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肩の上の只者~站在巨人的肩膀上~

語学修行のため中国へ。

中国“南部”の冬

2012-01-08 22:59:41 | 南寧での日々
一昨日、学期末試験が終了しました。
現在は打ち上げやら帰国準備やらでバタバタしております。

ここ数日、南寧は雨模様の日が続いています。
この辺りは基本的に冬の間は曇りの日が多いようです。
からっと晴れてくれればもう少し暖かいんでしょうけど。

うちの寮の部屋は暖房設備がないのでかなり冷えます。
それでも南寧は氷点下になったりする事もほぼないですし、相当温暖な方なんですよねー。
中国の長江以南の地域では、「長江より南は南部だから暖かい」という全く説得力のない発想から、建物に暖房設備がないのが基本形なのです(無論、中にはちゃんと暖房設備が設置されている建物もあります)。
これだけ広大な国を一本の川を境に南北に分けて一律に「南部は暖かい」って(笑)。
どう考えても、長江が誰でも知っている川だから南北を分かつ目印にしているだけで、暖かいか寒いかをそこで分ける根拠は何もありません。
長江のすぐ南と遥か南方の南寧とでは冬の寒さは全く違うわけですが、とにかく同じ“南部”なのです。
う~ん、なんと大雑把な・・・。

中国人に「南部(笑)って言ったって冬は寒いでしょ」と言うと、「寒いけど、長江より南は暖かいって事になってるから仕方ないんだよ~」と苦笑い。
仕方ないと思って納得してるのがよくわからんのですが(笑)。

学期末

2011-12-28 21:21:11 | 南寧での日々
2011年も残りわずかとなりました。
中国では春節(旧正月)を大々的に祝いますが、グレゴリオ暦の正月にも少しだけ休日があります。
今回の年末年始に関して言うと、うちの大学は12月31日の土曜日は授業(一部は試験)を行い、1月1~3日の3日間が休みになります。

私のクラスは明後日(30日)から学期末試験が始まります。
休みを挟んで1月6日まで試験が行われ、それで今年度の前期は終了という事になります。

中国では春節を基準に1年間のスケジュールが決定されます。
旧暦なのでグレゴリオ暦に当てはめると毎年元日が違うわけです。
例えば、今年の春節は2月3日でした。
今回の春節は1月23日なので、昨年度より後期学期の開始も早くなっています。

さて、計画通り私の中国での留学生活は今学期をもって終了します。
予定では1月13日に南寧を離れ、2週間ほど中国国内を旅してから26日に帰国するつもりです。

中国のネット事情

2011-12-03 21:24:56 | 南寧での日々
やっと寮の湯の供給が再開されました。
滝行状態から解放されてやれやれです・・・。

コメント欄でも少し触れましたが、インターネット上には中国からアクセスできないウェブサイトというのが多数あります。
主なところで言いますと、YouTube、Twitter、Facebook等は中国国内では利用できません。
中国当局が、自国民の目に触れさせたくないサイトをブロックしているわけです。
基準はよくわかりません。
日本のブログでは、アメーバブログあたりはアクセスできないようになっています。
幸いこのgooブログは中国国内でも閲覧も更新もできます。

夏に日本に帰国した時に気付きましたが、逆に“中国国外からはアクセスできない中国のサイト”というのもあります。
調べてみたところ、中国ではほぼ野放しの著作権を侵害している動画や音楽関連のサイト等は、外国から見られないようになっている場合が多いようです。
なぜ、著作権侵害を規制する方向ではなく、侵害している事を外国にバレないようにしようという発想になるのか理解できません(そもそもバレないわけがない)。
アクセスできるサイトとできないサイトの選別は当局がやっているわけです。
見て見ぬふりをするならまだわかりますが、国外からのアクセスをブロックしているという事は、国が著作権侵害を認識した上で隠蔽しようとしているという事に他なりません。
う~ん、なんでそれがわからないんだろうなあ・・・。

12月

2011-12-01 23:40:49 | 南寧での日々
紅白出場者が発表されたり、流行語大賞が決まったりと、徐々に年末モードになりつつある日本を尻目に、グレゴリオ暦の新年があまり重視されていない中国はほぼ平常通りです。

南寧は12月に入ったとたんに寒くなりました。
今朝はちょっと肌寒いなと思いながらもTシャツで出たのですが、昼休み頃には風が強くなっていた事もあってバッグから長袖を引っ張り出しました。
去年もそうでしたが、急に寒くなるんですねこの辺りは。
夜には雨も降り始めていたので更に冷え込みそうです。

そしてこのタイミングで湯が出なくなるうちの寮のシャワーは、ある意味物凄く空気が読めるヤツであります。
驚愕するばかりのネタ供給力・・・。

気排球(ソフトバレーボール)

2011-11-26 15:39:55 | 南寧での日々
今日はG大学留学生のソフトバレーボール大会に参加してきました。
ソフトバレーボールというのは、通常のバレーボールより柔らかいビニール製のボールを使用して行う競技です。
レクリエーションバレーボールという競技もあるのですが、ソフトバレーボールと同じなのか違うのかググってもよくわかりませんでした。
ここではソフトバレーボールと呼ぶ事にしますが、そもそもソフトバレーボールやレクリエーションバレーボールとは別の競技である可能性もあります。

ソフトバレーボールは中国語では気排球といいます。
日本語でもバレーボールは排球ですが、気排球という言葉はあまり使われていないと思います。
ボールに空気が入っているから気排球なんでしょうけど、これはツッコむところですよね?

