
夜の会社で書いた辞職願を折っているイヌク。
スジョンがミヒの家に帰ると部屋の前のベンチでねてる酔っぱらったジェミンが。
スジョンが無視して通り過ぎようとすると、
「知り合いのふりぐらいしてくれよ」とスジョンの手をとる。
「こんばんは」と言い逃げるスジョン。
「お前のせいで最悪の気分だ。俺にあてつけるためにわざとあいつとつるんでるだろう?…」
とイヌクとの仲を聞く。
「イヌクを愛しているのか?」
「イヌクを愛してるのに、金のために俺とねたのか?」
「そうよ。だからかえって」
「なのに金を返した。つじつまがあわないだろう。なぜ返したんだ?額が足りないのか?」
そういうジェミンをぶつ。
「俺が離婚したら、俺と結婚するか?
毎日が地獄の日々だ。僕なりにがんばった。他のことは耐えられる。
お前が怒るのも我慢できるが、背を向けられるのだけは…。
待っててくれ。迎えにくるから。全てを捨てて」
その言葉に涙をうかべるスジョン。
帰っていくジェミン。
そこに、イヌクが…。
イヌクに「イヌクさん。よく会うな」と言い去る。
イヌクはスジョンに、
「何の話?」
「なんでもないわ」
「なぜ泣いてる?」
と。
スジョンは、お茶を勧めるけど、そのまま帰っていく。
イヌクは、去っていくジェミンの後ろ姿を見ていて、
スジョンは、部屋で一人呆然としている。
ジェミンは家に帰り、ヨンジュに
ジェミン「お前と離婚しようと思っている」
ジェミン「スジョンと結婚して、遠くで暮らすのさ」
ヨンジュ「イヌクから奪える?」
ジェミン「あのオトコならじきにくたばるさ」と笑いながら言う。
ジェミン「お前が離婚してくればくても、俺はスジョンの元にいく」と宣言する。
次の日、会社についたジェミンのところに兄が。
この前の頼み(イヌクを再起不能にしてくれと頼んだこと)について。
兄「こっちで処理するから心配するな」
ジェミン「どうやって?」
兄「再起不能にしてほしいんだろ?」
といい、ジェミンの部屋を去る。
廊下で電話しているイヌク。
英語で会話している。
「時期をのばす理由はないはずだが。
チェ会長の資金がはいれば状況は複雑になる。急いで進めよう。」
家でジェミン兄と父が囲碁?を。二人の横にはジェミンが。
ジェミンが「お父さん」と父に話を切り出そうとする。
ジェミン「僕…離婚します」
と父に言う。
台所には母とヨンジュが
ジェミン「結婚する前に言うべきでしたが、どんな罰も受けます。
例の女(スジョン)のせいではない。
彼女には嫌われています。
僕自身の問題です。わかってください。」と父に。
そして、続けて、
ジェミン「ヨンジュ、すまない(ミアナダ)」
と言い、部屋をあとに。
母に「どうしましょう」と聞かれ、
「あの女と駆け落ちしたいそうです」というヨンジュ。
車を運転するジェミン。
ビリヤード台の掃除をするスジョン。
そこへ、スジョンの携帯が鳴る
ジェミンという表示をみて、時間をおいて、電話にでる。
ジェミン「何かあったか?今から行く」
スジョン「私はいまから帰ります。」
ジェミン「待ってろ大事な話がある」といいジェミンは電話を切る。
すぐに帰る支度を始め、帰ろうと電気を消し、出口にむかうと、
ちょうど2人の男がはいってきた。
スジョン「もうおわりです。」
男「イスジョンさん?」
スジョン「どなた?」
男「一緒にこい」
スジョン「何事ですか?」
というと、スジョンの腕を二人がかりでつかんで連れて行こうと。
そこにイヌクがビリヤード場にやってきて、犯人とスジョンを引き離し、乱闘をし、
二人で上の階に逃げ、隠れて犯人がいなくなるのを待つ。
犯人は建物をあとにした。
隠れているイヌクとスジョン。
イヌク「見覚えは?」
スジョン「いいえ」
そして、ジェミンがやってくる。
ビリヤード場は、ドアが開いていて、中は荒れている。
おそるおそるなかにはいり、
「スジョン?スジョン?」と呼ぶ。
携帯を鳴らすと、床のバックから携帯の着信音が。
それに気づき、携帯を取り出すジェミン。
スジョンの身に何があったかをさとった様子。
イヌクの部屋にいるスジョンとイヌク。
イヌク「自体がつかめるまで、ここにいろ」
スジョン「申し訳ないわ」
イヌク「とりあえず、ここが一番安全だ」
電話で話すジェミンパパ。
「わかった(アラッソ)」
そこへジェミンがかけこんでくる。
父親に襲いかかる勢いのジェミンを止めるママ。
母「ジェミン。お父さん、血圧がたかいのだから起こらせてはだめよ」
ジェミン「スジョンに何を?」ときく。
父「ジェミンのカードを停止させろ」とジェミンパパがジェミン兄言う。
父「誰であろうとジェミンに一千でも渡すモノは処分しろ」
父「おまえもだ」とママに。
母「わかった」と。
ジェミン「聞こえないの?」と父親に訴える。
ジェミン「スジョンが何か悪いことをしましたか?
