盆明け後、一時の猛暑あらしに比べれば、暑さも少し和らぎ、過ごしやすくなったというものの、秋の到来が待ち遠しいですね。
19日の午前中は、秋の定演準備等の幹部会が開かれました。曲目とお楽しみのアンコール曲が決定しました。これで、本格的に、集中して練習に取り組めそうですね。
今回の練習では、細かいところの仕上げというよりも、曲の全体を理解するという点に主眼がおかれ、もっぱら通し稽古でしたね。というのも、団員が常に練習に参加できている状況ではないので、これを考慮。しばらくは、このスタイルになりそうな気配です。
「巫術師」もなんとか通り、三楽章の終わりの2小節は、バッチリ合いました。個人練習の成果と集中力のたまものでしょうか? しかし、途中は脱落・復活・カオスありと、まだまだ課題は満載。指揮者からは、音は間違ってもまずはテンポ,アゴーギクを確実に、そしてアーティキュレーションへの取り組みをとのご指示。メトロノームで特訓せねばと反省しきり・・・
お酒の入った反省会でのトピックスを一つ。前回の定演曲「二つのスウェーデン民謡」の2曲目「古き自由な北の国」が、スウェーデン王国の国歌だったことが判明。というのも、サッカーの試合で勝者チームを称えて演奏された国歌が、聴き覚えのあるメロディーだなぁと気づいたKiri様、さすが。
ネットで調べてみると「弦楽のための2つのスウェーデン民謡(作品27)」は1876年の作曲。ウィキペディアによると、『民族学者で物語作家でもあるリカルド・ディベックによって詞が書かれ、19世紀の中頃にヴェストマンランド地方の民俗曲にのせて作られた。この歌は次第に人々の間に広まり、1880年代から国歌とみなされるようになった』とか。
私たちが演奏したのは、国歌に制定される前にできていた曲だったということですね。遅ればせながらの新発見でした。
さてさて、今回の練習曲は次の通り。
<土谷さん>
●Bozzetti Veneziani ヴェネチア風小詩 E.Giudici
●ネリーアルバム Carlo Munier/中野二郎
<田中さん>
●「Burattini in marcia」Intermezzo caratteristico
マリオネットの行進 Amedeo Amadei/田中昭彦
●Serenata elegante Giulio De Micheli/田中昭彦
●Valzer della Sirene Dino Berruti/田中昭彦
●L'Impresario in angustie(Le Directeur dans I'embarras)
「みじめな劇場支配人」序曲 Domenico Cimarosa/田中昭彦
<桐山さん>
●「巫術師」 大栗 裕
○アンコール曲 曲名はナイショ、当日発表です。お楽しみに。