「普通のバレーボールも空気入っとるやん!」

というか気排球という言葉から、エアギター(ギターを演奏する恰好をギターを持たずに模倣するアレ)的なものを連想してしまうのは私だけですか?
ボールなしでバレーボールをプレーする動きだけ真似してるような図が浮かぶんですが。

閑話休題。
通常のバレーボールは学校の授業でやった事がありますが、ソフトバレーボールというのは初めてプレーしました。
ボールが柔らかいのでコントロールしにくいという印象でした。
強く打つと妙な回転がかかってボールがぶれるので、その点も難しいです。
おそらく、上級者になるとそういうボールの特性も活かしたプレーができるんでしょう。
私の場合、普通のバレーボール自体も下手なので、ボールが違うからどうこうというレベルではないわけですが。

うちのクラスは2チーム編成して出場しました。
私の所属したチームは2試合で1セットも取れずに2敗し、あっさり1次リーグ敗退。
そもそも、試合時間になっても人数が揃っていなかったり、バレーボールやるのにサンダルで来てたりする人がいるなど、あまりにもやる気のないような状態だったので、2戦2敗は至極順当な結果と言えます。

私が見たところ、中国人はわりとあの手のレクリエーション的行事でも真剣にプレーする人が多いようです。
なので、今日の試合に関わっていた審判や記録員の人達(彼らは中国人)は、「外国人ども、ヘラヘラやってんじゃねえよ」と苛ついていたんじゃないでしょうかね・・・。
ただ、こういう温度差は日本の学校のクラスマッチとかでも往々にして発生するので、何かデジャヴのような感覚でもありました。

何にしても、出場した学生は皆それなりに楽しんでいたようなので、学生同士の交流のためには有意義なイベントだったと思います。

2011-11-15 21:21:32 | 南寧での日々
男子サッカーのW杯アジア3次予選、日本は平壌で北朝鮮に敗れてしまいました。
ザッケローニ監督が就任してから初めての黒星。
消化試合とはいえ残念な結果でした。
今日の昼食は景気付けにビビンバとキムチを食べたのに無念・・・・・・。
それにしても他国の国歌にブーイングとか最悪ですね。
まあ北朝鮮だけじゃないですけどね、こういう事するのは・・・。

さて、11月も半分が過ぎようとしています。
ここ南寧はようやく本格的に秋らしくなってきました。
とは言っても、まだ半袖で過ごしているんですが。

去年の今頃もそうでしたが、この時期は雨も少ないようで有り難いです。
洗濯物も乾きが早いので助かります。

とは言え亜熱帯気候の南寧は、日本とは違い四季の別が明確ではありません。
樹木も常緑樹が多く、視覚的には秋らしい感じはあまりないです。

ただ、路上の屋台で売られている果物類には若干の変化が見られます。
夏に売られていたマンゴーは見かけなくなり、今はみかんの色が目立つようになりました。

みかんはたまに買って食べるんですが、日本以上に当たり外れがありますね。
基本的にあまり甘くない場合が多いです。
同じ日に同じところで買ったものでも、一つ一つの味にかなり差がある事も珍しくありません。
愛媛基準でも及第点を与えられるレベルのものもたまにあるんですけど。

そう言えば、中国に来るまで自分でお金を払ってみかんを買ったりした事がなかったような気が(笑)。

期中考試

2011-11-09 22:20:50 | 南寧での日々

今日は期中考試がありました。

日本で言うところの中間テストのようなものですね。
中国の大学では学期末の試験だけでなく中間テストもあるのです。

我々のように中国語だけ学んでいる留学生は進級も卒業もないため、ぶっちゃけ試験の結果がどうだろうが関係ないのであまりモチベーションが上がりません。

学校側も立場上、学生に対して「試験は大事なモノですよ」という姿勢を一応取ってはいるものの、そこに確固たる根拠がない事は自覚していると見えて、何となく弱々しい態度に留まっているのがいささか滑稽です。
また、答案用紙を返却して間違った箇所を確認させるという事もせず、本当に形だけやっているという感じです。
せっかく受けるんだから点数くらい教えてくれても良さそうなもんですが。