何もいりません。父さんが何といおうと離婚します。」
父「二度と家にいれるな。出て行け」
父「今すぐでていけ!」と怒鳴るパパ。
出ていくジェミンにむかってパパは、
「戯言ぬかしやがって」と叫ぶ。
ジェミンは、ヨンジュと暮らす部屋に戻り、スジョンのカバンをあける。
中身を取り出し、中にはいっていた黄色の財布をあけ、
スジョンの住民登録票の写真を指でなどる。
スジョンの携帯をとり、「1」を押す。
そこにはイヌクの番号が登録されている。
(注:前にスジョンを囲っている時にスジョンの携帯を見て、
「1」がイヌクだと知り、ジェミンは「1」番をジェミンの番号に変えてしまった。
更にスジョンが元に戻したってこと。)
ジェミンはそれをみて涙を流し、スジョンのカバンで顔を押さえる。
一方、イヌクの部屋ではデスクの横にはったバリの写真を見ながら、
何かを飲みながらパソコンにむかっているイヌク。
ベットで寝ているスジョンの寝顔を見ながら、ほほえむ。(素敵☆)
次の日、会社。ジェミンの部屋で、
「会議が始まりそうですが?」とジェミンに。
資料も持たず、会議に向かうジェミン。
会議室では、イヌクの姿が。
前からイヌクが進めていた外人とのM&Aの調印式。
終わったあとジェミン兄の部屋に行くイヌクとジェミン兄。
ジェミン兄「今回の活躍ご苦労だった」
イヌク「恐縮です」
ジェミン兄「休暇でもとったらどうだ?」
イヌク「平気です」
ジェミン兄「遠慮はするな。旅費はたっぷりだすから」
イヌク「どうも(コマスムニダ)」
ジェミン兄「いつがいい?」
イヌク「え?」
ジェミン兄「いい機会だろう。来週は?」
イヌク「えっ?」とまどうイヌク
ジェミン兄「しばらく君がいなくても大丈夫だから一週間ほど休め」
イヌク「どうも(コマスムニダ)」
ジェミン兄「ありがたいのはこっちのほうさ」
夜の会社でまた電話するイヌク。
会話は英語。
「金何に使おうか?」
「ヨットでも買おうか何なら君にも貸すよ」
「後始末はたのんだぞ」
「来週?」
「会社が休暇をくれたよ。高飛びするにはもってこいだ」
「今日はダメだ」
「ビンゴ!」
「今日は恋人のところにいくよ。Thanks, Bye」と
電話を切るイヌク。
イヌクの部屋で食事の準備をしているスジョン。
玄関のベルが鳴る。
スジョン「どなた?」
イヌク「俺だ」
鍵をあけるスジョン。
イヌクは、部屋にはいり
「何もなかったか?」とスジョンに聞く。
テーブルの上の食事を見ながら、
イヌク「誰かに話を?」
スジョン「ビリヤード場の鍵をしめていないのが気になってミヒと兄さんに電話を」
イヌク「よかった」
スジョン「ヨンジュさんのお母さんがミヒの家にきたそうで」
イヌク「そうか…」
スジョン「私、そろそろ帰ります。身を隠すようなこともしてないし、いつまでも隠れているわけにいきませんから」
イヌク「夕飯は?」
スジョン「まだです。」
イヌク「飯をくってから帰れ。ごちそうがあるのに」
と席につくイヌク。
食事をしながら無言のスジョンとイヌク。
イヌク「ここが嫌か?」
