GID_彼と彼女..と私のこれから

彼が<彼女>に変わっていく日々。私はどうしたらよいのか_戸惑う日々を綴ってまいります。

やっぱり__

2006年07月29日 | 二人のこと
先日の法事の席でのこと。
<○○(私)のつきあっている人>の事__が、居合わせた親戚の間で少し話題になっていたらしい。。
やっぱり__。
どおりで親しいイトコが何も言わなかったはずだ。。
「ところで、まだ結婚しないの?彼はいるの?」の一言もなかったことが、あとあと不自然に思えていた。

あれから日数も過ぎた今日になり、家族との食事中にそのことを教えられた。

我が家からは2人で出席していたのだが、この日の出席者は確か35名前後だったはず。
そのうち何名の親族が、<私の恋人>に関心を抱いてくれていたのか。。
何人の人が、<彼自身>のことを知っているのか。。


家族の話によると、<彼の容姿>だけではなく、<あらゆる場面での性別>についても触れるような言葉もあったそうだ。
ざっと聞いた感じでは、<現実の彼>をまあまあ言い当てているようだった。。

家族も困惑したに違いない。
直接<たいへんそうだけど....>と私の家族に尋ねてきた親戚もいたらしいが、私には誰一人としてそのことを口にした人はいなかった。


特別隠しているわけでもなく(結婚や婚約の予定もないままなのだから__)、特別口にしてきたわけでもない<私たちのこと>。

<交際している彼>がいることは知れていても当然だろうが、その彼が<性同一性障害>でいろいろとうまくいかなくなっている___なんてことは、誰も知らないこと__のはず。

私の家族もそのことをわざわざ誰かにしゃべったことはないそうだ。
じゃ、どこからその話は出てきたのだろうか。。

女性の服を着た男と一緒にいるところ__を見られた?
職業上の関係者からの噂話__?
お互いの友人関係から__?


適齢期といわれる時期を大幅に超えているのに、なかなか結婚に縁がないから親族は気にかけてくれてことにかわりはないだろう。
でもやっぱり、私の彼のことは<タブー>に近いものなのかもしれない。
タブーでなければ、私に直接訊いてくるはずだから。。

そんな気の遣われ方は、どこか寂しい__。
親族にまで<こんなことで>心配かけているのかと思うと、情けなくなる。


そう、<こんなこと>にしなければならないことだと思う。

所詮、<三十代のオトナの恋愛ごと>__。
ちょっと珍しい状態にあること以外は、普通の恋愛関係だったのだから__。