まあ試験結果に意味がないとは言え、一応テストに備えて勉強はするので、これまで習った内容の復習にはなります。
もちろん無駄な勉強であるわけはありません。
ただ、前述のように自分の解答が正しかったのかどうかわからないので、試験自体の意義は全くないのです。

更には先生も結構適当にやろうとする人がいるので困ります。

例えば今日受けた作文の試験。

試験前の休み時間に内容の最終確認をしていると、先生が「さあ、そろそろ始めるか~」などと言い出したので、「イヤイヤ、まだ5分前なんですけど(苦笑)」とツッコミを。
「まあ、早く終わった人から帰っていいから」と先生。
イヤイヤイヤイヤ、そういう問題じゃないし論点ずれてるし。
てかアンタが早く帰りたいだけだろ。

そうこうしているうちに先生は試験問題を配付し始めており、結局そのままフライングで試験開始。
強引すぎる・・・。

そもそもこの先生は、数日前の授業の時に試験用紙を持参してきて、いきなり「あのさー、今日試験やってもいいかな?」などと打診していたのでした。
その時は我々学生が冷静に、こちらも予定の日に合わせて準備しているのだからそんな事は困る、と回答。
先生は「あー、そう。じゃあ9日にするか」という反応で引き下がりました。
無茶な要求でも駄目元で一応言ってみる、というのはやはり国民性ですねー。
道理を教えるべき教育者でさえこれだもの。
「相手も無理なら断るだろう。断られたら仕方ないけど、応じてくれたら儲けもの」という単純な発想なのでしょうが、「この人は道理に反する要求を軽々しくする人だな」と思われるというマイナス面が生じている事には考えが及んでいないようです。

話が逸れましたが今日の話に戻ります。
手元に来た試験問題を見ると、各テーマそれぞれ500字以上でという表記が。
「えーと、ちょっとすいません・・・。この間の授業の時は300字以上って予告してませんでしたか・・・?」とげんなりしながら再びツッコミ。
他の学生からも「だよなー」との声。
すると先生が言う事には「じゃあ300字でもいいよ」と。
なんでそんなに適当なのか。

その話のドサクサに紛れてある学生が「先生、漢字がわからない場合は辞書使ってもいいっすか?」などと有り得ない発言を。
「どんな質問や(笑)」と思っていたところ、先生が言う事には「じゃあどうしてもわからなかったら辞書使ってもいいよ」と。

認めるんかい!

「じゃあ」じゃないだろうが「じゃあ」じゃ!
そこは「なんでやねん!(笑)」でまとめる典型的な場面だろ!
ボケ殺しも甚だしいよ!

全くもって試験の意味なし。
試験の代わりにレポート提出で良かったんじゃないのかと・・・。
結果がどうでもいいとはいえ、普通の学生は試験となればちゃんと準備をして臨むんだから、実施する方もきちんとやってもらいたいものです


スポーツの秋

2011-10-20 21:25:11 | 南寧での日々


中国でも秋は運動会等、スポーツイベントの季節です。

キャンパス内に写真のような横断幕が掲げられていました。

「友誼第一,比賽第二」(友情が第一、競技は第二)

大変結構な標語です。
サッカーの国際試合の時に、こういうのをスタジアムに出しといて欲しいよ・・・。

国慶節

2011-10-02 15:58:54 | 南寧での日々
10月1日は国慶節といい、中華人民共和国の建国記念日です。

学校は昨日から来週の金曜日まで7日間の休みに入りました。
休みの後は8日の土曜日から授業が再開し、次の金曜日まで休み無し。
8日(土)は木曜日の、9日(日)は金曜日の授業が行われます。
また休みの後がしんどいパターンです(苦笑)。

この休みを利用して、上海近辺の町を見物しに行こうと思っています。
戻ってからまた報告させていただきます。

台風

2011-09-30 23:54:52 | 南寧での日々
台風ネサットの影響で、南寧は今日1日大雨でした。
風はさほど強くなかったですが、降水量はかなり多く、車道・歩道ともに池のような状態になっていました。
とにかく排水が悪すぎです。

台風の影響は昨日から出ていました。
昨日は雨はたいして降らなかったものの、風はそこそこ強かったです。
昨夜はタクシーでキャンパス外に出ていたのですが、金属製の看板が吹き飛んで路上に散乱していました。
歩行者にぶつかったら下手をすれば命に関わります。
日本ではあの程度の風で看板が損傷するという事はまず有り得ません。
あまり台風の来ない国ではこんな感じなのだという事を目の当たりにしました。
仮に台風が直撃した場合にどれほどの被害が出る事やら想像もできません。

日本は地震や台風といった自然災害の非常に多い国で、防災の水準は世界でも最高レベルだと思います(原発の安全性等は別ですが)。
それでも、今年日本を襲った災害では史上稀に見る被害が出てしまいました。
昨日今日の南寧の状態を見て、日本の災害に対する準備はやはり凄いと思った一方、その想定を上回る自然現象の恐ろしさを痛感した次第です。