スジョン「そういうわけじゃないわ」
後ろから封筒をとり、スジョンの前に置くイヌク。
スジョン「何?」
イヌク「開けてごらん」
封筒を開けると仁川空港発バリのチケットが。
イヌク「お前がいかなくても俺は行く。もう戻らない。一緒に行くかはお前次第だ。」
と言い、食事を続けるイヌク。
ミヒの家に帰るスジョン。
「ミヒヤ~」と外から叫び、寝ているミヒを起こして開けてもらう。
「あぁ寒い」といいながら、部屋にはいるなり自分のまくら(ぬいぐるみ)と毛布もとり、毛布にくるまる。
ミヒ「戻ってきたの?私ならもっとゆっくりするのに。」
スジョン「かわったことは?」
ミヒ「生きているといろんなものを目にするわ。
人を拉致するとはどういうこと?これが法治国家なの?」
スジョン「ジェミンは来なかった?」
ミヒ「来たわよ。マヌケな面さげてね。私にもすまないと行っていたわ。
あんたみたいな女にひっかかって。
奥さんもなげだし、あんたが追われるのも無理はないわ。」
ジェミンのことばを思い出す。
「まっててくれ。迎えにくるから全てを捨てて」
イヌクの言葉を思い出す。
「お前がいかなくても俺は行く。もう戻らない。一緒に行くかはお前次第だ。」
荷造りをするイヌク。
スーツケースに本を詰める。
「グラムシのヘゲモニー理論」の本をちらちら見る。
(注:以前スジョンにこの本を貸した)
ちょっと悲しそうな表情のイヌク。
ミヒの部屋で、眠れない様子のスジョン。
イヌクが、荷物をまとめ、部屋を出ようとドアを開けると、
ドアのまえにスジョンが。
「まだ間に合いますか?」と聞く。
スジョンを抱きしめ、笑顔になるイヌク。
一方、ヨンジュは、化粧品を赤のトランクにつめ、でていく。
「お別れか?」というジェミンの言葉を無視し、部屋をあとにする。
涙をうかべるジェミン。
空港で、チェックインをするイヌク。
(おっきい黒のサングラスをかけてました~)
ベンチでまつスジョンのところに行き、
「あとは乗るだけだ」と
スジョンの手を握り、搭乗口へ…
後ろを振り返り何かを探す様子を見せるスジョン。
イヌクに促され、肩を抱かれ、歩き出す。
飛行機の中で、イヌクはスジョンの手をとる。
「きてくれてありがとう」と。
ジェミンはミヒの部屋の前に。
帰ってこないと判断してか部屋をあとにする。
一時イヌクとM&Aの担当を交換したこともあった社員がジェミン兄の部屋に。
ジェミン兄「イヌク一人の仕業に仕立てることぐらい簡単な話だ」
と資料を渡す。
「休暇から帰ってくる前に片を付けろ」
「わかりました」と社員は部屋を出る。
兄は、パソコンに向い、銀行の自分の(会社の?)口座にアクセスしようとするが、
エラー画面が…
何かおかしいと思い、電話をする兄。
(英語)
「Pグループのチョンだか、口座に問題がおきている。どういうことだ?」
「何?何いってるの?イヌクが引き出した?待ってくれ!」
少し考え、
「かけ直す」
電話機をたたきつける兄。
ジェミンの部屋には、
イヌクの「辞職願」が(漢字でかかれてました!)
