リッキー・・・もうすぐ命日だね。
あの日から１年経ったなんて信じられないよ。
ママにもあれから、色々な事があったけど・・・
それが君がいなくなってからの出来事だったと思うと、
やっぱり時間は確実に流れているんだね。
相変わらず、あの日のことは鮮明に思い出されて
今も、してもしょうがない後悔と、自責の念に苛まれ
幸せだった日々が置き去りにされているような・・・
そんな気がする。
皆が、リッキーはうちの子で幸せだったと言ってくれるよ。
そう思ってくれる？
でもね、リッキーがうちの子で一番幸せだったのは、ママなんだ。
それなのに・・・君と過ごした日々は、楽しかったのに、思い出すと
やっぱり泣いちゃうんだよ・・・
だって、ここに君は居ないから・・・
わかってるよ。いつまでも悲しんでたらいけないって。
リッキーも安心できないよね。
でもね、なんだか「思い出」って言葉にしたくないんだよ・・・
リッキーとの時間は、あの日で止まってしまって、
もう写真も増えないし、新しい記憶も刻まれない・・・
ビデオで録画した映像が、何回も繰り返されるだけなんだ。
映像の君は、呼べば、こっちに来てくれそうな
不思議な感じがして・・・
約１１年前・・・ここに越してきて、そのうち犬が飼いたいと。
ちょっとペットショップを覗いてみる？って・・・
立ち寄ったお店で、「あの子は、小さいから・・・」とお薦めされなかった
リッキー・・・でもママは君に一目惚れ。
抱っこしたら、離せなくて、そのまま連れて帰ったんだ。
何も用意してなくて、慌ててケージに食器にその他諸々買い揃えたっけ。
子育ては大変だったけど、可愛かったリッキー・・・
ママの大切な子供でした。
先に逝ってしまうことは、わかっていたけれど、
あまりの突然で、現実が受け止められなかったんだ。
だからもう少し待ってね。あの日の「ごめんね・・・」が
うちの子で「ありがとう！」って、心の中で言えるまで
ママを見守っていて下さい・・・
ママが寝る時、枕元に置いてる写真
