散のCMでおなじみの曲です)という、どちらもイ長調の曲だったので、トニック(主和音)の突き抜けるような無垢感に感動した記憶がいまだに鮮明に残っていることもあって、その方との再会はホントに感無量でした!
向こうにすれば当時のらびは15歳。今のオッサン感から記憶の糸を辿るのにしばしの時間がかかったようですが、いろいろと話をしているうちにガッツリ繋がり、そこでようやく「おーおー、久しぶり~~!」なんて、少し微妙な再開の握手。
で、II部のゲネ。
あの方のチューニングに全幅の信頼を寄せているものの、タッチやレスポンスを優先的に確認しなければと、ゲネを進めていたつもりだったのですが、そこは我が愛しき奈良マン。なかなか一筋縄にはいかせてもらえず、結局オケの調整に終始させていただくことになり、ピアノは二の次になってしまいました。ま、でも、本番は好きに楽しく弾ければいいや、なんて軽い気持ちでゲネを終えたのでした。
(ここまで書いて、ええ時間になってしまいましたので、続きは明日か明後日かいつの日かに♡ ('▽')ノ)