「大変です…」とかけこむ。
ジェミンが兄の部屋にいくと、兄が倒れて、運ばれていく…。
動揺するジェミン。
イヌクの席の周りで4人がうわさを。
女性社員「イヌクをはめようとして返り討ちに。」
男性社員「チョン専務(ジェミン兄)が会社の金を流用してたんだ」
男性社員「M&Aの件もそのあなうめで、ペーパーカンパニーをイヌクに作らせた。その足下をすくわれたわけだ。」
女性社員「いくら横領を?」
男性社員「ウワサでは3千万ドルとか」
女性社員「会社はどうなるの?」
男性社員「今日、債権者会議が開かれるそうだ」
会社の部屋で、机に突っ伏すジェミン。
「ジャカルタから本社に戻った当時から計画をしていたようで、
スジョンも意図的にチーフに接近したとかんがえるべきでしょう。
同じ飛行機で帰国して、隣の部屋に住んで。
出国直前もイヌクの部屋で同棲していたようです。
出国も一緒でしたし。
バリについたのは確かですが、その後の足取りはふめいです。
第三国に逃げた可能性もありますし、
諸規模なホテルがおおくて捜索も難航しそうです。」
ジェミン「もういい」
部屋から出て行く。
顔をあげたジェミンは、うつろな目で
以前にスジョンとした会話を思い出す。
ジェミン「イヌクさんとどうして隣どうしに?」
スジョン「それが妙なの。
バリでも私の下宿の隣にとまってたの。裏道の安下宿だったのに。」
ジェミン「そうか」
スジョン「ええ。帰国するときも同じ飛行機でそれも隣のせき。」
ジェミン「偶然に?」
スジョン「ええ。」
ジェミン「ここでも隣同士に?」
スジョン「それも友達の家に居候してるのに」
ジェミン「たいした縁だ」
スジョン「本当に妙な縁でしょ。きっと運命だわ。」
と笑うスジョン。
車を運転するジェミン。
以前のスジョンとの会話をまた思い出す。
(囲ってたときにレストランでの場面。お酒を飲みながら。)
スジョン「私はあのころが楽しかったな。あそこに住んでいるときは夢もあった。」
ジェミン「どんな夢だ?」
スジョン「知る人ぞ知るビーチの小さなホテルを買い取るの」
空港にいるジェミン。
チケットとパスポートを手に取る。
うつろな目で、下をみつめる。
前にジェミンがスジョンに用意した部屋で、ジェミンにむかって言った言葉を思い出す。
スジョン「最初はいい金づるだと思っていたわ。
お先真っ暗で。
そのうち欲がでて、落としてやろうと思った。
心を許さないのは最後のプライドなの」
と涙をながしながらいうスジョンに、
涙しているジェミンがキスをするシーン。
バリに到着したジェミン。
車で移動し、バイクや車で混んでいる街をフラフラ歩く。
プールで泳ぐイヌクを上からジェミンが見ている。
プールサイドで本を読みながら寝ているスジョンにキスをする。
スジョンが起きて、イヌクにジュースを飲ませる。
幸せそうな様子を上から無表情で見続けるジェミン。
また街を歩き、地元の人っぽい人に会い、
なにやらこそこそとお金を払う。
部屋の中に案内されるジェミン。
一方、イヌクとスジョンの部屋。
白いベットにイヌクとスジョンがいる。
スジョン「何を考えているの?」
イヌク「俺たちどうしてここまできたのかな。
俺たちの縁は(本当に)普通じゃないな」
スジョン「そうね。」
なんだか寂しそう
イヌク「運命だろうな」
スジョン「そんな話、ジェミンにもしたことが」
スジョン「本当に戻らないの?」
イヌク「戻りたいのか?」
イヌク「幸せか?」
スジョン「不安だわ」
涙を流すスジョン。
イヌク「何が?」
スジョン「私と、縁のない世界に入った気分よ。
これこそパラダイスだとおもったら…」
イヌク「違うようだな」
スジョン「わからないわ」
イヌク「残してきたものに未練があるのか?」
スジョン「そんなものないわ。何もないもの。残してきたモノなんて。」
イヌク「お前の目には懐かしさやむなしさが映ってる。なぜだろうか。何が足りないのか、考えてみた。
そして、気づいた。心を残してきたのだと。俺は戻れないし、そのつもりもない。
だけどお前はいつだって自由だ。自由にしてやりたい。鳥のように。
戻りたければ戻って良い。俺はいつでもここにいる。」
スジョン「本当に…心までは許さないつもりだったのに。
それだけは最後のプライドで…守ろうとしたのに」
泣きながら言う。
スジョン「本当に、ごめんなさい」(ハングルでは一応、ごめんなさい。本当にごめんなさい。)
泣くスジョン。
ベットの側に黒い服をきた人が…
手に何かもっている。
泣いているスジョンがその人に気づく。
驚き、見てみると、怒りにふるえるジェミンが。
イヌクを持っている銃で打つ。
その後すぐにスジョンにも銃を向け打つ。
イヌクはすぐに息をひきとった様子。
まだ息をしているスジョン。
涙を流しながら、ジェミンに
「サランヘヨ」
と言う。
泣きながらベットの横に来て、スジョンの手をとるジェミン。
動かなくなってしまうスジョン。
夕日の見えるビーチに足下がおぼつかない様子であるくジェミン。
涙をながし、右手にもった銃を頭につけ、打つ。
力無く倒れ込むジェミン…。
「地上最後のパラダイスにようこそ」
とイヌク、ヨンジュ、ジェミンを車で案内したシーン。
俳優の紹介、監督さんやスタッフの紹介が流れ終わり。
スジョンがミヒの家に帰ると部屋の前のベンチでねてる酔っぱらったジェミンが。
スジョンが無視して通り過ぎようとすると、
「知り合いのふりぐらいしてくれよ」とスジョンの手をとる。
「こんばんは」と言い逃げるスジョン。
「お前のせいで最悪の気分だ。俺にあてつけるためにわざとあいつとつるんでるだろう?…」
とイヌクとの仲を聞く。
「イヌクを愛しているのか?」
「イヌクを愛してるのに、金のために俺とねたのか?」
「そうよ。だからかえって」
「なのに金を返した。つじつまがあわないだろう。なぜ返したんだ?額が足りないのか?」
そういうジェミンをぶつ。
「俺が離婚したら、俺と結婚するか?
