今日は期中考試がありました。
日本で言うところの中間テストのようなものですね。
中国の大学では学期末の試験だけでなく中間テストもあるのです。
我々のように中国語だけ学んでいる留学生は進級も卒業もないため、ぶっちゃけ試験の結果がどうだろうが関係ないのであまりモチベーションが上がりません。
学校側も立場上、学生に対して「試験は大事なモノですよ」という姿勢を一応取ってはいるものの、そこに確固たる根拠がない事は自覚していると見えて、何となく弱々しい態度に留まっているのがいささか滑稽です。
また、答案用紙を返却して間違った箇所を確認させるという事もせず、本当に形だけやっているという感じです。
せっかく受けるんだから点数くらい教えてくれても良さそうなもんですが。
まあ試験結果に意味がないとは言え、一応テストに備えて勉強はするので、これまで習った内容の復習にはなります。
もちろん無駄な勉強であるわけはありません。
ただ、前述のように自分の解答が正しかったのかどうかわからないので、試験自体の意義は全くないのです。
更には先生も結構適当にやろうとする人がいるので困ります。
例えば今日受けた作文の試験。
試験前の休み時間に内容の最終確認をしていると、先生が「さあ、そろそろ始めるか~」などと言い出したので、「イヤイヤ、まだ5分前なんですけど(苦笑)」とツッコミを。
「まあ、早く終わった人から帰っていいから」と先生。
イヤイヤイヤイヤ、そういう問題じゃないし論点ずれてるし。
てかアンタが早く帰りたいだけだろ。
そうこうしているうちに先生は試験問題を配付し始めており、結局そのままフライングで試験開始。
強引すぎる・・・。
そもそもこの先生は、数日前の授業の時に試験用紙を持参してきて、いきなり「あのさー、今日試験やってもいいかな?」などと打診していたのでした。
その時は我々学生が冷静に、こちらも予定の日に合わせて準備しているのだからそんな事は困る、と回答。
先生は「あー、そう。じゃあ9日にするか」という反応で引き下がりました。
無茶な要求でも駄目元で一応言ってみる、というのはやはり国民性ですねー。
道理を教えるべき教育者でさえこれだもの。
「相手も無理なら断るだろう。断られたら仕方ないけど、応じてくれたら儲けもの」という単純な発想なのでしょうが、「この人は道理に反する要求を軽々しくする人だな」と思われるというマイナス面が生じている事には考えが及んでいないようです。
話が逸れましたが今日の話に戻ります。
手元に来た試験問題を見ると、各テーマそれぞれ500字以上でという表記が。
「えーと、ちょっとすいません・・・。この間の授業の時は300字以上って予告してませんでしたか・・・?」とげんなりしながら再びツッコミ。
他の学生からも「だよなー」との声。
すると先生が言う事には「じゃあ300字でもいいよ」と。
なんでそんなに適当なのか。
その話のドサクサに紛れてある学生が「先生、漢字がわからない場合は辞書使ってもいいっすか?」などと有り得ない発言を。
「どんな質問や(笑)」と思っていたところ、先生が言う事には「じゃあどうしてもわからなかったら辞書使ってもいいよ」と。
認めるんかい!
「じゃあ」じゃないだろうが「じゃあ」じゃ!
そこは「なんでやねん!(笑)」でまとめる典型的な場面だろ!
ボケ殺しも甚だしいよ!
全くもって試験の意味なし。
試験の代わりにレポート提出で良かったんじゃないのかと・・・。
結果がどうでもいいとはいえ、普通の学生は試験となればちゃんと準備をして臨むんだから、実施する方もきちんとやってもらいたいものです。