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今日このごろ...♪(お引越ししました)

大好きな音楽とフラと暮らしについて

「目下の恋人」♪

2011-09-08 12:48:21 | 本と雑誌

単行本の整理をしていてまだ読んでいないものがたくさん出てきた。ぼちぼち読んでいかなきゃって思いつつ、ふと手にとったものがこの「目下の恋人/辻仁成」だった。いつだったか。。。もう2,3年くらい前に友人からすすめられて手にしたものだった

表紙をあけてすぐの「一瞬が永遠になるものが恋 永遠が一瞬になるものが愛」という言葉が気になった。短編集で一気に3作目まで深夜にも係わらず読みすすめてしまった

その言葉は2作目の「目下の恋人」のものだった。「目下の恋人、ネネちゃん」って人に紹介されて傷ついて不安になってる彼女、その真意を理解するまでは。。。なストーリーなんだけども。そりゃそうだよね~、「目下の」って「今のところ」とかって意味なんだしその真意を自分たちの人生を通して語ってくれた、彼氏の祖父母。

言葉の意味には共通するものがある。それは辞書に載ってあるもの。そうじゃないと会話ができないし想いを伝えることができない。だけど、その言葉で感じることはひとそれぞれなのかもしれない。生きてきた環境もそれぞれなように。

それから、ふたりをつなぐものも国が制度で決めている共通事項がある。それが生きていくうえでの守ってくれるものになるのは確かだと思う。だけど、実際にふたりをつないでるものはそれぞれなのかもしれないし、何をそうだと思うのかどんなカタチを選ぶのかもそれぞれなのかもしれない。

ただそれぞれであっても、向き合ってるふたりはちゃんと分かり合っているからこそなんじゃないかな。。。とも思うのでした。


火垂(ほたる)♪

2010-08-21 18:06:16 | 本と雑誌

図書館で、「火垂ほたる/河瀬直美」を借りた。

何を読もうと決めてなかったので、たまたま真ん中あたりの段をぼんやり眺めていて目に留まったのだった。理由は、本が赤い色で目立ってたことと、作者の名前に覚えがあったことくらいしか思いつかないけど

手にとって読んでみると、とても陽気なものではないしリズム感があるような読みやすい文章ではないのに、主役の女性が気になってしかたない。でも家で読んでると、すぐに息苦しくなってしまい一気に読み通すことはできなかった。少し読んでは文章の途中であってもパタッと本を閉じて、しばらくして読み始めるを繰り返して1週間くらいかけて昨日やっと読み上げた。

このお話しは、もともと映画だったもの。著者の河瀬直美さんは映画監督だ。(ほかの映画で受賞したことで朝の情報番組に出演していたのを観たんだった

物語の内容は、子供のころ母親に捨てられたことがあるストリッパーの「あやこ」と陶芸家の「大司」との恋愛のおはなし。で、この小説はあとがきによると『映画「火垂」をとってたときに感じた想いをより具体化して「あやこ」一人称で語りあげたもの』になってるそう。映画は観てないのでわからないけど、私は小説で出会ってよかったと思う。たぶん「あやこ」の思いをより読み取ることができただろうから。

「あやこ」のすべてを理解できるわけではない。ただ、大切な人に想いをうまく伝える言葉を持ってなくもどかしい気持ちになったり、離れてるときのほうがより相手を感じられるって部分は、よくわかるかも。 理解できる部分であっても、全く同じようには行動できないけども。

*

「私たちはお互いに傷つけまいとしていながら、実のところ自分が傷つきたくなかったのだ。大司のやさしさや私の狂気はそれぞれの弱さの表れでしかない。本当に強い人間になりたいという願望だけ強く持ち、最後には自分の欠けた部分を埋めてくれる相手を必要としていたのだった・・・」

「たとえ別の場所で違う人生を歩んでるように世の中すべての人から見えたとしても、あなたが倒れそうになった時、そしてそんなあなたの周りに誰もいないと知ったなら、私はどこにいても誰といても何をしていてもすぐに駆けつけ、あなたが凛として起き上がるまで、片時も離れず側にいるだろう・・・」

*

それが自分の欠けた部分であってもお互いを補うような相手とは、出会うというよりも強く惹かれて引き合ってしまうものかもしれないな。そして、そんなふたりであってもそばにいることだけがすべてじゃなく、そのふたりにとってお互いを思い合える距離かはそれぞれ違うものなんだ。。。っていう感想でした

火垂(ほたる) 火垂(ほたる)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2001-04


本を読むとき♪

2009-08-13 22:56:51 | 本と雑誌

普段、あまり本を読んでいない。毎週決まった少年マンガ誌と毎月決まったファッション誌をチェックしてるくらい

でも、突如に何か本を読もうという虫が騒ぎ出す。だいたい、雨の日や長い休み前、旅行にいくとき。

気分的なもので世間の波にも乗れていないものだから、人気のある作品も作者もほとんど知らないし、ひいきにしてる作者もいない。いざ読もうとしても何を選べばいいのかわからない