毎日が地獄の日々だ。僕なりにがんばった。他のことは耐えられる。
お前が怒るのも我慢できるが、背を向けられるのだけは…。
待っててくれ。迎えにくるから。全てを捨てて」
その言葉に涙をうかべるスジョン。
帰っていくジェミン。
そこに、イヌクが…。
イヌクに「イヌクさん。よく会うな」と言い去る。
イヌクはスジョンに、
「何の話?」
「なんでもないわ」
「なぜ泣いてる?」
と。
スジョンは、お茶を勧めるけど、そのまま帰っていく。
イヌクは、去っていくジェミンの後ろ姿を見ていて、
スジョンは、部屋で一人呆然としている。
ジェミンは家に帰り、ヨンジュに
ジェミン「お前と離婚しようと思っている」
ジェミン「スジョンと結婚して、遠くで暮らすのさ」
ヨンジュ「イヌクから奪える?」
ジェミン「あのオトコならじきにくたばるさ」と笑いながら言う。
ジェミン「お前が離婚してくればくても、俺はスジョンの元にいく」と宣言する。
次の日、会社についたジェミンのところに兄が。
この前の頼み(イヌクを再起不能にしてくれと頼んだこと)について。
兄「こっちで処理するから心配するな」
ジェミン「どうやって?」
兄「再起不能にしてほしいんだろ?」
といい、ジェミンの部屋を去る。
廊下で電話しているイヌク。
英語で会話している。
「時期をのばす理由はないはずだが。
チェ会長の資金がはいれば状況は複雑になる。急いで進めよう。」
家でジェミン兄と父が囲碁?を。二人の横にはジェミンが。
ジェミンが「お父さん」と父に話を切り出そうとする。
ジェミン「僕…離婚します」
と父に言う。
台所には母とヨンジュが
ジェミン「結婚する前に言うべきでしたが、どんな罰も受けます。
例の女(スジョン)のせいではない。
彼女には嫌われています。
僕自身の問題です。わかってください。」と父に。
そして、続けて、
ジェミン「ヨンジュ、すまない(ミアナダ)」
と言い、部屋をあとに。
母に「どうしましょう」と聞かれ、
「あの女と駆け落ちしたいそうです」というヨンジュ。
車を運転するジェミン。
ビリヤード台の掃除をするスジョン。
そこへ、スジョンの携帯が鳴る
ジェミンという表示をみて、時間をおいて、電話にでる。
ジェミン「何かあったか?今から行く」
スジョン「私はいまから帰ります。」
ジェミン「待ってろ大事な話がある」といいジェミンは電話を切る。
すぐに帰る支度を始め、帰ろうと電気を消し、出口にむかうと、
ちょうど2人の男がはいってきた。
スジョン「もうおわりです。」
男「イスジョンさん?」
スジョン「どなた?」
男「一緒にこい」
スジョン「何事ですか?」
というと、スジョンの腕を二人がかりでつかんで連れて行こうと。
そこにイヌクがビリヤード場にやってきて、犯人とスジョンを引き離し、乱闘をし、
二人で上の階に逃げ、隠れて犯人がいなくなるのを待つ。
犯人は建物をあとにした。
隠れているイヌクとスジョン。
イヌク「見覚えは?」
スジョン「いいえ」
そして、ジェミンがやってくる。
ビリヤード場は、ドアが開いていて、中は荒れている。
おそるおそるなかにはいり、
「スジョン?スジョン?」と呼ぶ。
携帯を鳴らすと、床のバックから携帯の着信音が。
それに気づき、携帯を取り出すジェミン。
スジョンの身に何があったかをさとった様子。
イヌクの部屋にいるスジョンとイヌク。
イヌク「自体がつかめるまで、ここにいろ」
スジョン「申し訳ないわ」
イヌク「とりあえず、ここが一番安全だ」
電話で話すジェミンパパ。
「わかった(アラッソ)」
そこへジェミンがかけこんでくる。
父親に襲いかかる勢いのジェミンを止めるママ。
母「ジェミン。お父さん、血圧がたかいのだから起こらせてはだめよ」
ジェミン「スジョンに何を?」ときく。
父「ジェミンのカードを停止させろ」とジェミンパパがジェミン兄言う。
父「誰であろうとジェミンに一千でも渡すモノは処分しろ」
父「おまえもだ」とママに。
母「わかった」と。
ジェミン「聞こえないの?」と父親に訴える。
ジェミン「スジョンが何か悪いことをしましたか?
