最後にご紹介するのは香鶏肉風味(キノコ&鶏肉)です。


あまりインパクトのない一品ではありますが、まあ無難に美味しいと言えるでしょうか。
椎茸と鶏肉というのは元来相性が良い組み合わせですけど、その相乗効果を実感できるほどではないです。
それにしても日清よ、パッケージの写真があまりにも大胆すぎじゃないかい?
実際には小さな角切りの椎茸と鶏肉が入っているわけなんですが、大丈夫なんすかコレ(苦笑)。
さて、これで6種類全てを紹介し終えました。
個人的にはXO醤海鮮風味(XO醤シーフード)がイチ押しですね。
日本で売られているシーフードヌードルより好きです。
日清さん、期間限定でも良いですから日本でも発売してみてはいかがでしょうか。
以前タイで買ったトムヤムクン味のカップヌードルも、日本で受けそうな気がします。
外国バージョンのカップヌードルを日本で売るという企画があれば楽しそうです。
今回感じたのは、やはり日本の即席麺はレベルが高いという事です。
中国に限らず、外国の即席麺は麺が不味かったりスープがあからさまに人工的な味だったりという事がままあります。
そこへいくと日清はさすが即席麺の元祖だけあって、どんな味の製品でもそれなりにまとまっており、そのクオリティの安定度は見事です。
ご存じの方も多いかもしれませんが、香港では「出前一丁」が普通に街角の食堂でメニューに入っていたりします。
大陸でも食堂でインスタントの麺を使っているところは珍しくありません。
正直、外食事にインスタントラーメンを食べようという心理がよくわかりません。
中国では注文を受けてから手延べで麺を作って出すラーメン屋がいくらでもあります。
職人さんが目の前で、水で練った小麦粉の塊(これは予め仕込んである)を手で延ばしてみるみるうちに麺にしていくのです。
まさにラーメンマンがブロッケンマンをラーメンにしたのと同じような感じです(古)。
そういう店のラーメンも、値段は即席麺を使った品とあまり変わりません。
韓国の「辛ラーメン」を出している食堂をたまに見かけますが、「辛ラーメン」は手延べの店のラーメンよりむしろ高い場合が多いです。
もとよりインスタントにはインスタントの魅力があるわけですが、その辺のスーパーで売られているインスタントラーメンを割高な料金を払って食堂で食べるという行為はやはり謎です。