そんな私は、駅構内の本屋の目立つところにある中から選ぶか、雑誌の本マンガ特集のをみて引っかかったものを読むようにしてる。そんな感じ

で、今はお盆休み中だけど、旅行も行かなかったし特に遠出の予定もなかった。でも、久しぶりに本を手にしてる。「向田和子著/向田邦子の恋文」。まだ読み始めで感想は書けないけど。。。まるで秘め事で華やかなものじゃないけれど、相手を思い合うそれだけのそんな恋のカタチもあるんだなぁ。。。って思った。


また料理の本♪

2009-03-21 16:22:59 | 本と雑誌

またもや、料理本を買っちまったぁ~~

本屋さんにチラッと寄ったときに、雑誌でお弁当特集を組んでるのがあった。「そうそう、中学校は給食じゃないから春から毎日お弁当作りかぁ~~」なんて思いながら手にして眺めてるうちに、もう少しいろいろと見てみたくなって料理本のコーナーに行ってしまった。最近、今さら料理のことが気になってるのは、お弁当作りがあったりするから

最初に目に付いて手にとったのは、お弁当の本じゃなくて「デパ地下&デリおかず」というの。パラパラめくってくと、すっごくおいしそうで、頭のなかにデパ地下のガラスケースが浮かんでくるような。。。(笑)。

デパ地下って、売り場を見て周るだけで幸せな気持ちになったりするよね~。スーパーでは売ってないような高級な食材を使われてるものもあるんだけど、たとえばポテトサラダやハンバーグにしても、普段使ってる食材で作られてるのに、家で作ってるものよりもデパ地下のもののほうがランクが上のような気がしてしまう。。。その理由のひとつに、見た目、彩りのような気がする。やっぱり、赤・緑・黄色と色があるとキレイです。食欲もそそられるつーもんです

この本は、そんなデパ地下巡りの気分まで味わえます。お弁当のおかずにも使えそうなものがいっぱいだし、見てるだけで終わらずにぜひぜひ作ってみようと思いま~す

デパ地下&デリおかず―家で作れば超安くておいしい デパ地下&デリおかず―家で作れば超安くておいしい
価格:¥ 998(税込)
発売日:2008-03


料理の本♪

2009-03-14 17:12:52 | 本と雑誌

また久しぶりに料理の本なんぞ2冊買ってみた。スーパーの売り場の片隅に新刊のバーゲンブックのコーナーができていたので。

購入した本は、ひとつは「野菜の料理」。それぞれの野菜の選び方・栄養・保存方法、料理するときのポイントに、少しだけその野菜を使った料理にレシピが載ってるもの。

普段使ってる野菜の扱いかたにしても、ちょっとしたポイントひとつで、栄養価を出来るだけ落とさずにおいしく食べれるんだってことを改めて勉強になりました。知っていたこともあったし、新たにわかったこともあったし。また、コレまでどんな風に調理していいのやらわからなかった野菜ものっていたりもしたので、もっとおいしく幅広く野菜を楽しめそうです

もう1冊は、「デットックス・クッキング」。これは体の中に溜まってる毒(有害物質)を出してくれる食材と料理のレシピが載ってるもの。

この本にのってるレシピで作って食べたいと思うものはあまりなくて、作らないかもなぁっと。それよりも、どんな食材を使えばいいのかとか、どんなことに気をつけていけばいいのか。。。食の安全って最近よく耳にするのですが、あまりにこだわりすぎると大変なことになってしまうような気がします。だけど知識としては持っておくべきこともあるだろうし、まず出来ることをするそれが大事かなって思ったので

一応ね、これまで料理をしてきてはいてもなんとな~く繰り返してただけだったところも。もちろんレパートリーを増やせればいいのだろうけど、視点を変えて、作り方よりも素材を知ることで、また料理の幅が広がっておいしく食べることができればいいですよね~

少し前に観たテレビの情報番組で、最近の料理本や料理番組のレシピの材料が2人前表示になっているというはなしがあって、今思い出してみてみたらやっぱり2人前表示だった。以前は核家族化が進んでひと家族4人としての材料を載せられてたそう、そして今は少子化がすすんで2人前表示になったとか。。。料理の本のなかにも社会情勢が表れてるとはっ

それから、2人前表示のほうがいろんな人数に対応できる(1人前は1/2・3人前は1.5倍・4人前は2倍・5人前は2.5倍。。。etc.)からというのも理由のひとつらしいです。。。なるほどっ