何もいりません。父さんが何といおうと離婚します。」
父「二度と家にいれるな。出て行け」
父「今すぐでていけ!」と怒鳴るパパ。
出ていくジェミンにむかってパパは、
「戯言ぬかしやがって」と叫ぶ。
ジェミンは、ヨンジュと暮らす部屋に戻り、スジョンのカバンをあける。
中身を取り出し、中にはいっていた黄色の財布をあけ、
スジョンの住民登録票の写真を指でなどる。
スジョンの携帯をとり、「1」を押す。
そこにはイヌクの番号が登録されている。
(注:前にスジョンを囲っている時にスジョンの携帯を見て、
「1」がイヌクだと知り、ジェミンは「1」番をジェミンの番号に変えてしまった。
更にスジョンが元に戻したってこと。)
ジェミンはそれをみて涙を流し、スジョンのカバンで顔を押さえる。
一方、イヌクの部屋ではデスクの横にはったバリの写真を見ながら、
何かを飲みながらパソコンにむかっているイヌク。
ベットで寝ているスジョンの寝顔を見ながら、ほほえむ。(素敵☆)
次の日、会社。ジェミンの部屋で、
「会議が始まりそうですが?」とジェミンに。
資料も持たず、会議に向かうジェミン。
会議室では、イヌクの姿が。
前からイヌクが進めていた外人とのM&Aの調印式。
終わったあとジェミン兄の部屋に行くイヌクとジェミン兄。
ジェミン兄「今回の活躍ご苦労だった」
イヌク「恐縮です」
ジェミン兄「休暇でもとったらどうだ?」
イヌク「平気です」
ジェミン兄「遠慮はするな。旅費はたっぷりだすから」
イヌク「どうも(コマスムニダ)」
ジェミン兄「いつがいい?」
イヌク「え?」
ジェミン兄「いい機会だろう。来週は?」
イヌク「えっ?」とまどうイヌク
ジェミン兄「しばらく君がいなくても大丈夫だから一週間ほど休め」
イヌク「どうも(コマスムニダ)」
ジェミン兄「ありがたいのはこっちのほうさ」
夜の会社でまた電話するイヌク。
会話は英語。
「金何に使おうか?」
「ヨットでも買おうか何なら君にも貸すよ」
「後始末はたのんだぞ」
「来週?」
「会社が休暇をくれたよ。高飛びするにはもってこいだ」
「今日はダメだ」
「ビンゴ!」
「今日は恋人のところにいくよ。Thanks, Bye」と
電話を切るイヌク。
イヌクの部屋で食事の準備をしているスジョン。
玄関のベルが鳴る。
スジョン「どなた?」
イヌク「俺だ」
鍵をあけるスジョン。
イヌクは、部屋にはいり
「何もなかったか?」とスジョンに聞く。
テーブルの上の食事を見ながら、
イヌク「誰かに話を?」
スジョン「ビリヤード場の鍵をしめていないのが気になってミヒと兄さんに電話を」
イヌク「よかった」
スジョン「ヨンジュさんのお母さんがミヒの家にきたそうで」
イヌク「そうか…」
スジョン「私、そろそろ帰ります。身を隠すようなこともしてないし、いつまでも隠れているわけにいきませんから」
イヌク「夕飯は?」
スジョン「まだです。」
イヌク「飯をくってから帰れ。ごちそうがあるのに」
と席につくイヌク。
食事をしながら無言のスジョンとイヌク。
イヌク「ここが嫌か?」
