中国語は非常に多くの方言がある言語として知られています。
主なところでは上海語、広東語等ですが、他にも数え切れないほどの方言があります。
方言と言っても、日本語における関東方言と関西方言のようなレベルではなく、中国語では隣の町の人とは全く意思疎通ができないという事も珍しくないといいます。
スペイン語とポルトガル語などは別言語ですがとても近い関係にあって、ゆっくり話せば何となく意味を理解し合えると言われていますが・・・。
まあ、ある2種類の言葉が別言語かそれとも同一言語内の方言か、というのは言語学的にも議論の対象になる事が多いそうです。
一応中国語に関しては方言がたくさんあるのだという事になっているようです。
交通もメディアも発達した現代、別の地域の人と意思疎通ができないとさすがに不便です。
というわけで、現在の中国では普通話と呼ばれる共通語を学校で教えており、この普通話をもって全国の人々と会話ができるようになっております。
我々外国人が勉強している中国語も、ほぼこの普通話だと言って良いと思います。
現在私が中国語を学んでいるG大学の学生は広西自治区出身者が多いようですが、同じ広西でも出身地が違うと方言では会話ができないので、皆普通話で話しています。
ところで、中国語のネイティブスピーカーでも、どうしても普通話に自分の地元の訛りが残る人が少なくありません。
ここ南寧の訛りの最もわかりやすい特徴は、「ch、sh、zhのh音が欠落する」という事です。
例えば“shi”の発音が“si”の音になるわけです。
中国語で“四”は“si”、“十”は“shi”と発音しますが、南寧の訛りではどちらも“si”の音になります。
「これでは区別がつかずに混乱するじゃないか」、と思われるでしょうが、中国語には4種類の声調があり、“四”と“十”は声調が違うので、音が同じでも一応区別できるのです。
ただし、私のような低水準の学習者の場合、声調が違っても音が同じだとやはり惑わされるのであります。orz
以前、買い物をした時に“十四元”と“四十元”を聞き間違えた事があります。
値段を聞くとオバちゃんが「sisi塊」(塊は元の意)と言うわけです。
まだ中国の物価の相場もよくわかっておらず、四十元と言ったのかと思って20元札を2枚渡そうとすると、「1枚で足りるよ」と返答されてしまいました。
この「ch、sh、zhのh音が欠落する」という現象は、私の知る限りでは江蘇省出身者にも見られる特徴なので、他の地域でもあるかもしれません。
年配の人達だけじゃなく、うちの大学の学生のような私より若い世代にも見られます。
私達が授業でそういう発音をするとすぐに先生に指摘されて直されるんですけど、一般的な中国の学校の国語の授業では矯正しないんでしょうか。
子供のうちなら苦もなく正しく発音できるようになるでしょうに。