スジョン「そういうわけじゃないわ」
後ろから封筒をとり、スジョンの前に置くイヌク。
スジョン「何?」
イヌク「開けてごらん」
封筒を開けると仁川空港発バリのチケットが。
イヌク「お前がいかなくても俺は行く。もう戻らない。一緒に行くかはお前次第だ。」
と言い、食事を続けるイヌク。
ミヒの家に帰るスジョン。
「ミヒヤ~」と外から叫び、寝ているミヒを起こして開けてもらう。
「あぁ寒い」といいながら、部屋にはいるなり自分のまくら(ぬいぐるみ)と毛布もとり、毛布にくるまる。
ミヒ「戻ってきたの?私ならもっとゆっくりするのに。」
スジョン「かわったことは?」
ミヒ「生きているといろんなものを目にするわ。
人を拉致するとはどういうこと?これが法治国家なの?」
スジョン「ジェミンは来なかった?」
ミヒ「来たわよ。マヌケな面さげてね。私にもすまないと行っていたわ。
あんたみたいな女にひっかかって。
奥さんもなげだし、あんたが追われるのも無理はないわ。」
ジェミンのことばを思い出す。
「まっててくれ。迎えにくるから全てを捨てて」
イヌクの言葉を思い出す。
「お前がいかなくても俺は行く。もう戻らない。一緒に行くかはお前次第だ。」
荷造りをするイヌク。
スーツケースに本を詰める。
「グラムシのヘゲモニー理論」の本をちらちら見る。
(注:以前スジョンにこの本を貸した)
ちょっと悲しそうな表情のイヌク。
ミヒの部屋で、眠れない様子のスジョン。
イヌクが、荷物をまとめ、部屋を出ようとドアを開けると、
ドアのまえにスジョンが。
「まだ間に合いますか?」と聞く。
スジョンを抱きしめ、笑顔になるイヌク。
一方、ヨンジュは、化粧品を赤のトランクにつめ、でていく。
「お別れか?」というジェミンの言葉を無視し、部屋をあとにする。
涙をうかべるジェミン。
空港で、チェックインをするイヌク。
(おっきい黒のサングラスをかけてました~)
ベンチでまつスジョンのところに行き、
「あとは乗るだけだ」と
スジョンの手を握り、搭乗口へ…
後ろを振り返り何かを探す様子を見せるスジョン。
イヌクに促され、肩を抱かれ、歩き出す。
飛行機の中で、イヌクはスジョンの手をとる。
「きてくれてありがとう」と。
ジェミンはミヒの部屋の前に。
帰ってこないと判断してか部屋をあとにする。
一時イヌクとM&Aの担当を交換したこともあった社員がジェミン兄の部屋に。
ジェミン兄「イヌク一人の仕業に仕立てることぐらい簡単な話だ」
と資料を渡す。
「休暇から帰ってくる前に片を付けろ」
「わかりました」と社員は部屋を出る。
兄は、パソコンに向い、銀行の自分の(会社の?)口座にアクセスしようとするが、
エラー画面が…
何かおかしいと思い、電話をする兄。
(英語)
「Pグループのチョンだか、口座に問題がおきている。どういうことだ?」
「何?何いってるの?イヌクが引き出した?待ってくれ!」
少し考え、
「かけ直す」
電話機をたたきつける兄。
ジェミンの部屋には、
イヌクの「辞職願」が(漢字でかかれてました!)
「大変です…」とかけこむ。
ジェミンが兄の部屋にいくと、兄が倒れて、運ばれていく…。
動揺するジェミン。
イヌクの席の周りで4人がうわさを。
女性社員「イヌクをはめようとして返り討ちに。」
男性社員「チョン専務(ジェミン兄)が会社の金を流用してたんだ」
男性社員「M&Aの件もそのあなうめで、ペーパーカンパニーをイヌクに作らせた。その足下をすくわれたわけだ。」
女性社員「いくら横領を?」
男性社員「ウワサでは3千万ドルとか」
女性社員「会社はどうなるの?」
男性社員「今日、債権者会議が開かれるそうだ」
会社の部屋で、机に突っ伏すジェミン。
「ジャカルタから本社に戻った当時から計画をしていたようで、
スジョンも意図的にチーフに接近したとかんがえるべきでしょう。
同じ飛行機で帰国して、隣の部屋に住んで。
出国直前もイヌクの部屋で同棲していたようです。
出国も一緒でしたし。
バリについたのは確かですが、その後の足取りはふめいです。
第三国に逃げた可能性もありますし、
諸規模なホテルがおおくて捜索も難航しそうです。」
ジェミン「もういい」
部屋から出て行く。
顔をあげたジェミンは、うつろな目で
以前にスジョンとした会話を思い出す。
ジェミン「イヌクさんとどうして隣どうしに?」
スジョン「それが妙なの。
バリでも私の下宿の隣にとまってたの。裏道の安下宿だったのに。」
ジェミン「そうか」
スジョン「ええ。帰国するときも同じ飛行機でそれも隣のせき。」
ジェミン「偶然に?」
スジョン「ええ。」
ジェミン「ここでも隣同士に?」
スジョン「それも友達の家に居候してるのに」
ジェミン「たいした縁だ」
スジョン「本当に妙な縁でしょ。きっと運命だわ。」
と笑うスジョン。
車を運転するジェミン。
以前のスジョンとの会話をまた思い出す。
(囲ってたときにレストランでの場面。お酒を飲みながら。)
スジョン「私はあのころが楽しかったな。あそこに住んでいるときは夢もあった。」
ジェミン「どんな夢だ?」
スジョン「知る人ぞ知るビーチの小さなホテルを買い取るの」
空港にいるジェミン。
チケットとパスポートを手に取る。
うつろな目で、下をみつめる。
前にジェミンがスジョンに用意した部屋で、ジェミンにむかって言った言葉を思い出す。
スジョン「最初はいい金づるだと思っていたわ。
お先真っ暗で。
そのうち欲がでて、落としてやろうと思った。
心を許さないのは最後のプライドなの」
と涙をながしながらいうスジョンに、
涙しているジェミンがキスをするシーン。
バリに到着したジェミン。
車で移動し、バイクや車で混んでいる街をフラフラ歩く。
プールで泳ぐイヌクを上からジェミンが見ている。
プールサイドで本を読みながら寝ているスジョンにキスをする。
スジョンが起きて、イヌクにジュースを飲ませる。
幸せそうな様子を上から無表情で見続けるジェミン。
また街を歩き、地元の人っぽい人に会い、
なにやらこそこそとお金を払う。
部屋の中に案内されるジェミン。
一方、イヌクとスジョンの部屋。
白いベットにイヌクとスジョンがいる。
スジョン「何を考えているの?」
イヌク「俺たちどうしてここまできたのかな。
俺たちの縁は(本当に)普通じゃないな」
スジョン「そうね。」
なんだか寂しそう
イヌク「運命だろうな」
スジョン「そんな話、ジェミンにもしたことが」
スジョン「本当に戻らないの?」
イヌク「戻りたいのか?」
イヌク「幸せか?」
スジョン「不安だわ」
涙を流すスジョン。
イヌク「何が?」
スジョン「私と、縁のない世界に入った気分よ。
これこそパラダイスだとおもったら…」
イヌク「違うようだな」
スジョン「わからないわ」
イヌク「残してきたものに未練があるのか?」
スジョン「そんなものないわ。何もないもの。残してきたモノなんて。」
イヌク「お前の目には懐かしさやむなしさが映ってる。なぜだろうか。何が足りないのか、考えてみた。
そして、気づいた。心を残してきたのだと。俺は戻れないし、そのつもりもない。
だけどお前はいつだって自由だ。自由にしてやりたい。鳥のように。
戻りたければ戻って良い。俺はいつでもここにいる。」
スジョン「本当に…心までは許さないつもりだったのに。
それだけは最後のプライドで…守ろうとしたのに」
泣きながら言う。
スジョン「本当に、ごめんなさい」(ハングルでは一応、ごめんなさい。本当にごめんなさい。)
泣くスジョン。
ベットの側に黒い服をきた人が…
手に何かもっている。
泣いているスジョンがその人に気づく。
驚き、見てみると、怒りにふるえるジェミンが。
イヌクを持っている銃で打つ。
その後すぐにスジョンにも銃を向け打つ。
イヌクはすぐに息をひきとった様子。
まだ息をしているスジョン。
涙を流しながら、ジェミンに
「サランヘヨ」
と言う。
泣きながらベットの横に来て、スジョンの手をとるジェミン。
動かなくなってしまうスジョン。
夕日の見えるビーチに足下がおぼつかない様子であるくジェミン。
涙をながし、右手にもった銃を頭につけ、打つ。
力無く倒れ込むジェミン…。
「地上最後のパラダイスにようこそ」
とイヌク、ヨンジュ、ジェミンを車で案内したシーン。
俳優の紹介、監督さんやスタッフの紹介が流れ終わり。